【9/5】2011年39号のジャンプ感想(1)


SQ新テニス

 今月のテニス感想はTogetterにて。今月も許斐先生の才気が煥発していた。


ハンター

 王、話が早ぇー! 能力が本格的にチートじみて来たけれど、話の展開を早める意味しかなくなってるww しかし、こうなると後は薔薇の毒設定が気になってきますね。メルエムは大体を把握した上で、あえてコムギと接触したわけだけれど、これは「コムギ死んじゃうけどまあそれはいいや」ということなのか、それとも毒は死亡時にのみ拡散するのか(だとしたらプフの周りの国民たちはドミノ倒し方式で全滅だけれども)。ともあれ、この展開の早さであればその回答もそう遠い先の話ではないでしょう。


クロガネ

 カタルシスがあるはずの街のチンピラ戦は、単なる主人公の能力紹介&桜一刀流の紹介でしかなかったので特に気持ち良くはなかったです。絵的には確かにカッコ良かったけどね。読切でも言われてた「いや、防具付けてない相手の喉突いたら死ぬだろ」問題は、僕はまあスルー。いいんじゃん、主人公は相手を殺す気概を持ったサツバツ高校生ってことで。それを言ったら、さゆりに斬られてきたこれまでの人たちはどうなるんだ、ってのもあるしね。「幽霊だから実際は斬られないんだよ」ってのも分かるけど、作中で明言されてないから普通に斬られて死んでた可能性も残る。池沢先生があえてサツバツとした雰囲気を残そうとしているのか、それとも何も考えてないだけなのかは分からないけれど。それはそうと撃剣(竹刀を使った競技剣術)の師範だと言っておきながら、幽霊状態の時は真剣を振り回していたのはどういうことなんだ??


 ***

 総じて、これからどの方向に進むにしても、あまり期待できない感じの一話でした。部活を頑張っていくにしても先輩の性格がヤな感じだったし(弱小校のくせに初心者お断りとかなんだよ)、この方向はあまり読みたいとは思わないです(でもライトウイングの先例があるので油断はできない)。部活以外の色んな場面で剣を揮う方がまだマシな気がするけど、それも五十歩百歩か。一番望ましいのは様々な高校生憑依剣士が現れて超常現象級のオカルト剣道バトルが行われる方向だけど……、でもそれってテニスだもんな。

 ところで作者の「撃剣」の理解がちょっと怪しい気がするんだけど、あれって合ってます? 撃剣が剣道の前身というのは、まあそりゃそうなんだろうけど、だからといって、「撃剣=竹刀を使った競技剣術」と言うのはどうだろう??? 150年前の江戸の大火と言えば安政2年(1855年)に地震による火事があったのでそれだとして、この時点で既に「竹刀を使った競技剣術の流派が代々続いていた」??? ……怪しい気がするなぁ。確かに竹刀稽古自体はもっと昔から行われていたし(1700年代初期らしい)、幕末頃からそういう稽古法が撃剣と呼ばれることになったのも確かだから、池沢先生はそれと「競技剣術」を混同しているのではなかろうか?(竹刀稽古=競技剣術というわけではないと思うのだが) それとも僕が知らないだけで、「(真剣の使用を前提としない)竹刀を使った競技剣術」つまり現代で言うところの、まさに剣道に相当するものが江戸時代にもあったということ?? ううん、これ以上は僕には分からない。


ワンピース

 もうホントにホーディさんが憐れでたまらんな……。ES飲みまくってパワーアップしたのに自分が思ってたより全然弱くて、部下からも「いや見ろ! やっぱ体はタフだ!!」なんて言われる始末。もうタフネスしか評価されてねえよ。寿命も縮んでるだろうし、なにより覇気をマスターしてないからロギアの大将連中に勝てるわけもなし。地上に上がったところでフルボッコにされるだけの運命だったんだろうな……。

 そして、さらにはバンダー・デッケンさんにも裏切られ…………というか、デッケンさんは裏切ってるわけではなくて、最初から最後まで一貫してただのキチガイだったというだけなんだろうけど。キチガイを仲間にしてコントロール可能だと思ってた時点でやっぱりホーディさんの落ち度だなぁ。とはいえホーディさんはノアを利用する手を何か考えたようだし、ここで最後の汚名返上なるか!? しかし、この急場を何とか奇跡的に凌げたとしても、ルフィにここまでやられたら部下の魚人たちはみんなビビっちまって世界を敵にまわす気なんてしなくなるんじゃないだろうか。今までのホーディーさんの部下たちは、「人間より優れたオレたち魚人がESを使えば、世界を敵に回したって楽勝だぜ」とか思ってただろうけど、実際は10人足らずの麦わら海賊団にこの有様だもんな。


トリコ

 あー。油かぁー。素揚げにも関わらず、なんだか初めて小松がまともな料理をしたかのような感覚だw そして、前回の山落下も人為的なものということで納得。「こいつらあまりにも運悪すぎだろ」と思ってたかんね。しかし、修行の一環だとすれば殺意に溢れすぎてたし、美食會の手の者にしては「なかなかいいチームじゃないか」と素直に敵を誉め過ぎな感もある。シルエット自体はあの異常に長いコック帽をかぶったクロマド料理長のようではあるのだけど。


針栖川

 なんかあんまり微妙にどうにもコメントし辛い漫画になってきたなぁ……。いや、つまんなくはないですけど、面白いかと言われると……? うーん…………。基本的に僕は「他人の恋愛なんかどうでもいい」んですけど、まさにそのどうでもいい感じの恋愛をしているというか。マジコとかは全然大丈夫なんですけど、こっちは全く興味を持てない類の恋愛ドラマをやってんなあ、お好きにどうぞ、って感じ。


ST&RS

 危険なのは作中でも触れられているし、試験側も対策は講じているようだから良しとしても、成績を個人で付けることにして、班のうちからランダム一人で空気を減らすというのはどうなんだ?? これが班別の成績というなら、まだチームワークを見るテストと言うことで分かるけれど、個人評価なら、極論、一人が犠牲になって他二人が悠々とクリアする手もあるわけじゃないすか。それに空気が足りない人を足手まといだからと言って捨てていくなら、「人倫にもとる」ということでダメ出しできるにしても、今回の宙地くんのようにチームのために自分からリタイアしようとする人なんかの場合は他二人の責任にすることもできないと思います(実際の宇宙ならともかく、これはあくまで試験でありリタイアができるのだから、健康問題を試験よりも優先させるのは決して間違った選択とは言えない)。つまり、この試験は「三人で協力して危機を乗り越える」という試験側の思惑に沿わずとも、本人たちが意図するかしないかは別として「協力体制を取らずに他二人がテストをクリアする」ことが可能で、実際にそうなった場合に後者の彼らをダメだというのは難しいと思う。どういう理屈で前者だけを可とするのかは、このテスト後に作者がどう描くか次第かなー。


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