ハンター
なんか久しぶりに１ページ１ページじっくり読んじゃう感じのハンター。すごい面白かった！ 序盤のウェルフィン、ヒナ、ビゼフ三人組が「生活」を感じさせるやり取りをしてたのがとても良かったです。このわずか２ページ程の存在で、ハンターハンターは能力者が超能力でバトルする漫画ではなく、能力者が生活のために超能力でバトルする漫画になってるというか。あくまで個々人の生活があって、その上で、一局面としてバトルがあるという、なんかそういう感じが出てました。「即、上流階級の勝ち組復活だぜ！」とか、ウェルフィンさんも別に全然改心したわけでもなんでもないところもとても良いかんじ。ヒナたちが探していた財宝の件がまるでスルーなのは、たぶん冨樫先生も拾いきれなかったんでしょう。冨樫先生、たまに伏線拾いきれないけど、まあその辺はご愛嬌。
一方、シドレがレイナってのはすっごい拾い方ですね……。その可能性は考えてもなかった。これだけ示唆されれば特に描かれずとも、お兄ちゃんのコルトと再開、合流といった流れを想像しちゃって勝手にドラマが生まれるなあ。しかしまさか、ここを拾ってくるとは思わなかったよ。あとディーゴ総帥が替え玉を使ってたのもまさに冨樫センス。メルエムは人間の王を簡単に殺したつもりだったけど、いや、殺せてなかったんだね。薔薇といい替え玉といい人間は簡単に御し得ないか。しかし、総帥ってば、別に独裁者なんかやんなくても、このくらいの生活は普通にできたような……？ 逆に独裁者生活に疲れて、こういう生活に入ったのかな？ ある程度の指示はここから出してたんだろうけど、本人の生活水準はあんな感じで、それで独裁者やってて楽しかったのだろうか？ ともあれ、国を仕切ってたのは本当にビゼフ長官だったんだな。有能なやつというべきか、それとも彼が諸悪の根源だったというべきか。
そして、薔薇の毒の話はどうなっちゃうんだろう。これまでの説明を真に受けるなら、東ゴルトーの国民は全滅だし、ウェルフィン一行も全滅だし、途中まで送ってもらったブロヴーダさんたちも全滅、ナックルやコムギも全滅してるはずだけれど、少なくとも東ゴルトー国民、ウェルフィン一行、ブロヴーダさんは生存確認。大分時間も経ってるような気がするし、もう今更毒で死ぬこともなさそう。さて、これはどういうことなんだろう？ 二次感染しない特製の薔薇だったのか、それとも現実は非情で来週には彼ら全員死んでしまうのか。んー、この辺は来週辺り説明されるのかなあ。王の存否をスルーすることはないだろうし。
スケット
表紙のコマちゃんエロいな！ これが体の大きな子の魅力というやつなのか……。正直びっくりしたでゲス。エロいでゲス。
本編は、なんか前二週がすごい面白かったのに比べて、なんで巻頭カラーでこんな話にしちゃったのかな？って感じでした。何の工夫もない。なにこれ。
ワンピース
海へ出た途端、突然強気になるホーディさんを見てると幸せな気持ちになれますね。「助けを乞え、下等種族」とか言ってるけど、仮にルフィを海中で討ったとして、この後、魚人島の中に戻って麦わら海賊団の他メンバーを敵に回さなきゃいけないんだけど分かってるんだろうか。そして仮にそれができたとして、世界を敵に回す際には陸上戦が避けれないことも分かってるんだろうか。
この期に及んでまだ求婚してるデッケンさんだけど、この人、しらほし姫が許諾したとして、どうやってノアを止める気だったんだろう。何かにぶつかるまではもう止まらないんじゃなかったっけ？ ホーディさんに刺されちゃったけど、まあこれは当然だよなー。デッケンさんホントにタチ悪かったもんな。ホーディさんに会った時に何ら悪びれてなかったことからして、思いつきでノアを動かしたはいいけど、その後の展開は何も考えてなかったくさいし。または刺したのはノアをそのまま落下させて魚人島を潰す気でいた？？ 確かにそうなれば麦わら一族も壊滅させられるだろうけど、自分のホームも潰れちゃうわけだからどうだろう？ 実はマトマトの実を狙っている？？ いやいや、海中での強さが最後の切札だってのに、海中で泳げなくなったらもう詰みだよなー。
あと、ワンピースだからいつものことと言えばそうなんですけど、王子三兄弟がタフすぎてどうかと思いました。彼ら一斉射撃とかモロに喰らってたよね？？ 元気すぎるよ！
ナルト
「ナルトはこれ以上、高火力砲台を極めてどうする気なのか？ 螺旋丸でも当たれば必殺なんだから、それ以上の技はオーバーキルだろうに」なんて思っていた時期が僕にもありました。雷影様硬すぎるだろう、なんだあれ。
とはいえ、当てるまでの流れは面白かったです。あまりに硬すぎる雷影様の体も、「人なのか？ あのオッサン」の台詞で納得、というか諒解できました。うん、劇中人物でも人かどうか疑うくらい規格外なら仕方ないですね。ナルトが終始片目のオッサンに引っ張りまわされてたことを除けば今週はかなり良かった気がします。なんでナルトは自分で危機を察して逃げれないんだｗｗｗ
銀魂
このシリーズにはあんまり面白みを感じてないんですけど、それはそれとして、少年漫画の接近戦で拳銃を有効に使ってるのはすごいなあと思いました。ブラックキャットなんて主人公がガンマンなのに銃の扱いに困った挙句、硬い銃で殴りかかってたからね。
バクマン
うーん……。
「なんだまたか」という感じのガッカリ展開。システムの問題を七峰くんの個人能力の問題にすり変えて解決するっていうパターンなら前回と同じだよ。そして、七峰くんが「これまでできていたこと」が「できなくなる（＝能力が低下する）」展開になりそうなのもしょんぼり。これまでの七峰くんは「自分で良し悪しを判断せずモニターの判断に任せる」など英明なところがあったけれど、そのへんができなくなって破綻をきたしそうな予感。そうでなくても前回同様、絵の問題が残るし、付け入る隙がいくらでも出てきた感じ。
なんというか、今まで「強敵だな！」と思っていたライバルが突然階段から転げ落ちて全身複雑骨折して別に強敵じゃなくなってしまったような、そんな話でした。今後、どれだけシュージン辺りが「それでもシステムの優秀さは変わらない」「七峰くんは強敵だ！」とか言い出しても、もうあんまり脅威に感じれないよ。よくできたシステムなんだから、ちゃんとシステムと戦わせて欲しかったんだけど。残念。
あと、服部さんも地味にひどい。七峰ドットコムは既に東先生に投資をしているわけで、そこで七峰ドットコムからの離脱を持ちかけるのは法的には問題ないにしろアンフェアなのは間違いない。今回は、ある意味で服部さんと七峰くんの意向が一致したから良いけれど、これはこれで信用問題になりかねない話だと思う。説得の際に川口たろうの名前を出すなど、感情に訴えかけるのもよろしくないなー。「七峰くんは東さんを利用しているだけだ」は結果的には確かにそうだったし、露骨な形で顕になったんだけど、少なくともあの時点ではサイシューからの又聞きに過ぎなかったし、それを説得材料に持ち出すのはどうかと思う。
というか、そもそも七峰くんの目的がサイシューに勝つためでも大した問題は無いと思うんですけどね。「個人のための復讐」って言い方をするとアレだけど、「目標とする作家を乗り越えようとしている」とも十分言い換えれるわけだし。「目標とする作家を乗り越えるために新しいシステムを考案し作家を起用した」なら別に何も悪く感じることはないわけです。なんとでも言えることを、あえて悪く表現している感じ。「同級生とセックスしたいがために「PCP」でアニメ化を目指して、それで川口たろうが喜ぶと思いますか？」
クロガネ
おいおい、さゆりさんの桜一刀流は「竹刀を使った競技剣術」の流派なんだろ？ 「真の剣術とは人を斬るためにあるもの」って言ってることが違わないか？？ まあ、あれは挑発のために心にもないことを言ったと補完するにしても「竹刀を使った競技剣術」なのに執拗に相手の首への突きを狙うなど、桜一刀流は「竹刀を使った競技剣術」ではなく「竹刀を使っても殺せる実践剣術」を志向してたんじゃないかと疑いたくなってきます。あれじゃね？ 幕末に仮に剣術が競技化（スポーツ化）されてたとして、桜一刀流のやつらだけはガチで殺しに掛かってきて、竹刀を使ってるのにわざわざ竹刀で人を殺せる技術ばかりを練磨しているタチの悪いやつらだったのではなかろうか。要するに舞台は剣道部（競技剣術）を予定しているのに、さゆりさんを江戸時代設定にしつつも競技剣術設定にしたせいで、競技剣術なのに実践志向という良く分からん形になって、さらに現代でも最終的な着地地点に剣道部を睨みながらもストリートファイトばかりしているので、そのへんがさらに曖昧になってる感じじゃないかなー。
見えててもクラスメイトのシュートしたボールが取れない主人公が、見えてるから都大会覇者の竹刀をかわせるようになった点は各自心の中でつっこんでおいて下さい。
トリコ
美食會は産業廃棄物の海上投棄をしてんのか……。しかし、残飯とはいえ、美食會の集めてきた高級食材を毎日たらふく頂けるダストゾーンの住民たちはなかなか幸せなのではなかろうか。
めだか
おおおおおっ！！？ まさかのオールカラー裸エプロン平戸ロイヤル！！！ スッゲー！ これはスッゲー！！ 「優勝したら裸エプロン」という望みゆえに、まさにそれゆえにメタ的に優勝が封じられたと思われた球磨川さんが、まさかの亜空間からの優勝達成＆裸エプロン達成！！ そんなのアリかよ、スッゲー！！ 平戸ロイヤルの裸エプロンをまさか拝める時が来ようとはな……！
しかし、視スラーさんじゃないけど、やっぱり主人公が女性ってのは少年誌だとキツイのかね？ 球磨川さんはある意味少年漫画の主人公的なところがあるんだけど、こっちに票がしっかり集まっている。およそ４倍差って……！ まあ確かにめだかさんは性格も能力もイマイチ掴みづらいからね。いや、それを言えば球磨川さんも似たようなもんだけど、球磨川さんの方はなんとなくノリで分かるというか。めだかさんのことは良く分からん。
ST&RS
土神くん、クズだったｗｗｗｗ
前回、掲示板で「土神くんはチームメイトの二人を助けに行くのでは？」「いや、土神くんのボンベも空気が少なくなってるんだよ」などと予想されてましたが、まさか土神くんが主人公チームを出し抜くことを考えてたとかｗｗｗ
ダメだなあ、土神くん。本格的にダメな子だ。基本スペックが低い上に、ミーティングなども忘れて、さらに性格はクズ。これはもう地元に帰るべきじゃねえかなあ。土神くんのチームメイト二人はこれまで本当によく頑張ってきたと思うよ。しかし、めぐるちゃんはこれまであの二人にあれだけ好き勝手言ってたんだから、土神くんにもちゃんと暴言吐けよな。
四人中二人の酸素が足りない展開の解決法は、うん、確かにこれの解決法は難しいと思うけど、いきなり超テクノロジーを登場させるのはどうかなー、と思いました。宙地くんは「父の知人から聞いた」ので良かったとしても、他の人はスターズの最新研究結果をたまたま知っていて、今回の採取予定とされている草をそれと見抜けなければいけないとか、試験としてどうなんでしょうね。スターズに入りたいなら、スターズの研究内容にも興味を持っていなければいかん、ということなんでしょうか。まあともあれ、このアンサーはあまり面白いものではなかったです。予想のしようもないし、今後も困難に出会うたびに「スターズが開発中の超テクノロジーで解決できんじゃね？」と思っちゃうのもネック。
ブリーチ
んあー、やっぱタイマンバトル×ｎかー。それでも今回の剣八さんみたいに一瞬で終わってくれればいいのだけど、ギリコさんもこれで終わったわけじゃないだろうしなぁ……。どの組み合わせも月島さん以外はフルブリンガー側に全く脅威を感じられないので、早く終わって欲しいなと思ったり。最初の一護の一撃で全滅してても全然良かったくらい。しかし、一護は復活後からずっとカッコ付けて余裕満々で技を繰り出して、なのに全然相手を倒せてないってのが続いてますね。死神装束で稼いだOSRもそろそろ枯渇しかかっている。
リボーン
スカルがヘタレ可愛いのと、みんなが意地張ってる中、一番に参加表明したマーモンさんが良かったです。これ、マーモン以降のアルコバレーノのみんなは、スカルはまだ良しとしても、他の連中は「やっべ！ ちょう参加したかったのになんか言い出し辛い雰囲気になっちゃって、マーモンに遅れを取っちゃったよ！ くっそー、一回カッコ付けた手前、どうやって参加したものか……」という感じに思えました。特にヴェルデの「このメンツなら退屈しないな」とかは本当に恥ずかしくていいですね……！
ところで、「最も鍛錬し、最も力をつけた者の呪いを解く」→「アルコバレーノ後に手に入れた人脈での代理戦争の優勝者の呪いを解く」。全然趣旨が変わってませんか、これ？
べるぜバブ
普通に面白かったです！ 凶悪な悪の組織でギャグをやるって、同人とかネットとかでやるノリなんだけど、それを公式でやってくれた感じ。いやそりゃそーだよな。あいつらがホームルームやったらこうなるよなー、っていう。
こち亀
なんだこれ……。そこらの中学生でも描けそうな話だな……。これで１話描けた気になっちゃう秋本先生も、これを受け取っちゃう編集もどうなんだろう。こんなん載せてたら新人の投稿作品に文句付けれねえんじゃねえの？
エニグマ
バイオレンス描写もしっかりあるのに、拷問を受けているキリも、足を切られた会長のシーンにもなんら緊張感を感じないのが一周回ってすごいなと思いました。
★宣伝：ワンピースのキャラ弁レシピ！？ 新しいな……！
集英社 (2011-09-12)
売り上げランキング: 19
