こち亀
<あらすじ>春は「ばっきゅーん」っとやれば東京人もノリで倒れるよう東京人を調教した。そんな折、巨大パンダが東京に出現し、スカイツリーに向かっていく。怪獣映画のお約束でスカイツリーが破壊されると思われたが、春が「ばっきゅーん」をやるとパンダは律儀に撃たれたフリをしてくれて、パンダは関西人だと判明したが、実はパンダは宇宙人であり、パンダ星から子供の宇宙パンダが50頭移住してきた
・扉
ううむ……。僕たちがあれだけネガティブな反応をしているのに、それでもこれだけ御堂筋春を押してくるということは、やっぱり一般的には人気がある……のか……? 「週刊少年ジャンプ」を買う理由になっている作品ランキングでも二位になってるみたいだし、僕たちが日頃感じている違和感や嫌悪感は、多くの人にはあまり関係ないものなのかもしれないね。
・本編
亜空間すぎてコメントできない……。関西人……なのに……宇宙人……。一体どうしろと……。
しかしまあ、これくらいの超展開、イミフ展開をしてくれるなら、毒にも薬にもならない話よりかは読む価値あるかなあと思いました。今回は不快ではなかったしね。
ワンピース
<あらすじ>コアラを故郷に送り届けたタイヨウの海賊団の一行だったが、コアラを送った帰り、タイガーは海軍に襲撃される。「ある島」からの通報によるものだった。タイガーは自分も元はマリージョアで奴隷にされていた真相を語り、人間の血液を輸血することを拒んで死亡する。タイガーの仇討ちに打って出たアーロンは黄猿に捕らえられた。
おお……。これは良い展開。「コアラ絡みでロクでもないことになるんじゃなかろうか」という不吉な予測は半分アタリで半分ハズレ。「コアラの故郷の裏切り(?)行為」よりも、むしろタイガーさんの内面の葛藤にフォーカスしたために、そんなに後味の悪い話にはなりませんでしたね。なによりタイガーさんが元奴隷だったというサプライズと、タイガーさんの葛藤の説得力が大きかった。「頭で分かっていても、感情としては受け入れられない」ってのはすごく良かったです。今までワンピースでこんな複雑な感情描写あったっけ?ってくらい。「輸血」という要因を使ってその葛藤を明確化したのも上手い。今回のキャラ描写はすげー良すぎて、「小学生には理解できねえんじゃねえの?」と心配になっちゃう程。単なる英雄でも聖人でもないタイガーさんの描写はすごく奥深いものがあったと思います。
で、通報した「ある島」だけど、これ、普通に考えれば魚人島だよね……。でも、一体誰が……?? 通報してメリット(?)があるのはオトヒメ以外に考えられないんだけど、それもキャラ的に想像し辛いしなぁ。オトヒメ派の誰か……と考えても、そもそもオトヒメ派がほとんどいない状況だろうし、んー。分からん。ホーディさんが誰かに言葉巧みに操られてるのだとしたら、その黒幕辺りの仕業なのかしらね。
あと、細々としたことを列記。
・ストロベリー少将って誰かと思えば、前回に出てきた髪型がゴンさん状態の人かー。
・黄猿直々に倒しに来るとか、ホント、アーロンさんの実力を計れないようにしてるなぁ……。
・タイガーさんが焼印を押したのって、自分の奴隷の印を消すためでもあったのね。
ナルト
<あらすじ>マダラの口寄せした外道魔像は猛威を揮う。さらにマダラは封印されていた金角銀角を回収。金角銀角の九尾チャクラを使って月の眼計画を発動しようとする。
結局、チョウジの「ボクがこの戦争を終わらせる!!」は、「でっかくなったからなんだか頑張れる気がするぞう」くらいの意味だったのか。蝶々モードになると革新的な一手が打てるようになるとか、そんな話かと思い込んでたよ……。
金閣銀閣で九尾チャクラを代用するというアイデアはすごく良かったと思います。「言われてみりゃ確かにできるよな」って感じ。つーか、これを先にやってれば、あの訳の分からんナルトの無鉄砲ぶりは描かなくても良かったんじゃね? 「相手はもう九尾チャクラを手にした」「このままだとどちらにしろダメだ!」「ナルト! お前に頼るしかない!」でいいじゃない。ホントなんで岸本先生はあの「ナルトどうしょうもない描写」を無理して入れたんだろう……。これからの伏線なのかなぁ?
ところで、今更ですけど、本部判断をシカクに一任する辺りは岸本先生の最後の良識というか、良い点だと思います。本当に岸本先生がどうしょうもなかったら、ここはシカマルに任せたり、綱手が倒れた時にカカシじゃなくてナルトを火影にしたりするでしょうからね。大分弱体化されたとはいえ、大人の威厳をギリギリで保持してる辺りは評価したいです。角都戦の時とか、保持できてたかどうかすごく怪しいけど。
「ナルト、戦闘までそのモードは取っておけ、温存♪」
「ちんたらしてられねーよ」
ホントこの子は人の話聞かねーよなー。尾獣チャクラ使いの先輩であり、曲がりなりにも師匠格の人が言ってるんだから、もうちょっと聞けよー。
バクマン
<あらすじ>サイコーはクラス会に出席し、自分が人並みの青春を送っていないことに気付くが、シュージンとの会話を通じ、自分たちには自分たちの青春があると認識する。しかし、そんな折、PCPを真似た愉快犯事件が発生した。
ホ ン ト こ い つ ら は 気 持 ち 悪 い な w w w
色々気持ち悪かったんだけど、何よりも、
「エロいっていうか……。すごく男慣れした女子大生って感じ……」
「うわっ…、何だそれ。変なとこでバイトしてんじゃ?」
これはねーわ……。マジでねーわ……。もとより電波のサイコーはともかくとして、なんで既婚者のシュージンまで処女厨なんだよ。ありえねーっ。ていうか、いちこちゃんって普通にビール注いでくれただけじゃん。昔の同級生が漫画家になってたからビール注いであげたら、「変なとこでバイトしてんじゃ?」と陰で邪推されるとか一体どういうことなんだよ。
これ、前々から気になってるんだけど、僕がホント理解できないのは、「創作に実体験は必要ない」ってガモウ先生がマジで考えてそうなところなんだよなー。ずっと前からそうなんだけど、サイシューは本当に漫画以外何もやらない。大学も活用しない。趣味も持たない。二次会にも行かない。服部さんの尾行と、最近始めた教習所くらい?? ボクシングはまあボクシングだけやってても強くなれるんだろうけど、漫画もそういうもんなの? 僕はそうは思わないんだけど。人並みに遊んだことすらない人間に、人並みに遊んでる人たちが楽しめる作品は作れんのかね?
例えばカラオケのシーンを描くにしても、まあ資料があれば一応描けることは描けるだろうけど、カラオケ時の盛り上がりとか逆に盛り下がりとか、そういうのを肌で体験してる方がより豊かな表現ができそうな気がするんだけど。でも、サイシューはカラオケも行かない。あいつらはとにかく余裕がないんだよな。で、漫画以外をシャットアウトしちゃった結果、ビールを注いでくれた女の子を水商売だと疑うような気持ち悪い人間になっちゃうんじゃねえの? 大学で普通に飲み会に出席して、普通に女子にビールを注がれてればそんなことにはならないと思うよ。「ブスブスと不完全燃焼」して、色んな経験するのも大事なんだなー、と今週のバクマン読んでると思っちゃう。
ただ、これ、メタ的に言うとガモウ先生の狙いは明確なんですよね。おそらくガモウ先生はガチの処女厨をメインターゲットにしてるんだと思う。僕くらいの年齢になれば相手が水商売だろうが風俗嬢だろうが何の違和感も感じないけれど、そうじゃない、もっと年齢の低い子たちを想定してるんじゃないかな。「水商売っ"ぽい"だけでイヤだ」「(自分も含めて)ほとんどのやつらは不完全燃焼」「(←の反動として)脇目も振らず夢に一直線カッコイイ」っていう、そんな感覚をガチで持ってる若手読者に限って言えば、サイシューの生き様はカッコイイのかもしれない。でも、僕たちおっさんから見れば、そういうのは単に「余裕がなく視野の狭い若者」でしかなくって、それが中学生くらいなら、まあ歳相応でしょうがないな、って感じだけど、それを二十歳過ぎのサイシューにやらせてるからスゲエ気持ち悪く見えちゃうんだろうなあ。大人になると「がむしゃら」も「潔癖」もカッコ良く見えないんですよ。「結果を出しつつも余裕がある」方がカッコ良く見える。
トリコ
<あらすじ>鳥人間はメロウコーラを横取りし、完全復活する。鳥人間をかつて発見したのは美食神アカシアであった。エネルギーの枯渇したゼブラとトリコだったが、ゼブラは怒りを、トリコはオートファジーにより立ち上がり、鳥人間へと全力で挑む。
互いに条件を出し合う小松とゼブラの姿を見るに、ゼブラの「お前はトリコよりオレに適応してる」は納得せざるをえないww というか、もうこいつらラブラブじゃねーか!
銀魂
<あらすじ>定春のうんこの中から出てきたケータイを所持したよろず屋の三人であったが、元の落とし主から「中のデータを漏らすな」と脅迫状紛いのメールが送られる。新八は銀時、神楽の身を案じるが、神楽の元に「新しいメル友」が訪れようとしていた。
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