戦星のバルジ
すげえ……。まるで連載が続くビジョンが見えねえ……。すげえ打ち切り臭だ。面白い、面白くない以前に打ち切られる姿しか見えねえ……。
それなりに良心的道徳的ながらも特に好感が持てるわけではない主人公。ピンチに覚醒する神秘的アイテムというテンプレながら、全くドキドキしない王具。爽快感も緊張感もないバトル展開と、なんだかこう、及第点には達してるし、それ＋αくらいはあるけど、それ以上は何もないというか……。華がないのかなあ。とにかく売れるビジョンがまるで見えない作品でした。タイトルもそうだよな。「竜童のシグ」くらい響くものがない。
まー、でも、王子様とスラム民の立場が入れ替わる展開はありがちながらも、王子様がさっさとあっさり死んでる辺りは少し新しいかな。この先、主人公がまじめにリアルに王子様をやってくれるなら面白くなるかもしれないけど、ま、どうせ、ローレシアの王子よろしく、数人パーティーであっちゃこっちゃ行くんでしょうね。王都でどっしり構えて内政やら外交やら政略やら真面目にやってくんねえかなあ。やってくんねえよなあ。
ワンピース
なるほど、身体がデカイからライフル銃が大砲になる、っていう発想は面白いな……。でも、その理屈だと化学エネルギー弾（着弾時に爆発）よりも運動エネルギー弾（爆発しない）の方がそれっぽいと思うんだけど。というか、ワンピースの爆発って相手が死んだ気がしないからイマイチ好きになれない……。ワンピースは爆発に関してはギャグマンガ耐性くらいの補正が働くからなぁ。
今回の戦いは地の利を活かしたり、敵が化学兵器を使おうとするなど、いつもの戦闘よりも変化に富んでいて何よりスピーディなところは評価できるんだけど、敵側の真骨頂である透明化を一切使わなかった点がどうにもこうにも……。透明化の謎もいまだ解明されていないので彼らの戦いはまだ続くんでしょうけど、読んでる方としてはもう今週の戦闘で決着は付いてる感じだから、今週で透明化の秘密解明と決着まで描いて欲しかったなあ。形成が不利になってすぐに逃げ出す辺りはかなり良かったんだけどね。なんでホントに透明化を使わなかったんだろう……？？
ナルト
「まー、なんか、先週の引きでイタチがやられたような描写あったけど、どうせ幻覚だろうし、そうでなくても穢土転生だからなー。やられたような描写をされてもなー」とか、なんとか思っていましたが、全く何の捻りもなく「穢土転生だから大丈夫」でした。本当にいいのか、それで……。
イザナミは、あれですね……。なんというか、この手のループ系の能力はジョジョとかにもありましたけど、「イタチの謎の説教を理解し、反省を自覚するまで終わらない」っぽい雰囲気が漂ってるのがすごくイヤですね……。生理的にキツそうな能力だ……。
トリコ
この手の展開になるとしばしば思うことなんですが、作中での時間経過はどうなってるんでしょうね？ 今回の修行が始まったタイミングでは、珍師範はずーっと「嫌な予感がするわい」とか言ってて、トリコと一緒に延々と歩いている最中も「嫌な予感がするなー」って思ってて、でも、その頃は千代婆たちはまだ本拠地でお茶を飲んだりしてて、そんで、いよいよ千代婆たちが攻めてきた瞬間に、修行の末にトリコがタイミング良くぶっ倒れた、って感じなんでしょうか。しかし、これ、珍師範は別にトリコに付いてなくても、途中で置き去りにして戻るだけで修行は完成したんじゃねーかな……。
後は、身体に入った食材の動向にはどこまで敬って感謝してるのかなー、とか思ってました。「小腸に入った。だいぶウンコになってきた……」「大腸へ到着。もう完全にウンコだ……」。食材は、どこまでが、食材なのだろう。
ワゴンさんはちゃんとかませになれてるなあ。千代婆の技量がスゴくてハッタリが効いてるのもあるんだろうけど。僕たちはよく「こいつはダメだ。かませにもなれていないよ」って言うけど、あれはやられる側だけじゃなくて、やる側の問題なのかもしれないね。ブリーチの三人娘だって、メガネの人がちゃんとハッタリの効いた倒し方をしていれば、立派なかませになれてたのかもしれない。
P134 プレゼントコーナー
ス、スティックボムだと……。ついに玩具業界が本気で火薬を使い出したのか……。と、ドキドキしながらググってみたんですけど、なーんでー、火薬使ってねーのかよー。
まー、これはこれで面白かったですけど、もう、なんか、火薬だと思ってすごいドキドキしてたから、すっごい肩透かしされた気分です、くそったれー。
斉木楠雄
体内の分子運動を激しくするって、これ、人間を電子レンジに入れるようなもんなんじゃねーの……。
燃堂くんとの関係性は「ひょんなことで」と短くまとめてきましたね。しかし、燃堂くん、不良要素が全くないな……。今週の内容だと奇抜な髪型をしたアホでしかないぜ。読切の方でも初登場回くらいしか不良要素はピックアップされなかった気がしないでもないけど。燃堂くんは、一体、どういう不良活動を日頃行なっているのであろうか。
ハイキュー
おおう、この漫画はやっぱり面白いなあ。他の漫画にはあまり感じない「爽快感」があります。具体的には、日向くんと田中さんの二択クイズが成立した時にすごく爽快感を感じますね。特に主人公が囮になって決まった時の爽快感がすごい。「素人に毛の生えた」だけの主人公がオーバースペックな感じではなく、ちゃんと役目を果たして輝いてるのと、あと、フリーの時に思いっきり力強く打ち抜くのが似合うのは、主人公よりも田中さんだからかな。田中さんは豪放磊落な性格と、スパイクというアクションが非常に噛み合ってるように感じます。田中さんが思いっきり打って決まると気持ちいい。あれだな、僕は田中さんが好きなんだな。
後は、相手校の選手の一部が性格的にちょっとアレなのに対して、相手校の監督はきちんと真面目な教育者として描かれてることでバランス取れてる感じがしました。格下の相手に対しても、「頭あがらんだろが！」とか、ちゃんと社会常識を弁えてる立派な大人だなあ、って感じ。全体的に嫌な気持ちにならずにほどほど安心して読めて、なかなか爽快感のある良い漫画になってきてると思います。
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