ちょろっと感想。
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6章
・クリア後、世界のどこに変化が起こったか自分で探せ……だと……。くそめんどくせー、と思ったけど、なんとなく訪れたゴッドサイドが問題の地だったので、結構あっさりと見つかったかな? それでもルーラで5~6都市くらい飛び回ったけど。
・敵がつええ上にダンジョンも奥深いな……。どうでもいいけど、ここまで来てダンジョンに1200Gの宝箱とか置くのはやめて欲しい。金額的にも微妙だし、もうお金は使う余地がないよー。
・あえて使い道を挙げるとすればカジノでの景品交換かな? ドラクエのカジノはつまらなすぎてあんまり遊ぶ気になれない。一番稼げるのは明らかにポーカーだろうけど、ダブルアップはもう少しゲーム性を持たせてくれればいいのにね。メガテンと同じで選んだカードよりも高いか低いかのハイ&ローならずっと面白いのに。そう考えるとメガテンのカジノはホントよくできてたよな。カジノ目当てでもっかいペルソナをしたい気すらしてくる。
・ミネアさんに賢者の石を持たせて、「いのちだいじに」すると、かなり頻繁に賢者の石を使ってくれて安定する。クリフトに同じことをやると、クリフトはベホマラー連発して全く意味がない。本当にクリフトはダメな子だな……。
・ブライは「ガンガンいこうぜ」にするとマヒャドばっかりで、「バッチリがんばれ」にするとルカニばっかり。バイキルトを全然使ってくれない。「おれにまかせろ」にすると今度はマヒャド使ってくれねえんだろうな。
・ミネアさんもザコ戦でフバーハはホント使ってくれない。
・卵とチキンで言い争いしてるやつらがいたので、チキンの肩を持ってやったのに、「めんどくせぇぇ~~」とか言って殴りかかってきやがった。しかもクソつええ……。会話の通じないキチガイに突然襲い掛かられたような恐怖感があるな。
・1時間ほど経験値上げ作業をした後に卵とチキンと再戦。レベルを5上げればさっきまでクソ苦戦してた相手も普通に倒せるようになるのな。別に新しい呪文を覚えたわけでもないのに。なんなんだろうな、レベルって。良くわかんね。
・レベル上げ作業はメタルキングがいる場所を思い出すまでが辛かったです。メタルキング出現地点は今度からちゃんとメモるようにしよう……。
・「せかいじゅのはな」入手! ライアンが「誰に使うかはよく考えるんだぞ」っていうから、主人公の出生地の近くにある小屋の墓場(主人公の母親?)に使おうとしたけど使えなかった。主人公の影武者(幼なじみのモシャス使い)にも使えなかった。諦めてロザリーに使ったけど、モンバーバラ姉妹のオヤジは生き返ったりしたんだろうか?
・ピサロが仲間になったぞー! 「うんのよさ」が低い! まあ実際そうだもんな!
・エビルプリーストつええええ。つうか、一回主人公たちが倒したのに、なんで普通に復活してんの? ロザリーが復活するには1000年に1度咲く世界樹の花が必要なのに、なんでエビルプリーストさんは当たり前のように復活してんの?? そして、それを言うならザオリクとか教会の神父さんとかなんなの??
・墓に埋めるまでならザオリクや世界樹の葉でオーケーで、墓に埋めて腐っちゃったら(もしくは灰になったら)世界樹の花が必要ってことかな? 実はウィザードリィと同じシステムなのかもしれない。「ロザリーは はい になった!」
・対エビルプリーストメンバーは「主人公、ピサロ、アリーナ、ミネア」。トルネコ使う余裕は一切ありませんでした。エビルプリーストはブレスも通常攻撃もヤバくて、ミネアとクリフトどっちも起用したいところだったけど、すると火力が足りなくなるんだよなあ。外すとしたらピサロだけど、せっかくだから使ってあげたいし……。このメンツだと死者が出た時に確実な復活手段が世界樹の葉しかないのが辛い。ザオラルとか、このレベルでの戦いになると不安定すぎてキツイ。
・世界樹の葉を使い切って、メガザル要員のミネアさんが死んで「うわー、今回もダメだー」と思ったところで、エビルプリーストが倒れてくれました。つ、強かった……。3回目のトライでようやく撃破だよ……。
・そして、エンディング。基本的には第五章ENDと同じで、ロザリーヒルから気球を見上げるピサロとロザリーの映像が挟まるだけなんだけど、でも、この一点があるだけでも六章クリアして良かったーって気持ちになれるね。五章の後味悪い感じの悲劇もいいけど、ifストーリーのハッピーエンドも良いものです。
・しかし、どうにも納得いかねえのが、なんで勇者の影武者(モシャス使いの幼なじみ)が最後に生き返るのか、だよなあ。ロザリーとか世界樹の花の力で何とか生き返ってるのに不公平じゃねえの?
総評
・うん、まあまあ面白かった。まあまあ。やっぱドラクエ5の方が面白い。3倍くらい面白い。ドラクエ5は仲間がいっぱいいて「どの子を使おうかなー!」「あの子も使いたいなー!」ってやってるだけで結構面白いんだよな。今作も仲間が8人+αいて選ぶ楽しみはそれなりにあるんだけど、なんつーか、全員が「運命的に選ばれた者たち」なのがかえって興を削ぐというか……。ドラクエ5だと、城の一兵士であるピピンと一緒に巨悪と戦えるので、そこになんつーか、「自力で生み出すドラマ」があったんだよな。
・五章よりも四章までの話が面白かった。四章までは各自に目的意識がちゃんとあって、ストーリーがすごくしっかりしてた気がする。五章はなんか成り行きで話が進んでいく感じ。いまいち記憶にも残り辛い。
・五章、六章での一部ボスの強さは良かったです。キングレオ、デスピサロ、エビルプリースト辺り。RPGはこのくらいはプレイヤーを殺して欲しいからね!
キャラ雑感
・主人公(ヘンタイ):最初はモンバーバラ姉妹に養ってもらうヒモだったが、すぐに頭角を表し、マーニャを養えるまでに成長した。能力的にはいまいち地味だが、天空装備が早めに手に入ることによる能力ブーストと、最終的には全体大ダメージ攻撃のギガデイン、全体回復のベホマズンを覚えて、チームリーダーたるべき能力を備えた。一番の弱点は足の遅さか。
・ライアン:長年使えてきた王様から退職金代わりに経験値を貰った可哀想な元リーマン。決して弱くはないのだけど、五章で仲間になるのがキングレオ戦の後で、キングレオが強いのでみんなレベル上げしてから挑むので、ライアンだけレベルで後れを取ってしまう。また、純粋にアタッカーとして考えるとアリーナの方が強い。トルネコのような意外性もない。足も遅い。強くて重い武器防具を装備できるので、良いアイテムはライアンに回ってくるが、それでもスタメンには起用されない。可哀想な男である。
・アリーナ:棍棒姫。城を飛び出し、棍棒を振り回して野生動物を殴り殺す、「おてんば姫」などという可愛らしい言葉では捉え切れぬ人物。その人格はまさに脳筋の一言に尽き、新しい土地に入ると「この土地のモンスターを殴り殺したい」といい、新しいダンジョンに入ると「体を鍛えるのに良さそうだ、ガハハ!」と笑い飛ばす。戦うこと、鍛えること。それ以外に彼女が考えることは何もない。生まれついての戦闘民族である。
・クリフト:ボス戦での重要魔法スクルトが使え、さらに全体回復ベホマラーを覚え、唯一ザオリクを習得する重要キャラ。……なのだが、「賢者の石」を持たせてもベホマラーを使う頭の悪さと、いつも通りのザラキ魔なこともあって、通常戦闘ではいまいち使えない。ミネアとクリフトを二枚入れればボス戦の安定感はグッと増すが、すると火力が足りなくなるので、どうしてもミネアにスタメンを譲りがちになってしまう。
・ブライ:ザコ戦でピオリムばかり使うブライにガッカリして、子供の頃はほとんど使わなかったが、意外と強い。攻撃魔法もヒャド系しか使えないが、しかし、ヒャド系はコスパも高く、攻撃範囲も色々揃ってて、案外使えるのであった。ザコ戦でバイキルトを使ってくれないのはいつもどおり。ボス戦ではバイキルトの存在で重要度が高いが、ルカニ、バイキルトx2、ピオリムを掛けた後は全くやることがない。
・トルネコ:若くかわいい嫁さんに言葉巧みに家を追い出され、武器屋を乗っ取られた哀れな男。装備品が充実している3章では強いが……。5章の中盤では装備品不足に真剣に苦しむ。はぐれメタルの剣などが手に入る後半ではそれなりに戦えるようになるけど。導かれし者のくせに戦闘中に「ボーッとしている」など、やる気の無さが目立つ。一部では「デスピサロさえも笑い転げる」と言われるダジャレは今回一度も成功しなかった。もちろんスタンシアラの王様を笑わせる力もない。キャラ評価だけで言うなら「安定しないライアン」だが、そもそもライアン自体がアリーナの下位互換なので、むしろ意外性がある分、トルネコの方が使えたりする。「くちぶえ」「しのびあし」要員と考えるだけでも使い手はある。しかし、「しのびあし」を習得する必要がある商人ってなんなんだ……。人はそれを泥棒と呼ぶのでは?
・マーニャ:一言で言えばビッチ。パーティーに若い男が加入するたびに色目を使って誘惑する。おそらく宿屋では事に及んでいるであろう。ホフマンなどと肉体関係があると思われる。肉体関係を結んだ後はホフマンを荷物持ちとして使役するなど、まさにビッチである。多彩な攻撃魔法を使うが、バイキルトが使えない分、ボス戦での有用度はブライに劣る。移動中のザコ戦での固定砲台としては有用。
・ミネア:姉のビッチっぷりに顔をしかめる妹。最初は「姉に苦労させられてるんだな」と同情的に見ていられるが、最初は愚痴程度だった姉への怨嗟がどんどん呪詛へと変わっていき、彼女が病んでしまったことが知られる。可哀想な娘である。おそらく、この子は姉の死を本気で望んでいるのだろう。能力的には回復魔法、復活魔法の点でクリフトに劣るものの、彼女の唯一と言って良い取り柄であるフバーハが重要で、ボス戦ではスタメンに起用されることが多い。通常戦闘でもバギクロスが地味に強い。
・ピサロ:器用貧乏。色々できるしザコ戦では便利だが、ボス戦では微妙なスキルばかりである。……実はレベルを1つ上げればバイキルトを覚えて使える子になるのだが、それには気付かなかった。ストーリー的には、勇者を倒したと思ったら影武者だったり、地獄の帝王が復活したので迎えに行ったら先回りした勇者に倒されてたり、最愛のロザリーが誘拐されたり、信頼した部下(ピサロナイト)は役立たず、腹心にも裏切られる、と、なんだかとても可哀想な人。ステータスを確認すると「うんのよさ」が致命的に低い。やっぱり……! 最後はハッピーエンドになったが、世の中には「よく考えるとデスピサロは同情の余地の無い悪党」スレというものがあり、「あいつ実はただのDQNだよな」という評価もされている。まあ、魔族だから仕方ねえんじゃね?
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