【2/29】2012年13号のジャンプ感想(『パジャマな彼女』新連載号)


ハンター

 うええええ。あの幼女幼女してた幼女はどこに行ったんだよー……。すっかりこまっしゃくれて、というか、カイトそのまんまじゃないか。ここで、忘れられてたコアラさんを出してきたこと、懺悔相手が女の子の母親かなんかだと思わせといてカイトだったこと、などは上手かったと思うけど、おへそ出してた幼女がすっかりカイトになってしまったことの悲しみに押し負けてしまうなあ……。

 コアラさんを出して、コアラさんを精神的に回復させることで、「カイトを死なせてしまったゴンの自責の念とその解決」を遠まわしに描写してるのかなあ、とは思うけど、そんなことよりも幼女がカイトになってしまったことの悲しみが……。ゴンからすれば「カイトが女の子になっちゃった!」という衝撃だろうけど、こちらからすれば幼女がカイトになってしまった衝撃だよ~。


ナルト

「石の意志」というサブタイトルを見た瞬間に、「岸本!」と感じてしまう程の濃厚に匂い立つ岸本節。

 …………と、思ったけど、これ、作中でもダジャレ扱いなのか。岸本節とか言ってスイマセンでした。
 
 
 
 と、思ったけど、オオノキの復活描写とか、「よく踊る」「踏み込みが浅い」とかやっぱり岸本節でした。岸本先生は、なんか巧いこと言おうとしてもホントに巧く言えない人だよな……。

 あと、「火種も大きくいくとするか」で、なるほど、粉塵爆発か、と思ったけど、まったくそんなことはありませんでした。まあ、花粉で粉塵爆発起こるかどうかは微妙か。


トリコ

 恵方巻きにもち石……。

 待て、小松の料理人としてのセンスはどうなんだ、それ。恵方巻きの具材に餅……?? どうなんだ。斬新珍奇に過ぎるのではなかろうか。メインが米で炭水化物なのに、さらに炭水化物を加える?? ううーむ……。ひょっとすると米の代わりに餅で具材を巻くのか? いや、それはもう恵方巻きじゃないよなあ。分からん。小松のセンスが分からん。そして、もち石は結局、石なのだろうか。石に栄養素などあるのだろうか。

 あと、一ヶ月放置してドドリアンボムの実は大丈夫だったんでしょうか。そんだけ臭かったら、腐って異臭を放っても分からないだろうな……。そして、これを持ち帰られて寿司を作れと言われる方も大変だよなあ。小松も一ヶ月以上職場を放棄して、帰ってからも激臭シェフになるわけだから出社停止されるだろうし、本業は大丈夫なんだろうか。


ブリーチ

 新キャラが蹴っ飛ばされる展開は面白かったけど、チョコラテの人の前例もあるしなあ。オトボケキャラと思って出てきたキャラが意外と真面目なキャラという線かしら。このままオトボケ続けててくれた方が嬉しいのだけど。ああ、でも、この人がホントに強くて一護がピンチに陥って、「一方、その頃。チャドはパンを食っていた」というのは非常に美味しいのでガチキャラでもいいな、と思い直しました。

 で、あの人、ネックレス的なものを取り出してグワワッってなってたけど、あれが、フルブリングってこと? いまだに存在意義がさっぱり分からなかったフルブリング編だけれど、フルブリンガーは破面の亜種みたいな感じで位置づけられて今のシリーズに繋がるんだろうか。後々になってみれば、フルブリング編にもちゃんと意味が出てくるのかなあ。

 流魂街での異変の方は、新しい勢力?みたいなのも出てきたし、村民たちはより快適な住環境に移住したのだと予想しておきます。


「クソッ、こんな辺鄙な場所で食うや食わずの田舎暮らしやってられっかよ!」
「みなさん、よかったらウチにおいでなさいませんか。三食昼寝付きの快適な生活をお約束しますよ」
「わあい、行く、行く」
「集団移住だー!」


↑こんなノリで。流魂街は、あれ、餓鬼界みたいなもんだしなぁ。他に行けるところがあるならホイホイ行っちゃうと思うな。


ハイキュー

 影山くんの、この舌っ足らずなキャラは、女の子だったらカワイイんじゃないかと思いました。心の中で相手を褒めちぎった挙句に、「あ、あんたなんか大嫌いなんだから……!」っていうツンデレの一種みたいな。

 内容的には、先週ほどは面白くなかったか。先週は日向も影山もイイところばかり強調されてたように感じたけど、今週は悪い面ばかりが衝突してて、それもまあ、一年生の尖り方って感じで可愛いもんなのに教頭が絡んで無駄に大事になってて、ちょっとストレス多めの読後感。桜木と流川の仲の悪さが思った以上に真剣に問題視されるみたいな、そんな展開。あんなのゴリがボコッと一発ギャグ調で殴って解決すれば良さそうなもんですけどね。


リボーン

 すげえ。ここまで「XANXUSって意外と強いんですよ」と言われても、まだXANXUSが強い気がしない……。これまでヴァリアーが積み上げてきた実績と信頼はこれほどのものだというのか。次週、XANXUSが負けてる姿しか想像できない。せめて相討ちくらいまで持ち込めるのだろうか??


パジャマな彼女

 うむ、1ページ目から清々しい読者への媚びっぷりだ。内容も「オレには可愛くて気さくで毎朝起こしに来てくれる妹か姉のように身近な幼馴染がいる」という、幼馴染モノのテンプレのような設定ながら、いきなり死んでる設定のおかげで続きが気になる感じになってますね。恋愛モノにワンポイント加えるという意味では、「鏡の中に入っちゃった」よりもスマートな感じがするかな。針栖川のアレもアレで面白かったけど、ちょっと設定が細々しすぎてたきらいがあるので。

 ヒロインの性格も良さそうだし、主人公も過度に卑屈だったりウジウジしたりしてないので、第一話としてはかなり良かったと思います。二話以降クオリティが保てるのか、すごく心配なのだけれど。恋愛モノは簡単にネガティブ展開になりそうな予感があるので、あんまり好きじゃないんですよね……。バクマンと同じでネガティブ抜きには話が転ばない感じのイメージ(いちご100%とか実に辛かった)。その点、仮にも恋愛モノでありながら常にポジティブ展開だけで話が進んでた無印ToLOVEるは安心して読めたんですよね。尻とおっぱいを描くこと以外、何も考えてない感じが良かった。本作のカラー1ページ目からも同種の覚悟を感じたので、できればその方向で進んでほしいなあ。


ニセコイ

 レズか。女子高生のレズか。うむ。


バクマン

 うん、まあ、事後に焦ってる福田さんが面白かったという点で、見るべきところはあった。その後の展開は予定調和すぎたけど。


クロガネ

 主人公チームはシドウくんという突出した実力者がいるので、当面の間はヒロトくんもあれでいいんじゃねえかな? 剣道のルール、よく分かんないんだけど、どっちも動かなかったら引き分けだよね? 2勝してたら相手は動かざるを得ないし、1勝1敗なら引き分けの後、(代表選とかになるのかな?)シドウくんが出て勝てばいいし。ヒロトくんは「どうすればいいんだ……」と困ってたけど、あれ、相手側からすれば「クッ……悠然と構えやがって。自分から攻めなくても勝てるってことかよ」と焦ってたんじゃなかろうか。


パッキー

 先週、どがしかでん攻略スレを見ていて、「体のどこか一部だけが硬い高校生が、己の体の硬さだけで戦うというのはどうだろう?」と思っていたらほとんど同じ内容だったのですごい俺得展開。

 それと、今週は地味に伏線回収……というか、キャラの繋げ方がすごく優秀でした。タケル母の設定がめちゃくちゃ良かったです。確かにタケル母は初期から悪魔じみた様相と、「タケル父も頭突いていいわよ」などの言動で捉えどころのない人だったんだけど、それが今週でキレイに繋がった感じ。「はたき心地」を重視して結婚したタケル父だから、パッキーの「頭突き心地」にも共感できたということか。

 しかし、「ビンタしたいばかりに結婚する女子高生」とかドM男垂涎ですな。ササコ、タケルの間が10歳前後離れていることを考えてもセックスレスというわけではなさそうだし。明らかに行為中もビンタしていることを考えると、タケル父は妻に頬を張られながらも勃起し、射精できるということで、うん、やっぱりどう考えてもドMで違いない。


 ところで、今回は「モダン社会における頭突きの存在意義とその展望」が気になりました。考えてみれば頭突きの存在意義って非常に難しい問題だよね。頭突きって自分の急所を使うリスキーな行為で攻撃手段として適切とは言えないし、近世において、いや、武器という概念の歴史が始まった当初から、頭突きに何か積極的な意味があったとは思えない。男塾に頭槌鐘砕っていう技を使う頭突きしかいない敵キャラがいたんだけど、あいつとかも何を考えて生きてるのか分からないし、頭突きって非常に不思議な存在だなあと思うのです。


めだか

 おっぱいか。おっぱいはいいな。


 いや、決して変な意味ではなくてですね。おっぱい。インディーズバンド見てると、たまーにいるんですよ。おっぱい見せるバンドが。まあね。非常に軽薄だな、と思いますよ。そりゃあおっぱい見れたら嬉しいですよ。おっぱいないよりはおっぱいの方がおっぱいですよ。でもまあ、そんなにまで嬉しくもないんですよね。所詮、ストーリーのないおっぱいですから。でも、それでもおっぱいはおっぱいなわけですよ。おっぱい出たら、「おお、おっぱい」ってそりゃあ思います。僕が軽薄だな、と思うのは、おっぱいを見せれば、みんなが「おお、おっぱい! おっぱい!」と喜んで芸になると思っている、その心意気が軽薄なんですよ。でもね。そんなおっぱいが僕は好きなんです。何をすればお客さんが喜んでくれるのか分からない。分からないけどとにかくなんかしたい。なんとかして盛り上げたい。すぐに思いつくのがおっぱいだ。だから、おっぱいしちゃおう。まったく軽薄です。なんの苦労も工夫もない。あたまがパーです。でも、それがいい。できないなりに何かしようとしておっぱいする、そんな短絡思考のおっぱいがいい。だから、僕は大して嬉しくなくても、アンケート欄の「良かったところ」には「おっぱい、おっぱい」と書いておく。今週のめだかボックスにはそんなおっぱいを感じました。あれはいいおっぱいだった。おっぱい。


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