リボーン
なーんかちょっと驚くほどつまんないな。なんだこれ。桔梗さんは何が強いのかさっぱり分からんし、笹川兄の変身ポーズは凄まじくダサいし、結局、体力切れで負けるという展開にもカタルシスがない。
いや、体力が勝負に影響するってのは個人的には好きなんですけどね。でも、ピカーッて感じで鳴り物入りで登場して、「疲れたから負けました(´・ω・`)」っていうのは読んでるこっちも(´・ω・`)ですよ。なんといえばいいのかなー。活躍が表面的というか本質的でないというか。ランボや笹川兄の活躍は特に形勢を変えたわけでもなく、「とりあえず出してみただけ」っていうか。そして、そんな「出してみただけ」が作中でさも重要なことかのように扱われることに違和感を抱いてしまうのだろうか。なんつーかなー。今週は特に内容もないし、「ハッタリの効いてないブリーチ」くらいにしか思えないや。修羅開匣してワクワクしたことが一度もないぜ。
ねこわっぱ
基本的には普通につまらない漫画なんだけど、「安全なゾーン」だけは笑わずにいられなかった。この漫画、幼女の扱い方だけは心得てやがる……。そりゃあ幼女を股間に入れれば誰だって面白いですよ……!
↑この2コマのシュールさは控えめに言っても永久保存クラス。
……しかし、この漫画の「ほのぼのムードの中、子供にガチの殺意を抱く大人たち」はどうにも好きになれないなあ。
黒子
なるほど、青峰さんの能力って、ウメさんがありえない場面で波動拳を撃って、「なんでそこで波動拳を撃つんだ! でも効果的だ、ウメ波動スゲエ!」っていうアレかー!
…………と、思ってググってみたらどうもウメさんは考えて撃ってるらしい。例えが分かりにくい上に間違ってるとか、最低だな、自分。ごめんなさい。
めだかボックス
なるほど、高千穂さんの能力って、ウメさんが相手の小足を見てから昇竜余裕でしたっていうアレかー!
……いや、スイマセン。知りません。適当こきました。ごめんなさい。
ま、それはそれとして、高千穂さん能力はキルアの神速(カンムル)ですね。あれの事前プログラミングが不要になったバージョンとでも言いましょうか。ゾルディック家の天才児と同じ能力を持ってると考えると「スゲエな」と思いますが、んー、でも、ぶっちゃけ文字化されるとあんまりすごい気がしないですよね。ここら辺、ぬらりひょんと同じ問題にブチ当たってる気がします。なんかこうやって「常人の能力の延長(?)」として説明されると、アブノーマルとスペシャルの違いがよく分かんないような。いや、訓練やなんやでは辿り着けない境地、という意味ではやっぱりアブノーマルは特別なのだろうか。
その一方、これまで訳が分からんだけだっためだかさんの特質が同じ尺度で測られようとしている展開はグッド。頭脳で理解できるということは、理屈で捉えうるレベルの問題なのでしょうね。でも、「肉体的に優れている」「学習能力が高い」ではないんだよな。個人的には「無我の境地」(それまでに見たことのある他人の最も優れた性能をコピーできる)辺りかなーと思ってたけど、雲仙さんの計算能力には及ばないって言ってるしなー。来週に期待。
保健室
結局、受付のおねーさんはなんだったんだ??
サイレン
「尾行なんて必要無いだろ。さっさと腕ひねりあげて聞きだしゃいいんだよ」
「焦っちゃ駄目よ(暗がりで一人になったところを襲わないと)」
個人的な話ですけど、いまフォールアウト3を「雨宮」という名前でプレイしてるんですが、今週の話はロールプレイの際の良い参考になりました。なるほど、情報が欲しい時はこのようにロールすればいいのか。
あねどきっ
どう見てもストックホルム症候群です。本当にありがとうございました。
・冒頭の姉DQN
すごい腕力だ……。中学生とはいえ男の子一人を片手で提げるとは……。
・なつき「また、この家にこーちゃんと戻ってくるから!」
脳髄が爆裂四散するかと思った。
…………本当に河下先生は読者の気持ちとか一切考えてくれてないんだな。……あー、いやいや。何事も自分中心で考えてはいかん。世の中にはなつきのこのセリフに何らかの肯定的意味を見出せる人もきっといるのだろう。河下先生はそういった方々を相手に物語を作っておられるのだ。
たとえば羽衣狐さまが無辜の男子中学生から肝を吸って殺したとして、それを椎橋先生がまさに感動的な物語として描いたのなら、僕などは「全く何と美しい話だろう」「心が洗われるようだ」などと当然思ってしまうのであって、それを思えばなつきがコウタ君を連れて家に帰ろうとするのも、ある人たちにとっては肯定的に受け取られることなのかもしれない。もっと言えば、例えば幻影旅団編で仲間のために悲愴な決意をしたパクノダなども、言ってしまえば悪人が悪の組織を守っただけのことであって見る人から見れば感動的な物語とは言えないのかもしれない。僕たち読者はそれと同じように、今週のなつきの行動を捉えるべきなのかもしれないのだ。
・コウタ「オマエ本気でこんなエロそうなオッサンと(ry」
しかし、本当に河下先生は一片の隙もなく僕たちに好感度というものを与えてくれないよなあ。ここまで徹底されると見事な仕事と言うしかないぜ。なぜ主人公を見た目で人を判断して、一方的に悪し様に罵るようなパーソナリティに描くのであろうか? あの大富豪の人だって好きでオッサンになったわけでもなければ、好きでエロそうな顔になったわけでもないってのに、コウタ君は一体何を叫んでいるのであろうか。まあ、リアル中学生らしいといえばらしい反応ではあるのだけれどね。
・コウタ「俺は! なつきのことが好きなんだよ!!」
脳髄が爆裂した後、四肢が弾け飛ぶかと思った。
まあでも、考えてみれば分からん話でもない…か…。頭のてっぺんから足の先まで精液が詰まっているような中学生という頃合に、赤の他人のお姉さんが突然家に押しかけてきて、毎日添い寝などして性的に誘惑しつつ、しかもヤらせてくれるでもなく毎晩お預けを食らわされていれば、コウタ君でなくともこのような錯覚を抱いてしまうものなのでしょう。その上、なつきは家事など身の周りの世話もある程度やってくれているわけですし、彼女に母性愛を感じてしまうのも致し方なし。さらに言えば身内が大金持ちということまで分かってしまった。この辺りの感情が複雑にミックスされ、コウタ君の先の発言に至ったと考えれば理解できぬことではないわけです。
また、別の見方をすると、犯罪被害者が犯人と一時的に時間や場所を共有することによって、過度の同情さらには好意等の特別な依存感情を抱くことを「ストックホルム症候群」と言いますが、ひょっとすると、コウタ君にもこういった影響が現れ始めていたのかもしれませんね。南無阿弥陀仏。
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