斉木楠雄のψ難
これ、超能力者を通して然堂力の魅力を描く漫画じゃねーか! ギロチンのまさゆきといい麻生先生は不良キャラを深めるのが大好きだよなー。そして、顔のいかつい不良は大体弱いw
ギャグ面でも「電柱じゃダメなんだろうか?」のてんどんがヒットしたし、バトル描写もあったし、前回よりも面白さが誰にでも分かりやすい作品になってるんじゃないでしょうか。前の読切と合わせてきれいに一話二話展開になってるので、このまま連載しちゃって欲しいなー。
エニグマ
いきなり「今までの声はケータイから聞こえてたんだー」と言われても正直困りますが(おまえ、そんな変な画面が出てるなら数奇から電話あった時に気付けよ……)、しかし、「チャンネル(es)」の能力設計自体は面白いですね。「仲間としか繋がれない」という制約もテーマに沿ってるし(「仲間」は最近ことに強調し出した感があるけど)、ケータイという身近なギミックを使ってるところもいいと思います。
ただまあ、欠点としては、これ、キジマ先生の言うとおり、ホントに役に立たない能力だってことですね……。今はケータイが不通だからなんとか役に立ってるけど、ケータイから仲の良い友達の声が聞こえるって、うん、それ普通にケータイの標準機能だからさ……。
いぬまる
後半の能力バトルパロディ展開がすげー面白かったです。いぬまるのギャグクオリティはとても安定してるなー。一方、「お尻に挟んだ笛を咥えそうになるたまこ先生」とか大石先生の変態性はどんどん深化する一方だと思います。業の深いお方やでえぇ。
リボーン
「天野先生は鎧的なものを描くセンスが本当にねえなあ」とこのシリーズが始まってからずっと思ってたんですが、それはデイモンさんも例外ではなかった。なんだこれ……。いろいろごちゃごちゃくっ付けるとダサくなるという好例ですね。
「6人に分裂しているからダメージも1/6」はさっぱり意味が分からないんだけど(幻覚の中にたまに実体を混ぜて気配をリアルにしてるなら、当たった瞬間は1/1なんじゃねーの?)、それはそれとして、8兆回のうち1回クリーンヒットを受けて死んじゃうとダメージが8兆世界に及んで事実上8兆倍のダメージを受けてしまう白蘭さんのことが不憫で仕方なかったです。
ぬらりひょん
魔王の小槌もあれは妖怪だったのか! なるほどなー。となると、四国編からの山ン本さんの関わりも一本筋が通って見えてきたような。……あ、あれ? でも、そうなると夜雀たんもひょっとして山ン本さんの一部……?? そ、それは嫌だな……。萌えていた女性キャラが実は男の娘だったみたいな嫌さがある(いや、しかし、夜雀が三ツ目八面を「山ン本さま」と呼んだわけだし、やっぱり夜雀は創作された妖怪か??)
山ン本さんはデカさといい破壊規模といい、ちゃんと羽衣狐さまに並ぶくらいのボスの風格があるなーと思いました。今にして思うと玉章さんは微妙なボスだったよな……。まあRPGでも序盤のボスならあんなものか。
戦国ARMORS
零號器って圧倒的にすごいソドムなんでしょ? それを手に入れてなんで大合戦が始まるの?? 既に天下統一して太平になってるなら、さらに秀吉の牽制力が高まるだけで、むしろより安定した社会になると思うんだけど。社会格差は大きくなるかもしんないし、小規模な反乱や一揆はあるかもしんないけど、大戦争は起こらないんじゃないかなー。武田信玄はどういう状況を想定してるんだろう? まさか、「えっ? すごい兵器持ってるやついたら戦いたくなるじゃん?? へっ、ならないの!? マジで?? オレはすっげーなるけどなー」的な感じなんだろうか。
あと、武田さんは自分がほぼ不死身の肉体性能を手に入れて、それで「殺し合いの高揚感」「死肉香る戦場での陶酔感」とか言っても、なんかイマイチっすね。安全地帯から眺めてるような感じ。いやまあそれでも楽しいのかもしれませんけど、「安全地帯を確保した上でのバトルマニア」ってのはキャラクターとしてはあんま魅力感じないなー。
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