【4/12】2010年19号のジャンプ感想(1)


 SQテニスの感想も書いちゃう!


SQテニス

 5番コートマジパねぇ…。なんだこのそうそうたるメンツは……。鬼先輩を初めとして、手塚、師範、橘、クラウザー、ジロー、亜久津、跡部、白石、千歳、切原、木手だよ……。唯一、まともにテニスできそうなのがジローしかいねえ。幸村がいないのがせめてもの救いか……。

 このメンバーで各自の戦力を分析してみると……、

鬼:ブラックジャックナイフ<<殺人>>
手塚:未来予知・なんでも倍返し・手塚ゾーン・手塚ファントム・零式サーブ(返球不可サーブ)
師範:百八式波動球<<殺人>>
橘:野獣オーラ・あばれ球<<準殺人>>
クラウザー:十字架磔<<殺人>>
ジロー:ボレーがうまい
亜久津:殺人<<殺人>>
跡部:氷の世界(不可視)・タンホイザーサーブ(返球不可サーブ)
白石:能力封印
千歳:未来予知・神隠し(不可視)
切原:悪魔化<<殺人>>
木手:瞬間移動・監督狙撃<<殺人>>

 亜久津と木手の殺人技能はコート外の純粋な殺人技術だから別枠として、能力別に分けてみると……

<<正統派>>5名
手塚:未来予知・なんでも倍返し・手塚ゾーン・手塚ファントム・零式サーブ(返球不可サーブ)
橘:野獣オーラ・あばれ球<<準殺人>>
跡部:氷の世界(不可視)・タンホイザーサーブ(返球不可サーブ)
白石:能力封印
千歳:未来予知・神隠し(不可視)

<<殺人>>4名
鬼:ブラックジャックナイフ<<殺人>>
師範:百八式波動球<<殺人>>
クラウザー:十字架磔<<殺人>>
切原:悪魔化<<殺人>>

<<純粋殺人>>2名
亜久津:殺人<<殺人>>
木手:瞬間移動・監督狙撃<<殺人>>

<<足手まとい>>1名
ジロー:ボレーがうまい

 このように分けられることが分かります。3番コート戦ですが、このうち純粋殺人テニスの二人は搦め手なので今回は使わず、ジローはハナから使う気がなかったと考えます。そして、実際の3番コート戦の陣容は以下の通りでした。

D2:白石&切原(聖書と悪魔)
D1:橘&千歳(野獣オーラ&無我オーラ)
S3:クラウザー(十字架磔)
S2:手塚(技のデパート)
S1:跡部(キング)

 正統派が5人、殺人テニスが2人という内訳になっています。今回は正統派テニス使いが全員出場で、アクセントに殺人テニスを混ぜた感じでしょうか。おそらく、この並び順にも意味があって、基本的には正統派テニスで勝負しつつも、時折殺人テニスを見せて相手の士気を下げる作戦と思われます。野球でたまに内角高めを投げてバッターをビビらせるようなものですね。そのため、殺人テニスの中でも特におぞましい切原とクラウザーさんを起用したのでしょう。

 D2、白石&切原は、白石の聖書で相手の能力を封印しているうちに、悪魔化した切原が相手を血祭りにあげる戦術と思われます。白石と切原の組み合わせは不思議な気持ちがしますが、これは柳以外にデビル赤也をコントロールできそうなのが白石しかいなかったからかもしれません。彼らに期待される役割はデビル赤也による恐怖を高校生たちに植え付けることでしょう。まずこれで中学生の不気味さ、おぞましさを相手に印象付け、後の試合を優位に進めるための布石と思われます。初手赤也の意味はそれ以外に考えられません。D2は高校生を1キルできれば、まァ、仕事は果たせたと言うべきでしょう。

 D1の橘&千歳はこのメンツの中では厳しい気がしますね……。橘はあばれ球という殺人テニスを持っていますが、過去のトラウマもありますし、積極的に殺人に乗り出すことはないでしょう。しかも、千歳の才気煥発はダブルスでは使えません。この二人での勝ち筋が見えないんだけど、鬼先輩、無我のこと分かってなかったんじゃないかなあ。

 S3のクラウザーさんは、橘、千歳に敵が油断したところで、中学生たちの殺人力を思い起こさせるための配置と思われます。純粋な殺傷能力で言えば師範の方が上ですが、あえてクラウザーさんを起用した辺りからも、「ここで相手の心をヘシ折りたい」という思いが見て取れます。波動球より十字架磔の方がおぞましいですからね。

 S2手塚は大安定でしょう。かつての先輩ということで百錬自得までは見抜かれているでしょうが、才気煥発や掟破りの手塚ファントムもありますし、手塚が負ける姿が想像できません。早くも大和先輩が可哀想になってきたくらいです。デビル化や十字架磔は一点能力なのでおぞましくともまだ突破口がありますが、手塚はスキルが多すぎて全対応なのが強いですね。しかも、最終的には手塚の腕が壊れること以外に勝ち目がないという。

 S1跡部様は……、う~ん、なんだかんだで勝ちそうな気はするけれど、やっぱ手塚と比べると見劣りするなあ。跡部様は一つ一つの技が脆いからなあ。


 ***

 以上を総合して勝敗予想してみる。

D2:白石&切原(敗北:しかし、切原が1キルし、高校生たちの心に深い傷を残す)
D1:橘&千歳(敗北:千歳をダブルスにしたのは鬼先輩の大ポカ、後で亜久津にシメられる)
S3:クラウザー(辛勝:激戦の末になんとか相手を磔にする)
S2:手塚(楽勝:これが現実である)
S1:跡部(惜敗:イメージし辛いけどなんか負けそう)

 2―3で実は中学生たち負けちゃうんじゃなかろうか。問題は跡部さまだけで、あの人はなんとなく勝ちそうな気もするし、なんとなく負けそうな気もするんだよなあ。他のキャラはそれなりに戦力の予想が付くけど、跡部様だけは良く言えば未知数、悪く言えば許斐先生の補正が強い気がしてます。


べるぜバブ

 男鹿くんの心情が全然分からないよ……。今の彼はベル坊を押し付けるのに適した六騎聖を探しに屋上に来たところだよね? 最後の「最初っからそのつもり」ってのはどういうことなんだ……?? 「殴り合いで判定する」って意味??


ナルト

 アンコさんが単身突入せずに仲間を呼ぼうとしたことにびっくりしている僕がいる。僕はナルト世界の忍者をどれだけバカだと思ってたんだろうか。


・フカサクさま

 ナルト世界においては、読者への説明を行うための便宜として、登場人物の一人をいきなりアホにすることがしばしばであり、その究極形態こそが暁のゼツによる一人二役答弁だと思っているのですが、

>> ゼツ「ソウカ!サッキノサスケノ火遁ハコノ為カ!」
>>    「どういう事?」
>>    「アノ火遁攻撃ノ狙イハハナカライタチジャナカッタトイウコトダ…!」
>>    「だからどういう事?」
>>    「ワザト火遁ヲ空ニ打チ上ゲ大気ヲ急激ニ暖メテ上昇気流ヲ発生サセタノダ!」
>>    「積乱雲…ツマリ雷雲ヲ作ッタ!!」
>>    「だからそれがどういう…」
>>    「己ノチャクラエネルギーデハナク…膨大ナ大気ノエネルギーヲ利用シテ…」
>>    「雷遁ノ術ヲ行ウ気ダ!」
>>    「どんな?」
>>    「トニカク人間ガ チャクラカラ性質変化デ作ルモノトハ規模ガ違ウゾ!」

 そして、今回はついにフカサクさまがアホになりましたね。いやまあ、ナルトと封印の関係は特殊な知識ですから、フカサクさまがたまたま知らなくとも彼を責められはしないのですが、問題は

「どうしたんなら!? はよ蔵入りの印を押せ!」

 これだよなあ。フカサクさま、何も知らないのに、なんでそんな無責任なんだよ。


・ナルトと自来也さん

「自来也さんはナルトに高火力兵器ばかり与えずに精神面をコントロールすることを教えてあげれば良かったのに」

 と、これまでも散々言われ続け、「こんなことならエビスさんに習ってた方が良かったんじゃ……」などと僕も思っていたのですが、今回でその辺りの問題が解決されましたね。

「ナルトに九尾の意志に対向する力をつけさせコントロールさせようとしたんじゃ。ま…失敗じゃったけどな」

 やってみたけど無理だったようです。「やろうともしなかった」から「やってみたけど失敗した」ということで、自来也さんの株も僕の中で上昇中。


黒子

「あ……、この漫画って論理能力じゃないんだ……」

 と、素でビックリしちゃった今週の黒子。何がって青峰くんの能力「DF不可」が止められちゃったことですよ! 桐皇のコーチと同じくらい僕もビックリしてポカーンしちゃったぜ。青峰くんの能力が止められたってことは、じゃあ緑間くんのオールコート3Pシュートも成功率100%に限りなく近い(99.9999...%)だけで100%じゃないのかなあ。

 最後のページの青峰くん&黄瀬くんには、手塚・真田・幸村クラスに近い威圧感を感じたので、この漫画は少なくともキセキの世代に関してはちゃんとキャラ立ちが成功しているなあと思いました。


バクマン

 んー。なんだかなー。

 なんかこういう、編集部の「オレがお前を育ててやる」的なのイヤだな~。今回の王道ストーリーでの回り道が「一種の訓練課程でした。素晴らしいですね」的なニュアンスになりそうなのがすごく嫌。イイとか悪いとかじゃなくて個人的に嫌。生理的に受け付けない。

 だってさあ、編集者って別に教育者でも何でもないんだよ。ビジネスパートナーだよ、ビジネスパートナー。もう少しへりくだるならクライアントだよ。作家は作家で最高と思う作品を作り上げて、これを御社で売るためにはどうすればいいですか、って御用聞きして、そんで相手の注文に応じて修正したりするわけじゃん。言われて直すのも、あくまで「相手の思う『良い作品』に近付ける」だけであって、絶対的真理としての「良い作品」に近づけてるわけじゃないんですよ。それがたまたま「自分の思う『良い作品』に近づく注文」だったら、「オッ、この編集やるなあ」とか思うだけで、あくまでお互いの関係は「一応」対等なはずなんだよね。(※念のため言っとくと、「相手の思う『良い作品』に近付ける」場合も、「なんだこのクソッタレ!」と思いながらやってるわけではなくて(たまに思うけど)、「オレには分からんが、向こうには向こうの理があるんだろう」くらいには尊重してる)

 でも、今回のバクマンのような純然たる「指導」が入ったら、僕なら「ふざけんな!」って思ってちゃうな。こっちは金が欲しくてやってんのになんで金にならないことをやらせんだ、オレは学校に来てんじゃねーぞ、って。それに成長なんて言っても、それは彼らジャンプ編集部が望む「成長」であって、客観的な成長じゃないんですよ。それでも編集部の言う事を全部聞いてりゃワンピースみたいに儲かるってんなら話は別だけど、もちろんそんな訳がないしね。まぁ、つまり、作家はビジネスをしに来てるのであって、集英社のありがたい教えを頂きに来てるわけじゃないってこと。

 だからって、指導するなとは言わないけど、それは作家に気付かせないようにやるべきだと思います。今回みたいに金に繋げる気のない純然たる練習はプロにやらせることじゃない。「この条件をクリアーしてこい。そうすればビジネスしてやる」は全然アリだけど、「この課題をクリアーして成長してこい。そうすればビジネスしてやる」はナシ。まあでも、サイシューは契約金って形で年間サラリーをもらってるから、それも給料のうちと考えればアリっちゃアリだけどね。それになにより所詮サイシューのことだし、どうでもいいや。


ブリーチ

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パンクロッカーで作家。忙しくてもジャンプは読むよ。許斐剛先生を尊敬してます。

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