【11/22】2009年52号のジャンプ感想(まとめ)


 日曜20時から教祖マニュアルラジオやります。適当に宗教関連のことをくっちゃべる予定。


トリコ

 ちょ……! ここで次郎っすか! 確かに予想は裏切られたけど、あのロン毛のフェイクは卑怯だよー。これはちゃんとロン毛のヅラに説明が欲しいね!

 レベル40辺りだと、支部長クラスでもキツイんでしょうか。なんか40くらいはなんとかなりそうなイメージだったんですが、トリコ=副料理長クラスとすると、支部長クラスでも四天王には大分水をあけられてるんですかね。

 トリコ=副料理長>>支部長>>>滝丸>>>>>ゾンゲさま

 こんな感じ?

 あと、退路を絶たれた状態で、どこへ通じているのか何の保証もない洞窟を見つけただけで大喜びしているゾンゲさまたちは精神が頑強過ぎると思いました。これまでの厳しい旅が小松の折れない心を育んできたように、ゾンゲさまたちもこれまでの旅の過程で全てを楽観的に受け止める心の強さを身に付けたのかもしれません。


ワンピース

 こういう能力バトルはいいなー!

 能力者と能力者が局地戦で潰しあうってのはもう見飽きてるんで、僕、こういうのが読みたかったんですよねー。策を巡らせ、地形を利用し、戦術の一環として能力を用いる。能力は(どれほど強くとも)あくまで「取りうる手段」の一つに過ぎず、全体の流れの中で機能する。今回で言えば、海軍は包囲壁で海賊を包囲するという「能力ではない」手段を用い、そこからサカズキさんの能力により「足場を奪っ」てます。僕、こういうのが好きなんですよね。

 実際リアルに考えてみても、自分の手持ちの駒が優秀な能力者だからって、「じゃあ、お前ら好き勝手に単独行動して手当たり次第に敵をブチ殺してよ」とは言わないわけですよ。藍染様以外は。普通は能力者がいない時と同様に最善の戦術を考えて、さらに「能力者がいるからこそできる戦術」を考えるはずです。能力者っていうのは言ってみれば開発したばかりの新兵器みたいなもんで、戦艦大和が当時最強の戦艦だからって無闇やたらと単体運用するわけじゃないのと同じだと思うんです。なので、僕は能力を「手段の一つ」として扱う集団戦能力バトルがずっと読みたかったんですがワンピがやってくれたのでもう満足です。ごちそうさまでした。

 ただ、残念なのは白ひげさん他の現在位置が分かり辛いこと(ルフィは包囲壁の中として白ひげさんやパシフィスタは今どこー?)、それと「数の力」があまり感じられないことでしょうか。現状では海軍、海賊共に事態を大きく動かしているのはやはり少数の能力者で、たとえ海賊側の雑兵たちが雪崩を打って攻め込んだとしても大将たちを突き崩せる気はせず、また、海軍の雑兵たちが大量に攻め込んだとして白ひげを落とせる気はあまりしないんですよね(白ひげの方はまだ若干落とせる気がするけど)。「大軍で一気に攻めきれば落とせる/落とされる」という緊張感がないことが残念というか、ちょっともったいないかなーと思います。


彼方セブンチェンジ

・カラー表紙

 惜しいなあ。これ、麻生先生にもうちょっと画力があったらオチのキリンで笑えたと思うんだけど。


・本編

 序盤の辺りしばらくの間は面白いのか寒いのか分からない微妙な空気でしたが、

「カメラマンという発想はよかったが、安易にかぶりものに頼りおって…」

 ここで個人的にヒットしたので後は楽しく読めました。ギャグマンガって舞台と一緒で、「笑っていいのかどうか分からない」一線を越えたら楽しめるもんなのかもしれないですね。もしくは単に今回は後半から面白くなってたのか。あー、でもオチはつまんなかったかな。


サイレン

・ミロクさん!

 ミロクさんは生命力吸収能力者かー。でも、だとすると未来世界では吸収できる他者もほとんどいなくなってるし、ミロクさん弱体化してるんじゃなかろうか。他人を滅ぼしたいのに他人がいないと力を発揮できないとはなんというジレンマよ。

 ミロクさんのセフィラ・ゲートはよく分からなかったです。あれは何だったんだろう?? 単純に防御壁なのか、それともエネルギーを転移したのか。でも、衝撃の余波のためなのか波が立ってたから防御壁で防いだと考えるべきなのかな。すげえっちゃすげえ気がするけど、天墜は建物の影とかに入るだけでも防御可能な気がしなくもない。


・ドルキさん!

 そして、ドルキさんきたー! でも会社員じゃない! 昔っから素でDQNっぽい! いやだ、こんなドルキさんいやだよ! 「ドルキくん、きみィ、今月も一件も契約取れてないじゃないか。きみィ、うちに勤めて何年になるのかね? うちもね、慈善事業じゃないんだからね、タダ飯食わせてやってるわけじゃないんだよ?」とか上司にネチネチいびられて横の方ではOLにクスクス笑われて毎日フラストレーション溜めまくってるそんなドルキさんじゃないと僕はいやだい! それに、もしドルキさんがそんな様子だったら、続くシャイナさんがリア充っぽいのでさらに良い対比になってたと思うんだよね。その点がまことに残念でありんす。


ねこわっぱ

「先生のバカ――!!! なんで先生はロリコンじゃねえんだよ――!!!!」

 時代は呂利田先生ということなのでしょうか。武田先生はごくごく常識的なイイ先生だと思うんですけどねー。先週の「巨大な岩」→「ガン無視してお絵かき」もそうでしたが、この漫画は作者が何をやりたいのか良く分かんないです。


めだかボックス

 面白い。すごく面白い。信じられないくらい面白い。

 拒絶の扉はアブノーマルにのみ開かれる。つまり、作中世界において「拒絶の扉を開けられる」と設定された者だけが開けられる扉。まず、これをめだかさんが普通にクリア。なぜなら彼女はそう「設定されている」から。そして、彼女がそう「設定されている」ことを使って扉を攻略したのが喜界島さん。さらに「扉は物理的存在である」という点を使って攻略したのが阿久根先輩。

 そう、この世界には2種類のルールがあるわけです。僕たちの物理的な常識感覚の延長にある「一般的ルール」。そして、この漫画独自の「メタルール」。めだかさんは「メタルール」で攻略し、喜界島さんは「メタルール」を利用した「一般的ルール」で攻略、阿久根先輩は「一般的ルール」により「メタルールの扉」を攻略します。これら三者三様の攻略法が彼らの設定(アブノーマル・スペシャル)を反映し、そればかりか友情(喜界島)・努力(阿久根)・勝利の少年誌的テーマも律儀に踏まえている。しかも切り口が新しいから三本柱もダサくない。キャラの立て方、作品のメッセージ、オリジナリティと三拍子揃って絡み合った見事な展開だったと思います。これは手放しで称えざるを得ない。西尾先生スゴイ。

 しかし、この漫画は異常(アブノーマル)の概念が出てきてから突然面白くなった気がします。今週のような展開はおそらく他のジャンプ作家にはできないと思うから、西尾先生が出張ってきた甲斐があったというものですね。ばっちりオリジナリティを発揮しており、そして、器用。あと律儀。たぶん西尾先生ってばすごくマジメな人だと思うんだ。


スケット

 漫画家じゃないのにあるあるネタに爆笑しちゃった……! 「ネームのパラ読み」と「意外と読んでやがる」は僕も経験あるよ! 

 どうでもいいけど、「ロマン先輩みたいにはじけた漫画が描きたくて」のフミちゃんと浪漫ちゃんの関係は、高幡不動くんとジャガーさんの関係みたいだなあと思いました。


リリエンタール

 ものすごく感想描き辛いけど、とにかくこの漫画が読めて幸せだということを表明しておきたいです。まるで怪人二十面相が小林少年と遊びたいばかりに犯罪を繰り返すかのようなこの感覚。見かねたローライズ・ロンリー・ロン毛がリリエンタールにアドバイスするシーンとかすごく良かったです。続いて欲しいな、ホント。


ジャガー

 あんまり面白くなかったけど、それはそれとして編集のコメントが入らないと分かり辛すぎるオチがどうかと思うんだ。「義理堅いぜ、ハマー!」がなければ全く意味分かんなかったよ。


SWOT


伐折羅
砕き…
だ……

と……?


 相変わらずなんなんだこのセンスはwwwwwww 日本刀持ってないだけでやってることは全く同じとかww 良くも悪くも『斬』から何も変わってないwww

 しかし、本当にすぎたんは垢抜けないなー。何もかもが絶妙にダサイ。作者のやりたいことが薄紙一枚挟んで読者に伝わらない絶妙な距離感。この感じこそがまさにすぎたんなんだけど、この「とてもすぎたんな感じ」はどうにも言語化しづらいのであった。そして、漫画自体は決して面白くないのであった。

「大体、不良(クソ)共の頂点に立ったところで、まだ一般人以下じゃねぇか」

 でも、光るセリフ回しも少ないながらもあったことだし、すぎたんに関しては長い目で見ていきたいのです。それでは、最後は主人公のこのセリフでお別れしましょう。シーユー。


「どんな奴だろうと俺の人生計画を邪魔する奴はどんな奴だろうと許さねぇ!!!!」


★宣伝:真剣は切れ味がある分あつかいやすいし素人から玄人まで幅広く使われている武士の基本武器。対して研無刀は見た目なんかは真剣とほとんど変わらねぇがあえて斬れない様に鋭く研がない分、硬度と重量をかなり増加させて斬るより破壊を目的とした玄人好みのあつかいにくすぎる刀。使いこなせねぇとナマクラ刀より弱いただの鉄クズみてぇなもんだってのに何であのガキは?

斬 1 (ジャンプコミックス)
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starsつまらなくない
starsまぁ・・
starsなんだ、この高い評価
stars血に飢えた猛獣「さん」
stars決して褒められたものではない…だが

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