トップページのアマゾン欄を更新しましたー。TOKYO WONDER BOYSはちょっとお値段が高めですね。無理して一冊にまとめた感じだろうか。
<7月4日発売>（amazon）
・銀魂 <55>
・黒子のバスケ <28>
・暗殺教室 <10>
・斉木楠雄のψ難 <9>
・食戟のソーマ <8>
・磯辺磯兵衛物語 <3>
・iショウジョ <1>
・TOKYO WONDER BOYS
ハンター
ゴンの念能力消失タイミングはよく分かんないな……。「オレといた時は出ていた」というのは、普通の人もある程度垂れ流している（んだっけ？）オーラがジンには見えていた、けど見えなくなったのはゴンが念の使い手ではなくなったから、ということなのかな。じゃあ、結局、消失したタイミングはアルカにより回復された時？ ところで、こういう肉体上の異変を相談している辺り、ジンもきちんと「父親」やってるじゃーん、って思ったけど、「親戚のすごい人」と言われたら、うん、親戚のすごい人でも同じかもしれんね……。
ゴンの前に立ちふさがる書類の束なー。いや、逆に言うとゴンのトコの国の行政がしっかりしているってことかもしれないけど。ハンターライセンスの力に押されて免除してるわけじゃなくて、「学力が維持できている」という証明を前提に免除してたのね。ゴンからしたらそりゃ「面倒くさっ」だろうけど、言い換えれば「ハンターである前に子供だから、子供として学力の問題は気遣う」っていう計らいなわけでしょう。若年ハンターなんていう超特例のために（下手したらジンしか先例がなかったくらいの）水準維持証明システムなんて整えてるわけで。福祉課・教育庁頑張ってるよな……。まあひょっとしたらハンターだけでなく、例えば子役タレントとかにも同じシステムが用いられてるのかもしれないけど。そして、ミトさんはこんなふうに役所対応などして「幼くしてハンターになった」ゴンを"母親として"フォローしているわけで……うん、そりゃゴンは「母親はミトさんだよ」ですわな。
ジンサイド、カネとNo.2の問題は何だかよく分かんないことになってますね。もともと、No.2と認めさせるためにカネを払うって話だったのが、「No.2と認めるけどカネを受け取らない」みたいなことになってる。なんだこれ……。そして、「誰一人一切、君の指示を聞かない事で一致」ってのも何が何だか……。No.2とかカネとかと実権の問題が全く噛み合ってないけれど、でもまあ、「カネを払うから指示に従え」で従わせられる連中でもないだろうし、結局、現場においてリーダーシップを発揮するしかないんじゃねーかなー。鬼太郎（仮）とかは「えっ、おれ、ジンさんの指示聞く気あったんだけど……」「まあ、混乱しちゃうし……とりあえずそゆことで……」みたいな感じなのかなー。
王子のマッド描写はややありきたりか。そこまで闇を感じさせるものではないというか、いや、十分にアレな人なんだけれども。というか、王子の精神性はさておいて、この人、相手が女性とはいえ、大の大人二人を一方的に嬲れるくらいの腕力を持ってるんだな。薬で潰したとかだと「極限状況下で生み出す総合芸術」はできないだろうし、ある程度、自由にさせた上で追い詰めなきゃいけないだろうから。風呂場が血まみれだし、この場で双方全裸で何かしたってことなら、念能力者くらいの腕力がなければ難しい気もする。SAWみたいにあらかじめ限定的に自由を奪った状態で意識を取り戻させたのかもしれんけど。
王子の戦闘力はさておいても、王族が念能力者を用心棒に雇っていることは東ゴルトーの例を見るに十分ありえるわけで、マークさんなんかがそうかもしれない。クラピカどうすんのかね。クライムハンターのミザイさんは王子の凶行を見逃さないだろうし（王族だろうが何だろうが犯罪追及するためのクライムハンターだろうし）、クラピカと一緒に王子を追い詰める展開も十分ありえそう。
暗殺教室
股の破れたジャージ……岡島君のを例に出すとちょっとニュアンスが濁るのでは。「凄まじい勃起力で破れたに違いない」とか思ってしまうような。……いや、でも女子のだったら、「E組は女子がジャージの股間部を破きながらも激しい訓練に勤しんでいたのか」と変態的な妄想に引っ張られてしまうし、渚くんだったら「あんな可愛い顔してそんなご立派なものを……」となってしまうし、とにかく股が破けてるのがいかんのじゃないかな！
黒子
なんか今になって「ポイントガードとしてすごいですよ」描写をされると、「今までの裏赤司くんはポイントガードとしてはちょっとアレだったのか」となってしまい微妙なような……。その分、個人技がメチャクチャ凄かったかと言えば、そーんな印象もないしなぁ。「気持ちの良いシュートが撃てるようなパスをする」くらいは、仮にもポイントガードなんだし裏赤司くんでもちゃんとやっておくべきだったのでは。
最後の絵、筋肉の人がゾーンでバンザイ状態なのがすごいシュールです。なんか視線も上方に泳いでるし……。
ワンピース
中将ってポストは本当に「程よいヤラレ役」になってきましたね……。メイナード中将もそうだったし、彼は若手だから別としても、キャリアを積んでいるであろうバスティーユ中将もこれなんだよなあ。まー、サボには確かに中将を一蹴するくらいはしてもらわないと格が保てないだろうし、この展開なら僕だってこうするけど。
引きでのドフラミンゴ急襲はいまいち期待できないというか……。本当にドフラがここに来ててここで決着が着くならいいんだけど、どうせ顔見せして会話して勝負は後ほど、って感じでしょう。キャラ的にも戦術的にもドフラが今ここに現れる理由ないもんな。これが罠だとしたらケリーファンクがドフラ側に寝返っていたということなんでしょうか。アブドーラ＆ジェットが意味もなく脱落したのはすごく残念だったけど、ひょっとすると、結果的に入り口待機となった彼らがルフィの窮地を救うんだろうか。
ナルト
フィールド変更魔法は、まあ今までのナルトの忍術からすると「神だ！」って感じなのかもしれませんが、いかんせん、あんまり有効に機能していないからなあ。「神」ねえ……ちょっと大げさ過ぎる気がする。こういう時MOB忍者の皆さんが残っていたら良かったのにね。大半が溶岩に呑まれて落命したりして、「あれだけいた忍が！」「なんという圧倒的力！」みたいなことができたんだろうけど、今のカグヤ戦、すごくのんびりしてるからスゴ味がないよ……。相手の作戦会議がまとまるまでのんびり待ってあげるカグヤさんとか、本来は必殺攻撃のはずの天照を喰らってからようやく動き出すとか、全体的にスローモーで緊張感ないんだよな。カグヤさんが圧倒的余裕のゆえにのんびり戦ってるって感じも出てないし……。
ソーマ
「勝つことだけにしか興味が無い料理人」「料理人としては屑」「スタッフに招き入れる厨房は世界中探してもない」って、あの、美作くん将来終わってるんじゃ……。あなた、世間に出たらクッキングバトルとか、ふつうないですからね……この特殊な料理専門学校にしか存在しない制度ですからね、これ……後は時折料理番組とかでやるくらいですからね……。でもなんか勝負事以外に関してはマメで良い人っぽいから、普通に専業主夫とかになったら意外と幸せな過程を築くかもしれない。
トリコ
隕石の雨が降り注ぐ丘って、理屈で考えたらどういうことなんでしょうね。この丘の地中になんか物凄い高質量物質が埋まっていてここだけ重力がスゴかったりするんだろうか。……いやだとしたら、そもそもゼブラたちまともに歩けねえよなあ。
サニーが河童の喋り方にツッコミ入れてるのは、これは自虐ギャグかなんかでしょうか。喋り方でキャラに特徴付けるのは、まあ、僕もやりたくなるんですけど、ちょっとトリコのやり方はサニーといいマッピーといいノッシュといい鼻についちゃってイマイチ。
東京喰種JOKER
タイトルがカッコイイので何気に気になっていた一作なんですが……。なんか……別に……。いや、うん。ちょっと正直、タイトル負けかな……。よくある設定だよなあ、これ。知性を持った怪物が人間社会に紛れて暮らしていて、しばしば人を襲うから専門の対策ハンター組織があって主人公はそこに所属していて……って。その怪物を「喰種（グール）」と名付けているだけで、タイトルはカッコイイんだけど、「よくあるアレ」としか言いようがない。たとえばDグレイマンとかもこんな感じだったし。
今回の読切も、そんなに……別に……って感じで。鈴屋さんが女の子だったらキャラクター的にもう少し興味湧いたと思うけど、男だしなあ。香水の臭いがして、犯人は女でした、というのも意外性のない展開……というか、これ、作劇をミスってるんじゃないか？ 「香水の臭いがしました」と来れば「犯人は女だなあ」と読者は思うわけで、そこで「実は犯人は女でしたー！」と言われても「い、いや、そうだよね……」ってなっちゃう。
バトルシーンもジェイソン（鎌の名前？）が飛ばされる辺りの描写が分かりづらいし、それでパートナーの奮起を促したという展開もあまり面白いものではない……。たぶん前後の説得力が足りないからだろうけど、「鈴屋さんは勇気がある」とか「スゴイ」とか以前に「無計画すぎる」「それはどうなんだ」「本当に実力者なのか」と疑念が湧いてしまう。で、この捨て身作戦を経てもキャラクターとしてそんなに面白く無いんだよな。何かしらもう少し、鈴屋さんのチャレンジとアバラさんの奮起を文脈に絡めていれば読後感は違ったんだろうけど。もしくは鈴屋さんが女の子だったら、パートナーが異性だからもう少し違うニュアンスが出てた。この二点、どちらももう一工夫いったんじゃないかなあ。
というわけで、残念な感じでした。まー、これ、週刊ヤングジャンプでやってるんでしょう？ 週刊連載しながら読切掲載とか尋常じゃないよな。こっちが手抜き気味になっても仕方ない気がするし、本編の方は読んでみればきっともっと面白いんだろうけれど、今週のこれで今までの期待感がなくなっちゃったから多分読まないなぁ……。「終わりのセラフ」もタイトルとイラストはすごく期待したんだけど中身あれだったしな……。
ワールドトリガー
ジャンプを買ってぺらぺらめくってたら最終ページの、エネドラさんを煽る諏訪さんの絵が飛び込んできて度肝を抜かれたんだけど、あっ、なるほど、そういうことね……。トリガーレベルのテクノロジーだと「相手はヘンテコな武器を持っているな」で済むけど、こういう形のテクノロジーに囚われちゃうとビックリするよな。でも諏訪さんの格的に、そして、エネドラさんが意外と頭キレるのもあって、長持ちする気はぜんぜんしないぞう。
こち亀
自身もコレクターであり、友人にラジカセコレクターなど持っている両さんが、たかが記念メダルコレクションを頭ごなしに否定する辺りからどうかと思うけれど、それは作中でも突っ込まれているからいいとして、記念メダルの存在を疑っておきながら、「そういえば東京オリンピック記念コインを子供時代に手に入れた」「日常的に10万円硬貨を使っています」というのはちょっと作劇的にヨレヨレすぎるのでは……。
イリーガルレア
フクメンさんが何で突然ギリギリし始めたのかよく分かんないなー。せっかく相手の情報をぺらぺら喋ってくれてたのに。身体的特徴の後に今度は技とか聞き出さなきゃいけないんじゃないの。
ステルス
うーん……。もう時間がないからなんだろうけど説明が多すぎる。語ってる内容自体は悪くないんだけど、いかんせん凝縮されすぎていて読み疲れの方が先立ってしまう。これをもっと適切なスパンでゆっくり丁寧に描けていけたなら、もっとずっと面白い漫画担っていたと思うんだけれど、惜しい。
それいけ！融合くん
えっどうしよう嫌いじゃない……。
iショウジョ
なぜ全裸で操らなかったのか理解できないね。
でも、なぜエレノラさんが全裸になったのかさすがに理解できないよ……。
ソウルキャッチャーズ
いやあ、実に感想の書きにくい漫画だった。面白かった回もあればそうでもない回もあり、どれも等しく感想が書きにくかった……。最近だと金管四人それぞれの謎かけは面白かったです。なんて言えばいいのかな。あそこだけミステリ調になってて、ミステリのヒントを求めるかのような神峰くんの態度と、いつの間にかミステリのように次のヒントを期待している自分に気付いて、「でもこれ、吹奏楽漫画だよな」と思いだして噴いちゃう感じ。「長すぎてダレた」と言われがちの金管編も僕は嫌いじゃなかったです。けど、黒条くんの存在は、楽しみよりも読んでてストレスの方がやっぱり大きかったかなー。どうすれば打ち倒せるのか、全く分かんねえもん。
ま、終わったわけではないし、NEXT移籍でも続くようで何より。しかし、これから先追っていくかどうかとなると、正直僕はやや怪しいか……。
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講談社 (2014-07-04)
