トリコ
「IGOは食の流通が乱れることへの懸念から蘇生包丁の使用を制限。倫理的な観点からもその"技術"を闇の技術として事実上禁じた」
竹ちゃんによるよく分からない蘇生包丁禁止発言に答えが提示されました。ああ、ちゃんと考えてたんだな、島袋先生……。岸本先生みたいに日本語がおかしいだけかと思っててスイマセン。
しかしこれ、さらっと書かれてますけど何気にダークな発言ですよね。食の流通が乱れることへの懸念、って、要するに高級食材が溢れることで市場価格が暴落することを恐れてるんだよね……。恵まれない子供へのクリスマス食材プレゼントが途端に偽善めいてきたぞう。マッチさんとかが知ったらブチギレるんじゃなかろうか。
「倫理的な観点からも」というのはよく分からんなー。アミバさまみたいに蘇生包丁の練習過程で人を殺しまくってた料理人が過去にいたんだろうか。
千流さんVer.の蘇生包丁は回復力アップ効果ということで、これは物語のバランス上は悪くない措置ですね。主人公パーティーにベホマ使いがいたら話が盛り上がらないけど、回復アイテム(食材)で回復するのは今までも同じだったし、それの回復力がアップするだけなら、実質大した変化はなさそう。前みたいに腕一本飛んでも食ったら復活するとかそんくらいかなあ。ところで、「細胞が一気に活性化」「分裂を繰り返し」って、これ、小松が早期癌とか患ってたら今頃末期がんになってそうね……。
後半、千代婆が美食會に寝返った理由が始まってからは、物語の謎が大きく明かされるのかと思ったら、おっさんのノロケ話であった。「千代ちゃんが…最も得意だった料理じゃ…」とか単なる嫁自慢じゃねーか。
ハイキュー
特にケガとか暴力沙汰とかあったわけではなくて、「ふつうにイヤになった」という、逆に説得しにくい展開を、いつもどおりの「トスがすごいからスパイク打てる」で解決しようとしたのはちょっとイイなあと思いました。この漫画、熱すぎないんだよな。熱い漫画は付いていける人には楽しいんだけど、付いていけないと途端に寒いからなあ。主人公が為せる説得のうち、もっとも説得力のある「トスがすごいからスパイク打てる」で押し通したのは、熱くなくても説得的で読みやすかったです。東峰さんを説得に行った理由の「2,3年生が元気ないから」もイイ感じ。そんなに思い入れがあるわけでもなく、いないと絶対に勝てないというわけでもない今の状況で、主人公の動機がコレなのはなかなか好感持てます。最近のハイキューは全体的に言葉と展開の選び方が巧いんだよなー。
めだか
いろいろ置いといて、女の子を振る時に切腹するってアイデアは面白いな。3年後くらいに、この漫画のことをすっかり忘れて、「ここで女の子を振りながら切腹する! おお、オレおもしれー!!!」とか言いながら無意識にパクってしまいそうで今からこわい。
バルジ
一発KOかと思ったら身を捻ってかわしたティアマト、王具を持っての二人旅を愚策と切り捨てる敵、人質になっていた女性が敵のウィークポイントを突く展開。
今週、褒めれる点は多数あったのに、敵の目の前で「おれはおまえの弱点をもうみぬいてしまいました」アピールするティマトで総合評価は0点以下です。このアピールさえなければデッドロックさまも人質のこと、もう少し忘れてたかもしれないのにね。
黒子
「絶対に避ける確信があったからハサミを振り回しました」ってのはつまらんな。というか、赤司さんの格を下げちゃう話だと思う。今のところ他に赤司さんには語るところがないのに、唯一のキャラ付けだった「よく分からんけどアブネー」感すらなくなっちゃったというか。まあ、あのキャラ付け、別に美味しくなかったしな……。なくなっても構わんっちゃ構わんのだけど。
貧乏神が!
SQを買っておりながら実は読んでないんですけど、何と言いますか、主人公格二人のキャラクター性を端的に表すケンカ→家出のストーリーラインに一通りの主要キャラを絡ませる流れは、本編への導入としてまるでお手本のような作りだなあとは思いましたが、困ったことに全然面白くなかったんですよね……。まさに「本編紹介プロモ」とでもいった感じで。本編もこんなもんだったっけ……?
こち亀
本庁での特殊刑事課の扱いを見ていると、なんだかVIPスレみてーだなと思いました。星さんが特殊刑事課に配属されるくだりは、猛獣の檻の中に生肉を投げ込むような視線で見ていましたが、まったくの予想通りな展開だったぜ……。
ちなみにジャンプ本誌では特殊刑事課のきがくるったかのような異様なテンションは付いて行き辛いですけど、これがアニメになると意外とまろやかにデフォルメされておりまして、小さな子供たちが喜ぶような優良な変態キャラになるから驚きですよね。
「なに! そんな変態野郎が!」「こっちと変わらないぞ」
「なんだ! この変態姿」「本庁の刑事と同じ気が…」
の流れはどストレートなボケとツッコミながらもスゲー面白かったです。これ、周りの制服警官たちが一切ツッコミを入れずに、むしろ汚野刑事へのリスペクトさえ感じられるのもポイントなんだろうなあ。三者の対比が面白い。
パジャマ
おお……。過去エピソードは普通に読めるなぁ。いや、むしろ面白かったぞう。
両想いになってキスしたら元に戻ったという安直な展開だとばかり思ってたので、前回の成り行き的、突発的なキスで元に戻るという今週の展開はなかなか新しいなー。うん、今週は良かった。
しかし、来週からまたいつものノリに戻るのかな。このまま幽霊終わったら「パジャマな彼女」じゃなくなるしな。これからはあの元祖幽霊のホタルちゃんをどうこうする方向で話が進んでいくのだろうか?
ブリーチ
あ、情報を共有する気あったんだ……。今週、こういう描かれ方をすると、先週、隊長たちが個々に卍解してたのがすごいバカっぽく見えてくるなあ。掲示板で言われてた通り、子供隊長が卍解して奪われるまでみんな一時待機すべきだったよね……。
しかし、よく分からないのだけれど、彼らは何をそんなに焦っているのだろう。卍解が使えなくなること自体は最初から分かってたはずなのに、「封印」と「奪われた」でそんなに違うもんなんだろうか。てっきり、今週から敵が奪った卍解を使ってくるのかと思ったらそういうことでもないみたいだし。卍解が使えないという状況自体は同じなんだから、ここまでは織り込み済みの事態だと思うんだけどな……。
ぬらりひょん
葵螺旋城の姿を改めて見ると……、十二宮編だなあ……。
本誌最終回も羽衣狐さまのシーンは絵的にやっぱりカッコ良かったんですけど、まー、それだけかなあ……。振り返ってみると、突発的に清継くんが輝いたり羽衣狐さまが輝いたりしていたけど、全体的にはのっぺりしているというか、あまり起伏なく進んでいって終わったみたいな、そんな印象。玉章くらいまでは話のバランスも良かった気がするんだけど(敵キャラの立て方や戦闘描写など)、それ以降はどうもイマイチ。敵の掘り下げが甘いせいか、纏のようなよく分からないパワーアップがあったせいか、どうもどうも乗り切れない。そんな漫画だった気がします。あと、竜二お兄ちゃんも言ってたけど、ゆらちゃんの亜空のネーミングセンスは、そういうキャラ付けだと分かっていても作品の雰囲気ブチ壊しでちょっと残念でした。
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