ハンター
久しぶりのセンターカラーだと思ったらこれかよ……! いや、冨樫先生らしいといいますか……! 単行本の表紙もこれになるのかなあ。
パリストンのレオリオへのツッコミ&レオリオがボロを出すという、誰もが戦々恐々としてた展開はあっさり回避され、パリストンさんのアレは時間稼ぎに過ぎなかったという展開でした。「パリストンはゴンの復活を見極めてた」という予想は出ていたので、それにワンアクションかませてきた(レオリオへの質問)って感じでしょうか。その後の展開とか、正直、よく分からないんだけど(なんでこのタイミングが副会長として緊急動議をするのに適切なのか、とか)、モラウさんのサムアップがあまりに男らしかったのでどうでも良くなりました。
しかし、ハンターたちはみんなコロコロ変わりすぎだろう。確かにゴンが復活してレオリオを後押しする理由は減ったけれど、それはそれとして「ゴンはいずれ治るもの」という想定を当然すべきなんだから(そのつもりで動くんでしょう?)、解決後のレオリオ政権まで見通してから票を投じるものなんじゃないのかな。ゴン復活は本質的にはあまり票を動かさない気がするんだけど。いくらかの(意見の固まっていない人の)票がその場の流れで動いたとしても、まだパリストンさんが圧倒的優位というわけでもないと思うんだ。ちょっとこの辺り、ハンターたちの格をその辺の一般庶民と同等に見過ぎな気がするんだよな。まあ、冨樫先生がそう設定したからには、ハンターはそういう「格」になっちゃうんだけど、それは何とも悲しいことで。
ジンの「やばい」も予想にあった展開で、いや、確かにヤバイよね。どうなんのかね。ここでゴンがジンと出会ったからって、もう描くものがなくなるというわけではないだろうけど、一応、作中の「最終目標」だったわけだからなあ。本命としては、ゴンが「自力で見つけたわけではないから」と身を引く展開だけれど、この予想は外してきそうな。
新テニス
・「手塚部長と跡部さんのペア!?」
当然のように傍から手塚に見えている仁王。もう今更ではありますが、「プレイスタイルが手塚そっくりだから手塚に見えた」などのレベルではありませんね(だってまだ試合してないもんな)。
ま、それは本当に今更なんですけど、そんなことよりも、ついこないだまで手塚本人がいたのに「最も実現不可能」「幻のダブルス」と言われてたとかww なんで本人不在の方がハードルが低いんだよwww どういうことなんだよwww
・真田「手塚と跡部のダブルス。一見の価値はありそうだな」
ちがう、皇帝、そいつチームメイトだから……! 直後の越前の「仁王さんっスけどね……」が的確過ぎる。
・跡部「おい、聴いてんのか、青メッシュ!?」
もはやツッコミの言葉が見当たらないwww そして、あれだけ青メッシュ青メッシュ言ってるくせに、骨しか見てねーんだぜ、この人!?
・「手塚ゾーンだ!!」「遅ぇ……」
うん、まあ、あんな「なんとか取っただけ」の球まで手塚ゾーンで吸う必要ないもんな。ただ、これは理屈的には当たり前で、手塚ゾーンは吸引能力的なイメージがあるけれど、実際は自分の方に近付くように回転をかけてるからそうなるわけであって、相手が何を打とうと手塚ゾーンにならざるを得ないんだよね。理屈では。しかし、それはそれで奇妙な話で、手塚(仁王)は零式の回転に手塚ゾーンの回転までかけていたことになるよな。どういう回転なんだよ、一体。
しかし、マッハサーブも十分イヤだけど、跡部&手塚ペアもイヤだよなあ。タンホイザーサーブと零式サーブでしょ。理屈上、取れるはずのないサーブを打つ二人組がペア組んでるんだぜ。どっちがサーブしても跳ねないんだぜ? ゲームが成立しない。格ゲーで対戦しようと思ったら、コイン投入口がガムで塞がってるみたいな話だよ。零式もタンホイザーもよく分からない理屈で既に破られてるけど、こんなペアと地区大会あたりであたったらテニスやめたくなるよな。
***
どうでもいいけど、平等院さんがブッ壊した壁、まだ壊れたままなんだぜ。
バクマン
ああ……うん……。
こないだの新人声優の子がブログかなんかで暴露して、めんどくせー展開になるのかなー、その展開はイヤだなー最悪だなーと思ってたけど、その最悪の一線だけはギリギリ踏み越えず、しかし、結局、最悪にニアミスする感じの展開。あー、うーん。微妙……。
というか、この漫画、落ちぶれた漫画家の描き方がひどいなあ。中井さんもだけど、とりあえず太らせてジャンクフード食わせて人間のクズにしておくって、「またかよ!」って感じがする。石沢くんねえ。前は面白い人だったんだけど、こういう利用のされ方すると、なんだかねえ。中井さんはまだ腐っても技術だけは確かだったから救いがあったけど、石沢くんねえ。単に不快なだけのキャラになりそうだなあ。
そして、どうせ今回のもアレやコレやでゴチャゴチャ色々あった挙句に、なんだかんだで亜豆がヒロインになるって展開でしょう。いや、これでならなかったらならなかったでちっとも面白くない延命措置だし、なったらなったで、「ああ、うん、まあね」っていう感じだし、いやー、なんら面白みの感じられない新展開だなあ。大丈夫なんだろうか。
ワンピース
「暑い」というだけで、とりあえずワンピースを脱ぎ捨てて下着姿となるロビン姐さんは本当に男らしくて素敵だな。
今回の導入はホラーっぽくて面白かったです。「謎の救難信号」「政府から立ち入りを禁じられた島」等々。子供読者もキャッキャできるんじゃないかなー。ワンピースはこんな導入でも怖い話にはならないのでちびっこも安心(子供の頃はギャグ漫画でも本当に怖い話されると怖かったんだよなー)。
ナルト
尾獣玉はなんでその角度でぶつかって一緒に真上に飛んでいくんだよwww
尾獣たちの同窓会シーンは、相変わらず、一体何が起こって、どういう理屈で、ナルトがどこに入ってて、その間の時間経過の有無とかなんとか、いろいろよく分からんのですが、それでも、「よく分からん核兵器扱い」だった尾獣たちにもちびっこ時代があることが判明したり、その頃の仲良さげな姿が描かれてたりとかで、急に尾獣たちに親近感が湧く作りになってたのは良かったですね。
今まで、読者が尾獣を「なんとなくコワイ」と思ってたのも、結局は尾獣のことをよく知らないってのがあったと思うんですよ。で、ナルト劇中でも、ナルトがクラマの名前を知る=尾獣をよく知ることで尾獣と仲良くなったように、読者も尾獣の過去シーンで尾獣を知ることによって、尾獣との距離感が縮まったという感じ。作中のナルトの心情をちょっとだけ追体験できたというか。クラマさんも、先週まではよく分からないツンデレキャラな感じだったけど、今週の六道仙人との回想シーンで、あの態度もようやく理解できるようになったような。
しかし、「ナルトはじじいの……」って、ナルトはまだ「実は隠された***だったんだー!」が付加されるってこと? 尾獣の容器で、実は四代目火影の実子で、実は予言の子で、実は六道仙人ゆかりのうんたらかんたらか……。ちょっと主人公補正激しすぎではなかろうか。うちは一族とか比べ物にならねーレベルのサラブレッドじゃねーか。
パッキー
えええ……パ、パッキーが、こんな後ろに……えええええー……。
ケラコちゃんは女の子なのにチンコとか言っちゃうのか……。言っちゃうのか……。先週、オッサンのモノを大事なところに入れちゃう行為とか見るに、ケラコちゃんは微ビッチぃなあ。
しかし、たけるメイン、たける姉メインと来て、ここでたける父メイン話が続くのかー。今週の古生物まみれな話とかもすごく面白かったし(序盤の古生物たちの描くシンメトリーがなんだか好きです)、確かにいじられ役を一人投入するなら、たけるよりはたける父が適役とは思うけれど。オッサンと恐竜たちというこの組み合わせは子供ウケは大丈夫なんだろうか……。今週の順位もあって、どうにも不安を感じてしまう。パッキーは全然楽勝で生き残れると何となく思っていたけど、実際はこんなに苦戦していたのか……。
★宣伝:パッキー応援したいけど、まだ単行本も出てないので、恐竜アフィ貼っとく。