【1/28】2014年9号のジャンプ感想(読切『放課後オブ・ザ・デッド』『E-Robot』掲載号)


ナルト

 カラー扉絵パッと見て、「わっ、カッコイイかも!」と思ったのだけど、「TEKI」の文字を見て首を捻ったり。う、うーん……なぞの岸本センス。

 今週はなんか、よく分かんない敵が突然に出てきて、便意がどうのこうのと言い出して頭の中が「???」ってなりました。えっ、この便意うんぬん言ってる人って何……。この人いつ出てきたっけ……。マダラさんの方が長すぎて忘れてるだけで、この人が出てきてから五影の方は場面転換したんだっけ……??

 日向がナルトを追って必死に走るも体力が切れて前のめりに倒れるシーンが、本当に残念なことに「ズコーッ」てシーンにしか見えずに見た瞬間に吹き出しちゃいました。本当に岸本先生は「やりたいことは分かるんだけれど」だよなぁ……。


黒子

 う、ううん。先週から引き続き、「洛山の横綱相撲スゴイ」描写なんだけど、これで「心が折れようとしている」「絶望の闇」とか言われてもピンと来ないよね……。読んでる方からしても、緑間くんが自陣コートから3P決めてきた方が断然絶望するじゃないですか。僕が選手だったら「やってられっか、こんな無理ゲー!」ってなるよ……。あれですかね、藤巻先生がやろうとしてるのは、スト2でバルログがヒョーって飛んできてイズナドロップとかして、「こんなん倒せるかよ!!!」って思うけど、それでもバルログは何とかなるのに対して、特にそんな派手な技を持ってるわけでもないベガの方が何とかなりそうで何とかならなくて強い、みたいな感じなんですよね、たぶん。自分で言っといてなんだけど、この喩え伝わんのかな。


ソーマ

 あっ、なんかカレーっぽいカレーが出てきた。伊武崎さんのでようやく「美味しそうなカレー」が出てきた感じだなあ。これまでずっと首を捻りながら読んでいたけど、今回のカレー勝負って要するに「いわゆるカレー粉」に入っている香辛料を何かしら使っていればカレーでOKというルールっぽいね。極端な話、肉野菜のコショウ炒めでもカレーになるんじゃなかろうか……。まあでも、元々のカレーの意味を考えればそんなもんでいいのかもしれない。


E-Robot

 凄まじいチャンピオンREDを感じる……。なんというチャンピオンRED臭……。

 敵を拘束したらたわわな胸が強調されてエロさが増してダメージを受けるとか、足を振り上げて股間を露わにした後にかかと落としを喰らわすエロアーツなど、勉強になる点が多々ありました。ジャンプにもこういう漫画載るんだなあ。侮りがたし。

「もっともっと柔らかそうに描けるよう、これからも頑張ります」

 巻末コメントも気合が入っている。


放課後オブ・ザ・デッド

 渡邉先生、絵が上手くなったな……。というか、時間があるから丁寧に描き込みができたのだろうか。

 いまいちキレてないギャグの冴えとか、微妙に緩い世界観の作り込みとか、なんかこう、脇の甘さ?的なのが渡邉先生っぽいけど、僕、渡邉先生のそういう作風、結構好きなんだ。しかし、生野さんはあの面構えでは、カタストロフィ以前も周りからはゾンビと似たような扱いをされていたのではなかろうか……。エンジェル伝説の北野くん的な。


ソウルキャッチャーズ

 相変わらず面白いなー。扉で刀を抜いた瞬間から濁流に押し流されるかのようなハイテンションっぷりにずっと笑いながら読んでたんだけど、相変わらず感想の書けない漫画である。


アイアンナイト

 ふおお……。面白いな。てっきり、先週のあの流れから、何故か彼らを放っといて主人公とユキちゃんが旅にでも出ちゃうかと思ったら、きちんとみんなで避難所に逃げようとしてるし。ゴブリン側も武器を使ってきて、無線を利用し人間を誘き出す(?)など知恵を見せてきた。トラックを使って道を塞ぐ描写も地味に良い。移動する鉄の塊としてのトラックの封鎖能力はドーン・オブ・ザ・デッドでも描かれたところである。(ゴブリンだけにドーン・オブ・ザ・デッド! ガハハ!!)

 しかし、ゴブリンたちは人間をああやって誘い出してどうする気なんだろうね。アイアンナイトの序盤もゴブリンたちが何故か分からないけど主人公を襲っていたし、このへんの、ゴブリン側の思惑もそろそろ描いて欲しいなあ。沼沢さんには人間を奴隷化して自分たちの生活水準を向上させるというハッキリした目的があったけど、今回の指揮ゴブリン?は思いっきり銃撃してるし、人間ブチ殺しちゃってどうする気なんだろう。「劣等種の人間は皆殺しにするのだー」的なゴブリンさんなのかな。


ブリーチ

 ふえええ。ユーハバッハさん、本当にヤハウェだったのか。最初によくわからん理由で仲間をポンポコ殺してる辺りで「ヤハウェみてーなキャラだな」と思ったのだけれど、これ、久保先生、ホントに意識して描いてたんだね……。

 そして、マスキュリンさんの本体はジェイムズさんだったのか。といってもキルバーンの場合と違って本体(?)を倒してもレスラーの方を倒せなかったんだけれど。ジェイムズさんが本体である意味あったのかな、これ……。

 ユーハバッハさんにエネルギー回収される運命にある雨竜が次期後継者というのもよく分からないおはなし。


こち亀

 オチがなんとも適当だけれど、中盤からのB級グルメ審査員の流れは面白かったです。高級料理店に行くときはジャンパーなのに、B級店に行くときは正装なのな。ところで、つい昨日行った秋葉原の有名店「あだち」もかなりのB級っぷりでした。量が多い。オヤジがうるさい。別にうまくないと三点揃ってた。


HACHI

 前回はアラクネさんが「上のやつらは自分みたいなザコハーフは気にも留めてないから秘密をバラしても問題ない」的なことを言ってたのに、なによ、ちゃんと気にしてくれてんじゃないのよ……。となると、捨て駒だの何だのいう話もさっぱり訳分かんねーな。上司の弱点を敵に告げようとしたら上がきちんと管理していて制裁されたというだけで、上が自分たちを見下してるとか捨て駒だとかまるで関係がない。……ま。西先生だし、こんなもんだろう。

 部下がきちんと把握しているはずの弱点を自分の本拠地にデカデカと作った上で、捕虜を全員安全地帯のすぐ側で待機させ続けるアポロンさんたちにも頭がクラクラしてきますが、ま、西先生だしな……。


べるぜバブ

 うーん。この額に縦線の入ってる人は誰なんですか。ホントに分からないんだけど、もう説明あったっけ?? こないだから出てきたポッと出のキャラなんだろうか? 僕が忘れてるだけ??


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