【11/20】2012年51号のジャンプ感想(『新米婦警キルコさん』新連載&『恋染紅葉』打切号)


新米府警キルコさん

 あー。悪くないですね。この手の「主人公が非常識」なギャグ漫画は、ギャグであったとしても、迷惑をかけられる周りの人に同情していささか不愉快な感じがしてしまうんですが、横島忠夫よろしく煩悩まみれの狂言回しが「迷惑をかけられる」側になると非常に低ストレス。「なんだかんだいって可愛い女の子に慕われてるんだからいいじゃない」という感じにもなる。それに迷惑といっても、正直千刺さんよりは不快度が低い……。

 ギャグ漫画としてとても面白いかと言われるとそういうところは特になかったけれど、減点要素もなかったので、このまま続いてくれるなら安心して読める漫画になりそう。人気が出るかどうかは…………どうなんだろうか。


トリコ

 明らかにバキの「全選手入場」のパロディ。「で……でか――い!!!」とかそのまんまじゃねーかw まあでも、こういう大会でこのノリならこうならーな。

 しかし、この人たちはそれぞれ特定の得意料理をもって、それでもってまとめてランキングされてるんだなあ……。もっと総合的な料理力でランキングされてるのかと思ってた。例えばカレー界のトップであるダマラ・スカイさんが4位ランクインで、ラーメン界トップの倉影さんが9位ランクインなわけだけど、これなんかどうやって比較してるんだろう。まさに「カレーも好きだがラーメンも好き」なアレで、比べようがない気がするんだけれど。まーでも、ラーメン好きな人に倉影のラーメン食わせた後でダマラスカレー食わせて「カレーの方がもっと食いたい」と言わせりゃあ、そういうことになるんだろうか。


ナルト

 別次元からの攻撃は面白いアンサーだったけど、でも、それなら出てこなくてもいいんじゃね? ずっと入ってればずっとあの技を封印できたような気がするんだけど、長時間中にいたらマズイような話がなんかあったっけ?


黒子

 黄瀬くんの足のダメージは既出情報で、誠凛戦は最初から相手側のハンデ戦という微妙な状況だったけれど、今回、「いなくなったとたん戦えないんじゃ話になんねーぜ」で、その微妙な感じも巧くカバーしたなあ、と思いました。

 また、ここで一旦退場することで、「ここぞという時に黄瀬のダメージで主人公側が勝つ」という萎え展開をさっさと封じたとも言えますね。


ブリーチ

 え。ああ、治らないのか……。「今までのも実は壊れたままだったんですよ」ってのも、なんとも後付け感満載ではあるけれど……。死にかけの百哉、剣八さん同様、織姫パワーで何とでもなりそうな気がするのもなぁ。

 この後、何らかの修復イベントが入るんでしょうか。狛村さんの斬魄刀が「所有者と極端に結びついている」ため治る、ってのがポイントになりそう。よく覚えてないんだけど、一護はなんだっけ、斬魄刀と合体したんだっけ?? 藍染戦の前にそんなことがあったよーな、なかったよーな……。

 途中で3ページにわたって出てくるコンの乱入に何の意味があったのかは最後まで分かりませんでした。


「零番隊に隊士はいない。全構成人員五人は全員が隊長」」

 ああ、うん。まあ、言いたいことは分かるんですけど、五人全員隊長クラスに強いですよ、って話だとは分かるんですけど、日本語としておかしいよね……。隊に隊長が五人いて隊士がいないって、それ全員隊士やん。

 あと、現状では副隊長格以下の戦力はやられ役でしかないので、隊長クラスが増えたと言われても、まともな戦いになる人材が増えただけ、って感じでちっともすごそうな気がしません。最後の「十三隊全軍以上だ」というのが山本総隊長も含んでいるのだとしたら、ギリギリすごいような気がしなくもないけど、その総隊長にしたって、どこまで「活躍してた」と言っていいのやら……。


クロガネ

「合宿ってなんだか地獄らしいし、行くの嫌だな……」ということで居残った人たちの反応を楽しみにしていたのだけれど、実際に見ると、うん、なんというか……反応に困る……。「みんなすごいぜ」みたいな態度だけれど、そのすごさに付いていこうとしてなかったことは完全に脇に置かれているなぁ。

「監督!! 一体合宿で何を…!?」
「さぁ、俺は知らんねぇ…」

 うん、まあ、あなた無茶ぶりしただけで、後はよく分からんけど汗だくになってただけだからね。そりゃ分からんよね。

 一方の刀条くん。彼は一応高校生で一応剣道部に所属していたのか。たぶん普段から「僕は負けてはいけないのだ」とか言って部内での練習でも試合形式の練習は一切行わず、先輩方も「なるほど、我が部の理念に徹底しているな!」とか言ってたんだろうな。考えれば考えるほど、普通の剣道大会で刀条くんが勝てるビジョンが見えない。


めだか

「幼くなったことで傷が治っている」→「スタイルは言彦にも通用する」というのは、なかなか巧い表現かと。こないだの「言葉が通じるからスタイルも通じる」というのよりは、もっと直接的で分かりやすかった気がします。最終的には「ほんの少しだけ幼く」なることで言彦から受けた傷を治すんですかね? しかし、それで治るなら別に「時間逆行のスキル」とか、そんなんでも治りそうな気がしなくもない……。

 ところで、そういった諸々は全部置いといて、贄波さんが可愛い。何なのだろうか彼女は。いろんなことが明らかになるにつれて、半袖さんの可愛らしがちっとも感じられなくなっていく一方、贄波さんがかわいい。


クロス・マネジ

「このまま打ち切りまでラクロスやらなかったらいいな! いいな!」という大方の読者の明後日の期待に反してついにラクロスをやってしまった今週号。内容は特に何とも思わなかったです。「ああ、ラクロスしちゃったなぁ……」っていう……。


恋染紅葉

 おおぉー、最後までチョロかったー。

 しかし、恋愛三部作は僕は全然真面目に読んでなかったけど、ニセコイ以外の打ち切りになった残り二つに関しては、どちらもそれほどに悪いもんじゃなかったような気がしますね。少なくともどちらも「いちご100%」よりは安心して読めた。それでも、またジャンプでこういう作品を読みたいか、と言われたらハッキリとノーと言えるくらいには興味がなかったけど。プリティフェイスとToLoveるくらいのが同時に載ってても別になんとも思わないけど、恋染、パジャマみたいな、「恋愛するぞ! するぞ!!」って感じのガツガツした漫画が二つも載ってるとちとキツイです。


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