新テニス
・バニッシュ
バニッシュの能力原理が判明。大リーグボールかよ! しかしまあ、他の能力がさっぱり想像も及ばないものと化していく中で、これほどはっきりと能力原理が説明されたのは珍しいんじゃないでしょうか。それに、なによりもこれですよ、これ。
「よ、避けやがった!?」
何を言ってるんですかwwww いや、避けてもポイント入ってますから! 何も困ることないですから!!
・バニッシュ対策
土煙が上がったから肺活量で吹き飛ばそう、というアイデアは分かるけれど、次の金太郎分身はどういうことなんだろう。「あれならどこに跳ねようと…」当たってしまう、ってことじゃないの??
・「この中学生共不死身かーっ!?」
いや、だから、違うだろ! なんでそこで驚くんだよ! ポイント取って勝てよ!! もう許斐先生は完璧にテニスがポイント制ゲームであることを忘れてしまわれたのではなかろうか。不死身であることはテニスをする上で重要な長所ではないよwww
「これでも駄目なのか…」
だから、ポイントは取れてるんだからww ひょっとして、こいつらは既にポイントを数えておらず(そういえばポイントが一切コールされてない)、どちらが再起不能になることでしか勝負はつかないとか思ってるんじゃなかろうか。
・百八式波動球
「あ、危ないっ!!」
いや、確かに照明が落下したら危ないことは間違いないですけど、でも、キミたち、照明を叩き折るようなショットを先輩に直に食らわそうとしてたよね? 直接殺すか間接的に殺すかの違いでしかないんじゃないの? いやでも、劇場版テニスのテーマが「ボールで相手を殺すのはテニスだが、オーラで相手を殺すのはテニスではない」だとしたら、許斐先生も「そのとおりだ」と思って、これを描いたのかもしれない。深読みし過ぎだろうか?
「ジーザス!!」
祈 っ た ら シ ョ ッ ト が 照 明 を叩 き 折 っ た w w w w
これ、祈られたイエスも困ったと思うよ! 「えっ。オレに何しろっていうの!? この球で照明を砕けばいいの!??」。どんな神格だってこの時の河村先輩の求めているものなんて分からないと思う。
「お前達、怪我は……?」
とりあえず、さっきまではお前らが怪我させてたけどな!
・「誰の演技にケチつけてんだ」
怒るところはそこなのか……。何かがおかしいがツッコミきれないぞ。
・「相手の五感を奪うテニスか…危険だな」
何も間違ったことは言ってないけれど、改めて見るとすごい字面だ……。
「自分の技の痛みを味わった事で、お前は二度と五感を奪うテニスは出来ない!」
いや、うん、幸村はここで普通に負けて更生するべきだったのではないだろうか。幸村が正しい道に戻れる無二のチャンスだった気がするんだけど(だって他のプレイヤーにそうそう鏡像使いはいないだろうし……)。それが幸村は更生どころか新たに鳳凰幻魔拳を覚えてしまい、さらに彼岸に行ってしまったという……。
***
今回の試合は入江さんがギリギリテニスらしきことをやっていただけで、後の三試合は一切ポイントを取ろうという気配がなく、これはもうラケットを持ってネットを挟んでいるだけの「リンかけ!」になっていたのではなかろうか。いま一番車田漫画に近いのは間違いなくテニスだよ!
クロガネ
クロガネが……、防具を……着けた……、だと……。
やっべえ、なんかここしばらくなかった程の残念感。すげえガッカリした。脱力した。もう生身の人間の喉を突くことはないの? 筧先輩が「良い気迫だ。オレも防具を脱いでお相手しよう」とか言って、面を取った瞬間に喉突きしないの?? いや、もうこうなったら防具の上からでも構わないです……。切っ先に回転を加えたコークスクリュー突きで防具を貫通して喉を突いてくれるだけでも構わないです……。
……まあ、戯言はこのへんにして、今週は特にクソ漫画要素もなくたいへんガッカリでした。もちろん入部したてのド素人に対して「体力測定→試合」とかムチャですけど、そこは作中でも「無理だ」と言われてるからなあ。作中で突っ込まれてる以上はあんまり言えないな。今週は単に「目を開いただけ」だから身体能力面でも矛盾はないし、腕を故障しているシドウくんが何だか当たり前のように試合に出ようとしている問題も次週以降だろうし、うん、今週は何もないんじゃないかな。強いて言うなら相手が目を開いただけで寒気を感じた筧先輩は、たぶんクロガネではなくて、近くにいる憑依霊の存在を感じ取ったのだと思いました。
***
しょうがないので次週予想でもしてみる。
1、筧先輩を「置いてくる突き」で迎撃したクロガネ。だが、それでは一本は取れない。クロガネは倒れている筧先輩の面を剥ぎ取り、喉に竹刀を突き刺す! 「一本……。これなら問題ないでしょう」
2、クロガネが目を開いた瞬間、背後から飛んでくる一本の竹刀。クロガネは見事に叩き落す。それは主将の投げたものだった。「やはりな、お前も未来視の持ち主か」。衝撃の告白! 主将の鼻の傷は未来剣道家の「次元を超える斬撃」により付けられたものだった!
3、目を見開いたクロガネは筧先輩の背後に人影を見つける! 筧先輩はアフロの浮遊霊に憑かれていたのだ! クロガネの渾身の突きが浮遊霊の喉を直撃する。「ド外れ! やっぱり素人にはムリだったんだ……!」「いや……。由利、見たか。今の……」「ああ、あれは『破邪ノ剣』……」。筧先輩はストレートヘアーに戻った。
リボーン
表紙説明だと入江くんがしっかりファミリーに入れられてる! 未来の記憶があるとはいえ、今の入江くんにとっては、「えぇ、僕がマフィアの抗争に……。そ、そんなぁ……」という感じではなかろうか。ある意味、ツナと同じで巻き込まれ型だよなあ。
「バーロー、調子こいてんじゃねーぞ!!」
「ハハン、闘りますか」
この時代の彼らは一体どうやって戦う気なのだろうか。本職のマフィアを相手に調子こいてるのは彼らの方ではないのだろうか。
こち亀
最初、なんでモップとアキカンでやっているのか、いくらなんでも打撃感が違い過ぎるだろうに、と首を捻っていたけど、なるほど、後半ECO-LFにつなげるためだったのね。ホールインするのが明らかに難しすぎる点を別にすれば、アイデア自体は面白かったと思います。でも、これ、そのうち自分で前日にゴミを仕掛けるプレイヤーとか出てきそうだなw
そう言えば、これ読んでて思い出したんだけど、僕、昔、海岸でのゴミ拾いドキュメンタリーを撮りたいと思ってたんだ。「ゴミ拾いを実行に移す**たち」「だが、海岸にゴミはなかった!」「彼らの夢はここで終わりなのか!?」「ゴミがなければ作ればいいんだ!」「汗まみれになってゴミを撒く**たち」「汚いし辛いし、大変な作業だと思います。でも、誰かがやらなきゃいけないし、やりがいは感じてます」。最後は感動的なフィナーレで締める。
バクマン
うん。まあ、事前に予想されていた「どうせ七峰くんの個人性能が足らずに自滅だろ」展開にはならなかったので、それだけでも良かった、という感じでしょうか。東先生の3位も1位や2位じゃなかったので、まあまあ納得できる展開。直前まで集中連載やってて人気を得ていた作家の読切だもんね。ギリギリご都合主義ではないなという感じ。
今回のシリーズは「期待していたような展開にはならなかったけど、悲観していたほどひどい展開でもなかった」という感じでしょうか。でも、「人の気持ちが分からなければ人の感情は描けないよ」は違うと思うな。七峰くんは人の気持を知った上で利用しているキャラじゃないの。七峰くんには別雑誌でちゃんと活躍して欲しいです。
ところで、港浦さんというハンデを抱えながら、師匠が全力を出したPCPすら追いぬいて、実写ドラマ化も果たしている高浜くんがすごい。もうサイシュー完璧に追い抜かれてるよね?
いぬまる
もう何度も言ってるけど、たまこ先生のお部屋でたまこ先生と一緒にゲームがしたい。
エニグマ
んん?? あれれっ……。あー。
確かに先週のキリの台詞を見返してみれば、ギリギリ「赤目=カニバル」でなくても話が通るように作ってあるなぁ……。なんだやっぱり会長だったのか……。くそ、ちょっと騙されちゃったぜ。「ここで赤目=カニバルはないと思うけど、榊先生だしなぁ……」という変な信頼感が働いてしまった。「赤目=カニバルは一周回ってスゴイな」とまで評価しかけてたのにw まあでも、「一見怪しそうなヤツがやっぱり犯人」って読者の意表は突けるけど、それで読者を納得させるのって難しいよね。
カニバルが参戦してて、しかも人質をしっかり得ている理由が「ドクロが、自分が壊されるのはイヤだったから」ってのは、思ってたよりも説得力のあるアンサーで良かったです。でも、これって「願いを叶えてる」と言えるんだろうか? 「願いが叶うかもしれない最低限の状況」をお膳立てしてるだけなんじゃないの? むしろ妨害の方に比重が傾いてるよな……。
ST&RS
めぐるちゃんは一体どうして受かったんだ……。
土神くんも何故か受かってたみたいなので、まあ、この程度の漫画でしたね、ってことで。「個人成績はまだまだだけど班の試験では抜群」だった主人公が受かるのはともかくとして、「個人成績はダメダメで班の試験でも足を引っ張るだけ」だった土神くんが受かったって言われても、ねぇ……。受かるに足るだけの説得力ある描写をせず、ただキャラを描いたからというだけで今後も本筋に絡めていこうとするのは、手抜き仕事だと断じたいです。もうこの漫画には一切全然全く期待しないので、逆にこれから少しでも何か面白いところがあったらラッキーって感じで。
★宣伝:来週はリリエンタールの葦原先生だー!(さらに3週後はオナニーマスターの横田先生!!)