【1/5】2010年5&6合併後のジャンプ感想(まとめ)


ブリーチ

・平子さん……(´・ω・`)

 な、なんという控えめな能力……。同じ精神攻撃にしても藍染様と並ぶべくもないよ。ていうか、閻魔蟋蟀の下位互換じゃねえの、これ?

 しかし、「こんなものでどうにかなる気は全然しないなあ」と思っていたら当然のように何もできなかった辺りは久保先生も作品に正直だなあと思いました。テニスの手塚vs千歳の時も「でも手塚が負ける訳ないよなあ」と思ったらやっぱり負けなかったみたいな、そんな感じですよ。今週の藍染様の「何かと思えば只の目の錯覚か」は、キャラクターに共感し辛いこの漫画にあって圧倒的な共感し易さでしたもん。僕も「目の錯覚か(´・ω・`)」って思ったもん。


・東仙さん……(´・ω・`)

 お、おおう……?? 何がなんだかさっぱり分からねえぜ……。なんで東仙さんが改心(?)したのかも分からねえし、なんでBAKUHATSUしたのかもさっぱりだ。前者に関しては不良が川原で殴り合って、「ヘッ、てめえ、ひでえ顔だぜ」「フッ、そういうお前もな」的なノリのアレかと思うんだけど、あまりにサラッとしすぎで何がどうなって彼の心に響いたのかさっぱりだよ。彼は昭和の不良的な精神性の持ち主だったのだろうか。

 BAKUHATSUに関しては流石に次回で何か説明が入るとは思うけど、これ、何が起こったのか本当にさっぱり分からんのですよね。狛村隊長が「藍染!!!」って叫んでるから「(少なくとも狛村さん的には)藍染の仕業だ」と思ったんだろうけど、藍染様は藍染様で「はわわ、東仙がBAKUHATSUした!」ってボケーと見てたら後ろから不意打ちされてるっぽいしなぁ。仮に藍染様がやったとしても、読者的には一体彼がどこのタイミングで何をやってBAKUHATSUさせたのかさっぱりなんですよね。あれは東仙さんの中から感情を失いバケモノ化したリアル東仙さんが現れる展開なのかしら。僕は前回のアレで東仙さんが死んだ(=出番終了)なんていまだに信じてないよ。

 ちなみにあのBAKUHATSUは一護が何らかのパワーで東仙さんをBAKUHATSUさせたと考えるのが一番カッコイイんだけど、ま、そんなことはないんだろうな。「敵幹部を謎の能力で即死させ、敵主力がそれに気を取られた瞬間を狙って次元の狭間から奇襲した」と読みとけば、なんだかすごく面白そうな感じがするんだけど。


ワンピース

 やっぱり海楼石は強いなあ。海軍も軍艦なんかに装備してないで、士官以上に漏れなく海楼石製の武器を支給すべきじゃなかろうか。

 現在のワンピースは、能力バトルとして考えるなら自然系、海楼石、覇気の3要素がキーだと思うのですが、

自然系:限られた者しか使用できない。攻撃全無効。
海楼石:誰でも装備できる。自然系無効。
覇気:限られた者しか使用できない。自然系無効(?)

 うむ、やはり汎用性、確実性ともに海楼石が抜きん出てるんじゃなかろうか。やっぱ海楼石を装備した大軍が一番強い気がするぜ。そんでお互いが「海楼石持ちの兵隊」を揃えることに腐心していって、一方、どんどん能力者の存在価値は薄れていき、そのうち「能力者いないなら海楼石もいらないじゃん」「普通に兵士を増やそうぜ」となって、あら不思議、気づいたら普通の戦争になってました、とかなったりするのだろうか。


黒子のバスケ

 決勝リーグの初戦で負けるってのはスラムダンクも通ってきた道で、読者的にもここまでの展開は予想通りで何の意外性もなかったんだけど、まさかそこからそのまま連敗で終わるとは思わなかったぜ。この展開は意外性があって良かったなー。

 しかも何が楽しみって、これ、青峰くんがやる気失わなかったら、彼はインターハイで「黄瀬くんプラスまだ見ぬキセキ2人」と戦うわけでしょう。それは楽しみだよなあ。試合描写はともかく結果だけでも教えて欲しいぜ。正直、黄瀬くんで青峰くんに勝てる気は一切しないが、他のキセキ二人との熾烈を極めるであろう戦いは楽しみすぎる。


ハンター

 百式観音は壱乃掌とかやってる頃はカッコ良かったけど、台座ごと飛び立つようになるとビジュアル的には微妙やね。まさか台座ごと飛んでるとは思わなかったもん。この能力は「具現化した仏像が殴ってくる」というものなんだろうか。自由の女神を操ったゴーストバスターズ2みたいだなあ。

 しかし、こんな一方的に攻撃してるのに不安な気持ちにしかならない辺り、バトル漫画病とでも言うべきか何だか奇妙な心境ですね。ラッシュしてるのに全然スカッとしねえ。むしろ怖いぜ。たまらなく不安だぜ。


リボーン

 正体不明の敵から発せられた謎の礫をオカマのキックボクサーが見事な体捌きで避けてるコマが面白すぎて僕はどうにかなりそうでした。キャリオカステップを使いこなして軽やかに崖を登っていく田仁志さまに通ずるものがある。というか、オカマのキックボクサーが解説しながらでも爽やかに避けている攻撃をリアル六弔花の一人が直撃してるっていうこの状況はどうなの? リアル六弔花の株がどんどん下がっていくよ。だって、幻騎士さんならきっとかわしてたもん!


ぬらりひょん

 いろいろ置いといて、「羽衣狐さまを倒せば京妖怪はまとまりを失いバラける」ってのは良く分かったぜ! みんな羽衣狐さまが大好きだもんな! 実際のところは何かすごい怪物を産むとか、出産により羽衣狐さまが完全体になるとかそんな話なんだろうけど、僕としては京妖怪たちは羽衣狐さまファンクラブであり、あわよくば羽衣狐さまの出産を"お手伝い"して、羽衣狐さまの健やかなご出産を暖かく見守りたいのだと、そのように脳内補完した次第にござる。そりゃ羽衣狐さまがご懐妊なされたならみんなで一致団結してお守りしたいよな。そんな女子高生妊婦をみんなで襲う計画を練ってるとか花開院はマジ外道。


 トップページの1月単行本リストを更新しましたー。

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ナルト <49>
銀魂 <32>
ハンターハンター <27>
ピューと吹く!ジャガー <18>
スケットダンス <11>
PSYREN <9>
バクマン <6>
黒子のバスケ <5>
わじマニア <全1>
新テニス <2>


トリコ

「トリコ、きさま……。今のムカデ殺す意味あったのか? あとで食べる気で殺したのか?」

 などと意地悪を言うのは程々にして、しかし、トリコの「殺したら食べる」制約はやっぱりネックだよなあ。前々から言われてることではあるけど美食會のやつを殺したらどうするんだろうか。あとまあ「殺したら食べる(食べるために殺す)」ルールはトリコのマイルールなので、トミーさんの「あ?」も、まあそりゃそうかというか。僕らが共感できるかどうかは別として、あれはあくまでトリコのマイルールだもんな。トミーさんの知ったことではないわな。


・バリーさん

 むうあれはまさか知っているのか雷電あれこそは蒙古三凶撰奥義浹滑溜汗(しょうかつりゅうかん)。

 どうでもいいけど、本当にキルギスカーンさんは冥凰島十六士に選ばれたのが信じられない程のヘタレだったよね。必殺技が「汗がヌルヌルして滑る」って、それ、そこら辺のおっさんでもできそうだよ。道具を使っていいなら秋山選手もリアルでやってたよ。


・ボギーウッズさん

 ボギーさんはグルメSPの着ぐるみ時代が長かったので(しかもグルメSPがカッコ良かったので)、中身が出てきたらガッカリするかなあと思ってたけど、こっちはこっちで意外とイケメンだったのであんまり株も落ちませんでした。ジャージも意外と似合ってる。

 今回、支部長さんたちは上司(トミーさん)の一挙手一投足にビビったりしてて可愛らしいので、あんまり悪いイメージはなくて親しみやすいですね。軽薄な悪人描写がないままに終わってくれたらいいなあ。


彼方

 射的のおじさんの下りとか、すごく面白かったです……! 

 しかし、今週たまたまこの漫画を読んでしまった人はきっとさっぱり分からなかっただろうなあ。「アイドルが旅番組でボケようとするけど素人の方が面白くて気落ちする」って、この漫画の前提が分かってないと何がなんだかさっぱり分からん複雑怪奇なお話だよね。通常の笑いの形から二周くらい回ってるもん。


サイレン

 出たー、バールのようなもの!!! 遊坂さんのウイルス能力で銃持った兵士を殲滅できるってのは謎だが、それもバールのようなものを使っているなら納得だぜ。アレは神秘的なアイテムだもんな。

 しかし、アゲハ側の層のなんと厚いことよ。なんだか圧倒的有利のような気がする遊坂さんだけど、その実は逆。彼が今から相対する敵は「対エスパー初見殺し」である夜科アゲハで、また、仮にアゲハの初手必殺を奇跡的にかわしたとしても、まだ屋外にはスーパークール&アナーキー雨宮桜子が控えているというクソゲーっぷり。ウイルス能力とバールのようなものだけで遊坂さんはこのピンチを如何にして乗り切るというのか!?


ToLoveるだしっ

 なんという大石先生からのお年玉!!! 矢吹絵のたまこ先生も素晴らしいものだったけど、むしろ大きなお友達的には、こよりで汚い顔したたまこ先生の方がごちそうさまですよね!

 今回のいぬまるは、中学生たちには「矢吹絵のたまこ先生」で、大きなお友達には「こよりで汚い顔のたまこ先生」と、広い範囲の読者層をカバーしているなあ、などと思っていたのですが、こうさんから「果たしてそれだけで良いのだろうか?」「今週のいぬまるはもっと広い範囲をカバーしているのではなかろうか?」などの問題提起がなされ、考えてみたところ、なるほど、確かに僕の視点が狭かったことは認めざるをえません。今回のいぬまるの守備範囲は以下のように分類できそうです。

Lv1:矢吹絵のたまこ先生(想定対象:中学生以上~大人まで、男性全体の90%程度をカバー)
Lv2:園児にこよりで責められて汚い顔のたまこ先生(想定対象:早熟な高校生~大人の男性読者、全体の60%程度か?)
Lv3:園長先生の触手プレイ(想定対象:大人読者のうち熟女好きでかつ触手好き。グッと減って全体の5%程度と思われる)
Lv4:丸出し園児(♂)の触手プレイ(想定対象:ショタ好き。しかし、まだ需要があるだろう。一部女性読者も? 3%程度か)
Lv5:パンツのみを残した太った園児(♂)の半裸触手プレイ(想定対象:高レベル過ぎて想定不能。1%未満と思われる)

 僕たちが「汚い顔のたまこ先生ハァハァ」と至って普通の感想を抱いている間にも、世界の何処かではふとしくんの触手プレイに興奮するますらおも存在するはずであり、まあつまり、今週のいぬまるはあらゆる意味でエロかったと。そういうことなのですよ。


フタガミ☆ダブル

 んー。こなれているし安定感もあるけれど、やっぱり矢吹先生単体ではまだこんなものなのかー。見やすいし分り易いしサクサク進むしブラックキャットほどに知欠な感じもしないんだけど、それでも全体的に安くて薄ーい感じ。「ものすごくこなれた新人作家の読切」って感じで、特にガツンと来るものがないんですよね。

 あと、矢吹先生の設定アイデアは悪い意味で浅薄な感じを受けるのも残念。「残留思念」とか「精神力」とか小学生相手にはこのくらいのレベルで止めといた方が分り易いのかもだけど、大人の視点から見ると、これだけの現実からの逸脱を「なんとなく精神パワー」だけで進められちゃうのは(話の中で筋は通っていても)深みのなさが残念な感じ。矢吹先生にはやっぱり優秀なブレインが欲しいなーと思いました。


こち亀

 いつも思うけど、通天閣署が出てきた時はたとえ作中で両さんが責められていたとしても現実にディスられてるのはリアル大阪府民だよね。関西人の異常なノリに付いていけない両さんに対して、「先輩、空気読んでください」「もう、大丈夫かしら?」とか言ってる中川・麗子がとても不気味でした。この二人は最近とみに人間味が失われてきてまるで異星人のようだ。


バクマン

「なんで風呂入る着替えでローアングルからスカートの中なんだよ、おかしいだろ! こうなるとセンスあるとかないとか通り越してるぞ、大丈夫か?」

 いやいや、このセンスは丸めない方がいいんじゃねえかなあ。それ言ったらToLoveるだってアイススケートで転んだら全裸になったりお尻がしゃべりだしたりしてたんだし、実際センスとキチガイは紙一重で、僕らはそのキチガイにこそ反応してたわけだしなあ。蒼樹さんが素でキチガイだというならそのキチガイは大事にしといた方がいいような気がしなくもないぜ。ストーリーが仮に純愛モノだったとして、そこにToLoveるのような眩暈のするキチガイエロが突然飛び込んできたりしたら、こりゃあ化けると思うんだがなぁ。

 ま、問題は僕が喜んだとして、それでアンケートが取れるかといえば全く別の話ってことですがね。


ねこわっぱ

 憑依するや否やとりあえず胸元をはだけるアメノウズメさまのプロ意識はさすがです。


保健室

 淀橋くんが罹った病魔って要するに高性能フォトショップだよね。

 あと、何の根拠もないけど淀橋くんと可音ちゃんは放課後は淫らな肉体関係にあると思いました。何の根拠もないけどきっとそうだと確信しています。可音ちゃんはハデス先生との過激なプレイ写真を目の前で恋人に捏造されて、その時一体どんな気持ちでいたのだろうハァハァ。


めだかボックス

 したり顔で解説している門番二人が内心、「……とか言ってるけど、次狙われるのってやっぱりオレたちなのかな」などと思ってる様子を想像するとほんわかします。「なんで宗像さんがこんな浅い階層にいるんだよ!」とか言ってるところを見るに、適当なところで引き返そうとしたら突然宗像さんが出てきてびっくりしてるんだろうな。逃げ出したら「逃げたから殺す」とか言われそうだしタチ悪ぃよな。逃げなくても「逃げなかったから殺す」なんだろうけど。真黒さんはホントどうやって生き延びたんだぜ。

 しかし、宗像さんの扱いが完全にエンカウントモンスターだ。そりゃ地下2階にポイゾンジャイアントが出てきたら誰だって驚くけどさ。


あねどきっ

 やってることはごくありふれた恋愛モノなのに、前提が不気味なものだから何もかも不気味で仕方がない。コウタくんがなつきへの好意を表明した瞬間から完全に振り払われてしまい、いまだに追いつくことができていない。

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