バクマン
掲示板のスレの方では「七峰くんの50人のブレーン」を「元老院」と呼んでるようなので、僕もそっちで表記します。
・キャラから話を作るぞう！
うん……。まあ普通にやる創作法だけれど、それって３Ｐも費やして力強く確認するようなことなんだろうか……。
・吉田「個性がない」
さすがにこのまま人間関係の問題で七峰くんをグダらせちゃうのは無いとガモウ先生も思ったのか、こちらの方向に持ってきたんですが、それでもあまり納得のいくアンサーとは言えないような……。
個性がない、というのは、50人の元老院のそれぞれの能力がオリジナリティと言えるところまで達していない、ということなんでしょうけど、それもあんまり現実味がない気がします。漫画家一人の産み出すアイデアに、50人の人間の産み出すアイデアが劣るというのはイマイチ考えづらいんですよね。むしろ、個々のアイデアは尖っているけど、尖り方のベクトルが違いすぎて平均化され個性が見えなくなっている、という方が分かるんですけど（たとえばカレーは香辛料の種類を増やすほどマイルドになる。種類を減らすと一つ一つの香辛料が尖ってスパイシーになる）。
これは僕の個人的な感覚ですが、アイデア自体は結構誰でもイイモノ持ってるんですよね。問題はそれを実体化できるか、商品化できるか、というところで。プロの創作者は人一倍アイデアが優れているというよりは、そのアイデアを実体化するスキルなり根性なりがある、っていう感覚なので、50人全員が「どこかで見たようなアイデア」しか出せないというのはイマイチ納得できないや。ただ、七峰くんが「漫画をよく分かっている50人を集めた」というのが逆にネックになっているってのはあるかも。
まぁ、漫画太郎や荒木飛呂彦に比べれば、大体の作品は「個性がない」と言えるでしょうけどねｗ
・七峰くん
うーん、しかし、なんでこんな七峰くんは小杉さんに攻撃的なんだろうか。このやり方を担当に伝えて認めさせるのは良いとして、51人目にするのは微妙な気がする。役割分担というか、50人の元老院はアイデア出し要員であって、小杉さんは集英社内での調整役、及び、現実的な読者票対策として考えれば、（たとえ同じチャット画面で作業をするとしても）彼は51人目ではなく50人+1人と見るべきだと思うんだけれど。作業過程としては、
小杉→七峰→元老院→七峰→小杉
こう流れるんじゃねーかなー？ うん、まあでも七峰くん、小杉さんのこと基本無視してるからな、
（小杉→）七峰→元老院→七峰（→小杉）
結局こうなっちゃうのか。んじゃあ、元老院の中に小杉さん入れちゃう方が早いか。うん、やっぱこりゃ小杉さんの問題だなー。元老院のアイデアを上回れるくらい小杉さんが見事な意見を出せれば良かったわけで、実際に小杉さんの意見を無視しても集英社内でちゃんと通ってるんだから、小杉さんの実力不足というしかないなあ。その上本ちゃん1位と読者の評価も得てるんだから、もうしょうがないよね。
ちょっと伝わりにくい気がするので現状のまとめ。
1，編集の役割を「①作品の質的向上」「②売れる作品作り」と仮定する（②の意味は、作品の質を上げるだけではなく、実際に売れる（読者票が得られる）漫画にする工夫、という意味。「質の高い作品」≠「売れる作品」という前提）。
2、七峰くんは小杉さんの①②を事実上無視して、元老院の意見を汲んで作品を作っている。
3、その結果、できた作品は「質的向上」を遂げ（小杉さんも認めた）、また、「売れる作品」となっている（本ちゃん1位/集英社内でも問題なしと判断）。
4、元老院の仕事は①②両面において、小杉さんを上回っている。（「小杉さんにできて元老院にできない役割」というのが今のところない）
5、よって、小杉さんを元老院に組み込んでしまっても機能上の問題はない。
小杉さんが今後、編集としての自分の立場を回復するには、「元老院にはできなくて自分だけができること」を見つけるしかないんじゃないかな。↑のまとめは各人の機能を簡略化しすぎているので、「小杉さんにしかできないこと」はなんかあるだろうと思う（僕も編集の仕事内容の全容はよく分からないし）。でも、小杉さんは「俺の立場がどうのこうのではない、やり方が…」と、むしろ七峰メソッド自体を問題視しているんだよね。しかし、これも考えてみれば変な話で、七峰くんは七峰メソッドあっての今の作品品質なんだから、七峰メソッドを否定してしまうと今度は七峰くんを使う理由自体がなくなるんじゃないかな。ちょっとしたジレンマのような。
・サイコー「もし七峰透が連載になったら俺達が責任持って『PCP』で潰そう」
そして、彼らは相変わらず何を不思議なことを言っているんだろうか。サイシューに一体何の責任があるのか意味不明だし、潰す必要はないというか、お前ら、同じ雑誌で競い合いながらジャンプ全体を高めるためにがんばれよ、みたいな。なんかこいつら昔そんなこと言ってなかったっけ？ ライバルであると同時に仲間だとかなんとか。
スケット
最終ページに至った辺りで、今週の序盤を見返さないとボッスンの元々の顔が思い出せなくなってたので、作中の「もうマヒしてきてよく分かんない。大体こんな感じ」がすごく追体験できました。ホント分かんなくなるもんだね。
べるぜバブ
寧々さんかわいいな……くそう……。
男鹿の方の修行は先生とのマンツーマンになっちゃうの？ ハゲ四人はもうお払い箱なの？？ なんならグッドナイト下川も交えて修行して欲しいくらいなんですけど。
エニグマ
アルは着ぐるみの綿が抜け切ったら事実上の行動不能に陥るのか。これ、何気に日々のメンテナンスが大変なんじゃなかろうか。バス転落時の救助活動のようなことを日常的にやっているとすれば、当然あちこちに傷（？）を負うだろうし、毎日こっそりと自分で縫い合わせてるんじゃなかろうか。でも、背中の真ん中とかに裂け目ができちゃったらどうするんだろう。いまだにアル本体との関連がよく分からないんだけど、自分で縫えないところはアル本体に縫ってもらったりしてんのかな？ そもそも、この見てくれでどうやって糸や縫針を調達するのだろうか。アルの日常を想像すると不思議なことだらけだなあ。6倍の身体能力を持ってるよりも、普通に怪しまれずに会話ができて、普通に経済活動ができる方が、普通に生きる上では楽だよなぁ。
めだか
10ｇ程の弾頭が秒速1キロ程度で飛ぶだけでライフルの威力が出るんだから、日之影先輩が光速でパンチしたら鉄骨なんか一発で折れるんじゃね？
・エンカウンター
あー、なるほど。蝶ヶ崎くんが理性的なキャラだったのも、ちゃんと裏付けあってのことだったんですね。先週、「解説役が必要だったから理性的なキャラになったんじゃねーの？」とか言ってスイマセンっした。
……あれ？ でも、じゃあなんで球磨川くんに煽られた時は直ちにブチ切れてたんだろう？？ あの一瞬だけエンカウンターを無効化する何かがあったとか？ それとも球磨川くんなどのマイナスには何らかの理由で「押し付けられない」から、自分で受けるしかなかったとか？ ……むむ、この方向あるんじゃねえかな。そういえば、スカーデッドでもダメージ受けてたし、やっぱりマイナス相手には「押し付けられない」んじゃなかろうか？ 日之影先輩がマイナス能力を得ていることが逆転のカギなのかしら。
ん？ あれ？？ でも、そうなると「スカーデッドで開いた古傷は一体誰に付けられたのか」っていう別の問題が生じるような……。志布志さんが蝶ヶ崎くんを恐れてる理由も説明が付かないぞ。伏線なのかね、ミスなのかね。めだかはよく分かんねーなー。
こち亀
なぜ、中川はそこまでの人員とエネルギーをかけて両さんの現在位置を補足しておきながら、大阪に送る時は民間の夜行バスなんだ……。ヘリなり何なり使えよ……。
動物園
このままだと、「女子高生がサーカスを見に行ったまま行方不明になった」ということで、サーカスに官憲の手が入ると思うんだけど団長は一体どうする気なのだろう。バイトの新人をビビらせてるのもそうだけど、何がしたいのかよく分からないです。ハナちゃんを噛み殺しちゃうと官憲の手が入るだけでなくバイト君もさすがに逃げ出すだろうし、大怪我負わせてもいろいろ問題あるだろうから、虎をけしかけて脅すのがせいぜいか？ やっぱり日本が舞台だと警察が出張ってくるから、こういう物語を作るのは大変だなあと思いました。水族館にせよサーカスにせよ、彼らは興業（経済活動）をしなきゃいけないのが大変だよね。シックスみたいに悪意だけで動くわけにはいかないもんなあ。法も警察も無視できないんだよな。
ライトウイング
今週は今泉くんがすごく面白かったです。最後のブチブチはイメージ映像じゃないとすれば、実際は何をやっていたんだろう。でも、作者に「えっ？ オーラは一話目から実体化してましたけど？」って、しれっと言われたら、なるほどなーと納得してしまいそうな勢いはある。
もう来週でおしまいなーのかなー。
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