【9/8】2009年41号のジャンプ感想(1)


ナルト

・シーさん

 シーさんすごいな。ものすごい役立たずだな。「水月が襲い掛かる」→「ダルイが助ける」→「シーさん離脱する(なんでだよ、2対1で戦えよ、いま水月両手ふさがってるよ!)」→「離脱先で解説」→「幻術に捉われリタイア」。何もしていない上に(むしろ足手まとい)解説だけしてリタイア。これは雷影さまもガッカリだよなぁ。

 しかし、今週のナルトの戦闘シーンはなんというか……、ものすごくダサくないですか? 「主人公ではない実力者同士の戦い」なんていうド安定なシチュエーションなのにこの胸の高鳴らないっぷりはなんだろう。雷影さまの攻撃が「気付いたら相手が埋まってた」のでスピードや威力を感じられないのとか、重悟のゼロ距離射撃がものすごくカッコ悪いのとか、そこらへんの問題なのだろうか。ナルトの戦闘シーンってもうちょっと面白かった気がするんだけどなぁ。


・ナルトとサスケが戦うのは神話の時代から決まっていたんだよ!

 うん……。なんと言いますか…………。

 六道仙人はペイン戦で出てきたし、今回この展開に持ってくるのに論理的には何の問題もないんですよ。ちゃんと手順を踏んで説明すべきことを説明した後で本題に入ってる。何の問題もない、はずなんですが…………、なんだろう、この「はい、そうですか」感は。千手とうちはの間の歴史的確執からナルトとサスケに繋げられても直感的にピンと来ないんですよね。ナルト、サクラ、サスケが伝説の三忍を継ぐ形で対応している、という昔の設定は「ああ、なるほどな」とピンと来たんですけど。六道仙人の話になると付いていけないなぁ。

 あと、「力が必要だと悟った」vs「愛が必要だと悟った」で、主人公が愛の側とか個人的には生理的レベルで気持ち悪いです。「あぁー! はいはい! 愛ね、愛!」みたいな。

 でも、この愛がサスケに対する愛で、「サクラちゃんでもない、ヒナタでもない。サスケ、オレはお前のことがずっと好きだったんだってばよ!!」のホモセックスエンドならアリだと思う。んで、周りのみんなは「さすがナルトさま! 愛を知る千手の血を継ぐもの!」とか言って万歳三唱して終わるの。


「あれ? マダラさんって自分がリーダーになれないから、ムカついて千手襲ったんじゃなかったっけ??」
「ち、違うよ! オレと千手の戦いは運命だったんだよ……!」


ワンピース

・エースの処刑を予定を無視して執行

 ハッ! これはもしやブラック・ゴールド団……!?

>> あの布陣で海軍は三時間後の処刑を待っていますが、処刑って何があっても時間通りにやることに拘るものなのでしょうか。
>> 処刑阻止を目的とする勢力が例えば二時間前に到着して、その後の戦闘で海軍が不利になった場合、奪還されては元も子もないからさっさと処刑してしまえ!てな流れで前倒しになったりするのかな。
(掲示板より)

>> 『これまで、幾多の組織が世界征服をたくらみ、志半ばで散っていった。
>>  そう、正義を名乗る者達との戦いに敗れて。
>>  私は彼らと同じわだちを踏みたくはなかった。
>>  だから、彼らが何故敗れたのか分析を行った。そしてひとつの結論を得た!
>>  悪であろうが、組織とは最初に立てた計画通りにことを運ぼうとする!
>>  悪の組織が勝利できなかったのは、戦いをはじめる前に立てた計画に固執して、
>>  正義の奴らが反撃を開始し、自らが劣勢になってもなお、相手を侮り、計画の変更を、しなかったからだぁ!』
>>
>> という、ブラックゴールド団首領のありがたいお言葉を思い出しました。
(掲示板より)


 ……と、いうのは置いといて、早回しで処刑して一体どうなるんでしょうか? 相手に無理な進撃をさせて(単騎特攻したオーズのように)そこを迎え撃つって戦法? 赤犬が移動してたから、白ひげ部隊を内側に引き入れてから彼が何かやるつもりでしょうか。すごく普通に考えるなら、青雉が張った氷の上に敵を誘き寄せて、そこを赤犬で溶かすとか? でもそんな戦術にハマったら白ひげさんバカすぎるよなー。


・おつるさん

 せ、せんたくかあちゃんじゃないか……! あんた、どこに行ったのかと思っていたら、まさか海軍に入っていたなんて……!!


 ちなみに、せんたくかあちゃんってのは、衣類やカーテンはもちろんのこと家具すら洗濯し、人や獣、果てには雷神に至るまで洗濯し尽くしたという伝説の女傑です。昔からあれは何かの能力者ではないかと睨んでいたのですが、やはりか……。おつるさんならエネルすら洗濯できると思います。


・主人公参戦

 意外と早い段階での主人公参戦。ここから大きく戦況が動くのかなー? 物語を牽引するのはてっきり黒ひげと思ってたので予想外でした。マント姿のMr.3がなんかカッコイイです。


ブリーチ

「先週仲間が死んだのでやる気を出そうかと思ったが、やっぱりやる気がでなかったけど、幼女に怒られたのでやる気をだした敵役」vs「先手必勝の重要性を実感しながらも仮面も着けずに攻撃し、『火吹の小槌』という遠距離攻撃があるのに追い討ちもかけない仲間」の戦いという、全くいつもどおりのブリーチでした。というか、熱心なブリーチファンでも、まさか先週のあの引きから、スタークがやる気を出すためだけにもう一週必要とは思わなかったに違いない。


トリコ

 うーん、微妙。美食會の狙いや組織構成が分かったのは情報的に大きいけれど、美食會のメンツが微妙……。なんか、今のところの印象では「順次やられていくザコの集まり」にしか見えないや。

 いや、でも幻影旅団も出た当時はこんなもんだっけかな? 彼らの個性はこれからの物語で付加されていくんだろうか。あえて旅団と比べるなら、シズクみたいな「なんでこの子がこの中にいるの?」的なキャラがいないのが(第一印象的に)ネックなのかな??

 しかし、支部の役割分担は面白かったです。「食材を調達し」→「仕込みをして」→「あとなんか色々やってから」→「副料理長、料理長が調理」という流れになってたわけね。トリコたちが普段やってるのは、セドルさんがやってる仕事なわけで(フグクジラの解毒とかは仕込みかな)、実は小松ポジションが重要だったって話なのでしょうか。


ぬらりひょん

 羽衣狐さま、生着替えオンステージ!


 ……は、ともかくとして、今週はもったいないなあ。これ、灰吾さんがそれなりの活躍をしてくれたら(ザコを半分一掃するくらいでいいから)、「陰陽師側も強いな、やるなあ」という気分になれたのに。

 灰吾さんが活躍することで、

1、陰陽師側もプロ集団だと印象付けられる
2、そんな灰吾さんを一撃で倒した羽衣狐さまの株価アップ
3、しょぼくれたおっさんが活躍することで僕が胸躍る

 と、こんなにもメリットがあったのにいやはやもったいないことです。途中まで灰吾さんにはすごいドキドキしてたのになー。トリコにおけるゾンゲさまくらいの個性を発揮できたと思うんだけどね。

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