【4/15】2014年20号のジャンプ感想(読切『黒き妖のゴゴゴ』掲載号)


ワンピース

 あ、ドフラさん、まだ策があるんだ、良かったねー、という気持ちよりも、革命軍のナンバーツーとかまで乗り込んできて気の毒で仕方ない気持ちの方が遥かに勝る……。歴戦の戦士と海軍大将と革命軍幹部と麦わら一味を敵に回して、外に出たら四皇に睨まれるかもしれなくって……。普通こういうレベルの大ピンチって主人公が直面する側なんじゃないの。


ソーマ

 なんか…………ううん。大まかには文句ないんだけど、なんかどうもピンと来ないな。これは海苔弁というよりは丼ものか何かではないだろうか。僕が海苔弁の既成観念に囚われているだけかもしれないけど、おかず+海苔+ごはんの一体感というか、あの海苔一枚を隔てて一体化されているあの構成が「海苔弁」のイメージであって、おかずを堪能した後に、改めて複層構造となっているごはん部分を食べるのはなんか違う気が……。いや、これはこれできっと美味しいんだろうけど、「海苔弁」という感じがしないというか。「新しさ」がポイントになってるし、何より「美味い」のが決め手になっているんだから文句を付けるところはないんだけど、やっぱりどうもピンと来ない。これ、海苔弁……なのかなあ……。


黒き妖のゴゴゴ

「どんぶりに首を山盛りにして食べる、おかわりもする」と聞いた時は、「うわあ、大変だな」と思いました。あんなちっちゃい人間を逃さずに集めて首を切って、山盛りになるまで盛りつけておかわりもするとか大事ですよ。人間で例えるなら、動きまわるちりめんじゃこを集めて首の部分だけもいで丼に盛り付けていくようなものなのでは……。

 まあ、それはそれとして本編ですが、面白くはないですね……。ゴゴゴが出た時の、両腕のないフォルムはカッコイイなと思ったけど話の流れは別に……。敵がわざわざパーツを持ってきてくれて、それを奪い取られる流れもダサかったです。「なんか思い切り噛み付いたらとれちゃった」だしなあ。あと、主人公のキャラ造形に魅力がなかったと思います。まあ、主人公のキャラ作りって難しいんですけど、このキャラは特徴というかクセのようなものがなんもなく、非常に主人公主人公したキャラクターでした。変にクセが強くても馴染み難かったりするのでそれもそれでアレなんですが、この人はちょっと淡白すぎた。お付きの変な格好の女の子も何のためにいるのかよく分からなかったし、何よりこの主人公、常に半裸なんだよね……。


イリーガルレア

 ディスパーさん、顔面を見る限りでは彼もレアなんじゃないの……。人間離れしすぎだろ、この顔面……。

 ていうか、このパーティー、招待状の確認とかないのかね。フクメンとかさらっと中に入れてるわけだけど。すんごい怪しいのにね。中の様子では、他のレアはともかく、ドラゴンとブラックヴァンパイアの剥製は、なるほど、ちょっと飾りたいなと思ってしまった。でも、ドラゴンの隣の剥製は腰蓑着けた半裸のオッサンレアで、これはいらないなと思いました。


斉木楠雄

 よっしゃああ、THE ENDォォォォオオ!!!!!


 新作ゲームをネタバレなしで楽しむためならゲルマニウムリング着けてテレパシー封印するのに、格闘ゲームではチートしてでも友達とのゲームに勝とうとする斉木くんの人間の小ささが可愛かったです。全能感に飽き飽きしてる斉木くんが、珍しく負けれるチャンスだったのにね! ていうか、キミ、優れたところを見せて目立っちゃダメなんじゃなかったの……。ゲーム得意なアレン君に勝っちゃったぞ……?


ワールドトリガー

「エネドラさん、まじエネドラさん……!!!」

 と、首を斬られた時はキャッキャしたけど、意外とすごい人だった……ごめんなさい……。


ソウルキャッチャーズ

 先週でなんか完全にサイキックバトル化してきたなと思ってたら、今週ラストで学園伝奇になっちゃったぞ……。なんだ管崎さんのアレ。


ステルス

 衛星攻撃兵器vsニンジャとか字面の上ではすごいボンクラ臭なんだけど、絵で見るといまいちハッタリが足りないなあ。両陣営共に一騎当千同士の戦いだということは分かるんだけど、頭で分かるだけで燃えないというか……。なんだろーな。

 最後のアレはトレーラーで轢き殺そうとしたということは、ちょうど同じ質量と速度のトレーラーと正面衝突したのと同じ衝撃がこれからトレーラーを襲うわけですね。運転手確実に死ぬな……。ジグ少年、なかなか正気じゃねえな。


トーキョーワンダーボーイズ

 すっごいつまんない……。万人納得の掲載順位である。

 いい加減この漫画は真剣にサッカーしてる人を増やした方がいいのではなかろうか。主人公がサッカー及び自チームをナメ切っている上に相手チームまで試合をナメ切っていて、読者は一体どんな気持ちでこの漫画を読めばいいのか。まあ敵味方双方が真剣に頑張ったらハイキューになっちゃうわけですが、爽快感を一切合切殺してまでオリジナリティ出すよりはハイキューの後追いでもいいからもうちょっと「面白い漫画」を心がけた方がいいんじゃないですかね……。新キャラのキャラ立てもひどいよなあ。サッカー技術以外は人間的マイナス面しか描かれてないもん。そのマイナス面も突き抜けてないから何ら魅力も怖さもない。ウンコしながらラーメン雑誌を読めというクソつまんねーギャグ描写のせいでミーティング中の緊張感も綺麗さっぱりなくなってるし、本当に何なんだこの漫画。下山先生、ホントに面白いと思ってこれ書いてる?


磯辺

 中島くんの宮下顔で思わず爆笑。くっそ、くっそ。


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