IPPONバンビ
スポ根モノのテンプレートに「主人公が女々しい」という要素を加えてきたのは新しい。が……。
新しいけど、どうなんだこれ。面白くはなかったなぁ……。でも、それは僕たちが男性的な主人公像に慣れすぎてるためかもしれない。「通常ならここでこうする」というポイントでスカされるんだよな。でも、主人公のキャラ造形としてやっぱり新しいことは新しい……。どうなんだろう、時代が早すぎたのだろうか。僕には付いていけなかったが、これはこれでアリなのかもしれない。分からない。
バクマン
「シンジツの教室」は前回の段階では、展開速すぎ、深みなさすぎで微妙に思ったけど、ここまでこのテンポで続いていくと思考実験モノ、シミュレーションモノとしては面白く読めそうな気がしてきましたよっと。学級委員の渡辺くんはパートナーにするならアリだなー、とか脳内妄想も膨らむしね。渡辺くんは人望失ったので確実にペア組めるだろうし、ある意味、当人の性格がハッキリしたので突然裏切られるようなこともない。……あー、でも、他のペアと共同戦線張りづらくなるのはネックかな。そう考えると、みんなから賞賛された佐伯さんに声を掛けられた高橋くんはラッキーだったなあ。しかし、ウソついたら死んじゃうシステムだと、たとえば最後に蹴落とす前提で甘言を弄して渡辺くんに接近する……、なんてのもできなくなるのか。ん、あれ? ふと思ったけど、三木くんは「お前となんか組めるか!」って本心で思ってるんだから、「いいよ」なんて快諾したら死んじゃうわけだよな。「お前と組むなんて真っ平御免だが、保身のために組んでやる」とかでも後の不利は変わらなそうだし、親友の彼に頼まれた時点で、三木くん詰んでたんじゃね??
……とまあ、あれこれと妄想できる辺り、意外と面白いんじゃないかと思ったのですよ、シンジツの教室。
こち亀
腐女子の誤用の辺りから秋本先生相変わらずだなぁと思ってたけど、悪霊が出てきた辺りで亜空間へ行ってしまわれた。アキバ巫女→コンビニ強盗→悪霊退散の流れには言いようのないグルーヴ感と狂気を感じました。
ぬらりひょん
ああ、なんだか久しぶりですねー、こういうの。ジュブナイルホラー? しかし、今回の妖怪の「一瞬で暗くなって襲ってくる」ってのは畏れup演出としては優れてるけど、暗くなったら暗くなったで主人公側も超絶パワーアップするとか、能力バトル的には組み合わせ悪すぎでしたな。
黒子
バトルバスケwwwwww
いや、悪者キャラが反則スレスレのプレイをするってのはスポーツ漫画では当たり前の行為で、むしろ工夫に欠ける部類に入るんだけど、その技術を体系化して全員に習得させたという点では、腐っても黒子のバスケというか、やっぱ一線は超えてるなーと思いました。あれですよ、古武術の動きをバスケに取り入れてるチームがいたじゃないですか。あれと同じで打撃技をバスケに取り入れてるわけですよ。しかも全員がそれを使えるということは、おそらく花宮くんによる体系化が行われており、型のような形で完成されていると思われます。言ってみればガン=カタですよ。彼らはリバウンドの後、肘を大きく振って相手選手に打撃を加える動作を体系だって練習しているに違いない。「攻撃型リバウンド三の型、水車!」とかって繰り返し練習してるんですよ、きっと。
……まあでも、反則スレスレ暴力プレイを体系化して習得させたという点では見るべき点はあったけれど、同じ悪役ながら、相手を肉体的に潰せるタイミングでベンチ代わりにすることにより心を挫こうとしたシアンさんや、コーチ狙撃という新たな次元を見せたテニスに比べると、まだまだ黒子は大人しいなー。シアンさんはホント、あそこは足でも折りに行くトコだろってタイミングでシルバーシートだもんな。「ここで死ぬ」とか言っておきながら足折らねえんだぜ。単純な悪役メソッドを良としない点で、やっぱあの人はスポーツ悪役としては頭一つ抜けてると思う。
★宣伝:とりあえずアニメの1話見てみようと思う。
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