表紙
こうやって少しでもエンタメを仕込んでちびっこたちの時間をジャンプで消費させよう……という編集部の心意気は好感が持てますね。僕がリアル小学生だった頃とかヒマで仕方なかったのでコロコロは全てのセリフを暗記するまで繰り返し読んで次号の展開も全漫画分予想してたもんです。あの頃はこういう企画嬉しかったなあ。まぁ今のちびっこにはネットもあるしゲームもあるし、ヒマで仕方ねーなんてことはないんでしょうけど。
間違い探しは、影が薄くなってる黒子くんが良かったと思います!
P24 劇場版ハンターハンター
脚本が米村正二じゃない!!!? 監督もファントムルージュとは別の人!?? この時点で「絶対に見に行かない死んでも見に行かない何があっても見に行かない」から「おそらく見に行くことはないだろう」くらいまで自分の中で持ち直してしまった。どれだけ僕はハンターに期待しているのか。あの苦い教訓を忘れたのか。いや、でも絶対見に行かないぞ。行かないったら行かない。どうせまた原作をほとんど読み込まずに血も涙もない原作レイプするだけなんだろ。ケッ。米村正二の悪夢を僕たちは忘れない……。
P28 Jレジェンド列伝
有野課長のインタビューコーナーがおもしろい。
インタビュアーが「キャラゲーの魅力ってなんですか?」って聞いてて、僕なんかは「キャラゲーに魅力もクソもねーだろ、バンダイがキャラ人気にあぐらをかいてクソゲー作ってるだけじゃねーか」とか思ってたら、有野課長も非常に微妙な答えを返して……。「絵とか漫画と全然違うし、漫画に出てこないようなアイテムも出てくるし、それを『出てきたような気がする……』とか思いながら遊べるかどうかがポイントで……」みたいな。
インタビュアー「ぶっちゃけ売れますかね?」
有野「分かんないですね!」
うん、ぶっちゃけ売れないと思うよ……!
ワンピース
なんなんだこの、「さあみんなで考えよう」と言わんばかりの首領チンジャオの謎かけは……。ちょっと尾田先生、みんな考えてねオーラ出しすぎじゃないっすかね……。そんなオーラ出されたら僕たちおっさん勢は、「はーん、錐のチンジャオ……。つまり錐はちんこのメタファーで、ガープに不能にされたせいで目の前に女の子がいてももう勃たなくなったのね。いやむしろガープにケツを掘られたせいで……」とか、そんなことを考えてしまいますよ……。でも、尾田先生ああ見えてえろいから、あながち大外れでもなさそうな気がして怖い。
今週、物語がグイッと動いて、今まであちこちに散らばってた話の軸がある程度まとまりを見せる辺りのカタルシスは見事でした。しかし、工場ってコロシアム地下にあったのか……。相手の撃破目標のごく近くに、当の相手を呼び寄せる作戦はどうなのだろうか。いやでも、灯台下暗しとも言うしな……。小人たちの決起のタイミングが、図ったように麦わら一味上陸の時と同じだったのが不運なのか。
トリコ
もう完全にジョアは空飛んでんな!
今週の描写を見る限りではジュンさまが「強い」というのは、今回の覚醒があっての話なのかな。あの三つ目が開いたから「美食會No2」というのなら、まあ分からんでもない。突然序列ができたっぽいグリンパーチさんの「ウィース」もなかなか微笑ましかったです。同格だったはずなのに、いきなり格下キャラになったな……。
しかし、一竜さんは直接対決でも弟に敗れ、部下の大半はNEOの裏切り者で……ちょっと格落ちが止まりませんね……。
ソーマ
合宿編で田所さんが底力を見せてコバンザメキャラから脱却したかと思えば、シリーズ変更でまたさらにコバンザメキャラを追加、だと……。実際、「お母さん全然分かんないわよ!」ポジションの子は作劇上いた方が便利なんだろうなあ。
もちょっと大きな流れで言うと、前回のケツで視点を親父に向けて、親父と「ゆきひら」の関係性をいろいろと読者に想起させたところでの「ゆきひら」シリーズ突入は上手いなあと思いました。クッキングレイプ一発で完全に調教完了している肉魅さんもスゲーなと思いました。倉瀬さんはぷるぷるしてる方が可愛いので肉魅さんがいて良かったなあと思いました。
ちなみにこの流れ、カブトボーグだったら相手の店に乗り込んで、「俺とボーグバトルで勝負だ! 俺が勝ったらこの街から出て行ってもらう! 俺が負けたら弁当のとみたやを廃業する!」って流れだよね。
暗殺教室
家庭科の件のフォローがうまく決まっていた一方、沖縄離島リゾート2泊3日の方は微妙……。「そんな初出ネタ分かるわけねえよ」っていう唐突感と、賭けに勝って手にしたにしてはショボイというか、そんなクリティカルなものでもないよなーっていう。これでA組とE組の序列を決定的にブチ壊して学内革命を起こすような何かがあるのかと思ってただけに。「四方を水で囲まれている」という暗殺要素が入ったからギリギリ「これを選択する理由も分かる」程度にはなったけれど、うーん……。
クロクロク
なるほど、借金が莫大で返済途中だから生活レベルは変わっていない、と。まあ妥当なアンサーですね。「バイト中に他の職員が破壊した弁償費用を何故か払わされる」という異常なブラックさを見せた読み切りの設定を思えば……断然……。まだバイト2週目らしいし、一日平均5時間勤務だとしても700万円。借金が莫大なら確かにまだまだ返しきれない額ということで不思議もありません。しかし、今日とかグラウンドで5時間体育座りしてるだけで50万円か……。5億年ボタンとかアレで100万ですからね! 座ってるだけで50万か!
二宮さんの非モテこじらせ描写は面白かったけど、その後の展開はあんまり……。プレゼントには心がこもってるんですぅー、そういうの踏みにじるのダメなんですぅー、ってのは理屈は全くその通りだと思うんだけど、なんだろう、この茶番臭は……。なんか全然心に響かないのはヒロインと妖怪たちとの触れ合いがさっぱり描かれてないからだろうなあ。妖怪たちがヒロインに「贈り物をする」ことにもっと重みがあればここの描写も違ったのかも。ヒロインがバイトを始めたおかげで妖怪たちはすごく助かってるとか、たった2週間で彼らの間に信頼関係が築かれたとか、ちょっと脳内補完を読者に任せすぎな印象。
ひめドル
あんなステロタイプなチンピラどもが、用具室にひとりでいる美少女を見つけて「スイマセン、人違いでした」ってなりますかね? 「ヒャッハー女だー!」「犯せー!」じゃないんすかね。
★宣伝:スカイプで「アニメ化羨ましい……」「アニメ化妬ましい……」と延々粘着してたら単行本もらいました。
スクウェア・エニックス (2012-05-22)