【11/27】2012年52号のジャンプ感想(『食戟のソーマ』新連載号)


食戟のソーマ

「チャンピオンじゃねーか! 100点!!!」

 ええ、見開き触手陵辱シーンが出てきた時に瞬時にそう思いました、ええ。附田先生はサッカー漫画なんか描いてる場合やなかったんや。

 料理漫画は食べ手のリアクションが重要な要素となるわけで、性的描写とリアクションをかぶらせるのも、よくあるっちゃよくある手法なんだけど、実際問題、食事と性行為には類似性があるのだから侮れない。まあ、そこはジャンプ漫画。レディーのあられもない姿だけでなくマッチョな地上げ屋3人のよがりシーンも入れていることでバランスが取れて(?)ますね! オヤジのズレてるとしか思えない「料理が上達するコツ」も、今後さまざまな陵辱シーンを予感させてグッド。今週でヒロイン候補が三人出てきたけど(触手ちゃん、地上げちゃん、ワタリガニさま)、一体誰が正ヒロインになるのだろー。

 導入、触手、顔射、マッチョよがり、僧正ヌード、お嬢様での引きと、最初から最後までしっかりハッタリが効いていて、素晴らしい第一話だったと思います。いやー、ジャンプやるじゃない。まだこのくらいの新連載を用意する力があったのか。附田先生も少年疾駆の時とはまるで力量が違う。少年疾駆が大事な勉強期間だったのか、それとも元々の才がこのレベルで、サッカーというテーマがあまりに肌に合わなかったのか。これは来週からもとても楽しみ。なんとかこのクオリティを保って欲しいものです。


ワンピース

 茶ヒゲさんは本当にタフな人だな……。COOLブラザーズとは一体なんだったのか。今回の一斉射撃でも死なねーんだろーなー。

 今回でドフラミンゴさんのポジションが明らかになったわけですが、彼は間接的に四皇の戦力増強の役割を果たしてたんですね。そこから(いわば相手が強くなるのに)どうやって自分がのし上がるつもりなのか。

 しかしまー、七武海は本当に困ったやつらですね。黒ひげ、ハンコック、ジンベエあたりも主に政府側に迷惑しかかけてなかったけど、ドフラミンゴさんの迷惑度はさらに大きく、しかも現在なお継続中という……。海軍もちょっとこの制度は見直した方がいいんじゃないか。ミホークさんでさえ優等生、クロコダイルさんも面と向かって政府に歯向かわなかったというだけで、まだマシなレベルと言えるくらい。

 ケンカを売りまくってクレイジー扱いされているルフィに対して、マスターさんのあの脅し文句は、うん、まあ殴られるよね、と思ったら殴られてた。ルフィは実力自体よりもむしろそのクレイジーさの方で世界的に有名だと思うんだけどなー。


ニセコイ

 古味先生はちょっと状況設定がヘタクソすぎるなぁ……。そりゃまあこの漫画はラブコメなんだからドタバタ劇の導入部分にそんな真面目にうんぬんいうものでもないとは分かってるんですけど、にしたって、ねぇ……。こんなもん千刺に事情を話して、スーツケースを預けて、そんで楽くんがいないところで開けてきてもらえばいいだけの話じゃないですか。

 先述のとおり、導入部にうんぬん言うべきでないとは思うんですけど、あまりにここの導入が強引なので、楽くんがアホに思えて仕方なく、「アホの主人公がなんかやってる」というだけで全体的にしらけてしまうというか。コメディなんだから多少強引でもいいとはいえ、あまりに強引だと出だしでマイナス補正掛かっちゃうなあ、というお話。


暗殺教室

 先週の掲示板では自律思考固定砲台ちゃんに対する触手プレイを期待する声が多々ありましたが、蓋を開けてみれば中学生男子による拘束プレイでした。どうだおまえらこれでまんぞくか。


黒子

 うーん、ファントムシュート……。分かるよーな、わからんよーな、理屈。

 この漫画はギリギリリアル路線にしがみついているので、まあ、このくらいしかやることはないんだろうな、とは思うけれども(どっちかというと氷室くんのミラージュシュートの方が現実味がないけれど)。リアル路線を振り切ってハッタリで押し切るわけでもないので、説得力も微妙だし、漫画的に納得できるわけでもないという、ひじょ~~に微妙な感じだと思います。一番現実味が感じられないのは、既にリリースされたボールに後から飛んで追いつける気がしないところだろうか。


斉木楠雄

 照橋さん女神だなー。彼女がこんなに頑張ってるんだから人類70億人は1おっふぐらいケチるべきではないと思いました。


 そういや、店長はおっふしないんだな……。


ナルト

 ありゃ? 十尾って、あの人型のアレかと思ったらこんな造形なのか。なんだろう……この「どっかで見たような気がするけど、すぐに出てこない」感じのデザインは。アクションゲームの1面に出てきそうなというか。

 ラストバトルは九尾と八尾のタッグバトルかー。いままで圧倒的強者のポジションで、こいつが出てくれば何と戦っても何とでもなる感に溢れていた九尾が、自分より格上の相手に対して同格の尾獣とタッグを組んで戦う、という展開はなかなか燃えるものがありますね。キラービーさんとか、初めて出てきた時はどう考えても出オチキャラだったのに、ナルトの師匠になり最終戦の頼れるパートナーになるとか、あの頃には想像もできなかった。ていうか、普通ならサスケをここでタッグパートナーにする場面だと思うんだけれど。まあ、サスケと一緒に戦うのは最後の最後に取っておくんだろうから、この戦闘もまだまだ序盤戦といったとこなんだろうなー。


ハングリージョーカー

 あー、本当に他の植物もあるのか。科学の定説を使った能力バトル、というのは面白いですね。天才vs神、というのもハッタリが効いてる。全裸の看護婦さんもいい。

 この漫画、読切の時点から主に細部の粗が気になって素直に読めない漫画だったんですが、今週は特にそういう点もなかった(と思う)し、そうなると普通に楽しく読めたんで、今後も頑張って欲しいなあと思います。


ハイキュー

 田中さん……! 本当に、僕の田中さんに対する好感度はパねえな。


 田中さんが騒ぎすぎて注意されたり、旭さんが外野から留年扱いされたりとギャグ描写もちょこちょこ挟んでるのに試合の緊張感はちゃんと保ててる辺りがいい感じ。音駒戦もそうだったけど、主人公側の武器を武器として、相手にとっての脅威として描いてくれるだけで十分楽しい。


ブリーチ

 先週の時点では「あれだけ引いて引いて期待させといてデザインがこれか……」と思わせて、今週では「センターカラーでこの連中か……」という感じで、見事なまでにマイナスからのスタートとなりましたが、さすがは久保先生、今週一週だけでそれなりにキャラに好感度と格を持たせてきたと思います。既存の隊長格と絡んで、隊長格の格をそれほど下げずに、新キャラのキャラを立たせたのは上手かったかと。卯ノ花さんよりもテキヤさんの方が回復能力はすごいんだなーと思わされたし、その卯ノ花さんは回復以外にも得意なものがあるんだなー、って思えた。

 今週の描写で零番隊の人たちは、少なくとも騎士団幹部クラス程度なら総隊長と同じくらい戦えてもおかしくないなーと思えました。いやまあ、騎士団の人たちの格がちょっと下がりすぎた感もあるんですけどね……。

 回復対象に剣八さんが入ってないのは何故なんだろう。うん、治したら治したで、その場で零番隊に向かって戦いを挑みそうな感はあるけれど。逆に考えれば、前はあんなこと言ってたけど、実は卯ノ花さんでも全然回復できるレベルだったりするんだろうか。

 にしても、連れて行くメンツに恋次やルキアが入ってるのはあんま納得いかない点。百哉さんは隊長格だから戦力にするため連れて行って回復させるのは分かるけれど、ルキアあたりを優先的に回復させるくらいなら他にもっと戦線復帰させるべき戦力はいるんじゃねーの、と思えてしまう。この辺は作者の都合が見えてしまって微妙にマイナスポイント。


こち亀

 お、鋼鉄出版懐かしい……。と思ったら、いつの間にやらエロ漫画出版社になっていた。あれ、確か鋼鉄出版って、ガチガチのお堅い系の出版社じゃなかったっけ……?? と思ったら、あれは鋼鉄社か。両さんが汚い字でスラスラ書いた小説が大ヒットしたって話のやつ(57巻収録)。秋本先生がどこまで覚えてて、どこまで狙ってやってるのかは微妙なところである。

 ところで、僕にはどうもよく分からないんだけど、水野晴郎さんもシベ超では「階段落ち」を「目玉」として扱っていたし、映画マニアの間では階段落ちが何か一つのジャンルというか、重要なファクターとして扱われてるんですかね。「階段落ち映画ベスト10」なんてページもあった。


クロガネ

 すごいな……。これはどこまでギャグでやってるんだろう。

 勝ち負けではなく自身の成長のために剣道をしている、という名目を掲げておきながら、田舎者の非常識キャラと両立させるたために、結果として剣道で成長しているとはとても思えないキャラ造形になっている。彼らは勝ち負けにこだわらない剣道をしていたことで、他の普通の剣士たちと違って何らか優れた点があったのだろうか。ガッツポーズに顕著だけれど、つまり、普段の練習中も「勝敗が決まったあとも気を抜くな」的なことは学んでないわけだよね。いや、そこは学んで成長しようぜ。

 雨ちゃんは制服などを見るにどう考えても女子なわけですが、まあ常識的に考えれば「女子っぽい男子」キャラなんだろうけど、彼らの非常識さを考えるに、「えっ、大会って男子と女子一緒に出れねえんべか」展開も十分ありうると思う。あと、重くする分にはルール上問題ない、とは言っても、3キロの竹刀って中に鉄棒でも入ってるんじゃないの……。中に何が入っているかはともかくとして3キロの棒で頭を殴られたり喉を突かれたりしたら相当のダメージだと思うんですが。ホンモノの刀だって1kg程度っしょ。


めだかボックス

 あんれー、なんか生煮さんが、「よく分からないけどここにいる可愛らしい人」から、なんだかキナ臭い存在になってきたぞう。そういえば彼女のスタイルはまだ解明されていないわけだし、こう見えてスパイだった……とかいう展開もあったりするんだろうか。いやでも、こんだけ胡散臭くてスパイもクソもない気はするんだけど。「なぜ思いつかなかった? 梟先生に私がスタイルを教えてもらったのなら私から学ぶという発想を。それは私のスタイルが……」みたいなことを平然とやりかねない漫画ではある。


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