トリコ
うぇぇ……。珍師範よえぇ……。まあ、ページめくっていきなりやられてのにはビックリしましたよ。しましたけど……弱ぇ……。ビックリしたけど、あんまり嬉しい感じの驚きじゃないなあ。師範代の皆さんはともかくとして、珍師範にだけはもっと頑張って欲しかったです。珍師範は食儀とか食没とか極めてるはずの人なんだから、彼があっさりやられちゃうと「食没を修めたトリコ」が善戦しても納得できなくなっちゃうんだよな。「いや、食没をもっと昔から極めた人が、さっきやられちゃったんですけど」的な。そして、食儀に関しては掲示板でもみんなが多々疑義を示していたこともあって、千代婆に「くだらん食儀の歴史」と言われても、「うん、くだらない気もするなあ……」と思ってしまうというね。というか、美食會は一応食儀を警戒して潰しに来たんだよね……。メチャクチャ食儀のことナメてんじゃん。ここは、なおさら珍師範に善戦させるべきだったと思うのだけれど……。
先週の竹ちゃんのグサリは挨拶というかデモンストレーションだったんだろうか。「オレ、こんなことできるようになったぜ」っていう自慢? それか、あれは美容と健康のためのもので、蘇生包丁を修めた料理人たちが出会うと、「やあ、お久しぶり」「ぐさり」「うっ……おひさしぶり」「ぐさり」「ぐはっ、本日はお日柄もよく……」みたいなことになるのかしら。鍼灸師が挨拶がてら針を刺すみたいなニュアンス?(注:鍼灸師はそんなことしません)
しかしまあ、今週の説明はなんかよく分かんないすね。蘇生包丁は人間界では禁止されてるのに法では禁止されてない??(じゃあ何で禁止されてるんだ?) 「本来の使用法」ってことは一般的に知られている間違った使用法がある??(今まで出てきたっけ?) そして、なぜこれが「暗の技術」(闇の技術的な意味?)なのかもよく分からない。蘇生包丁はなんだかさっぱり分からないけど、グルメ界入りした後は、きっとベホマ扱いになるんだろうなーとは思いました。
ナルト
岸本先生の独特極まりない日本語センスによってループ系能力が6ページに渡って解説されるという事態に気圧されそうになりながらも、なんとか読み終えた今週のナルト。
なんとか解読できたので解説いたしますと、これは例えば、A「風が吹く」→B「風が吹いたけどスカートはめくれない」→C「(もう一度)風が吹く」という状況があったとします。それで、これを運命決定能力のイザナギにより、A「風が吹く」→B「スカートがめくれておぱんつが見える」→C「(もう一度)風が吹く」という状況に変えたとします。その時にイザナミを使用すると、AとCを繋げることで(なんで繋げれるのかはよく分からないが)、
A「風が吹く」→B「スカートがめくれておぱんつが見える」→A’「風が吹く」→B「スカートがめくれておぱんつが見える」→A’「風が吹く」→B「スカートがめくれておぱんつが見える」→A’「風が吹く」→B「スカートがめくれておぱんつが見える」.....
という状況が続く、というものだそうです。「ずっとおぱんつが見れるのならいいじゃねえか」という気がしなくもないんですが、「風が吹いたけどスカートはめくれない。現実は非情である」を選ばなければ、このループが続くんだって。まあ、それは良しとしましょう。
で、何がなんだか分からんのが、イザナギを使ってるわけでもないカブトさんにこれを使った場合、能力の解除条件が変化することです。イザナギを使っているなら話は簡単で、要はイザナギの運命決定能力を解除すればイザナミも解除されますよ、ということですよね。でも、カブトさんの場合はよく分からない。カブトさんは一体何をどうしたら解除されるの??
そもそも、カブトさんが何故イタチさんに説教されているのかも良くわからない。カブト回想編をあんまり真面目に読んでないのもあって、一体何故いま説教が行われているのか全く共感ができないぜ。
カブト「えっ、ちょ、先生。僕、何も悪いことしてないよ!」
担任「カブトくんが反省するまで終わりの会は終わりません」
副担任「そんな、一人の生徒のために先生がそこまでしてあげるなんて……!」
担任「カブトくんはね……昔のあたしと似てるの……」
カブト「えっ……、ええっ…………??」
担任「カブトくん、反省してね」
副担任「先生がここまであなたに付き合ってるのよ! ちゃんと反省しなさいよ!」
カブト「えぇー…………」
なんかこんな感じ。ナルト信者の方、なんでいまカブトさんが説教されているのか、どなたか解説お願い致します。カブトさんって運命を受け入れてなかったの??
***
しかし、先週は半ばネタで「イザナギは説教スキルかしら?」とか書いてたけど、本当に説教スキルだったんだな……。何が何だかよく分からんけど、今のカブトさんはすべての敵キャラクターの中でダントツで憐れに見える……。
ワンピース
昨日ちょっと友人と話してたんですけど、ルフィってあの天真爛漫な性格が災いして物語の緊張感を削いでる気がするんですよね。天真爛漫ゆえに軽い気持ちで取った選択肢が仲間のクルーをピンチに陥れたりするわけで。その辺のマッチポンプな感じがネックになっているようなきがするんです。その点、ローがカッコイイのは彼にそういう側面がなく、クールに事を運べるからなんだろうなあ、なんて言ってたんですが、今週のワンピースはそんなローが見事にルフィ側の天真爛漫さに呑まれていく話でしたね。…………ローさん、がんばって!
ハイキュー
おお……。ラストの台詞なし4Pかっけえ……。左側でブロックした後、右側に回りこんで相手ブロックを振り切りスパイクを決める流れでは、主人公の機動力が見事に表現されてたと思います。巧い。及川くんも性格が悪いといっても、今回のくらいでは戦術的に最善手を取ってるだけの印象で、イケメンなこともあって全体的なイメージは悪くないです。特に、及川くんの最後の表情が好感度上げてるよなぁ。少なからず主人公のポテンシャルを認めたであろうこの表情で、グッとキャラクターが深まった気がします。相手校の奥の手投入(及川くん)でここから主人公側が負ける流れかと思ったら普通に勝っちゃったのもびっくりでした。いやー、楽しませてくれるな、この漫画。
戦星のバルジ
おお……、意外と展開が早い。そして、今週は面白いぞ。あっさり身分バレした辺りも良かったし、先週はなんだかよく分からなかった「主人公の家族思い」も今週で具体的に示されてグッと共感できる感じになってたと思います。先週の時点で吹き荒れていた嵐の如き打ち切り臭がウソのようだ。
今週で主人公のキャラはしっかり立ったし、意外にも真面目に「王子様」をやってくれそうな気配も漂ってきたので、もうちょっと期待してみたいと思います。「統治」って言葉も出てきたし、内政、外交、戦略などの政治面をちゃんと描いてくれるの……かも……? 王具はここぞという時にちょろっと使う程度に抑えて、基本的には玉座でどっしり構えて事を運んで欲しいなあ。
ニセコイ
るりちゃんの肘が小野寺さんに刺さったシーンにキュンときてしまったのですが……、こ、これが、ひょっとして……リョナ…………。
あと、メガネくんはそろそろ本気で不登校になってもおかしくないレベル。
ひよこっぷ
全編を通してちょろちょろと入ってくる小ネタの数々(特にひよこっぷのボケ)がどうにも面白くなくて、いかんせんそれが全編に渡っているので、全編通してそういう印象になってしまいました。まあ、うん、ざんねん。あと、ひよこっぷって見た目と手錠以外に警官要素ないよね……。
ところで、さかなサマはあくまで「下着収集」をしているんですよね。変な話だと思ったんですよ。主人公が変態だとしても、スカートを持ち帰るってのはどうも、ね。持ち帰るなら断然おぱんつでしょう。ですが、先生が下着収集をしていたのだとすれば話は簡単で、主人公のカバンにスカートを隠し、自分は青村さんのおぱんつをガメてたわけですね。だから青村さんはとても言い出せなかったけど、スカートが見つかった後も家に帰るまでずっとノーパンだったと思うんです。
恋染紅葉
主人公が夕食用のコロッケを買いに近所のお肉屋さんに行ったら、肉屋のおばちゃんがグラビアアイドルかつ主人公の初恋の人で、主人公に求愛したりすればいい。
いぬまる
終わるよなあ……これは……。ラストの犬壱さん復縁で、まったく締め方が予想付かなくなったので来週も楽しみ。まあ、いぬまるくん的にはご両親が復縁した方がいいよね。ふ~む……。
こち亀
扉のアレ、何かと思ったらアーセナル社が本当に開発したものなんだとか……。ネ、ネタ銃……。僕たちは『アンデッド』の三連ショットガンでゲラゲラ笑っていたというのに……現実は小説よりも奇なり……。
軌道エレベーターを竹で作る点、-60度に言及した点、巨大建築物の合法性などにもちゃんと触れながらきちんとギャグ的に解決しているあたり、今週は質の良いこち亀でした。
めだか
言葉を武器とする漢字使い……。今まで、西尾先生は変な言葉遊びが好きだなあ、くらいに醒めた目で見てたけれど、こういう形でフィーチャーするのならアリですね。ということは生煮さんも善吉の八重歯がどうのこうのの言葉遊びにやられてたってことなんでしょうか。
しかしなー、漢字使いさんにしても、やっぱり安心院さんに勝てる気がさっぱりしないぜ。安心院さんは漢字を操るスキルだの、相手のスキルを知るスキルだの、相手のスキルを無効化するスキルだの色々揃えているでしょうしね。
リボーン
これだけいろいろなことが判明すると流石にちょっと面白いですね。授賞式での主催者暗殺って、要するに天挑五輪大武會なわけだな。しかし、「バトルロイヤル」→「復讐者vs他全員」→「チェッカーフェイスvs復讐者&アルコバレーノ陣営」といった感じで構図がコロコロ変わりすぎな気もしてきますが。デビルマンみたいに敵対勢力の構図が変わっていくのはどっちかといえば好きなんですけど、リボーンの今シリーズは最初のバトルロイヤルが普通に面白かっただけに、今の「復讐者vs他全員」展開がちょっと残念なんだよなぁ。ともあれ、リボーンは復讐者陣営には協力しないような気がするし、「チェッカーフェイスは置いといて、とりあえずバトルロイヤルは続けよう」的な流れになるのかしら。
クロガネ
大事な練習道具なんだから、神宮くんはちゃんと竹刀を毎日家に持って帰りましょう。なんで竹刀を野ざらしにしてるんですか。雨とか降るんですよ? 「熱いシーンが描きたい」ばかりに、キャラに常識を失した行為を取らせると一挙に物語が萎え萎えになってしまうという好例。このせいで、全く、熱くない。ここらへんに意識を回せないのは、手抜きですよね、ぶっちゃけ。
マジコ
レイヴンさんは勝手に恋して勝手に失恋して、なんだか一人で騒ぐだけ騒いでたなって感じでしたけど、それはそれとして、自分の割り当てのウサギさんには手も出せないまま、結局、ルーが襲われてシオンが助けるとか、今週のレイヴンさんはすげえダサかったです。今週で一挙に株が落ちたよ、レイヴンさん……。
次号予告
横田先生の短期集中連載だー。ワーイ。横田先生、ダンゲロスと同時進行だから、えらい忙しそうだったけれど、こっちの内容は僕もさっぱり知りません。簡単な紹介を読む限りでは、恋愛漫画?のような感じも受けるけれど、いま恋愛三作が連続している中、それはちょっとキツイなあ、というのが正直な第一印象。たとえよくできた恋愛漫画でも、(時期が悪いという意味で)キツイ気がする。まー、でも、ダンス部みたいに巧く恋愛要素を「織り交ぜて」くれるんじゃないかなあ、と期待してます。そもそも恋愛モノかどうかもまだ分かんないしね。進路に悩むきなたが女の子と東京に行ったら、悪の秘密結社の怪人が現れて、仮面ライダー社への就職を決意する話かもしれない。
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