【8/20】2012年38合併号のジャンプ感想(1)


ナルト

「今週はトビさんのよく分からない術とカカシ先生の神威に関する謎を岸本先生が説明する回か……。謎自体は読んでれば大体分かるんだけれど、岸本先生の解説が理解できるかどうか……うぐぐ、今週は試練か……」などと戦々恐々としながら読んでみましたが、あ、意外と全然大丈夫だった……。敵の面前での8ページに渡る作戦会議は相変わらずどうかとも思いますが、説明が理解できるレベルだったことにすごく安心。なんかもう、そこにすごくホッとしたので、その後の戦場のボーイズライフの話や、九尾さんのナルトプッシュなんかは、もういいやって感じになっちゃったくらい。いや、なんかひどい感想だな、これ。言い換えれば、「説明が思ったよりわかりやすくてホッとした」以外に、特に思うことのない回だったということか。


ワンピース

 ああ……キラーさん……。あなたも苦労人陣営だったのね……。覆面のせいもあって今まで何を考えているのか分かりづらかったキラーさん、名前からして一番ヤバイ感じがしてたキラーさん、そもそも話が通じるのかどうかも怪しい人だったキラーさん。そんな彼のイメージが今週で、一転、苦労人に……。

「うちのキャプテンさ……。ホント手が早くって……同盟のことも前々から話してたのにスッカリ忘れてるし……。呼んだ奴らもまるで話を聞かねえし……」
「お前も大変だよな……。俺も最近、麦わら屋と組んだが……ううっ……くっ……苦労させられっぱなしで……うっ、ううっ……」

 ルーキーたちの同窓会が開かれたら、暴れる皆を横目に居酒屋の隅っこでローさんキラーさんは二人で酒飲んでそう。ウルージさんは「ぐはは、悩みがあるなら聞いてやるぞ」とか言って寄ってきて、二人から揃って無視されてそう。

 キッドさんの左手が大仰な義手になってるのは、新世界の苦労が偲ばれていい感じ。「ライバルポジションのやつらにとっても新世界はヤバイ世界でした」というのが伝わってくると新世界に箔がつくね。

 ローさんの脱出手段はちょっと微妙。「普通の鎖をすり替えておいた」って、うーん、あんまりスマートじゃないというか。すり替えておいた鎖がルフィにあてがわれたらどうすんのさ、とか思っちゃう。この鎖でローさんを縛ったのは実はローさんの仲間でした、ということなら話は別だけれど。

 たしぎちゃんの股間描写は良かったですね! 大切なのは恥じらいだって、言葉ではなく心で分かりました! それまで大股を広げていても全く何も思わなかったのに、「はっ!?」のコマでの大股開きの素晴らしいこと! なんということでしょうか。

 茶ひげさんが本格的にピンピンしてるあたりは、ホント「殺し屋()」だなぁ、と。はは、は……。


リボーン

 むむーん、復讐者しょぼい……。いやまあ、爆発して「やったか!?」はまんまやってないフラグなので来週ピンピンしてる可能性もあるとは思いますけど。でも、別に敵を倒さなくても時計を壊せばいいだけだからなぁ。あんだけ爆発してりゃ時計くらい壊れてそう。復讐者の皆さんはヴェールを脱いでから格段に威厳が失われちゃいましたね。ビッグピノさんとか、ただのうどの大木だし、スモールピアさんも何やら変なこだわりを持ってて、「おまえら復讐の一念だけで生き続けたんじゃないのかよ」と思わざるを得ないし。キャラ造形も戦い方も微妙である。骸さんを有無を言わさず捕えてた時のあなたたちは輝いてたのに……。

 あ、でも、巨大フラッシュだけは面白かったです。ビッグピノさんが背負ってるアイテムの中で一際目立ってて、アレなんなんだろうとは思っていたけど、まさかフラッシュとか……。いや、武器の中に耳かきがある時点でこのくらいのことは予想すべきだったのでしょうか。あと、フラッシュで視覚をやられ、そのまま突っ込んでぐったりしているツナに、壁にぶつかってリタイアした山本くんを思い出してほっこりしました。この漫画、視覚系の障害を誤魔化さずに描くところはいいよね。目が突然見えなくなったら、そりゃこうなるわな。


斎木楠雄

 すげえ、斎木くんがハラハラドキドキしてる! テレビってすげえなあ。

 この漫画は読切の時の然堂くんのホームランといい、登場人物たちは意外と頑張れる人たちで、気持ちよく読者を裏切ってくれるのがいいなあ。「なかなかイリュージョニストが板についてきたじゃないか…」がすごくよかったです。

 ちなみに、エレベーターでジャンプは、あれは実は助からないらしいですよ。落下速度を超えるスピードでジャンプできなきゃダメなんだとか。


トリコ

 いまいち緊張感のなかった四獣戦に「黒幕」の存在が示されたことで、前線で戦うトリコたちにも「時間制限」が生まれて緊張感が出るぞう…………と、思っていたら、食儀の成果をお披露目するための前哨戦扱いで終わっちゃったよ。しかし、人間界の中央部にはマンサム所長に膳王ユダ、さらに鉄平までいるのか……。こちらもこちらで緊張感ないなあ。いや、でも、マンサム、ユダ、徹平あたりが「黒幕」に敗れるような展開となれば話は別か。トリコたちの戦いも前哨戦だったけど、マンサムたちの戦いも「黒幕」にとっての前哨戦となるのかな?


黒子

 これだけ宮地さんのキャラを立てて、対立する五将の強さを強調してもなお、ラストページの緑間&赤司に全部持って行かれてる気がする……。キセキの存在がデカすぎて、今週くらいのキャラ立てをされても(特に宮地さん辺り)、誤差の範囲内というか、キセキ以外の残されたメンツの中でほんの少し背伸びしましたね、くらいの印象に終わってしまうというか。実際、今週のキャラ立ても来週以降に活かされる気があまりしないのだよ。


ブリーチ

 ああ、うん、やっぱりブリーチ面白いな……。最初の更木さん無双は、わずか1ページ弱の短い説明ながらも、それぞれの戦闘がちゃんと脳内でビジュアル化される良い感じの端折りっぷり。中でも特に群を抜いて個性際立つのがベレニケ・ガブリエリさんで、「長々と能力説明をしてたけど、相手はよく聞こえてなかったので殺される」という、なんというか、すごいキャラですね、彼。時代が時代なら一世を風靡したのではないかと、いや、今から風靡しちゃうんじゃないかと、そのくらいのポテンシャルを感じるキャラクター。これからいろんなキャラがいろんなひどい目にあっても、「まあ、ガブリエリさんよりはマシだよね」と思えちゃうんだろうなあ……。

 しかし、ロイド・ロイドさんも何気に不憫だよな。ただでさえ相手の能力を奪うテクノロジーを全員が標準装備してる状況で、「相手に化ける(能力封印効果はない)」ってのはなあ……。基本的に死神勢は自分たちより弱いわけだし。この人の能力が最も活躍できる相手は、地力が強くて、奪う能力のない剣八さんだったとは思うんだ。その考えうる限り理想的な相手にあたって、でも、「真似たオレより強くなればいい」という、よくよく考えれば何ら理屈が通ってない理屈で負けちゃうんだもんな。これ、似たような相手に一護がいると思うんだけど、むしろ、一護が相手だったら、「俺…だと…」とか言ってくれて、もっといい結果が出たんじゃないかなあ。不憫だ……。

 次週、雀部さんの能力が再利用されるという展開にはちょい驚き。あれっててっきり「もう殺すことにしたから卍解使えたことにしちゃおう」くらいのノリだと思ってたので(いや久保先生のことだから今週の展開もノリで、あの時は考えてなかった可能性大だけど)。しかし、どうなるんだろうなあ。相手はいかんせん総隊長だからなあ。これで雀部さんの能力を使ったベルチさんがボロ負けしたら、やっぱり雀部さんの立つ瀬がないような……。といって、あんまり前線されても総隊長の格が下がるし、うむむ……。


★宣伝:DVDになっとったんか。


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