暗殺教室
五英傑……。この中学生らしいバカなノリは嫌いじゃないぜ……。暗記の鬼小山さんが普通に高校とか進学して、「おれさーこんな顔してるけど中学時代は五英傑とか言われてさー」「五英傑ｗｗｗｗ」みたいな扱いを受けるのかと思うと胸が熱くなりますね。小山くんはホント五英傑くらいのハッタリの効いた称号を持っててやっと……って感じのツラですからね。五英傑の称号なかったら、単にちょっと勉強のできる顔がアレの中学生でしょう。いやあ、五英傑大事だよ。
とまれ、今回の理事長の戦略（？）は、今までの「この人、E組を落としたいだけで全体のレベルアップに繋がってなくない？」的な感じからは一転して、ちゃんと「弱者を踏み台にして強者が羽ばたく」形になってますね。ちゃんとって言うのもおかしいけど、ちゃんとなってる。
ワンピース
今回のローの返答はよくわからないなー。時間稼ぎということなら、なおのことルフィを部下ということにしておいて、海軍とドフラと自分との関係をフラットにしておいた方が良さそうなものだけど。今回、藤虎さんがたまたま「へぇ～そういうことですか、事情は分かりましたが能力の都合上、全員巻き込みます」ってな能力者だったから結局フラットに近い関係性になったけれど、本来ならドフラ藤虎連合軍を一人で相手にすることになったわけでしょう。まあでも麦わら一味はクレイジーだからな……。「とりあえずその場を切り抜けるために部下ということにしました」と理を説いても麦わら一味には通用しない気はする……。
藤虎さんの能力は隕石操作だったのかな。以前に予測されていた重力操作という線もまだなきにしもあらずだと思うけど。重力……というか、地球の引力を操れば隕石だって落とせるんでねーかな。隕石落下前のエフェクトも上方に向けて引力を操作しているように見えなくもない……。いやでも、そんなことができるなら、重力をローにかけておけば手の打ちようもなかったわけで……いやいや、だからこそ「ほんの腕試し」なのだろうか。
トリコ
最後のキャラはシルエットだけじゃ何がなんだか分からないのだけどあれがジョアだとして（でもまあ200年ぶりと言ってるしジョアなのか）、横に鉄平がいるのは、やっぱりあの盛り付けられた時に何かされてたということなんでしょうか。あの盛り付けはショッキングではあったけど、「という怖い夢でしたー！」ってだけじゃあまりにもアレなんで、「実際に盛り付けられた上で修復されましたー、しかも操られますー」くらいの影響は欲しいところですね。しかし、あのシルエットの人物が次郎だったら、盛り付けはやっぱり関係なくって、鉄平は爺ちゃんに付き従ってるだけって可能性もあるなあ。
ソーマ
フリッタータとかエッグベネディクトとか食ったことないし、説明されても何が美味しいのかよく理解できなかったので、僕的には今回は朝食おでんの一人勝ちでした。あれは朝食と言わず酒の肴にも欲しい……。
ニセコイ
出た！ 話を転がすためならあらゆる不条理、非常識をも押し通すニセコイ時空だ！！
まず番台の婆ちゃんが楽に任せて出て行く辺りからしてどうかしているけれど、「どうせ爺婆しかいないから問題ない」という点にもまるでデリカシーがない。婆さんなら男に裸を見られても良い、ということだろうか。まあ番台は本来そういうもん（男女の裸を見られる位置）ではあるんだけど。いや、そもそもこの婆さん、客として若い女の子が少なくとも４人来ていることを知っているはずなのに……。
蛇口修理の際の「おばちゃん達、坊やみたいなかわいい子なら大歓迎よ～」も、そりゃおばちゃんたちはいいかもしれないけど、他の客のことを一切考えてないよな……。おばちゃんたちだって同年代の若い女の子４人が来てることを（ｒｙ まあ、番台は本来、相手が老若男女いずれでも構わず仕事をするポジションではあるのだけど。「そのまま数歩進んで右の壁」とだけ指示しておいて（どうしろというのだ）、後は目隠しをした若い男の番台が若い女性客に触れそうになっても何ら注意を払わぬおばちゃんたちの非常識さも凄まじい。
お嬢様がサウナでのぼせてるのに監視役の本田はまるで仕事をしていないし、最後のオチも、これ、楽よりむしろ千棘の方が危険だろうに彼女の安否にはまるで触れられもしない。今週のニセコイは話を転がすためにあらゆる不条理と非常識が雪崩のように押し寄せてきたなあ、という印象でした。ここまで作劇が下手くそだと話から異様な感じが漂ってきて逆に存在感が生まれている。あまり認めたくないが、読む価値のある漫画になってきた。
黒子
色々と面白いです。
赤司家の家族会議がいい感じ。この手のエリート家庭のお坊ちゃんキャラは、親から「部活を辞めて学業に専念しろ」と言われることがしばしばだけれど、「学年に専念しなければ首位もとれないような奴も話にならん」「部活動はやるべきだ」っていう流れには、おおっ、ってなりましたね。確かにこっちの方が「ホンモノのエリート家庭」って感じがする。赤司のキャラ立てとしてイイ感じ。
コー……監督の青峰くんへの対応は、先週の話はそういうことだったのね、と納得。しかし、一方で納得できない点も生じてきて、青峰くんの相手には黄瀬くんだとか紫原くんだとかを当てれば良かったんじゃないのー？って思っちゃう。同じチームメイトにキセキがいるんだから、青峰くんは他の中学のバスケ部にいるよりも遥かに「彼が望む環境」に近いと思うんだけどな。監督も特別扱いをするってんなら、そういうマッチングの面で特別扱いすりゃいいのにね。まだやれることは残ってるのに「練習に来なくていい」のカードを早く切りすぎてる気がする。
ラストの紫原の乱も良かったです。紫原くんはずっと赤司くんにはへーこらしてたのかと思ったら、一度はこういうことがあったんですね。おそらくここで赤司くんが覚醒キセキの紫原くんにフルボッコにされたりして、そこから覚醒赤司に変身して、あの現在の異様な性格に変わるんじゃないでしょうか。で、紫原くんはフルボッコされて再びへーこらする側に戻る、と。ともかく、紫原くんの反骨精神、というかクソ生意気さが、赤司くんにまで及んでるのは胸熱。「こんな問題児ばかり抱えて赤司くん頑張ってるなあ、流石だ」と思ってきたけど、問題児どもを相手にして頑張りきれなくなる瞬間があったんですね。
ナルト
何がなんだかよく分からないんだけど、倒したと思ったオビトが人柱力になって、尾獣パワーで怪我も治るんですかね。オビトは「マダラに操られてマダラを生き返らせてしまうううう」ってポーズを取ってたけど、実はマダラが「オビトは死んだ」と思って、オビトを操るのをやめるタイミングを見計らってた？ で、今まで操られてたんだけど、オビトはマダラを生き返らせるのではなく自分が人柱力になる準備をずっとしていた……？？ あ、やっぱりよく分かんねえや。
スケットダンス
ギャグは本当に面白かったです。シリアスパートは本当につまらなかったです。ゆえにシリアスパートの連続した終盤は本当にずっとつまんなくて、最後の最後で全体の後味が悪くなっちゃったなあ、という感はあるけれど、篠原先生のギャグセンスが秀でていたことだけはちゃんと覚えていたいものです。
べるぜバブ
クソやん……。すごいな。クソやん……。いや、クソブラーだから、あだ名もそうなるんだろうけど、にしてもすごいな、クソやん……。
テニスをしたら王臣紋をゲットしてたり、腹を殴ったら魂が出てきたりと、そのへんの適当さはまさにべるぜバブ。
スモーキーB.B.
何やら凄そうな雰囲気を湛えて出てきたバッターとしての北里さんが「ファールカットがうまい」という実に地味な才能で、うん、まあすごいことはすごいよね……という非常に微妙な感じ。いやまあこの技術自体は大したもんだとは思うんですけど、読者側からするとどうしてもハッタリが足りないんだ。なのに主人公が「こいつらが越えられない壁っていったいどんなだよ……」とか言うから、「お、おう……（すごいことはすごいだろうけど、そんな言うほどか？）」ってなっちゃう。素手で捕球できる程度の球を投げるピッチャーで、バッティング面ではファールカットがうまい、という程度ならそりゃ普通に中堅校止まりなんじゃないですかね……。
一方で主人公のクロス・ファイアなんてのも名前こそ大仰だけれど、要はきわどいコースを突いたキレの良い速球でしょう。そのくらいで「想像以上だ！（こいつなら弁天を変えられるし、弁天を救える！）」とか言うもんだから、やっぱり「お、おう……」ってなっちゃう。お互い、それほど大したことしてないのに、互いに相手を称え合ってスゴイスゴイ言ってる感じで、なんだかサイコーとシュージンみたいですね。どちら側にもあまりにハッタリが足りない。
まあ、ハッタリが足りないのはリアル路線だと好意的に捉えてもいいんですけど、同じくリアル路線であるハイキューの「変人速攻」と比べてみても、やっぱ全然大したことに思えないんですよね。「うおおーっ、すげえっ！ こんなのズブのド素人である俺には全然無理だし、たとえ必死に練習したとしても俺がこんなのできるようになるわけがねえっ！！」っていう感覚がまるでない。「おお、ファールカット……す、すごいんだろうな……（だが、俺の想像以上ってわけでもない）」ってなもんですよ（←皮肉）。これもハイキューと同じで野球通の人がファールカットやクロス・ファイアの凄さを説いてくれるともっと興味が持てたりするのかなあ。
ハイキュー
ふおおおおお、面白えええええ。最後の一点、六人全員に見せ場を与えて、守護神西谷さんの性能にもウソをつかず、西谷さんにきちんと性能通りの活躍をさせて烏野に活路を見出させた上での敗北。全員が全力を出して、色んな手を試して、試合中に成長もして、相手側にもミスがあって、それでもなお負ける。いやあ、いい漫画だ。あれだけ努力して、全力を尽くしても、なお勝てないシビアさが非常に心地良い。
P320 レジェンドｖｓレギュラー
なんだこのプロレスはｗｗｗｗｗ 面白い企画なんだからシュートでやってくれよｗｗｗ
銀魂
銀魂は虎の子の過去編をいつまで温存するつもりなんだろうな……と、前々から思っていたけど、ええぇ、過去編もこのノリで行くのかよ……。いや、実にらしいっちゃらしいけど。これやっちゃったからには、いまさら真面目に過去編とかやられてもガッカリするので、最後までこのテンションで行ってほしいな。
ブリーチ
「お前のこと、殺そうと思ってたのに、お前なぜか死ななくってスゲエと思ったから、具体的に何がスゲエかはよく分かんないけど、スゲエと思うからお前が後継者」。うん、こんなこと言われても石田くんも騎士団の皆さんもそりゃあ納得できないよな……。
バンビさんは部屋に男を連れ込んで胸元を見せると相手が真っ二つになるのか……。でも、それはちょっと理屈が分からないなあ。では、あのシーンは胸元を見せたのではなく、一通りのことが終わってからの着衣シーンと考えるとどうだろうか？ 例えばバンビさんが股間をぱかーんと開くと女性器が縦に割れているのが目に入るわけで、それを見てしまった男の体が二つに割れると考えればどうだろう？ こちらの方が理屈の上では無理がない。彼女の聖文字はE……。Eから始まる女性器のスラングって何かあったっけなあ。
無刀ブラック
あ、主人公は余命幾ばくもないのね。そう言われると今までの話も急に理解できるようになってきたぞ……。なるほど、自分が余命幾ばくもなくなったから「生きてるって素敵だなあ！」「命は大事にしなきゃなあ！」というセンチメンタルな気持ちになってたのね。で、子供が弟子入りしてくれたりするとすごく喜ぶ、と。今までの、どうにも薄っぺらく聞こえていた説教や、違和感すら覚える継春の可愛がりっぷりなんかも、「ああ、末期ガン患者なのね……」と思うとストンと腑に落ちた感じ。急に共感可能な漫画になったなぁ……。
ところで、首切り奉行って一体何なんだろう……。説明書きを読む限りではどうも山田浅右衛門をイメージしているような気がするけれど、でも、山田浅右衛門も奉行じゃないしな……。
エジソン
起承転結で言えば結が全くできていないけど、承転の辺りはすごく面白かったです。脳内会議で天使と悪魔が戦うのはよくある話だけれど、これだけ細分化されての脳内会議は一人の人間のキャラクターを分析しているようでなかなか斬新でした。そこに発明の力で割って入るという展開もすごい。オチが全くオチてないから漫画として成立してない気がするのだけ残念だけれど、アリかナシかで言えば全然アリ。
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