肉体の疲労が精神にも影響しているのか、今週のジャンプはなんだか全然楽しめなかった……。
ワンピース
「ウゥ…!! 強力だ、中々やる」
先週の「強そうなのが来たな」もですけど、かませマスターサンジのためにドフラミンゴさんが一生懸命アゲてくれてるみたいで、なぜだかちょっと笑ってしまう。扉間さんの「ナルトは兄者くらいスゴイスゴイ」よりは遥かにマシだけれど、似た方向性を感じたことを否定できない。
その他は移動能力のチートさがしっかり活きてたのが良かったです。しかし、ジョーラさん人質に取られちゃってドフラミンゴさんも大変だなあ。ジョーカーさんもだけど、この辺の制約のせいでドフラミンゴさんはずっとまともに戦えてないような。この人、何気に部下に恵まれてないのかもしれん。ジョーラさんは圧倒的に強いのに浮かれてて人質に取られ、ヴァイオレットさんには裏切られ、ベビー5は頭がイカレてるし、そう考えると、結果としてヴェルゴさんは役立たずだったとはいえ、あの中ではかなり使える部類だったのではなかろうか。だから彼は今も単騎で出張ってきてるのか。ボスなのに。
ソーマ
よく分からないんだけど、結局、麺に柚が練りこんであったから、こってりでも食べられたの……? それとも動物性のモノで生み出したのでないこってり感は朝でもつるんと食べれちゃうの……? なんだか「こってり」の言葉の意味を考えてしまうような話である。それはスープが豆乳でドロっとしていただけで、実は「あっさり」だったんじゃあないのかい? 個人的には「朝一からこってりラーメンが食べれない」という感覚がよく分からないので、あんまりピンと来ないぜ……。
ニセコイ
凄まじい茶番臭を感じる……。今週強化されたクズ寺さんと楽との繋がりに「どうでもいい」以外の言葉が出てこない。千棘か小野寺さんか、どっちでもいいからさっさとくっつけよ的な気持ちにしかならない。これ以上、事態が複雑化しようとしていることを喜べる気持ちがまるで起きない。
HACHI
「それはそこの2人に聞け」→「特に説明もなく自己紹介的なムーブをした後に一方的に移動」。これを2回も繰り返される読者の身にもなって下さいよ……。こっちはハチと同様「たった400人でどうやってクーデターを成功させる気なのか」気になってるんですよ……。
主人公が空に向かって独り言をぼやくと、司令官クラスの人物が勝手に盗み聞きして勝手に感動してくれるとか、セレーネ、マジでチョロい組織だなと思いました。
銀魂
話はきちんと辻褄合ってるんだろうけど、敵と見せかけて味方で、味方と見せかけて敵で、でもやっぱり敵と見せかけた味方でした、敵なことをこれだけ繰り返されると、最近の銀魂はセリフも目が滑りがちになることと合わせて、「なんとか理解はできるんだけど楽しめない」状態に陥ってしまう……。ナルトも最近ずっとこんな感じだけど。
岸辺露伴
今回、ホントに密猟するだけの話なんだ……!
「料理をするためだけにそこまでしてクロアワビが欲しいはずがない!」
あ、あなた……漫画描くためだけに、結構トンデモないことしてましたよね……??
鮑が海中を泳いでるだけでも絵面的に結構面白いのは流石だなと思いましたが、鮑がくっつくだけで半ばスタンドバトルじみているのは流石にどうなのか。「自然の神秘」と言って済ませられる次元は超えてるような。しかしまあ、前回の岸辺露伴が「スタンドという説明原理を導入しない割に状況が奇怪すぎる」のに比べると、今回はまだしも理解の範囲内と言えるかな……。
「アワビは漫画読めねえからヘブンズドアーも効かないよな。今度は大変だ」とか思ってたのに、「タコなら漫画読めますぅ~」というアンサーはどうかと思いました。知能が高いって、そういう次元の話ではないだろう……。
トリコ
その療水で三虎を治せば良かったのでは……?
フローゼさんが瀕死の重傷だったとかならともかく、「うー、ちょっと疲れた、数日寝てよう」という状況から三虎が無理して、結果、フローゼさんが死んでしまいました、という流れは、悲劇というよりは喜劇じみている。「最後の料理となった」のコマもシュールだったしなぁ。三虎さんの世界への憎悪も100%八つ当たりである。
ブリーチ
陛下が訳の分からん縛りルールを決めたものだから一転して大ピンチじゃないですか……。「なに敵に宣戦布告とか日時指定とかしてるの馬鹿じゃないの」と言ってた頃の陛下を取り戻して欲しいですね。「卍解を奪っても隊長は封印状態で戦える術を見つけてくる」って予言はできたんだから、ここまでも考慮しといていい気がするんだけど。
そういえば、浦原さんたちが虚圏にいた頃、彼らの前に現れた謎の人影は結局誰だったんでしょうか。そして、大前田さんも卍解か。なんという卍解のバーゲンセール。
こち亀
部長は勤務中の部下を私用で使いすぎな気がする……。
ひめドル
凄まじい茶番臭を感じる……。歌って踊ってDQN撃退とか、一話読むだけでIQが50は下がりそうである。たぶん作者的には手持ちのコマで起承転結の揃った必死の作劇をしたと思うんだけど、あまりにもレベルが低すぎて、頑張りが伝わって来るだけに上限値が見えてしまって……その……。歌って踊って成功すると、人は凄まじい茶番臭を覚えるのだなあ。
あれで196票も入っていたという時点で「すごい茶番だな」と思ってしまうばかりで、「あんなに頑張ったのに僅かに及ばないなんて……!」的な感覚が全く生まれないのが悲しい。
クロクロク
凄まじい茶番臭を感じる……。サヨと威対がグダグダ言ってるシーンがすっげえつまらない……。サヨさんが急に「ヒロインの肩を持つ物分りのいい子」になったのが原因だろうか。ライバルポジの三人組にもそれぞれ感性の違いがある、ってのはいい描写のはずなんだけどねえ。巧く描けないと茶番になるのだなあ。
しかし、このシリーズ入ってからすごくつまらない。新人研修編入る前はアベレージ55点くらいは取れてたのに今は25点くらいまで下がってる。ひめドルと連続で読むとだいぶダメージがデカイ。
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