【4/16】2013年20号のジャンプ感想(読切『W.C.フレンズ』掲載号)


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 うお、JスルーGOGOちょっと欲しいな……。


 キックボードは妹から借りたりして結構遊んでたんだけど、足とかケツとかの筋肉に結構クルんだよね……。でもペダルがあれば……と思って、動画を見てみたみたら、当たり前っちゃ当たり前だけどチェーンとかが付いてて(そりゃチェーンなけりゃペダルで動かねえもんな)、なんかそういうアレコレを見てると、「あれ? これ、自転車でいいんじゃね??」的な感覚になって醒めてきちゃったな……。自転車も今となっては乗りなれているから別に乗ってて楽しいとか全然ないんだけど、あれが輸入された当時(明治とかか?)は「うお、スッゲー、何コレ超楽しいい!」みたいな感じだったんだろうな、きっと。徳川慶喜とか超乗ってたみたいだけど、やっぱ楽しかったんだろうな。


トリコ

「電圧が弱いんじゃねーかブランチ!!」
「気付いたかブランチ? そう…お前の電圧が弱いんじゃない。私の体の電気抵抗が上がっているんだよ」

 なんだこの一人芝居は……。ああ、でも、この馬の人はいっぱいいるからな。馬Aが最初のセリフを発して、馬Bが次のセリフを発して、微妙に噛み合ってなかったのかもしれない。しかし、この馬の人、分裂できるのがデフォなのだとしたら、最初からもっとたくさん分裂しといて、1000体とか2000体とか、この決戦に動員すれば良かったんじゃね―の。もちろん、1体くらいは本拠地に残したままで。

 帯電する電撃というのもよく分からんな……。相手もエネルギー供給がないのに再生し続けてるくらいだから、そこを突っ込んでも仕方ないと思うけど、電撃だって次第にエネルギーは拡散されていくんじゃねーかな。帯電という現象もよくわからないんだけど、静電気を帯びた服を着てるからってずっと「痛えええええ」ってならないことを考えると、お馬さんはこれ、ホントにダメージを受け続けるのかなあ。エネルギーの流れがどうなってるかよく分からんので、ちょっと微妙なバトルでした。


暗殺教室

 アイヤー、ずいぶんと真っ当な方向性での異常者だった。先週の前フリと作中の状況から想定される「納得の行く」範囲での異常さで、これはちょっと残念。先週の掲示板にあったように「ものすごいマゾヒストで生徒にサディズムを植え付ける」とか、そういう一捻りある異常さを見せて欲しかったなあ。


ワンピース

 ついげきのメイナードでさらにダメージは加速した。

 フランキーさんは工場爆破チームでは唯一の良識人かと思っていたけど、あんな場所で首都の破壊工作や政府要人の暗殺を公言しちゃダメだろう。良識人サイドとは言っても、他のメンツと比べて比較的そうである、程度だよなあ。他がひどすぎる。サンジの体たらくとか、これ、麦わら海賊団でなければ全てが終わった後にケジメ案件じゃねーの。

 藤虎は結局、勝新太郎か。「数えるべきなのは、まず敵の数より守るべき人の数」で、部下がドキッとしてるのは、これは藤虎さんの思いやりがうんぬんじゃなくて、あの謎の範囲攻撃で国ごと崩壊させる勢いで暴れまくることを前提にしているのではなかろうか。大将がそのくらいムチャするなら、「もうドレスローザに住めなくなっちゃう」というのも分かる話。しかし、マントの上からコートを羽織るのはどうなんだそれ。

 今回ガンビアさんを噛ませ犬にして登場したメイナードさんをさらに噛ませ犬にして登場したバルトロメオさんだけれど、モモンガ中将といい、あのデカイ巨人族の中将といい、中将というのは絶妙な噛ませポジションを確立しつつありますね……。かつては「中将が5人も来るからすごい」「コワイ!」と言われていたバスターコールも、ううん、今となっては……。これまでの結果で言えば、七武海のローさんなら中将のスモーカーさんを倒せてるから、バルトロメオさんも格としては七武海辺り?


ソーマ

 今週のタクミくんにはうっかり爆笑。この「漫画的テンプレなノリでカッコ付けるけど、常にカッコ付かない」という持ち芸はすごいな、良い武器だな。

 あと、夕食時の試練?は、これ、授業という名目で、単に宿泊客の食事を生徒に作らせているだけでは……。そして、こうなっちゃうと、前にソーマくんが大見得を切っていた「客の前に立ったこともない連中に負ける気はない」が崩れちゃいそうな。みんな、なんだかんだで客に料理出したよね。

 60分で50食は、物理的に可能かどうかは別として、それって料理の腕がどうのこうのじゃなくて、むしろ効率化をどう図るか、という作業手順組立に関する問題なんじゃねーの。チェック役の人も量の問題しか指摘してないしなあ。いやまあ、現実問題、そういったマネージメント能力もプロの料理人には要求されるのだとは思いますが。


WCフレンズ

 藍本先生キレッキレやな! ギャグセンスがすごく光ってる。今回の読切シリーズは「新学期」がテーマらしいんだけど、岩代先生、岩本先生が「このテーマの下、頑張ってはいるけど、傑作と言えるレベルではない」作品で留まっている中、藍本先生は頭一つ抜きん出た感がある。

 女子同士の特殊な友人関係、グループ構築をデフォルメして描いてるわけだけど、デフォルメされてるから、そういった文化を知らない僕たち男の子勢からしても、共感はできないまでも異文化を眺める視線で見れちゃう。4グループのそれぞれの文化の独自発展を示すページで、オチに配された森ガールの「カプチーノ」がすごく面白かったです。何なんだよ、森ガールの文化は。異質すぎるだろう。その隣のページのおぱんつ露出もとても良かったです。とりあえずお色気要素を入れてればいいんだろう、じゃなくて、こう、ハァーッ、お色気パンツドカーン!みたいな。こういう形での狂気スレスレのお色気描写は大好きですよ。

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 ↑こういうのとか。

 序盤、中盤ととても面白かっただけに、終盤の締め方はやや弱かったけれど、それでも女子高生がうんこしたいのに、親友からタックルを食らって、ケツに頭突きされて「ウッ」と呻いて、うんこしたいのに腹の辺りをぎゅっと掴まれて動きを封じられて、最後のページの感動的な?仲直り??の間もずっとうんこを我慢しているのだと思うとなんだかとても良かったです。うんこうんこ。


ニセコイ

 WCフレンズの狂気スレスレのお色気描写にほっこりした僕だけれど、今週の「ニセコイ」もかなり狂気スレスレで思わず爆笑。今までのニセコイは単純に「話作りがヘタ」だったけど、それが今週は遂に一線を超えて「狂気」に足を踏み入れた感じ。古味先生のことだから狙ってやってはないんだろうなあ。いやでも流石にこの辺になると狙ってる面もあるのだろうか。非常に微妙なところ。

 というわけで、爆弾付きの手錠などという拷問道具を預けられた鶫さんが、さも当然かのように爆発物を学校に持ってきて机の上に開陳しているシーンで腹筋崩壊しました。本当にこの漫画の導入は強引で、ムチャなシチュエーション作りのために到底考えられないような非常識な行動を平気でキャラに取らせたりするんだけれど、今週の鶫さんのこの行動は「非常識」から一歩進んで「狂気」に踏み込んでた。「鶫さんきがくるってんな」って思っちゃうよなあ。

 廊下でぶつかって楽くんと装着する流れは予想範囲内だったけど、最後の「心拍数が高まったら爆発するはずの手錠を渡されたのに、心拍数が高まったら解錠される仕組みに改造されていたので無事でした」という展開は、今でも何を言っているのかさっぱり分からないので予想しようがなかったです。ビーハイブは組織単位できがくるってるよな。


黒子

 青峰くんなんだかえらく熱いな……。そして、虹村さんが冷静だ。虹村さんが「え、その取引意味分かんなくね? 何言ってんの」と常識的感覚で諭している中、「よし、じゃあダメだったら青峰も降格なー」とか言ってるコーチは一体何なのか。虹村さんも「うわあ、どいつもこいつも……」って思ってたことだろう。頑張って虹村さん、あなたの方が本当は正しいよ!

 コーチといえば、この人も三軍コーチと一緒で、彼こそ本来黒子くんの才能を引き出すべきお仕事の人なんだよね。実際、黒子くんは赤司くんのアドバイス一つでパフォーマンスがグッと上がったわけで、えらそうに「午後も見るだけは見てやろう」とか言ってる場合じゃなくて、あなたこそ、もうちょっと、頑張るべき立場じゃねーの。


ワールドトリガー

 うわあ、ボーダーやっぱりアレな組織だなぁ。アレというか、リアル寄りの大人というか(まーこれもこれで大人のデフォルメだけれど)。リリエンタールの時は、どちらかといえば「理想的な大人」を描いてた葦原先生だけれど、今度はもっとリアル路線なのね。組織に営業部があるという時点で我が目を疑ったんだけど、どうもボーダーはビジネスライクというか、少なくとも活動資金は自分で営業して稼いでるっぽいですね。NPO法人みたいな立ち位置なんだろうか。

「被害者への補償」というのもよく分からないんだけど、そもそもボーダーには被害者に補償をする義務があるんだろうか。「三門市を去る人間が増える」ことを危惧し、スポンサーを抱えているということは、例えば、三門市のインフラを活用するため、三門市の機能を停止させるわけにはいかないという事情があって、「(本当は危険な三門市に)安全面の保証と経済面の補償を約束することで市民を引き止める」仕事がボーダーなのかな。メディア対策とかでボーダーを正義のヒーローじみた演出にしているのは、民衆からの信頼感が市民の引き止めに有効だから? スポンサーは、彼らが市内から退去してインフラが無駄になると困っちゃう人たちだろうか。


ブリーチ

 んー、藍染サイドのお話がよくわからない。真咲さんが虚化するってことなのかな……。転移??? あの虚の攻撃がウイルス注入みたいなもので、真咲さんの「肉を切らせて骨を断つ」作戦が裏目に出て虚化しちゃう(転移しちゃう?)ということなの? それはそれとして、じゃあなんで大切な虚化対象(転移対象?)を自爆で吹き飛ばそうとするのか分からない。あの自爆で死んじゃうと、今度は真咲さんがホワイトになっちゃってたのかな。それを一心さんが助けたから、そうならなかったとか?


ハイキュー

「菅原君にとって、"次"っていうのは凄くうれしい言葉なんじゃないですか?」

 この顧問の先生、バレーに関しては素人という立ち位置ながら、すごくいい働きをするよなあ。作中でも、読者的にも。きちんと教育者してるし、会話のキャッチボールの中でキッチリ潤滑油になってる。


べるぜバブ

 先生! 水無陽炎が何をやっているのか全く分かりません!!!

 今週、なんだかいい話みたいな感じで決めてるけど、ここで邦枝さんが大森さんの了解も得ずに勝手に3代目復帰したのは、それ「大森のことやっぱり信頼してないから」みたいな話で、なかなか残酷な展開だと思うんだけど……。いや、これ、どーなん。二週前は「邦枝牽制策」を褒めたのに、なんだか訳の分からんところに着地しちゃったなぁ。


銀魂

 欲を言えば半年……いやせめて三ヶ月ほど、このままの性別でやって欲しかったが……。


めだか

 ゲ、ゲェー! まだ終わらないのか!!! 毎回、最終回っぽい時のたびに驚かされてます。

 今回の98枚のメッセージとか、こういう考えるだけでクソめんどくせーことを律儀に実行する辺り、西尾先生は確かに凄いなあと思うけれど。漫画が面白いかどうかは別として凄いなあとは思う。メッセージの内容は偽造さんの「理想とパンツははき違えるな」が良かったです。


ハングリージョーカー

 今週の描写を見る限りでは「マブロってそんなどうにもならん存在なの?」と思わざるを得ない。破壊描写がこじんまりしすぎではないでしょうか……。あの程度の街並み、1コマで崩壊させちゃっていいのよ。普通に各国の軍隊が出動して、細菌兵器だの化学兵器だの焦土作戦だので追い詰めればなんとでもなりそーな気がしてならない。「世界を敵に回す」にしては、まだちょっとマブロメンバーのスペックは低すぎるような。そりゃあ、ソドムとゴモラの時代くらいだったら、こんくらいで良かったと思うけどねえ。


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