【10/18】2011年45号のジャンプ感想(2)


クロガネ

 はぁ……今週もふつうに読める……。監督だろうとなんだろうと覗きはアウトな件と、一ヶ月データを洗い直すのはいいけど、それはそれとして練習メニューは練習風景を見ながら組み立てろよ、とか、まあその程度はあるけど、ふつうだ……。

 いちばん弱い人を大将にして、取れる試合を取るのも別にふつうだし、ああ、なんだか悲しいなぁ……。


ブリーチ

 相変わらずよく分からんなー。「刀に挟みこむことで、刀自体が月島さんを斬りたくないと考える」くらいなら分かるんだけど、「刀に挟みこむことで、月島さんが刀を今まで見てきたことになる」という理屈は全く分からん。この理屈で行くと、一護の妹に「月島さんは親戚のお兄ちゃん」設定を挟み込んだ瞬間に、月島さんの認識としても「僕は一護の親戚」になるはずじゃね? つまり、本来は「挟み込んだ相手に変化が生じる」はずで、それを通じて「挟み込んだ自分に変化が生じること」はないんじゃないの? よく分からない。しかもブリーチのことだから、この展開もなんだかよく分からんうちに振り切られて、なんとなく白哉さんが勝つのだろうなという負の信頼感もある。


ケルベロスッ

 銀牙+ファイナル・デスティネーション? しかしまあ、ファイナル・デスティネーションと同じで、「死の運命」が襲いかかってくるというのは面白いけど、「死の運命」を可視化しちゃった時点でざんねんな感じが否めなくなっちゃうなー。まあ、少年誌ということで、そのくらい単純化しなきゃいけないってのも分かるけれど、「肉体がねえ奴をどうやってぶっとばすんだよ」はちょっと安易すぎるアンサーだったなあ、と思ったり。いや、僕はそこをどうするかワクワクしてたんですからー。

 他は、ケルベロスが本気を出したらでかくなるだけ、というのが残念でした。せっかくの覚醒シーンなのに地味すぎる。今こそ三つ首になればいいのにww あと、能力も「発動したら勝利確定」なので、それまでのツバでどうこうの流れが意味なしに見えたのも残念でした。いや、そもそもツバで戦うという点からして、どうかなあと思ったのだけれど。ツバって、ねえ、ツバって。キバとかツメとかじゃねえのな。


いぬまるだしっ

 テンクミ先生大人気だwww 爽やかに予想を裏切られてすごく面白かったです。 ふくれてるたまこ先生もかわいいぜ! ……しかし、結局、テンクミ先生にもパンツははかせれないのな!


マジコ

 きた! ついにきた!! アリス姐さんの独壇場が!!! 姐さん、今までイマイチ活躍の機会がなかったからなあ。ここは確実に圧勝して欲しいぜ。…………いや、まあ、こういう機会だからこそかませ犬にされそうな予感もするっちゃするけど。


P364 漫画作品が勝手にスキャンされている!

「スキャン事業の問題点」の内容がまったく理解できないな……。この文面を読む限りでは、「法律的には確かにアウトかもしれないけど、これをされて集英社は何が困るんだ?」としか思えない。たぶん、実際は文面の裏に「書けない事情」があるんだろうけど。推測の範囲を出ないけれど、おそらく実際にはスキャンされること自体を嫌っていて(ネット上で流出するおそれがあるから? スキャン後に売られるから?)、本音は個人でも法人でもとにかくスキャンされたくないのだけど、とりあえず個人の場合は法律で認められているので、業者を叩いておこう……という辺りでしょうか。それとも業者側に何か問題がある……??

「でも、そのコミックスの出版に何の貢献もしていない、赤の他人が、コミックスを利用して自分だけ利益を得ているというのは、とても変なことだと、みなさん思いませんか?」

 思いませんなー。僕はこの件の問題点にほとんど初めて触れたので、実際何が問題視されているのかよく分からないんだけど、この意見広告?には全く説得力を感じない。あまりにも舌足らずな印象。ともあれ、コミックスで「業者のデジタル化を認めない」と書いているなら相応の処置を取ればいいんじゃね?と思うのだけど。相応の処置を取ったら読者から反発を買うだろうから、あらかじめ意見醸成しておこうという腹だろうか。よく分からないけれど、とりあえず、こういうのには警戒しておきたい。


バクマン

「…………思想と思想の戦い!」
「それを植え付けられた人間達の戦い!」
「そして、悪魔の力を持つ人間同士の戦い!」
「つきつめれば悪魔同士の戦い!」

 これ、周りの人間からしてみれば、二人の悪魔の戦いに翻弄されて殺し合いをさせられるわけで、王道というよりは、W主人公どちらも「正義を標榜する悪魔」っていうメタ構造になるんじゃねーかなー。サイシューはW主人公を正義だの悪だの言ってるけど、読者から見たらどちらも「人間にとっては悪魔的存在でしかない」みたいな。


エニグマ

 細かい点を見れば色々あるんだろうけど、なんか意外と真相(?)がよくできていてビックリ。ドクロの謎はまだ解けないけれど、作中のメインストーリーはちゃんと一本繋がった感じ。これ、細かい粗をなくして描ければもっといい漫画になってただろうに、惜しいなあ。


★宣伝:総集編とか出てたのかー。


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