とりあえず3時間やったところで項目別感想。
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【ストーリー】良くも悪くも若干情緒豊かで、ペルソナ的なノリにやや近づいたかな……?という感じ。ドライ感の極北が真女神3だとして(「ヒロイン? ロクに会話はしなかったなあ。共闘はするけど最後は当然戦って殺すよ? え、だってどっちが強いか決めないとじゃん」。僕はこのくらいのドライさが好き)、ストレンジジャーニーはもうちょっと物語性が増えたけど、情緒性はそうでもなくSF的なガジェットに重きが置かれた感じ。その辺りと比べると真女神4は今のところハッキリと「キャラクターを立てて情緒的に」話が描かれいて、そういう意味でややペルソナに近い印象。とはいえ、一般的なRPG(ブレイブリーデフォルトとか)と比べれば遥かにドライなことは間違いないので、今までの女神転生プレイヤーでもさほど抵抗はないかと思われます。
【キャラクター】ナバールくんの顔が面白い!!!
【バトル】少なくとも序盤の序盤は結構な難易度! 昨今のRPGではあまり感じられない「ウギャー死んだ!」「もう! 回復薬が! ない!!」「回復薬が! 高くて! 買えない!!!」といった焦燥感を感じることができました。まあでも、この後は多分簡単になっていくんでしょう。最近のRPGは難しくても序盤だけだしね。
真3からお馴染みのプレスターンバトルは健在。今回はそれに「ニヤリ」が加わりました。弱点を突いたりクリティカルを当てると、たまに「ニヤリ」として、PTメンバーがみんな「ニヤリ」としたら、全員のMPが回復するっぽいシステム。でも、毎回「ニヤリ」してくれるわけではないので、全員「ニヤリ」は現状狙ってもそうそう起こすことができない。けど、狙うことは狙ってしまう。この辺りのバランスはうまく出来てるなーと思いました。
【グラフィック】探索パートは3Dだけど戦闘中は悪魔が一枚絵で表示。敵も味方も3Dポリゴン化されたバトルに慣れてる人たちはこれに文句を付けてるけど、個人的には美麗な2D絵は3Dと同じかそれ以上の価値があると思ってるので僕は文句なし。ただ「妖精ナパイア」のグラフィックは、「あれ、メガテンってこんなノリだったっけ……」とちょっと違和感が。
【操作性】ダンジョン探索時のカメラ回転速度がやや遅いので、そこにちょっとストレスがあるかなー、と言った程度。あと、特定箇所で下を見たり上を見たりが、アナログスティックではなく十字キーをいじらなきゃいけないので、寝っ転がってやってる時は持ち手のバランス的にちょっと面倒な感はある。
【合体システム】今回は特殊合体もメンツさえ揃えれば「こいつ作れるよ」と教えてくれるし、通常の合体も「何が作れるか」の一覧からの逆引きが基本となり、非常にユーザーフレンドリー。とはいえ、従来の合体方式に慣れている身からすると、この便利さにも一抹の寂しさを感じたり……。まあ、たぶんすぐ慣れる。悪魔に継承するスキルも、これまでは月齢を調整してうんぬんかんぬん、延々とリセットを押し続けてウン時間……というものから、好きなスキルを自在に引き継げるようになって大変にらくちん。しかし、この楽ちんさにもやはり一抹の寂しさが……。我ながら完全に老害思考ですね、ハイ。
今回はデビルソースや御魂合体のような「いまいる悪魔をテコ入れで強くする」方法がまだ出てきてないので、リリムを最後まで使い切ることができるのかちょい不安。そもそもリリム出てないとか、ないよな……。