パソコンがイカレくさりおったのですっかり更新が遅くなってしまいました。なので今週はちょっと短めコンパクトに。
ワンピース
ああ、うん……。良くも悪くもルフィは本当にブレないなあ。ローさんは今後も苦労することであろう。
ルフィとゾロが「弱い相手にも油断しないぞ! なんかの弾みでやられちゃったらそれまでなんだから」と思いを新たにしたのはいいんですが、作者的にもルフィの破天荒な性格は捨てられないのか、今回の作戦無視した激情的行動なんかを見ていると本質的にはあんまり変わらねえなあと。自らの油断を戒めたとはいえ、作戦を無視することで生じる今後の問題には頭が回ってないんだよな。で、実際にマスターさん身柄確保に関しては、ドフラミンゴ側有利な状況で推移している。ルフィの戦闘力が二年間の修行で格段に上がったのは分かるけれど、そろそろ戦闘力以外での成長も見せて欲しいところ。これじゃナルトと変わらねーもんな……。ルフィが考えなしなせいで不利な状況を招来する今回の展開は、「ああまたか」という感じでちょっと辟易しました。この無鉄砲なキャラクター性はそろそろ主人公の魅力とは言い難くなってきたような。むしろローさんに感情移入してしまうわけで。
トリコ
「死んでもコンビになりたない美食屋やわ」
「カッカッカ、コンビだ? こっちが願い下げだアホ」
うおおお、なんという死亡フラグならぬコンビフラグ。これでコンビにならなかったらそっちの方が不思議だぜ……。それにしても今週もゼブラさんは小松狂愛である。
「おっ、そうか、キミも行きたいかー」
「そうかそうか、キミもかー」
ヒィ、中江兵太……! ミスター味っ子(アニメ)にはキチガイとしか思えないキャラクターが多数出てくるのですが、その中でも突出したキチガイが上の天才料理少年中江兵太で、彼はラリった様子で山中や畑の食材と会話をしながら鍋を作るという真性なんですが、今週の小松には中江兵太の片鱗を見てしまい実に気持ち悪かったです。明らかに中江兵太のせいで「食材と会話する料理人」の姿には通常人以上の恐怖を感じてしまう。
ナルト
おー、敵の作戦司令部を先に潰すってのはなかなかイイですね。まあ、先のシカクさんの作戦はクソの役にも立たなかったし、今んところその頭脳も何ら実績を残してはいないんですが……。しかし、何気にネームドキャラがちゃんと死ぬのは珍しい。いやまあ、まだ死んだかどうか定かではないですけど。本部からのワープ能力的なのがあったような気もする。
ちなみにシカクさんが誤認した本土爆撃は敵の士気を挫く方法としてはあんまり効果がないらしいです。東京大空襲とかも、あれは都民を物理的に殺害するのではなく、都民を精神的に摩耗させて士気を挫く目的だったようですが、逆に戦意を燃え滾らせたとか。人はじぶんのおうちが壊されるとすごく怒りを感じるらしい。前線の兵士にしても、故郷が爆撃されたって(大事な人の死の情報が正確にもたらされない限り)士気は下がらないんじゃないかなあ。
暗殺教室
うーん……。今回の嫌がらせ対象のカップルを非現実的なまでのろくでなしに描いたことで、勧善懲悪的なノリが強くなってしまい、物語としては薄っぺらくなっちゃったなあ。嫌がらせも、本当に嫌がらせといったレベルで程度が低いし……。オチを除いてあんまり面白い話でもなかったけど、しかし、程度の低さは逆に読者にとっては親近性でもあるわけで「やろうと思えばやれなくもなさそうな程度の嫌がらせ」であることから、小中学生読者にはむしろ親しみやすい内容かもしれない。
ソーマ
うーん、だいぶハッタリの密度が薄れてきたなあ。エロも減ってきた。今回だと総帥が食べ残しのふりかけごはんを食べた瞬間に見開きで喘ぐべきだった。ソーマくんの料理に喘ぐだけでなく、「しかも! 孫の食べ残し!!! 孫の、食べ残し!!!!」と喘ぐべきだった。見開きで。
ブリーチ
ば、ばかな。卯ノ花さんが初代剣八だ、と……。じゃ、じゃあ、あの霊圧が消えかかってる零番隊のアフロメガネさんは何なんだ。霊王でもなかった。初代剣八でもなかった。彼は一体なんなんだ……!
ハングリージョーカー
特殊能力を持つ悪の組織と、それに対抗すべく組織された国際的組織が今週で出てまいりまして、もはや各人の特殊能力が科学縛りであることを除いては何の特色もない能力バトル漫画になりそうな予感がひしひしと。
キルコさん
「ん~…でも、キルコちゃん女子力でも人気でもやられちゃったから。となると、後は何で勝てばいいのかな~…」
「それは…………おっ……」
「お仕事です!!」
ハイ、やられました! おっぱいのミスリードに見事に引っかかりました!!! でも読者が見たかったのはおっぱいで勝とうとするキルコさんなんですよ、作者の平方先生!!!
クロス・マネジ
この漫画は毎回毎回、なんでこうもご丁寧に、スカッとしない、読んでいて気持ちよくない、清涼感のない展開をわざわざ選ぶのか。
クロガネ
試合中のハレくんの口汚い言葉遣いと、相手の策略にまんまと乗せられてフォームを崩されるあたり、「勝ち負けにこだわらずに人間形成としての剣道」という彼らの理念はやっぱりどこにも見られないなあ、と思ったり。
こち亀
後半の展開は昨今のこち亀によくある愚にもつかない代物でしたが、前半の、幼女が体格を気にしてサンタ姿を嫌がるという流れには世紀末を感じてもっと悲しい気持ちになりました。たとえ、「太ってるのを気にする日本人」と「日々の食事にも困る貧困層の子供達」の対比だとしてもいただけない。後半だけなら0点だけど、前半がひどかったので今週のこち亀は-100点くらい。
★:サンタさん、3DSLLが欲しいです。
売り上げランキング: 14