12/23(水)の夜、21時ごろからネットラジオをやります。お題は「2009年 ジャンプ10大事件」。みなさんの選んだ10大事件を酒を飲みながら適当に振り返る予定。アンケートフォームはこちらから。一人何票でも投票オッケーです。
ぬらりひょん
おおおお? 船が墜落するだけなのになんだかやたらとダイナミックだなー。「墜落する大型旅客機にたまたま乗り合わせていた妖怪たちが力を合わせて不時着した」みたいな感じでなんだか面白かったです。リアル災害vs能力者みたいな感じで。
それと、対妖怪戦においては圧倒的な強能力と言われていたリクオが、今回は特に何もできてない辺りも良かったです。うん、認識操作能力は戦闘では役に立っても、落ちる宝船の中では解説役くらいしかやることないよね。
・リクオ「川があるぞ!」
「イタク、そこに落とすぞ」
「命令すんな! 気づいてたよ!!」
……いやいやイタクさん、勘弁してあげてくださいよ。首なしがどうこうじゃなくてリクオが可哀想じゃないですか。今回のリクオの仕事って「川があるぞ!」だけなんですから、それにあなたが気づいてたらリクオの立場ホントにないっすよ。
スケット
薮田くんはツバキエクスプロージョンを華麗にかわして佐助くんの唇を奪えよ、常識的に考えて…………。
よく分からんノリで薮田くんが突然パワーダウンしてたのがすごく残念でした。薮田くんの実力はこんなものではないはず。デイジーちゃんの目潰しを優雅にスカして背後を取ってたあの時の薮田くんはどこに行ったんだぜ。
こち亀
麗子は気でも狂ってんのか……。
「私ね、毎年ボランティアしてるの」
「両ちゃんもボランティアすればいいと思うの」
「イルミネーションがいいわね」
「私は一切お金を出さないから両ちゃんが自腹で準備してね」
「もちろん私は設置も一切手伝わないからね」
「お金なんてとんでもないわよねー」じゃねえよ。なんで無から有が生まれるとナチュラルに考えてんだよ。「費用が掛かるぞ」と言われた直後に、「あなたが全部自腹で払いなさい」はまともな神経で出てくる発言じゃないよなー。なんでこんな横暴に両さんは甘んじたんだ? 弱味でも握られてるのか??
いやいや、しかし、両さんはこれだけのことをやったのです。なんだかんだ言っても麗子も両さんには感謝してるハズ。最後には両さんを呼んで完成したイルミネーションを一緒に眺めて、美味しい手作りケーキでも振舞うに違いない……。そんなことを思っていた時期が僕にもありました。しかし、実際は……、
中川「地上の光は宇宙からも確認できるらしいよ」
麗子「えーっ、本当に」
うん、なにやってんの…………? 両さんに働かせるだけ働かせてイルミネーションは中川と楽しむとか、今週の麗子は本当に鬼畜すぎたと思います。何やらロマンチックげなことを言ってるのがまたひどい。そのロマンチックな一時はこの場にいない男性一名の無償の労働奉仕と経済的負担により成り立っているのだよ……。最後は麗子が「ひどい」とか言ってるけど、オチのあれを含めてもやっぱり懺悔すべきは麗子の方だと思うなぁ……。
ブリーチ
「やはり儂に――貴公は斬れぬ」
うん、これは力押しで負けてる人の言葉じゃないと思うんだ。なんかまるで「チャンスはあったけど感情的な問題で斬れませんでした」みたいな口ぶりじゃないですか。あなた普通に斬りかかって簡単に負けてたよね。
あと、エスパーダだろうが帰刃だろうが不意を突いて頭を刺せば倒せる辺りは一周回ってブリーチのリアリズムのような気がしてきました。死神側の対大虚戦術は、隊長たちが派手な卍解で敵の目を引いておいて、その隙に影からこっそり忍び寄った副隊長が始解で頭を刺すってのを基本にすればいいんじゃなかろうか。いやまあ、どうせ東仙さんも死んでないんだろうけどさ。最近のブリーチは「倒した」と思ってから、それを2回ほど繰り返さないと敵が死なないからなー。
バクマン
クッ、惜しいな……。石沢くんの本気が見たかったのに……。ギャンブルフィッシュで主人公が五木島さん(チンピラ紛いのゲス、主人公に一蹴される雑魚格)を本気で右腕にしたビリヤード編みたいに、読者からも作中人物からも嫌われる石沢くんをあえて起用してその毒を縦横に利用するみたいな展開だったらアツかったのになー。どうでもいいけど、僕は先週もギャンブルフィッシュのことを書いてた気がするぞう。
ところで石沢くんの言ってることも、もし彼に下心がないのなら全然間違ってないし、おそらく一級の二次元エロリストであろう石沢くんなら良いポーズの目利きも実際にできるんじゃないすかね。今回は石沢くんがKYだったことよりも、むしろ「どこまでのエロが必要か」をきちんと説明しなかった蒼樹さんの責任じゃねーかなー。蒼樹さん俯くばかりで何も説明しねーんだもん。そりゃ石沢くんはKYだったけど、彼は彼なりに自分のベストパフォーマンスを発揮しようとしただけだと思うんだ。「エロの道は甘くねえんだ。オレだってエロ雑誌とか見て研究してる。自分の身体がエロいなら自分の身体を使って研究しろ。本気でエロがやりたいならそれくらいやれ」ってのもこの道の先達である彼なりの真摯な意見な気がするもんな。問題は蒼樹さんにはそこまでのエロは必要なかったということだけで、ちょっと情熱が空回りしちゃってたとこだね。それは蒼樹さんがキチッと説明すべきところだと思うんだ。イヤなことはイヤだとちゃんと言うのも大切だしな。石沢くんの問題はそこまでやってから初めて問うべきではなかろうか。
しかし、中学時代にはシュージンにいきなりグーパンで殴られ、そのシュージンからされた頼みごとにも快く応じて、彼なりに本気で蒼樹さんを助けようとしているのに颯爽と現れた福田さんにゴンザレス扱いされるなんて、石沢くんってば可哀想な人。石沢くんは加藤さんと組んで素晴らしいガチエロ作品を発表し、蒼樹さんの読者を奪って欲しいと思いました。
あと、中井さんは加藤さんからアレな顔をされただけでなく、編集部や作家仲間にまで着実に噂が広まり始めており、あの時のツケを支払う準備が着々と進んでおりますね。頑張って下さい。
・「俺がパンチラの描き方を教えてやる」
どうでもいいけど、このセリフにカタルシスを感じるって、バクマンって結構すごい漫画だよなー。決めセリフがこれって他の漫画ならギャグだよ。
・「どうしてこういう事に……。蒼樹さんと福田さんが力を合わせる……。これって強力なんじゃ…………」
ナチュラルに除外されてる平丸先生、萌えー。
ナルト
アナウンサー:キシモト
解説:トガシ
「おおっと。トガシさん、出ましたねー。ダンゾウの右腕」
「はい、あれは間違いなく写輪眼ですね。写輪眼が埋め込まれています」
「やはり写輪眼ですかー。おっと、サスケがマイクを取って……。どうやら兄のことをダンゾウに尋ねているようです」
「サスケの兄はKONOHAでいろいろありましたからね」
「そうですねー。イタチは一族の仇だと思われていましたが、実はKONOHA上層部の命令で動いていたという過去の因縁がありました。サスケは今一体何を思っていることでしょう」
「ナルト選手のこともありますからね。複雑な心境だと思います」
「しかし、今のサスケは復讐心に駆られているのか……ああーっと、ダンゾウが突然仕掛けたー! 強烈なナックルパートだー!!! だが、サスケ、動じないー!!! トガシさんこれは!?」
「須佐能乎ですね」
「サスケ選手、万華鏡写輪眼の須佐能乎で見事にダンゾウの攻撃を防ぎました。そして、攻守逆転。今度はサスケが須佐能乎のままダンゾウを捕らえます」
「危険ですね。ダンゾウはまさかここで須佐能乎が来るとは思ってもなかったでしょう」
「しかし、ダンゾウの口ぶりにはまだまだ余裕があります。もしかすると幻術かもしれません。おっとトガシさん。リングサイドでは何やらナルト選手の様子が……。あっ、ああーっ!!! ナルトが倒れたー! ナルト選手が突然倒れましたー!!! これはどうしたことかー!!!!」
「過呼吸ですね。心配はないでしょう」
「いま情報が入りました。どうやら過呼吸だったようです」
「ナルト選手にはゆっくり息をして欲しいですね」
「さて、リングの方ではサスケが須佐能乎式ベアハッグを決めていますが……」
「これは本当に危険な技ですね」
「ダンゾウの口から何か赤いものが見えていますが、トガシさん?」
「ダンゾウは流血してますね。サスケは試合前からダンゾウを殺すと決めていると言っていましたから。サスケは本気でしょう。危険ですね。これは死人が出るかもしれません」
「できればそんな物騒なことにはなって欲しくないところですが……。おっと、ダンゾウがサスケに何か話しかけています」
「おそらく忍のあるべき姿を語っているのでしょう。しかし、ダンゾウはベテランのレスラーですが若手から見ればロートル扱いですからね。特にサスケなどはダンゾウを嫌ってますから」
「五影バトルロイヤルでもダンゾウ選手は瞳術を見破られ、現在、KONOHAでの立ち位置も非常に悪くなっています。……さて、リングサイドではサスケ選手のパートナーのマダラ選手がリング上の二人の戦いを見つめています。トガシさん、マダラ選手は先週フーとトルネを相手に縦横無尽の活躍を見せましたね」
「あれはナイスファイトでした」
「一方、ダンゾウは先週の試合でフーとトルネがリングアウト負けしているのが厳しいかと」
「そうですね。先週は3対1だったのですが今週は逆に1対2ですからね。マダラは右腕を痛めましたが、まさかあそこでサスケがリングに上がるとは思わなかったでしょう。ダンゾウにとっては誤算だったと思います」
「さて、この厳しい状況からダンゾウ選手がいかに切り抜けるか……あ、ああーっ!!! サスケの須佐能乎式ベアハッグが決まったー!!!! これはまずい! これはまずいぞー!!! リングに血の雨が降っている!!!! リングに血の雨が降っています!!!!」
「これは完璧に決まりましたね。カウントを取る必要もないでしょう」
「凄まじい幕切れです! リングはすっかり血の海に……ああっ……! いっ、いや、違います! ダンゾウ選手、生きていたー! ダンゾウ選手が生きていまーす!!!!(ウワアァァー!!!!)」
「やはり幻術でしたね。ベテランのダンゾウのことですから何か狙っているとは思いましたが。幻術が綺麗に決まりましたね。流石ですね」
「リプレイを見てみましょう。ダンゾウ選手の返し技の幻術が見事に決まっています」
「もうこの時点から幻術だったと思われますね」
「そして、ダンゾウ選手がサスケの後ろに回って――、バックを取ったー!!! 次週へ続きまーす!!!!」
※ナルトプロレス理論を実験的にやってみた。
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スペシャル4コマ漫画詰め合わせ
これ、どういう並び順なのかと思ったら年功序列(連載回数多い順)なのね。
・ブリーチ
白哉兄さんにアホなことをさせれば笑いが取れるという発想が安易すぎるが、実際に取れてしまうのだから仕方がない。くそう。
・サイレン
「来年も奴隷扱いかな」ということは、今年は奴隷扱いであったことを自覚してるってことか……。うん、リアルな現実認識だと思うぜ。オチはユニコーン邪武の大好物だったのでユニコーン邪武なら何よりのクリスマスプレゼントだったと思います。
・バクマン
サイシューはただでさえ好感度が低いんだから番外編の4コマでまで株を落とそうとしなくてもいいのにね……。仕事の取引先のお偉いさんの好意を「50歳前のオヤジはくだらねえこと考えるぜ」とバカにして終わるとか、ギャグと分かっていても残念な気持ちにさせてくれるよな。
宇宙のSPARROW
うーん……。「変人」がレッテル貼りだとか学級委員長のたとえなどは小学生や中学生くらいまでは何かしら共感できるものがあるのだろうし、ちびっ子たちには訴えるものがあるのかもしれないけど、いかんせん僕は大人だからなぁ……。そこら辺はもう遠の昔に通り過ぎてしまったのだよ。これは子供相手には良い作品なのかもしれないけど、あまりに子供にターゲットを絞りすぎてて大人の心を動かせる作品ではないと思いました。しかしまあ「少年ジャンプ」なのだし、これはこれで良い意味での「子供向け作品」なのかもしれませんね。
でも、それはそれとして、「子供を引いてバレたらクビになるから命を与える」という論理はメチャクチャすぎると思いました。宇宙刑事の世界では「クビになるくらいなら死んだ方がマシ」みたいな江戸時代の武士の如き職業倫理があるのだろうか。あと、スズメが上に乗ってるとパワーが抑えられるとかも適当すぎ。意味が分からんよ。ここら辺、いろいろとアバウトなんだよなー。僕はこういうのすごく気になっちゃうぜ。
リリエンタール
どうしてこうなった! そう叫ばずにはいられない程、8歳児のてつこが可愛すぎる件。三年の月日が変えたのはてつこの髪型だけではなかった! 目だ! 目が変わってしまった!!! あと性格も変わっちゃった!!!
しかし、カブト虫の幼虫をむしゃむしゃごっくんする幼女はよろしおすなあ。時代が時代なら食虫チャイドルとしてブレイクできたかもしれないのにね。いや、食虫アイドルだっているしね。生肝を食べる羽衣狐さまもカブト虫食べるてつこ8歳も時代の最先端だと思います。
あー、今週の食虫でまた順位が回復するといいんだけどなぁ……。「今回は食虫があったから票は安定だな」と僕たち大人はうっかり思ってしまうけど、普通のちびっこたちにとっては食虫は引いてしまうだけのような気がするぞう。「宇宙のSPARROW」も本質を見ろって言ってたし、良い子のみんな、食虫に惑わされずリリエンタールにアンケ送ろうね! あー、でもヒロインが食虫だもんなー、うーん……。ヒロインがスカトロしたゲドー以来の衝撃だろうし、果たして子供たちは耐えられるのだろうか……。
黒子
いかんな……。過去にあんな発言があったもんだから、「次週、隕石落ちて誠凛勝たないかな……」と思ってしまう自分がいる。
保健室
安田くんが罹った病魔は、漫画が漫画なら「スタンド」とか「アブノーマル」とか言われてむしろ武器になりそうなもんですけどねー。というか、ジャイロ・ツェペリさんがこんな能力だったような気がします。特に副作用もないみたいだし、これはこのままでも良かったんじゃまいか。僕ならこの能力、手放したくないけどなー。
あと、本好くんは病魔に罹ってても罹ってなくてもあまり違いはないと思いました。彼とずっと親友の美作くんは本当に素晴らしいお人だ。
あねどきっ
コウタ君に未曾有のチャンスが訪れる……! 父親帰還! 引越し! そう、ついにやってきたのだ!! 開放の時が!!!
だが、コウタ君は身も心も既になつきに縛られていた。何もないベッドになつきの姿を見てしまう程に! このままでは「父だけ札幌へ行き、コウタ君は家に残り、姉DQNたちとこれまでと変わらぬ生活を続ける」というバッドエンドを迎えそうな雰囲気がぷんぷんだ。果たしてコウタ君は姉DQNたちを振り切り、希望の大地、札幌へと旅立つことができるのか!? 待て、次回!! 河下先生は終盤になると結構まともな展開をしてくれるのでちょっと期待しているぞ!!
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