ブリーチ
「俺かて見たことないわ。あんな最前線で戦うてる総隊長もなァ」
あなた、藍染戦の時いたじゃないですかー!!!
総隊長が決起して、這いつくばってた隊士たちも起き上がる姿には、「総隊長の存在感、影響力はすごいな」というよりは、「おい、こいつらサボってたんじゃねーか」と思わざるをえない。そりゃドヤ顔の人(バンビさんだっけ?)も「どーなってんのよ、これ」ってなるわなー。
しかし、それはそれとして、「総隊長は最大戦力なんだからまず敵の親玉を叩けよ」という読者のツッコミに答えてか、仇を討った後は敵ボスに直行した辺りは好印象(いや、「自分の使命よりも仇討ちを優先したのかよ」とも思うけど……)。活躍シーンも敗北シーンも綺麗に省かれた更木さんより、どんくらいの活躍ができるものだろうか。藍染戦での活躍があまり印象に残ってないので(身体の一部を犠牲にして奥の手を使ったけど効かなかったんだっけ?)、そんな強いイメージもないのだけれど。
ワンピース
マスターは作戦自体はイイ線いってると思うんだけど、司令を出してから行動に移すまでの時間を失念していたのか、それとも、部下が躊躇ったせいで扉が閉まるのが遅かったのか、ともあれ、他の人達はともかくルフィが平然と通過した後で隔壁が閉まってるようじゃダメだよなあ……。
ところで、ドラゴンの謎の伏線がどう展開するのかさっぱり分かりません。そもそも、ドラゴンは隔壁を抜けれてないからシノクニで死んじゃいそうな気さえするのだけれど。あのドラゴンがどれほど強くてもルフィたちを実力で叩き潰せるとは思えないし(それほど強いのなら運搬役になんて使わないと思うので)、茶ヒゲさんは何を心配しているのだろう。
命を捨ててたしぎちゃんを救った海兵達は、サムアップはともかくダブルピースはどうなんだと思いました。お前ら、絶命の瞬間まで緊迫感ないな!
ハイキュー
山本さんの人相悪すぎると思ったら田中さんの人相も劣らず悪くて、しかし地味に隣の影山くんも人相悪かった。こいつら人相悪いな!
斉木楠雄
その後のロリコン&幽霊展開に目を奪われてたけど、冒頭の燃堂くんが消えた理由は解明されてないんだよな。終盤にストーリー性(?)が出てきたというか、初めて「次回に続く」形になったんだけれど、これが燃堂くん消失の理由に関わってくるのだろうか。他にも同様の超能力者がいて、デモンストレーションで消してみせたとか?(燃堂くんなので、少々テレポートとかしても気にしない)。いやしかし、斉木くん以外にも万能超能力者が存在するというのも微妙な気がするなあ。斉木くんのオンリーワンっぷりがこの作品の特徴だったわけだし、同様の能力者がいたら「その気になれば世界を潰せる斉木くん」のキャラが揺らぐ。あれかな、ひょっとして、漆黒の翼とかそれに類する人が、適当に送った手紙が的を射ていたとか。でもそれだと冒頭の消失の理由に繋がらないなあ。
トリコ
四獣さん、ぷくぷくしちゃった……。前の枯れ枝のような姿の方がいい感じだったと思うんだけどなあ。ぷくぷくしちゃうと四獣のタコさんとあんまり差別化が……。
あと、四獣さんは人間は活き造りで食わなくても別に構わないんだろうか。自分の発した毒液で死んだ食べ物とか、ううん、どうなんだろう……。あーいや、それをいったらヘビとかも同じか。なんだか食事が乱雑だなあと思いました。ビル真っ二つとかやったら、ビルの下で人間が潰れて食べにくくなりそうな。四獣さんに必要なのも食儀かもしれない……。
暗殺教室
ビッチさんがそんな凄い暗殺者に見えないのが残念だなー。対先生弾を使わずに通常弾で対処しようとしたのも意味が分からない。今回の作戦は「散弾を」「部屋全てに」なのだから、殺せんせーが扉を開けて部屋から出ることを想定しなければ、対先生弾を使ってたら勝負が決まったんじゃないかと思うんだけれど。まあでもプロの殺し屋としては、効果があるかどうか自分の目で確かめていない、原理不明の謎弾丸なんか信用出来ないという気持ちも分かるか。それにしても、ヌルヌルした後にほっこりして出てきたところの殺せんせーを狙撃するスナイパーを配置するくらいはして欲しかった。
INPWEAR CODE
おっ! これいいんじゃない……? 特殊能力持ちの主人公が、同じく特殊能力持ちの敵と戦うという基本路線ではあるけれど、ベースを妖精にするセンスと、ヒロインをファザコンにした点が新しかった。前者でいえば「ゴブリンナイト」が、せっかく特殊能力所持者の存在を「ゴブリン」と命名しながらも、何らゴブリン要素が出せてなかったのに対し、こちらはちゃんと妖精要素が出てる。あと、ヒロインがファザコンというのは、うん、気持ちいいねー。主人公とのイチャコラとかより「お父さん大好き、好き好き」な感じの方がグッと好感湧く。親父のキャラもストレートで好感が持てるし、ヒロインの描き方として、「豪快な親父」と「そんな親父が大好きな娘」という在り方は全然アリだなーって思いました。今回の金未来杯ではこれが一番良かったです。
ナルト
オビトなのはいいんですけど、やっぱり螺旋丸って仮面割るくらいの威力しかないのかー……って。そりゃかすっただけなら服しか破れませんよ。
黒子
はー。アンクルブレイク。一応、あの謎の転倒現象もバスケの範囲内なのかー。なんだか残念なような、そうでもないような……。テニスで五感が失われるのとか、「明らかにテニスじゃない」から一線超えた面白さだったんだけど、「一応バスケなのか」と思うと、その一線は超えれてないというか。ただ、見方を変えれば、トンデモの中でもちゃんとバスケの範囲内に収まっている、という好意的な考え方もできるからここは人それぞれの好みなのかもしれない。
ともあれ、「未来視」というだけではどうにも地味だけれど、転倒現象が生じると大分画面映えしますね。特に緑間くんが転んだシーンのインパクトがスゴかった。あのシーンは緑間くんの表情もあわせてすごく良かった。
こち亀
両さんがあんまりにも不憫なことを除けば、今週もギャグは走っていたと思います。濃霧の中、敵の特殊部隊隊員を闇討ちして銃撃する「駅伝」はかなりキてた。しかし、骨にヒビが入ってる状態で走らされて、足を撃たれつつも走って、挙句に懲戒免職って、うん、両さん寿司屋一本で頑張った方がいいよ……。
めだか
西尾先生はすげーなと、変なところで思わされるなあ。怪儡さんが拳銃を取り出したところで、「あーまた瞬殺か」と思ったら、また100スキル羅列でしょう? 「ああ、あれ? 一生懸命考えて考えて捻り出したと思ってる? ん、ほら、このくらいは、さらっと、ね」というメッセージを感じる。変なところでは西尾先生は確かにすげーんだよな。惜しむらくは前回の漆黒宴編で、その変な凄さが空回りしちゃったことか。
べるぜバブ
古市くんがよく分からない力を手に入れたのかと思ったら、馴染みのある力だったことでグッと話が面白くなったよーな。しかし、ここでイケメン敵キャラを出しておきながら、クシャミ一発で退場させるあたりはさすがの田村センス。この漫画は良くも悪くも、バッと出してきたキャラをよく分からないノリで退場させるよなあ。
しかし、アギエルさんは所詮邦枝さんと同レベルだった気がするので、東邦神姫コンプは難しい気がするぞう。あと、ティッシュなくなった後のこと、古市くんは何一つ考えてないよね……。いいよね、今を生きる、って。
リボーン
全く功を奏しなかったとはいえ、白蘭さん→XANXUSさんのコンボはちゃんと互いのキャラを活かした良い連携だったと思います。
あと、ショートワープというこの上なく地味な能力がちゃんと強能力として機能してるのも良かったです。この漫画、「目をやられたら弱い」「目に見えない壁があったら弱い」「死角に入られると弱い」とかで、マフィアの暗殺部隊でも、世界を八兆回征服してるボス格でもやられちゃうんだよな。
クロガネ
試合中に歌を歌い出したり、部外者が乱入してきて会話しだしたり、主人公の高校、普通にマナーが悪いよね……。
タカマガハラ
クマソくん、「使えないならオレが斬る!」とか言って大物ムード漂わせてるくせに新人なのかよ……。
「主人公の周りでばかり事件が起きる」「主人公を中心に話が進む」という不自然さを「スタンド使いは惹かれ合う」で解決したジョジョですが、「主人公を中心に描いてるから主人公の周りでだけ事件が起こってるように見えるけど、実は全体的な傾向なんだよ、これから新時代なんだ」という発想はいいなあと思いました。
バルジ
次回で終了だからだと思うんですが、敵幹部二人があっさりと倒され、さらには敵ボスまであっさりと倒されそうな展開には「スピーディだな」と思う以前に、つまんねーなと純粋に思いました。見返してみると、敵幹部二人とも「油断してたら背中からズバッと」だね、これ。暗黒エネルギーあんま恐ろしくねーな……。
パジャマ
僕を心底からうんざりさせてくれた恋愛漫画三連発の中では、ホラー要素、ミステリー要素が絡んでいた点で一番マシだなあと思っていたのですが、それらの要素を見事にうっちゃってからは、もはやページを機械的にめくって視線を上から下に流すだけになっていました。正直、まじめに読んでもないので面白いのかどうかもよく分かりません。確実に言えることは、恋染紅葉のことはしばらくの間、「ああ、あのちょろイン漫画?」と思い出せるだろうけど、パジャカノはたぶん半年後には思い出せないということです。おつかれさまでした。
★宣伝:1巻発売だけど実質2巻目だよね。