昨日のラジオで、「ふと思ったんだが、今週のジャンプの表紙、ナルトはフェラ顔ではなかろうか」と言ったところ、意外と賛同が得られて嬉しかったです。のみならず、Ashさんに至っては素早く仕事をしてくれました。ご褒美に食べまくっちゃうなんて、今週のジャンプは本当に卑猥ですね。
<豆知識>男の子は今週のジャンプの表紙を自分の股間の辺りに持ってくると、なんだかヘンなきもちになれるゾ!
まあ、これを岸本先生から一部読者に向けてのファンサービスと捉えるのは流石に早計と思われますが、しかし、そうなるとナルトはラーメンを啜りながら、なぜ前方を見据えているのか、一体これはどういった食事スタイルなのか、という疑問が浮かんできます。ですが、それに関しては次のような意見が。
>> 目の前の卵は無料なのかな?書いてないけど有料なのかな?みたいな視線では。(掲示板より)
なるほど。すごい納得。とりあえず僕的にはこれでFAってことで。よくあるよね、こういうこと>卵
リリエンタール
素晴らしい。前半の悪の組織が素晴らしい。
1、逮捕された部下を見捨てない
2、穏便な方法で部下を救出
3、行動の前に情報収集を優先
4、形態と所在を確認しただけでも前進と判断(実際そうだしね)
5、仲間の(穏便な)救出方法が組織的に確立されている
どれ一つとっても全て藍染さまが見習うべきことばかり! 人的資源の重要性を理解し、無駄に事を荒立てる不毛さを知り、情報を優先し、現状把握に努め、事を焦らず、有事への対応策が組織的に確立されている……。
特に素晴らしいのが、「形態と所在を確認したこと」をお手柄と判断したところ。「目標の居場所」ってのは本当に重要ですからね。大体、悪の組織というやつはヒーローを倒すとかそういうことばかりに気を取られるものですが、戦隊ヒーローなんかは戦闘後にヒーローを尾行して住居を割り出すだけでも遥かに優位に立てるはずなんですよ。まあ、そんなツッコミは野暮だとしても、「所在の情報」をきちんと重要視しているだけでも今回のリリエンタールは素晴らしかったです。これはつまり、日野家がそれだけの脅威に晒されてるってことですから。
あと、奇妙なネコが現れたら、自分の目的もほっぽり出して手懐けようとし始めたサングラスさんがとても良かったです。こないだはジイさんを脅したりしてたのに銃がないだけでここまでダメな子になるのか……!
べるぜバブ
この漫画とAKABOSHIには共通点があって、なんかカッコイイ技名を叫ぶとザコが吹き飛ぶというところです。多勢に囲まれた時の緊迫感が1ミリもなくなるので僕は良くないと思うのですが、しかし、これも古くは聖闘士星矢の頃からの伝統なのかもしれません。もしくはボーボボの影響か。
リボーン
パラレルワールドを、のぞく……???
またしても僕たちの考える白蘭さまの能力とはズレてきましたが、しかし、「意外と疲れる」ってのは良かったなー。白蘭さまはあれほどの能力を持ってる割にはなんかショボイ感じがしてたけど、今週のように「意外と大変」なのであれば、実際は入江くんが言ってたことのn割くらいしか実現できず、今の白蘭さまもあれはあれで身の丈なんだなーって感じがするので。「能力のスゴさの割にはしょぼいと思っていたら、能力もそんなにスゴくなかったから一安心」みたいな。
トリコ
ゾンゲさまぁぁぁぁ!!!
ついにトリコの名前を知ってしまったゾンゲさま。今までの態度が一変して、トリコにビクビク接するようになるのではと不安でしたが、相も変らぬ、いや、むしろよりゾンゲさまらしくなって大変うれしゅうございました。たぶん四天王って聞いても、「ほう! よく知らんがちっとは名が売れてるようだな!」で終わりなんだろうな。ゾンゲさまはどれほどのド田舎に住んでいらっしゃるのだろう。
でも、ゾンゲさまって実際に部下に慕われてるし、地元ではホントに英雄なんだろうなー。トリコ外伝「ゾンゲ」でも書いてくれないかなー。ゾンゲさまの魅力は尊大でありながらも、とにかく部下思いで男らしいところだよなー。
・後ろ姿のこいつは強い人
「食材入手を手伝う」と言っていた美食會仕込みチームのボギーウッズさんかな? でも、ジャージは似てるけど、彼のこだわりであるヤドカリヘルメットをかぶってないなー。
保健室
今回の病魔は強いんじゃなかろうか。他全員を脇役にしてリピート行動以外取らせないってことは、保険医も今回に限っては(リピート中に限っては)手が出せないってことだですよね。ゴーストバスターポジションの人がゴースト役の論理能力に巻き込まれて手も足も出せないって状況はなんだか好きです。
しかし、これはあれかな。延々リピートしてると思ったら、花巻さんと藤くんだけが昏睡状態に陥ってるって話なんだろうか。そんな感じじゃなければ保険医が絡んでこれなくなるもんなー。もしくはプレゼントを手渡しさえすれば、とりあえず先には進むんだろうか。
ぬらりひょん
ああああああ、清継くんの妖怪絶対防御が剥がれていくううう。こんな懇切丁寧な説明を受けて物語の中心にインサートされてしまえば、流石の清継くんと言えども絶対防御を失ってしまうのではなかろうか。彼は「常に事件の中核から阻害される」ことで完全な防御を誇ってきたってのに。ゆらちゃんは今回、自分が清継くんを脅威に晒したことを自覚すべきだ。
めだかボックス
前半はスゲー面白かったです。「通常と特例と異常」の辺りが特に。これはつまり、漫画内において僕たちの基準で生きている人たちが「通常」、僕たちの基準ですごい人たちが「特例」、そんで、"漫画だからこそ許される人たち"が「異常」なわけですね。
つまり、西尾先生が「僕たちの常識に従って」すごいキャラを描いたとしても、ダイスを振って全て6を出すことはできません。そんなことは「僕たちの常識」が許しませんから。その「僕たちの常識」の縛りを振り切って、「漫画だから」と割り切ることで生まれる人たち。それが「異常」。彼らは僕たちの常識を振り切った「漫画の中の人間」だから、サイコロを振れば全部6の目が出るし、10歳にして女子高生のおっぱい枕を標準装備できるわけです。この説明はすげー良かったなー。
で、ここまではすげー面白かったんですけど、一転、後半の変人6人登場は全く付いていけないなぁ……。なんでとりあえず5回殺そうとしてみるんだよ。わけわかんねーよ。ここらへんで読者の感性をぶっちぎる辺りも彼らが「異常」だからなのだろうか? 彼らが敵に回るとすごくつまんなそうなので、どっちかというと最初から仲間になって欲しいです。
あねどきっ
「ヒロインが病気? あー、はいはい、可哀想ですね。大事なペンダントが落ちた? はあ、そりゃあ気の毒ですね。一人でずっと探してくれてた? ほへー、そりゃ良かったですね」
冒頭のゲーセンデートシーンがすごく陳腐で、映画の内容もすごく陳腐に感じられて、そんなもので泣いているちあきも陳腐な気がして、ペンダントがどうのこうのという辺りもとても陳腐でした。クレーンゲームをするならクレーンがガラスをブチ破ってちあきのブラを奪うくらいすればいいのに。クマの人形が謎の手刀でペンダントチェーンを切り裂くところ以外は些かのオリジナリティも感じませんでした。
鍵人
またか。またカトブレパスと同じ流れなのか。なんで即死能力を脇において近接戦闘能力を開花させるんだよ。即死しようぜ、即死! オレは即死が大好きなんだ! 即死してくれよ! ユー、即死しちゃいなよ!
それはそれとしてシリウスさんのキャラはちょっと良かったです。こういう微妙な立ち位置のキャラが出てくるだけでグッと話が深まる感じがします。敵対する幼馴染を丸め込もうとするお兄ちゃんポジションの敵役とか、この漫画で初めて魅力を感じたキャラやもしれぬ。しっかし、他の駒もそれなりに出揃ってきたってのに、この漫画、相変わらず主人公のツバメに魅力がないのがネックだなー。
ジャン魂G
「野球は9回裏3アウトから」がすごく読みたい……。一体そこからどんな逆転の手があるというんだ……。黒子メソッド(※)しか思いつかないぜ……。
※相手ベンチに隕石が落下し相手チーム全員即死。
ジャガー
すごいな、これ……。異常性(ハミー)に対するツッコミがどんどん異常性(ハンサム)を増していき、そして、後者が異常性を増し始めた辺りで周囲にギャラリーが増えてきたため、結果、最初に発生した異常(ハミー)よりも、その反応により発生した異常(ハンサム)の方が周囲にとってはより異常であるという構成の見事さ。そりゃあジャンプを目次から読む異常性なんかより、電車内の良く分からない穴に頭を突っ込む方が傍から見れば異常だもんな。最後も、冒頭の「ハミーが顔を挟む→ハンサムが突っ込む」と、オチの「ハンサムが顔を挟む→ギャラリーが突っ込む」と対照になってるんだよね。
つまり、今回の登場人物を「A:ハミー」「B:ハンサム」「C:ギャラリー」で分けて、時系列を追ってまとめると、
1、冒頭(A:登場せず、B:ちょっと異常、C:登場せず)
2、ハミー登場から吊り革まで(A:異常、B:Aの影響で少し異常、C:登場せず)
3、音楽から顔が伸びるところまで(A:異常、B:もっと異常、C:Bに注目)
4、目次コメントからラスト(A:少し異常、B:極めて異常、C:Bに大いに注目)
このように順次影響が移動していくわけですが、それを一般客の乗車という外部要因(時間経過、ならびに場所移動の経過)によって展開させていく辺りが非常に巧い。すごいや、うすた先生。
★宣伝:ハンサミストが出てるらしい
集英社
マンネリ
割と前衛的な内容でした。
まだまだおもしろいと思います
どこらへんが潮時か