ST&RS
「火星で僕と握手!」な出だしは最高に面白かったんですけど、主人公達を描く場面に変わると微妙……。というか、主人公のキャラの問題ですね。宇宙バカなのに説明会の申込みを忘れる、フィフィーさんの名前を知らない、など。宙地くんを出来杉キャラとして立てて主人公達と関わりを持たせるためなんでしょうけど、「そりゃねえよなあ」という感想が先立っちゃう。宙地くんにしても、今後、進路を巡って家庭内の葛藤とかあるのかなーと思うとちょっとげんなり(つーか、飛行士の中には医療スタッフも要りそうなもんだし、両立は十分可能だと思うけどな)。
そんなこんなで主人公達のフェイズはあまり興味が持てないんだけど、終盤「非公開の一通目」が臭わされたことで漫画自体への興味はギリギリ持続できた感じ。しかしこれ、「火星での約束」とか「非公開の一通目」などの外宇宙的要素はともかく、それよりも遥かに多く描かれるであろう主人公達のジュブナイル描写が面白く転がるのかすごく心配だー。
こち亀
最近のこち亀は、この手の「意外とウケた」展開が多いっすね。最近では両さんのクレイジーな計画は大体成功してる気がする。両さんはプロデューサーとしてかなり名を売ってるんじゃなかろうか。しかし、今回のこのくらい原作破壊してくれたら僕が原作者ならキャッキャしちゃうなーw 原作破壊して丸くなっちゃうのは最悪だけど、ここまで尖ってバランスも保ってくれるならアリだなあ。そう考えると、あれだけ尖りつつもエンターテイメント作品として成立させる両さんのバランス感覚はスゴイんじゃなかろうか。
一休
あんま面白くないなー。今回は力担当を天狗の娘さんにやってもらったわけだけど、例のお侍さんが担当した方が良かったんじゃないかな。あのお侍さんがいまんところ一番好感度高いんだけど、もう出てこないのかしら? 今回もいつ助っ人に駆け付けてくれるのかと期待して読んでたのに。
天狐の目を矢にセットするというとんち自体は悪くなかったです。ただ、それまでの流れは微妙。圧倒的体術でバンバン武器破壊してた娘っこが、弓矢だけ残したところで急にやられちゃうのはご都合っぽい展開。……というか、よく考えたら、武器を壊さなくても橋の向こうに逃げるだけで、相手は弓矢を使わざるを得なかったんじゃね?
マジコ
う~ん……。キャラクター描写もシンプル。戦闘も単なる力押し。ATBなタイマンバトル。こないだまでのマジコと同一とは思えないほど安直で普通の漫画だ。面白くない。
スケット
・「女子高生に殴られるなら本望だ」
えっ!? これ、ゲスなの……? なんで? 理解できない……。なんで……??
ぬらりひょん
今回、リクオの生命を狙った一般市民(?)たちは、広域暴力団のトップを闇討ちしようとしたわけだよな……。後々のことを考えると、どう考えても可哀想なのは彼らの方だぜ……。しかし、珍しい名前とはいえ、名前が一致しただけで警棒フルスイングで殴りかかるのはクレイジーすぎるww ひょっとすると件には操作能力もあったんかしらね。
めだか
『きみの制服は明日から裸エプロンだ』
「オッケー、それでいきましょう」
悪平等というやつが未だによく分からない僕だけど、とりあえず、この条件を即答で飲める辺りは只者じゃねえなと思いました。オッケーなのか。これがオッケーなのか。最後のモノローグ、「裏にあるもうひとつの仕掛けもちゃんと見抜けているのかしら?」からして、奥の手が見破られてる可能性も一応は考慮してるのに、にもかかわらず「オッケー、それでいきましょう」……。すごいな。悪平等すごいな。こりゃもうひょっとして、ひょっとすると、1%くらいは「裸エプロン登校も悪くないわね」くらい思っとるのかもしれん。そんなけしからん女子高生がいて良いのだろうか。
しかし、病気になったら裸エプロンの女子高生が介抱してくれて、しかもたちどころに病気が治るとか、箱庭学園スゴイなー。風紀委員長がキチガイとか、そういうデメリットを差し引いても通いたい。
ブリーチ
うーん……?
今まで黒幕は銀城さんだと思いこんでたけど、にしてはあまりにも今週の銀城さんはマヌケだ。これじゃあ「実はオレが黒幕でしたー!」をやってもカッコ付かない気がするぞう。となれば、銀城さんは黒幕なんていう立派な立場ではなく、誰かに操られてるだけの可哀想な立場なんでしょうか。しかし、今週の一護の誘導とかはホントすっげー怪しいんだけどなあ。「よくわかんないけど月島コロセよー」
エニグマ
あれ? なんでこんな順位下がってるんだ……??? まあ、そんなに面白い漫画とは思ってなかったけど、にしても最近はボスっぽいキジマ先生の登場とか、スミオの真の才能とかで盛り上がる展開だったはずなのに。よく分かんないなー。単に保健室とドイソルが終わって後ろに下がっただけなんだろうか。そういえばブリーチはこれの一個前なんだよな……。
本編の感想はあんまないけど、「どうせこの漫画のことだからキジマ先生がエニグマなんだろ」「それはそれで矛盾点がたくさん出てくるけどまあこの漫画だしな」とか思って全然疑ってもなかったので、キジマ先生の他にエニグマが出てきてびっくりしました。期待度が下がり過ぎてるために、一周回って色んなことに驚きが……!
グリム
うーん。序盤の、ほんの序盤だけギャグのキレが素晴らしかったのに、どんどん失速していって、後半はかぐやちゃんだけで持ってる感でした。残念。読切と第一話はかなり面白かったのになぁ……。
★宣伝:8月再開ですってよ、奥さん!
集英社 (2011-07-04)