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<3月4日発売>(amazon)
・こち亀 <188>
・ワンピース <73>
・ナルト <68>
・ブリーチ <62>
・トリコ <29>
・黒子のバスケ <26>
・ニセコイ <11>
・暗殺教室 <8>
・クロクロク <3>
・焼野原塵 <2>
・HACHI <2>
TOKYO WONDER BOYS
うーん……。下山先生の作品か。
全体的に引っかかるのは、全編に散りばめられた小ネタで、ただただ流れを阻害している感が強いです。作画の人も銀魂の関係者なのかな。悪い意味で銀魂的なノリ。特に中盤、仲間内で仲間割れ?して遊んでる辺りは相手チームを蔑ろにしている感じがして気分も良くない。
で、それを抜きにすると、普通のサッカー漫画だなあ、くらいで特に何も思うところがない。ま、まあ、サッカー漫画としては悪くはないんじゃないの?的な。初回の印象としては「無味乾燥よりやや悪い」くらいか……。下山先生なー。カブトボーグ時代にインタビューさせてもらったこともあるし、個人的には応援したいんだけど、うーん……。
サッカーに大逆転勝利はない、で「でもテニスには逆転ホームランあるし、物理的に殺せばいいんじゃないかな!」とか思ったり思わなかったり。ところで、こないだ黒子で「バスケは点差開いたらどうにもならないから点差付いたゲームはつまんないよ」と言っておいて、今回こちらでは「バスケは3Pあるからまだしも……」ってなってるのは、ちびっこは読んでて混乱しそう。僕が子供の頃だったら混乱してたと思う。いや、両先生の責任ではないと思いますけどね。
ステルス
えっ、院長逮捕されたの……。「この暗殺者ギルド副ギルド長は根っこは仕事熱心で真面目な人なんだろうけど、ということは、院長から次の依頼が来ればなおも主人公を狙い続けるということか。となれば、機先を制して院長暗殺を依頼するのは、意外と合理的な解決法やもしれん。しかし、少年漫画的にそれもできまいしなー」とか色々考えていたので、この結末はスッゴイ肩透かし感……。ここまでの院長先生の、イマイチ頭がいいとは思えないやり口に「何か裏があるのでは?」と考えていた掲示板コメントもあったけど、答えは「本当に頭の悪いサンシタだった」ですか。うーん……。
しかし、2話でクセのあるイケメンキャラを出して、主人公側の所属組織の面々をビジュアル化しておくなど、キャラクター漫画としてやっていこうという気概は感じられて、この点は「やりおるな」という感じがあります。アイアンナイトは今からでも(打ち切りが決まってないなら)この点、頑張ってくべきじゃねーかなー。
暗殺教室
烏間先生スッゲー! 超人!! と思ったけど、受験勉強で好成績を残しながら平行してあんな体術体得に励むE組のやつらも十分超人だよな、と思い、彼らの学力を落とさぬほどの超効率学習法を伝授する殺せんせーも超人だな、と、なんかみんな超人だなって思いました。しかし、このパルクール能力、高校進学と同時に使う機会が一切なくなり、あっという間に錆びつきそうだよね……。
ソーマ
これまで様々な料理を披瀝し、ただならぬ実力者オーラを醸しだしてきた一年生ライバルキャラたちがこぞって一色先輩の裸エプロンに気圧されているところに、なにか間違っている気はしながらも七席の存在感、威圧感を感じてしまったり。
ハイキュー
東峰さん、なんか怖い顔してると思ったらゲロ我慢してたのか……。「他人の股間にリバースせず、バスが止まるまで我慢するなんて成長したな日向」の田中さんがマジでいい人過ぎてほとんどブッダ。すごくアレですけど、「類まれなる包容力で下級生のゲロを股間で受け止める上級生」って性別逆だったらすごく興奮しますね……。
ワールドトリガー
「よりによってマスコット部隊かよ」で、上がりかけてた評価を的確に下げていく辺り中二トリオは自分たちのポジションをしっかり自覚できていてえらい。
トリオン兵戦はアレなのね。格ゲーの一人用モードなのね。で、相手が人型トリガー使いの場合が対人戦なのね。
最後の引きは普通に考えると木虎さんがボロッカスにやられてる場面だけど、それだと「マスコット部隊かよ」の評価そのまんまなので、むしろ木虎さんが新型をギタギタにしてる場面だと見ました。でも、その場合はさらに新型が二段変形とか奥の手とかやってくるんだよなー。
斉木楠雄
他人の心が読めちゃうってのは、「エスパーの苦悩」の定番だけど、斉木家の家族に関しては直ちに暴力制裁でスカッと解決できて、なんともいい家族だなと思いました。
トリコ
エエー……。解決編は「マズイから絶滅したはずだけど、別に言うほどマズくないから調理したらそれなりに美味しかったです」ですか。あ、うーん……。鶏肉以外の他の食材に関しては、ビリオンバードの他の部位を使えば米でも麺でも野菜でもそれっぽいものが作れますよ、というのは巧いアンサーだったと思いますが、なんか「どんだけクソ不味いんだろう」「どうやって解決するんだろう」と期待してたから、「言うほど不味くなかった」はちょっと肩透かしだったような……。ビリオンバードの不味さって「ささみってモモ肉よりもパサパサしてて美味しくないよね」レベルの話じゃねーの。
小松の感謝うんぬんはギャグじゃなければ、すごく不思議な気持ちになる描写ですね……。襲われないこと自体は良いことだよな……。襲われないから絶滅する、という特性が異様なだけであって。産んだ子供を産んだ先からバカバカ捕食されていく今の状況を褒められて喜ぶとか、すごく……異常です……。そして、脅されて命の危機を覚えた後で、そのコンビが優しく声を掛けてきてほだされるとか、完全にヤクザの手口……。最後の一龍会長も、タイトル時のバードを撫でてる絵から考えて、一人で脅しては褒めてを繰り返してたんだろうなと思い、なんとも言えない気持ちになる。
ブリーチ
バニシング・ポイントはすごく面白い能力なんだけど、エス・ノトさんがなんだかよく分からんうちに破られたことを考えるとあんまり期待はできないな……。そして、草鹿さんはおちゃらけていて、何も考えてないようで、そこが凄味に繋がっていて「唯一期待できるかもしれない副隊長」くらいの存在感があったのに、本当に何も考えてないだけなのが判明。う、うーん……。まあ、そんな話は以前も確かにあった気がするんだけど。
バニシング・ポイントの能力があれば二人をキルすることなんて赤子の手を撚るようなものなはずで、たとえば草鹿さんに対してもワンパン入れてる場合じゃなくってサックリとキルできたはずですよね。それをしなかったということは、バニシング・ポイントさんには「相手から受けた攻撃をそのまま返す」といったリフレクト攻撃しか手がないということなんでしょうか。……久保先生がリョナ趣味を優先させただけかもしれないけれど。
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