【11/6】2012年49号のジャンプ感想(読切『メカペン先生変形ゼミ』掲載&『タカマガハラ』打切号)


 いつかはやると思っていた「テニスで切腹」。


新テニス

 なんだこれwww


 新技お披露目にもかかわらず丸井くんは相変わらず地味すぎるなあ、と思っていたのだけれど、大飯匙倩の有効活用法が示されたのは大きなポイント。大飯匙倩もグニグニ動く割には一体何の意味があるのかよく分からない技だったけれど、なるほど、前衛をブラインドにして後ろから攻撃する技だったのか。まあ、それにしてもインフレの進んだ今の中学テニス界を考えれば小手先のテクニックな感は免れないけれども。

 そして、遠野さんの処刑はスカーレットニードルだった……! 幸村の五感剥奪といい、許斐先生は本当に聖闘士星矢が好きだよな。「ジワジワいたぶるのは終わりだー!」と言っても、能力の性質上ジワジワやるしかない辺りもスカーレットニードル的である。しかし、他の処刑法はともかく「切腹」はすごいな。何を思って遠野さんはこんなことをしようと思い立ったのだろう。普通にボディーにボールぶつければいいじゃん。へその前でラケットを構えたところに、ラケットのてっぺんに正確にスマッシュを当てて切腹に見立てるとか一発芸すぎるだろう……。

 今月もまた交渉人が何を考えているのか、本当に分かんないなー。これ、単に遠野さんのことが嫌いで「ダブルスパートナー変えたいわー」と思ってこうしたのか、それとも交渉人はこうやってパートナーを切り捨てたりしながら勝ちを拾っていくスタイルなのか。今回も実際に勝利したわけだし、個人的には後者の方が面白いかな。この試合が始まる前は「交渉人って言っても相手の外国チーム相手に実際に交渉をするわけではないだろうし、どういうことなんだろう??」って思ってたけど、今月のブン太への「交渉」を見るに、例えば南アフリカ代表に対しては「極悪犯罪者に拉致されたキミの家族が無事に帰ってくるかどうかはキミ次第ですよ、フフフフ」とか言ってそうだよな、本当に。しかし、中学生もたいがいだったが、高校生もまるでテニスをする気がない。


ニセコイ

 先週のことがあったせいか、今週、ジャンプの表紙を見るだけで苦笑が漏れて、カラー扉を見て、「この子は捻挫……この子は風邪……この子は存在抹消……」と思いを馳せてしまった、そんな今週のニセコイ。

 ロミオとジュリエットが楽屋ネタ満載のアドリブドタバタコメディになったのは、「どうせ千刺は脚本をまともに覚えてはいないだろう」と見た集くんの機転を称えるべきか、それともこれまでの練習の全てを無に返され誰も自分の後を引き継いでくれなかった小野寺さんの立場を憐れむべきか。


「やっと気付いたホントの気持ち・・・ここから、真剣恋物語」

 キムチじゃなくてキスだったことにも気付いてあげてください。キムチさん以外はもうちょっと前から真剣恋物語だったんですよ……。


トリコ

 えええ、新技はまた腕に負担かかるのかよ……。食儀を経てせっかく釘パンチの回数制限を外したのになぁ。今回の破壊エフェクトは確かにビジュアル的にはカッコ良かったけれど、でも、大ダメージパンチというのは変わらないわけで、エフェクトだけ変更して結局元の木阿弥(回数制限のある大ダメージ技)に戻った感じがあって、どうも微妙。食儀でネイルガンの消費MPも抑えれないんだろうか。あと、釘パンチのエフェクトはカッコ良かったけどネイルガンの方は上手いこと強いイメージを出せるのかな、という不安も。釘パンチのDOTダメージ描写には特異性があったけど、「一発強いパンチ」って、まあ、普通だもんな。


ワンピース

 たしぎちゃんは本当に使えない子……。今までさっぱりいいところがなかったけど、今週でようやくいいところを見せてくれるのかな?と思いきや、結局、最後まで何らいいところはなかったというね。斬時雨だって全く何ら彼女の手柄という感じがしない。最後のアオリの「意外と迷コンビ!?」を見て、「ああ、うん、名コンビじゃなくて迷コンビだよね。そのままの意味で迷ってるコンビだよね」と頷いてしまったくらい。先週で感じた「えー、ゾロ、まさかフェミニストじゃねーだろーなー」という読者側の嫌気を、ちゃんとギリギリ避けてくれたのは嬉しかったけど、そのせいなのかなんなのか、どうにもちぐはぐな感じを免れえない今週のワンピース。ゾロの「女は斬りたくないけど斬る必要があるなら斬る。それはそれとして、女と女が斬り合ってるならしばらく見ておこう」という態度もやっぱりちぐはぐに感じる。


暗殺教室

 渚くんたちがDQNとトラブってる間に狙撃手パート終わってたー!

 ていうか、これ、渚くんたちにとっても何気に凄まじい機会損失だったのではなかろうか。凄腕の狙撃手とタッグを組んで100億の賞金を狙うチャンスを、不良数人のせいでおじゃんにされたんだよな……。他の生徒たちが首尾よく暗殺に成功していたら、「うわああああ、オレたちの100億円がー! あのDQNどものせいでー!!」ってなってたんじゃなかろうか。いやまあ、首尾よく成功してたらその影で渚くんたちはケツを掘られてたわけですが。

 湯豆腐での殺せんせーの言い分は、これ、意外とその通りかもしれんなーと思ったり。学校の勉強もだけど、使う機会を想定せずにする勉強ってマジで頭入んないんだよね。僕もアウトプットする仕事を始めてからようやく実感するようになったんだけど、アウトプットを前提に勉強するとインプットはほんと捗るんだよな。殺せんせーの言い分は意外とアリなんじゃねーかと思いました。


黒子

 笠松さんは意外とすごい人なんだな……、と思ったところで、よく考えたらこの人は、少し前に「見えない黒子の存在を予想してかわす」という芸当を決めた人だった。

 しかし、今週、笠松さんプッシュばっかりで、キセキ黄瀬の存在感が微妙だ……。笠松さんが実は準キセキ級にすごいとしても、黄瀬くんにパーフェクトコピーがなかったとしても、まだまだ黄瀬くんの脅威の方が大きいと思うんだけど、今週はさっぱり出てこなかったなあ。ついでに言うと黒子の方の存在感もさっぱりだった。


斉木楠雄

 燃堂くんの剃り込みが生えたのはギャグだとしても汚い、汚いぜ。すげえ笑っちまった。あと、海藤くんは髪の毛なくなって鋭い目元が強調されることで初めて気付いたんだけど、彼は普通にイケメンなんだな。

「おれの
 かえんは
 しぬまで貴様に襲いかかる……」

 を始めとして、今週はいろいろ面白かったです。


銀魂

 うお、こりゃシリアス展開か……。今回も長くなりそうだ。

 ダイくんの星は、まるでレベルEに出てきたマクバク族だなあ。そりゃあ腫れ物扱いもされるぜよ。気兼ねなく接してたというか、神楽はまだその辺りのことがよく分かってなかっただけではなかろうか。姫さまも地球存亡の危機だってのに、気軽に年頃の女の子紹介してんじゃねーよ、って感じ。


こち亀

 ほかろさんがこち亀の女性警察官にしては珍しく可愛い件について。他の女性警察官からは、「男のちんこを噛みきるぞ!」という気迫のようなものを感じるのですが、彼女の困惑した表情からはそういった殺意が一切感じられなかったのが大きなポイントでしょうか。単に僕がショートカットが好きなだけかもしれないけど。ああ、でも、大阪のあの人が出てきたらそれだけでこち亀を閉じそうになるのでやっぱり違うなと思いました。彼女は中川のちんこを噛みちぎりそうな気がする。

 本編の方はボカロと勘違いされて何が問題あるのかさっぱり分かりませんでした。というか、「既存のボーカロイドとそっくり」という話なのに、「未発売のボーカロイドと勘違いされる」って一体どういうことなんだぜ。


めだか

 おおう……。またちゃぶ台返しか。先週と同じ感じ。「なんだこれ?」って今までずっと思ってきたのを後になってから「おかしいとは思わなかったのか」的な感じでひっくり返すアレ。ううん、この分だと「なんとなく喋ってたら3時間が経過してたなんておかしいと思わないのか」とか、「治療不能な怪我を負ったはずなのに私たちがこんなにピンピンしてるのはおかしいとは思わないのか」とかそのうち出てくるんじゃなかろうか。

 一方、『エンカウンター』や『スカーデッド』が、使うことは使ったけど効いてなかった、というのが明言されたのは、良かった(?)です……?? ああいや、先週出てた疑問点にきっちり答えてくれたので「良かった」と言いたいところなんだけど、なんといいますか、素直に褒められない漫画だなぁと言いますか。「そこのところは振り返るだけで終わらせちゃうのかよ」と思ってしまう。直後のビリッて破る説明も何がなんだかよく分からなかったし。あの時、実際にスキルを使う描写がちょっとでもあればよかったのかね。とはいえ、「『スカーデッド』使ったけど効かなかった」ってのは、実際どんな状況なんだろう。「古傷よ開けー、と念じたけれど何も起きなかった」というだけなのかしら。だとしたら、まあ、それを描けというのも難しい話ではある。


ブリーチ

 側近さん、初めて仕事した! …………たぶん、これ以上の活躍が描かれる日はないんだろうなあ。

 一護のパワーアップは本当にたまたまだったのか。完全に囚えられていたけどよく分からんうちに抜け出せて、全く勝算なく敵ボスに挑んだけどよく分からんうちにパワーアップしてたおかげで命拾いしたのか。百哉さんはどこまで本気で一護の戦力に期待していたのだろう……。「あいつは返事はしなかったけど黙ってやる男だ」とか言ってたけど、一護は単に自信がなかったので何とも言えなかっただけではなかろうか。ああ、でも、「逃すと思うのか」とか言ってるし、意外と自信だけはあったのかもしれない。その自信は一体どこから出てくるんだ、一護。「相手の刀で思いっきり首を刺された気がしたけれど、思ったより刺さってなかったので、あいつ非力かもしれない。やれる!」的な?

 そして、ラスト……。ううむ、ラスボスが親父か。こりゃまたベタなところを。カブトボーグだとギャグ扱いされてる展開っすよ、久保先生。


近未来杯

 放課後アイドル……か……。まあ、このラインナップだと無難なところなのかなあ。ゴブリンナイトは微妙だった覚えがあるし、焼野原塵も微妙だった気がするし、INPWEAR CODEに至ってはカット絵を見ても全く内容が思い出せない。


 ……と、思って過去の感想を振り返ったら、ああ、あれか。妖精が戦うヤツか。あれは結構面白かった覚えがあるな。「今回の金未来杯ではこれが一番良かったです」って僕も書いてるじゃん。しかしまあ、タイトルが横文字で覚えにくいというのを差し引いても、ここまで覚えてないということは、まあその程度の「一番良かった」なんだろうか。


メカペン先生 変形ゼミ

 いやああ、これはひどい。展開もオチもひどいし、唐突すぎるパロディも浮いてるし、そもそも本作自体がパロじゃねーか。いやあ実にひどい。そして、すごく面白い。完全にパロディに笑ってるだけってのは分かってるんだけど、でも、しょうがないじゃない。「あっ! この問題…!!」「ゼミで、やらなかったとこだ!!」は面白すぎるよ。卑怯だった。最後のやる気ないオチも好き。しかし、このオチも展開も受け入れられない人は結構いるんだろうなあ……。こう、なんら、山場というか、これ、というポイントのないままスルスルーッと上滑りしてキレイに終わるような漫画で、これはこれである意味まとまってはいるんだけれど……。個人的には、焼野原塵みたいに体裁を「それなりに」整えたギャグ漫画よりも、こっちの方向性の方が好き。


クロガネ

 不眠不休で一試合21秒でカタを付ける試合を二万本続けるという物理的限界を超えて試練をクリアしたクロガネたち。まあ、時間的な問題は置いておくとして、クロガネくんが「全員に満遍なく勝てている」というのが何とも違和感。いや、今までの戦績だけで考えれば既にそれくらいの力量なのかもしれないけれど、中学トップクラスのシドウくんや、全国区と思しき主将、副将相手にも普通に勝てているというのは、なんとも急成長しすぎのような。まあでも、シドウくんから一本取れれば、クロガネくんは相当自信を持っていいと思うので、それを単純に考えて2500本ほど勝ったというのは、確かに彼に自信を付けさせるには良いのかもしれませんね。そんなことができれば、だけれど。隠居先生は「行ってきます、もう一度インターハイへ」と、汗だくになりながら言ってるけど、あなた「一万本取れ」って無茶振りした後は見てただけだよね……。

 そして、刀条くん。彼、なんでフェンスの上に立ってるの……。同じ人間だろうからまさか一息でピョンと飛び乗れたとは思えないし、フェンスに手をかけてよいしょとよじ登ったんだと思うけど、もしもよじ登ってる間にクロガネたちが現れたらすごい恥ずかしかったんじゃなかろうか。いや、そもそもなぜここによじ登ろうと思ったのか。「あいつ来るまでヒマだなー」「とりあえずフェンスの上にでも立ってみるか」的な思考だったのだろうか。まあ、PSP持ってきて遊んで待つ、なんてのもカッコつかないし、来るまでボケーと待つしかなくて他にやることがなければ、フェンスに登ってみたくもなるのだろうけれど。というか、じぶんちのフェンスの上に変な格好をした少年が竹刀を持ってずっと立ってたら通報するよなぁ……。


タカマガハラ

 うわあああ、分かってたことではあるけど、悲しいなああ。終ったかあ。最後までいい感じだったんだけどなー。結局、主人公の能力は分からずじまいか。あれはちょっと気になっちゃうなー。

 振り返ってみるに、個人的意見としてはカッター男がいらなかったのではないでしょうか。序盤の展開は、あれは必要だったから仕方ないとして、次のカッター男でテンション落ちた印象。その後の勃起男からはテンションがガンガン上がっていったんだけど。最初から勃起男並みのインパクトを持ってこれなかったのが敗因ではなかろうか。いや、いきなり勃起男を出したらそれこそ票が取れなかったのかもしれないし、カッター男がどうのこうのでなく、そもそも最初の時点で票が得られなかったのかもしれないけれど。勃起男が出てくるまで作品にインパクトがなかったのが一番の問題だとは思うんだよね。あのスローペースな立ち上がりなんかも「覚悟のススメ」を思い出させるし、続いたらきっと大成してたんじゃないかなあ。ざんねんむねん。


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