バクマン
・蒼樹さんに恋愛漫画を描かせたら私小説を書いてきたでござるの巻
いやー、でもどうなんだろうね。正直、全く面白い気がしないんだけど。「バクマンは漫画パートはともかく恋愛パートは本当にいらない」としばしば言われて僕も全く同感なのだけれど、蒼樹さんはその恋愛パートのみを取り出して再構成しているわけだよね。うん、それは読みたくないな。
そして蒼樹さんにもガッカリだよ。いや、私小説が悪いとは言わないけどさー。でも、やっぱり蒼樹さんの創作能力を疑っちゃうよなー。あと、１Ｐ目から設定が軽薄すぎる。スカートが短いから学校を選ぶとか、それじゃまるで河下漫画の男主人公だよ。（あれ？ 真中はもっとマトモな理由で高校選んでたような……。気のせいか……？）
……と、まあ、そんな悪口雑言を並べ立ててはみたものの、この作品が作中作である限りはその出来の悪さを指摘するのも詮無きことではあるんですよね。実際、「こんなんだからサイシュー（or静河）に負けた」という展開になるかもしれんのだし。ただ、それでも蒼樹さんの株が下がったことは間違いない。がっかりだよ、蒼樹さんには。
＊＊＊
ただ、体操部顧問のガチの不細工っぷりは蒼樹さんらしかったです。知人をモデルにしといて不細工扱いとかマジ容赦ねえな。てか、これ、２ちゃんだと「【暴露】蒼樹漫画の体操部顧問って中井巧朗だろｗｗｗ【人権侵害】」とかってスレ立ったりするんだろうなー。
・サイシューとか亜豆とかそこらへん
ホント、こいつら仏門に入ればいいのに。
いや、僕の言う「仏門に～」ってのは別に僧侶になれって意味ではないんですけど、要するに、こんなもんは論理的に淡々と事実関係を開陳すればいいだけの話で、それをヘタに取り繕ったり意地を張ったりするからこんなわけの分からんことになるわけで、このようなゴチャゴチャしたいざこざは全くの不毛であり無駄であると、そう言いたいのですよ。諸法無我なのですよ。だから僕は恋愛ドラマとか嫌いなんだけど、しかし、無駄も不毛もまたエンターテイメントなのであった。恋愛の不毛なゴチャゴチャに面白さを感じるのは僕はどうかと思う一方、たとえば太平洋戦争時の陸軍と海軍の不毛な主導権争いなどには僕も興味を覚えてしまうのである。
・福田さん
そして、今のバクマンの一服の清涼剤は疑いようもなく福田さんなのです。本当にこの人はいい人すぎるな！ いつもいつも人のことばかり心配しているよ。なんなんだ、この聖人君子は。
・新妻「亜城木先生、器用貧乏にならなければいいですケド」
僕たち読者の心配（？）している問題というか、イライラしている問題というか、まあ、それがここなんですけど、バクマンはこの点を本当に焦らしてくるなあ。新妻先生にまでこの点を指摘させちゃったけど、ガモウ先生は一体いつこの山を乗り越えさせる気なのだろうか。
ここの問題は器用貧乏というか、彼らが「漫画製造機」である問題に絡んでくるわけですよね。読者は第一話の時点からこの点のモヤモヤを抱え込まされているわけですが、はたしてこいつはいつ解消されるんでしょうかねえ。てっきりＴＲＡＰ連載決定時で解決するもんだと思ってたのに、ここまでまだまだ引っ張ってるもんなー。
ブリーチ
まだか。まだヤミーは死なないのか。どうかと思うぜ。
ヤミー戦の問題点はヤミーに興味が持てないことなんですよね。それでも剣八さんたちが参戦してくれたのでまだマシになりましたが、やっぱり「所詮はヤミー」。確かに先週のあの一撃でやられたら、「No.0ってなんだったんだよｗｗｗｗｗ」ってなるのは間違いありません。でもね、「No.0ってなんだったんだよｗｗｗｗｗ」はその一瞬で終わるんだけど、「まだ続くのか（´・ω・｀）」は一護がカッコ付けた挙句に「全然効きませんでしたー！」の時と合わせてもう二回目なわけですよ。いや、そりゃーこっから愕然とする程ヤミー戦が面白くなる可能性はもちろんありますよ。ヤミーさんが何故か仲間になったりして藍染さんをブチ殺したらカッコイイですよね。ま、でも、とりあえず現時点ではガッカリ感がハンパないんです。なんで久保先生は「終わったと思わせてまだ続くんじゃよ」を毎回律儀に繰り返してるんだろう。それこそまさにアーロニーロ戦の時にこそすべきこ（ｒｙ
↑いま、僕の脳裏に「久保先生はアーロニーロ戦で反省したのではないか」という恐ろしい推測がよぎった。
・平子さん
藍染「随分と信頼しているんだね、あの少年を」
平子「理解できへんやろ。仲間すら信じひんオマエにはのォ」
すいません、僕にも全く理解できません。どうして一護をそんなに信用してるんですか。
・藍染「神は生まれる（｀・ω・´）」
「オレって誰も信じないからオレって神なんじゃね？」という凄まじい中二理論ではありますが、でもこういう理論展開は確かに久保先生の持ち味だよね。こういうところは嫌いじゃないんですけど。こういうネタをアクセントに用いながらスピーディーに展開させていけばブリーチは面白くなる気がするんだけどなー（要約：展開が遅い）。
ワンピース 第０話
「ウッヒョー！ ワンピおもしれー！ コミックス０巻ちょう欲しいー。絶対映画行こ！」
↓
「えーっ、なんだよ、０巻の内容ジャンプに掲載すんのかよ、じゃあ別に映画いいかな」
↓「
「きゃああ！！！ 金獅子のシキかっこええええ！！！ 絶対映画行く！！！！」
以上、よく分かる僕の映画モチベ変遷の図でした。つーかね、０話読む前の映画行くモチベはあくまで「０巻が欲しいから」だったんですよ。それが０話を読んだ後はどうだろう？ なんと映画自体を見たくなったのですよ！ いやあ、「０話の内容掲載します」って先週のジャンプに出た時は「集英社も馬鹿な商売をするものだなあ」と思ったものですが、バカなのは僕でしたすいませんごめんなさい！！！！
しかし、金獅子も最初見た時は「なんだよ、この変なオッサン」「頭に舵付けてるってなんだよそれ、ダセエな」とか思ってたのに、これが「ゴールド・ロジャーとの激戦の果てに刺さったもの」と分かった後ではなんと魅力的な風貌だろうか。キャラ付けってのはエピソードが大事なんだなあと改めて思わされました。
内容的には「まだ頂上を取っていない時期のロジャー」が見れたのが良かったです。僕たちは「トップとしてのロジャー像」しか知らないわけで、途中経過にあるロジャーさんの姿は斬新でした。あと、シキさんがインペルダウンを脱獄してたってのは「名も知らないキャラが脱走してたなんてインペルダウンの株が下がるなあ」なんて昔は思ったものですが、センゴクさんとガープさんが二人掛かりで挑む程の相手と知って激しく納得。それも両足失ってやっとなわけで、さすがはインペルダウン。株が落ちません。しかし、インペルダウン側も「両足切れば海楼石は外せるけど、両足切ったら逃げられないから無問題だよね」とか思ってただろうにびっくりしただろうなｗ
ぬらりひょんの孫
「ムウ、やつはもしや京の門番、白蔵主」
「知っているのか、首無し！」
今週のぬらりひょんにはなんだかとっても男塾を感じました。あと20週くらいしたら、納豆たちが「よっしゃー！ 次こそオレたちの出番じゃー！」とかやって、「フッ、ここはオレに任せてもらおう」「ゲーッ、お前は天邪鬼ーッ！！」「フフ、淡島、恐ろしい男よ」「やつを敵に回しては命がいくつあっても足りぬ」とかやりそうなんだよね。陰陽師たちも羽衣狐さま相手に「真の戦いに相応しい舞台を用意した」「福寿流の結界で囲まれた闘場だ」「羽衣狐よ、貴様が真の勇者ならこの闘場に上がるがいい」「恐れをなして拒否するも貴様の自由だ。もっともその場合はオレたちの勝ちとなるがな」とか言い出すんだぜ。いかん、妄想が止まらん。
べるぜバブ
これはちょっと面白い。次回からベル坊がじいさんの特訓を受け始めたら新しいね！ じいさんも「いや、赤子じゃなくてお前の特訓……」とか言って困りながら、何のアドバンテージもない赤ちゃんの虫恐怖症克服ミッションに挑むんだぜ。これは新しい。
リボーン
盾から光線が出ただけでソードブレイカーとしか思えなかった僕はどうかしている。
黒子
超スピード＆トリッキーかー！！！！ 本当にキセキの世代は一人一人がちゃんとムチャしてていいなあ。オールコート３Ｐ100％もちゃんと納得できる形で破ってくれたし、今回の攻略も楽しみですぜ。黄瀬攻略も納得できたし、この漫画は結構そこらへん納得させてくれるんだよな。……あ、でも黒子攻略はいまいち納得できなかったか。
保健室
刀哉くんが可哀想過ぎて死にたくなったよ！ 片手パンチ一発で電柱を破壊するところを肉親に見られたりしたら、もうどうやって生きていけばいいのか分かんない！！！
そんな調子の刀哉くんがシンヤちゃんに発見されたなら、これはもう辛すぎて、これ以上保健室は読めないなと思ったけど、さすがに藍本先生もそこまでのおにちくではなかった！ いや、本当にホッとした。電柱破壊シーンから次のページをめくる手が震えたもん。「刀哉……あなた何やってんの……」とかあったらジャンプを破り捨てるところだったよ！ あー良かった！
★宣伝：もうちょい宣伝させて下ちい
完全教祖マニュアル (ちくま新書) | |
 | おすすめ平均   教祖は現実の人間がなるものですこの本との出会い社内派閥マニュアル。 ハウツー本かと思いきや… ポップ宗教学入門Amazonで詳しく見る by G-Tools |
