ジャンプの目次レイアウトが変わるたびにいつもギョッとするけれど、一月もしたら慣れる。
ハンター
えっ、キルア逃げんの……!??
……ここの展開は正直よく分かんないな。逃げる気なら最初からゴトーたちを帯同させる意味が分かんないし、アマネを振り切るためというのも微妙に苦しい。ちょっとご都合主義な気がする(ゴトーさんとヒソカをタイマンさせるための)……。けれど、直後の超絶シスコン描写を見るに、このレベルのシスコンなら動悸がよく分からなくても仕方ない気もする……。このシーンのキルアは、もうギューしてる時に挿入までしてるんじゃないかと幻視する程にシスコンすぎた。
ツボネさんは1ページですごいキャラが立っちゃったなあ。今までは「強大な力を持つお邪魔キャラ」という印象だったのが、今週の涙腺うんぬんでぐっと複雑なキャラクターに化けちゃった。彼女の立ち位置としてはシルバに近いんだろうな。キルアの成長を見守る強キャラポジション。先週アマネの言っていた「ツボネも自分もキルアの敵ではない」というのは、シルバと似たような立ち位置ということで、本当だったんですね。
そして、まさかのゴトーさんキル。この漫画のことだから、これは確実に死んだんだろうな。一番死臭の漂ってなかったゴトーさんがここで退場か……。意外だ。そして、アマネさんとカナリアの二人だけになっちゃうと、途端に安心感がなくなるね。ツボネもキルアを追いかけて離れていることを考えると、今一番危ないのはこの二人なんじゃなかろうか。
んで、そのゴトーさんは放出系の能力者? 念には「周」っていう地味ーな応用技もあって、物にオーラを纏わせる技なんだけど、それを飛ばしてる感じ? コインを飛ばして戦うってカッコイイっちゃカッコイイんだけど、問題はこれ、マシンガン持っててもあんまり変わらないんじゃないか、ってところ。カッコイイんだけどね……!(ちなみに威力的にはマシンガンよりもたぶん上。木を切り倒すには無痛ガン級の火力が必要で、これは携行不可。映画「プレデター」で携行してるのは映画的なハッタリ)。
ヒソカ的にはゴトーさんは何点くらいなんだろう? 50点とか60点とか? カストロはヒソカにかなりのダメージを与えたけど、それでもヒソカは天空闘技場に然程こだわりがないことを考えると、カストロでも70点とかそこら? ゴトーさんはカストロほど善戦できてないので、カストロ以下の点数になりそうだけど、となると、50点付近のプロハンターたちが執事と同程度ということになって、「プロハンターが執事見習いに全滅させられた」という記述と齟齬をきたしちゃう(いや、シークアントさんが10点前後のザコという可能性もあるけど)。今週の描写を見るかぎりでは、ゴトーさんの格は淫獣あたりのイメージでした。自負を持つには十分な実力だけど、旅団クラスの相手をすると勝てないよ、的な。
しかし、ゴトーさんの能力お披露目から決着までが12ページか……。このスピード感大好き。でも、「お死枚」のセンスはちょっとカッコ悪いと思いました。
バクマン
人の感性にケチを付ける気はないけれど、みんな本当に「小学生の完全犯罪まんが」から「面白い漫画」のイメージができてるんだろうか……。僕にはさっぱり分からないよ……。CROWもあんまり面白そうなイメージができないな……。まだTRAPの方が面白そうな展開をイメージできる(けど2巻か3巻で終わりそうな打ち切り臭も感じる……)
本編の方は、なんかもう最近のサイシューは「僕たち読者がまったく感情移入できないところで苦悩したり解決したりしている」という感じなんだけど、今週もまったくそんな感じ。シュージンが何を困ってるのか、理屈では分かるんだけど、理屈でしか分からない。まったく感情移入できないので、「はあ、分かるような分からないような微妙な悩みを抱えてますねえ。僕にはどうでもいいけど」と思いながら読んでしまう。そして、見事解決して突破しても、「はあ、よかったですねえ。僕にはどうでもいいけど」と思ってしまう。今週だけでなく、バクマンはここしばらくそうなんだけど、今週は特にそんな感じでした。
一つには、これの原型となった『デスノート』の大ヒットを僕たち読者が知ってしまってるのが大きいんじゃないかなあ。あれはまさにW主人公で、あんまり間延びさせずに、Lが死ぬところまででわずか7巻。それでいてちゃんとアニメ化も映画化もして大ヒット。そういうのを知ってるから、シュージンがW主人公で悩んだり、長持ちさせることで悩んだりというのを見ても、「いや、やってみろよ。ちゃんと巧く行くからさ。デスノートみたいにさ」って思っちゃうんだよな。というか、途中で話が「人気対策のために敵を入れ替えできない」から、「敵を入れ替えできないと長寿連載にできない」と、微妙に論点がすり替わってるのも問題なんじゃなかろうか。確かに論理的にはギリギリ繋がってるんだけど、主題は明らかにズレてる。このへんも「理屈では分かるけど感情移入できない」に繋がってるんじゃないかなあ。有り体に言えば、スマートさが足りない。
あと、「人気が出ないから敵キャラを変える」というのも、いや、うん、分かるけどさぁ。なんかちょっとイヤだよね。それ描きたくて描いてたわけじゃないんだ……的な。プロとして、ある種、間違ってない態度なんだけど。うーん……。
ワンピース
えっ! ジンベエをスカウトすんの……!!? 確か、どこかの何かの情報で、麦わらクルーにはもう一人仲間が入るとか入らないとか言われてたけど、ここでジンベエをスカウトか……。一時はくまが有力視されてたけど、そうか、ジンベエか……。
いや、でも、これは断るんじゃないかなあ。いまジンベエがいなくなったら魚人島の抑止力が一切なくなっちゃうもんな。もし仲間になったら、初めての船長級(+七武海級)の戦力が入るわけで麦わら海賊団も箔がつくとは思うけど。陸上では海中ほど戦えないということで、格を落とさずに苦戦描写もできそうだしね。
トリコ
単純にボコボコ殴り合いする漫画ということで言えば、やっぱりジャンプで一番面白いのはトリコだなあ、と改めて思いました。ダブル釘パンチはやっぱりださいと思うけど!
ところで般若パンダだけでも4時間超。太陽酒で1時間弱。このゲーム、地味に長くね? 両者の合計得点が2000点弱。全部が全部フルに時間を使ってるわけでもないだろうから、半分として1000分。だとしても、既に17時間も神経衰弱やってんのか……。アカギみたいだ。ココとか普通にハラ減ってるんじゃないの?
ナルト
「ちょっ、待って、ビーのオッチャン!!」
「ナルト、待て!!」
なんという猪突猛進コンビwwww こいつら、八尾先生がいなきゃダメダメだったんじゃなかろうか。
まんたま
まんたまの設定いいなあ。とても少年誌ではやれそうにない内容だけれど。世界中に男が一人しかいなかったら、女性は全員痴女になるのかな? どうなんだろう。大半の女性にとっては男性の存在自体が身近になかったわけだから、「もう男なんてどうでもいいじゃない」ということで、みんなレズるのではなかろうか。でも、種の存続の危機でもあるし、生物の生存本能に従ってやっぱり痴女になりそうな気もする。痴女派とレズ派で争いが起こるのだろうか。痴女派も痴女派でただ一人の男を取り合うため自らの性技術を競い合い、果し合いレズ合戦みたいなことをするのではなかろうか。政府主導の緊急措置により、3歳児の頃から虎の穴のようなビッチ育成機関で地獄のビッチトレーニングを受けた16歳ビッチが主人公にあてがわれるも、様々な悪のビッチが手練手管を使って主人公を誘惑してきて、それを虎の穴ビッチがレズ対決で打ち破るのではなかろうか。そういった想像が無限に膨らむので、まんたまは良い設定だなあと思いました。
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