ワンピース
きちんと仕事をしている大将たちがえらいなあと思うと共に、赤犬さんが結構ピンピンしていたのは非常に残念。赤犬さんは白ひげさんの攻撃をジャストミートで二発も受けたのにね。黒ひげさんもピンピンしてるし、これは白ひげさんの攻撃力の低さを憂うるべきか、それともワンピース住民の丈夫さに呆れるべきなのか。はたまた海軍本部の耐震強度に不信を抱くべきなのだろうか。建物だけが壊れやすいのかもしれない。
黒ひげさんのグラグラ吸収は「おいおい、能力コピーまでできるのかよ。万能すぎるだろ、ヤミヤミ」と一瞬思ったものの、これはヤミヤミによる能力コピーではなく、黒ひげさん本体の身体構造の異常さによるものと判明。黒ひげさんは「人の倍生きてる」と言われてたけど、あれはここら辺に関係するものだったんでしょうか。てっきりただの年長者のことだと思っていたのだけれど。
ということは、白ひげさんの遺体と黒ひげさんをヴェールで隠したのは、中で黒ひげさんが分裂なりなんなりして、彼の身体の秘密が中で開示されていたということ？ それもシリュウさんが「失敗したら解散か？」と言っていたことから、確実性はなく、黒ひげさんにしてもギャンブルだったんでしょう。ここらへんで命を張れる辺りは、先週小物化したとはいえ流石は黒ひげさんって感じ。
あと、もう一つ気になるのが、白ひげさんは死んで新しくグラグラの実が生まれたのは良いとして、一体どこからそれが出てきたのかってこと。今までは「能力者が死ぬ」→「どこかの木に実が生える」という流れかと思ってたけど、ひょっとすると能力者が死んだらお尻からプルンと実が落ちてくる可能性もあるな。ヴェールで隠したのは白ひげのお尻を全世界中継しないための男の情けだ、的な。
ナルト
「ストーカーきもちわるい」
何十万人の読者が今週これを思ったことだろうか。
「サスケェ…、一緒に死ぬってばよぉ…」
ヒィィ、こわいよう。困惑するサスケにすごく感情移入できちゃうぜ。しかし、さらにキツかったのはこれの前段階となるナルトの台詞。「オレたち一流の忍になれたよな」。何を勘違いしているの、この子……！ ひょっとするとサクラとかも「あたしも一流の忍かもしれない(`・ω・´)」とか思ってるのかもしれない。
今週の話をまとめると「オレは一流の忍（と思っている）。だから、拳を交えただけでお前の心の内が読める（と思っている）。お前の憎しみを受け入れてやるハァハァ。一緒に死のうサスケェ…」ということで、うん、実に気持ち悪いですね。精一杯好意的に評価するならば、これが岸本先生流のヤンデレなのだろうか。
でもね。これ、「一緒に死のうサスケェ…」だけなら、気持ち悪いとは言え、まだどこか共感できる余地が残ってたんですよ。ホモ臭くて大変気持ち悪いですが、「難しい局面に体当たり（心中）で挑む」という流れは論理的に考えても一応納得できるし、仮にナルトが女の子だったらこれはこれで美しいのかもしれない。でも、今回のはいかんせんスタート地点が「オレは一流だから現状把握も完璧だ」という亜空の論理なんですよね。ここで読者をぶっちぎってる。ナルトが一流とか言われると「何寝ぼけてんだ、このタコ」と思わざるをえず、そこから先の「サスケの心の内が読める」だの「二人共死ぬ」だのが全部眉唾になっちゃう。そりゃまあ確かに近接戦闘ユニットとしてはナルトは一流と言えなくも……言えなくもな……い……のかなぁ？ 疑問だなあ。火力は確かにすごいけど本当に一流なんだろうか。疑問だ。大いに疑問だ。
まあ、そういうわけで今週はとにかく気持ち悪かったので、「頼むからナルト、お前が一人で死んで下さい」というサスケの気持ちは分かるってばよ。でも、別にサスケに感情移入できるわけでもねーし、やっぱこの漫画は読んでて色々厳しいな。
＊＊＊
あと、冒頭のカカシ先生の「ふっとぶナルト救出プレイ」が全然分からないんですが、これは衝撃波が発生する中、影分身ナルトの一体を足場（？）にすることでカカシ先生が移動エネルギーを得て、それで前方にジャンプ。本体ナルトをゲットしてナルトのふっとびを防いだ、という解釈で良いのでしょうか？
ブリーチ
まさかワンダーワイスと思って殴っていたのが拳西さんじゃなかったなんて……！ そして死亡カウンター能力のワンダーワイス爆弾をセットしておいたため、藍染さまがあえて幻覚を使わなかったというのもちゃんと説明にもなってますね。この辺りは能力バトルになってる。久保先生とは思えない程の気の遣い方だ。でも、無差別に展開する炎エネルギーが藍染さまの眼前でキレイに消えてくれるってのは出来すぎじゃなかろうか？ 藍染さまも優雅に立っているように見えて、実際は「アチチ！ 前髪焦げた！」とか言いながら、頻繁にバックステップしてたのかもしれないけど。
そして、死んだフリまでして意外と頑張るお爺ちゃん＆隙を逃さずに突っ込んできた一護。この辺りもちゃんと真面目にバトルしてるなー。次週、一護の一撃でカタが着いたら素晴らしいんですが（護廷十三隊の最強戦力が隙を作って主人公が討ち取るってのはいい流れだと思う）、でもまあこれで終わることはないでしょうから、藍染さまに卍解させられれば良しとしましょうかね。まだ市丸さんもいるし、まだまだよな。
・藍染「その魂を粉々に打ち砕いた君の方こそ惨いというもの」
これ、何気に藍染さまの方が正論なんじゃなかろうか。斬魄刀は虚を斬り捨てることで罪を濯ぐという大義名分があるけど、白打で打ち殺したら魂はそのまま消えちゃうんじゃなかったっけ。藍染さまの言う「意味を与える」うんぬんも、虚たちは虚圏で共食いをするか、もしくは無意味にエンドレス鬼ごっこをするしかないような生活ぶりなんだから、彼らに行動指針と存在意義を与えてあげたという意味では、なるほど慈悲深いのかもしれません。
サイレン
キチガイに刃物、雨宮さんに妖刀。前回、なんだか訳の分からない一面が露出して、これはこれでかわいいけど大丈夫なのだろうか、僕たちの良く知った雨宮さんがどこかに行ってしまったのではないか、と心配しましたが、今週の妖刀を引き抜く雨宮さんを見てホッと胸を撫で下ろしました。大丈夫。雨宮さんはどこにも行ってない。キチガイに刃物、雨宮さんに妖刀。
四谷先輩
この漫画ダメだなー。個人的には、あくまで個人的にはだけど、全然面白くない。全然ピンと来ない。悪いというわけではないけど、僕とまったく波長が合わない。四谷先輩の怪談描写が全然入り込めなくて、知らない人たちの演じる茶番劇みたいに見えてしまう。とても遠い世界の知らない誰かの話のようにものすごく客観的に受け取ってしまう。なぜなんだろうなー。この世界にリアリティを感じないせいなのか、臨場感を感じないせいなのか、それとも作品世界に入りこめないせいなのか。どれかは分からないし、その全てかもしれない。とにかくすごく「他人事」な感じがするんです。
それでもまだ四谷先輩がカッコイイとか女の子が可愛いとか犯人がネウロ並の変態とかであれば色々と騒ぐ手段もあるんですが、この作品には何もないんだよなー。僕にはちょっと無理な漫画です。
バクマン
サイコーと亜豆さんのトークは非常にｇｄｇｄしているけど、これはこれでとてもリアリティがあったと思います。普通に男女が相談したら実際にこういう会話になりそうだよね。まーでも、リアルだからって面白いわけではないんだけど。
あと、シュージンの苦しんでる姿はこれまでメシウマだと思ってましたが、今週に至ってはちょっと同情してきました。式の最中まで仕事のことを考えるとか、精神的に落ち込んだ状態で結婚式とか、相棒は式の最中で仕事の話をして会場を出て行くとか、色々と可哀想よね、シュージン。こいつら仕事にかまけて大学を放置するだけでなく結婚式まで放置するのか。気合の入った漫画製造機だよな。翻って見吉のことも可哀想になってきたよ。
リボーン
・桔梗「我々は世が世なら各分野で天下を取った人間だ！！」
ザクロ→貧困or村八分
ブルーベル→先天性の病気、もしくは後天性の怪我による歩行困難
デイジー→謎の組織による監禁、実験動物扱い
桔梗→上司に恵まれなかった
……うん。桔梗さんだけは自力で何とかすべきだったんじゃないかな。この人、上司の前でも「ハハン」とか言ってたから普通に嫌われてたんじゃないかな。
・「つまり白蘭のやった悪事は過去から跡形もなくなるんだぜ」
もうやめて、白蘭さんの存在意義はとっくにゼロよ……！
しかし、これは可哀想にも程があるだろうよ。これまでユニの「この世界で白蘭を倒せば全部オーケー」発言は、「全てのパラレルワールドの白蘭さんが繋がっているため、どれか一世界での白蘭さんの死は全ての世界の白蘭さんの死に繋がる」と考えられており、そこから「白蘭さんは普通の人間の八兆倍死にやすい」という結論が求められていたわけですが、この新たなる事実によりさらに白蘭さんの立場が不遇なものとなりました。
これまでの認識：白蘭さんは並の人間の八兆倍死にやすいにも関わらず世界征服を企み実行に移したが、完全クリアーに必要なマストアイテムは自由意志で世界を超えて逃げ回るためグッドエンドには達しきれなかった。7兆9999億9999万9999回の世界征服を成し遂げることでアイテムの逃げ場をついに奪った白蘭さんであったが、最後のプレイにおいてアイテムは自然消滅し、ゲームクリアーの道は永久に絶たれた。さらに白蘭さんは殺されてしまい、全ての白蘭さんが死亡した。
これからの認識：白蘭さんは並の人間の八兆倍死にやすいにも関わらず世界征服を企み実行に移したが、完全クリアーに必要なマストアイテムは自由意志で世界を超えて逃げ回るためグッドエンドには達しきれなかった。7兆9999億9999万9999回の世界征服を成し遂げることでアイテムの逃げ場をついに奪った白蘭さんであったが、最後のプレイにおいてアイテムは自然消滅し、ゲームクリアーの道は永久に絶たれた。さらに白蘭さんは殺されてしまったことで、これまでの7兆9999億9999万9999回の世界征服は全てなかったことにされて、もちろんコンティニューも許されない。
……と、今週の新事実において、「これまで必死に頑張ってきた形跡」すらも完全デリートされて、誰の記憶にも残らないというさらに悲惨な状況に追い込まれたわけです。「これまでの努力が水の泡」とは良く言うけれど、本人の経験値にも加算されず、誰にも影響を与えることもできず、莫大かつ長大な全作業を一括消去されてるわけですから、これほど見事な「水の泡」はなかなか見たことがありません。白蘭さんの頑張りはどこの誰の記憶にも残らず、世界には何一つ白蘭さんの頑張りの跡を残すものはないのです。飼猫にリセットボタンを踏まれたとしても、もう少し何か残るものがあるはずだよ。
でも、そう考えると、マーレリングが封印されたのは白蘭さんにとってせめてもの救いなのかもしれない。もしもリングが封印されなかったら白蘭さんは永遠にこのクソゲー地獄にハマり続けていたかもしれないのだから。ただ、白蘭さんはこの世界を「何か気持ち悪い」と思っている人なので、いち市民として普通に生きていくことが彼にとっての最善かどうかは分からないな。
・アルコバレーノ復活
京子「赤ちゃんがいっぱい！」
ハル「どこのベイビーちゃんですか！？」
ビアンキ「あれがトゥリニセッテの一角のおしゃぶりをもち、トゥリニセッテを監視する役目をもつ最強の赤ん坊、アルコバレーノ」
京子「（何を……）」
ハル「（言っているのか……）」
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＞ さっぱり分からない！！！！ ＜ ::::::::::::::::: " ' :; ,,,
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