【9/1】2009年40号のジャンプ感想(まとめ)


「TO LOVEる2100」が読みたいです。100歳を超えて梅干のようなおじいちゃんおばあちゃんになったララや春菜ちゃん、リトくんが、若い時分と何ら変わらぬTO LOVEるな毎日を送るストーリー。そんなものを読んだら、とても幸せな気持ちになれると思うんだ。


ブリーチ

 バラガンさまの話がまだ続いてたことにビックリしちゃったけど、でも、今回のは藍染さまがいかにして虚圏で紅茶を振舞うに至ったかを示してくれたわけで、意味のある一話だったと思います。

 しかし、やっぱりバラガンさまも退屈だったんだなあ。確か、ペッシェやネルもエンドレス鬼ごっこをしてたし、本当に虚圏は娯楽が無いんだろうな。見た限り、荒涼としてるもんな。最高権力者のバラガンさまでも自分の部隊を二つに割って戦争させるくらいしかやることないんだから何とも残念な世界だよ。王だとか神だとか言ってもこれじゃなぁ……。ってことは、藍染さまもどうするんだろうね。彼が何を企んでいるのか良く分からないけど、目標達成後、彼はバラガンさまよりも人生を楽しむ自信はあるのだろうか。

 あと、「フグの毒で死んだフグ」問題も解決しました。正解は「表面をコーティングしてたから」。うん、文句は、ない……。文句はないけど……、確かに論理的な問題はないんだけど……。なんだろう、このとても残念な感じは……。


いぬまる

 休日の昼間からモンハンしてる22歳のたまこ先生とか、お兄ちゃんと仲の良いたまこ先生とか、鼻からスパゲティ出してる中学生のたまこ先生とか、とにかくたまこ先生が可愛かったです。本当にたまこ先生は可愛いな。ジャンプヒロインの中でも「正」の方向ではダントツではなかろうか。(負の方向の本命は雨宮さん、対抗は羽衣狐さま)


黒子

 火神くんの気合ジャンプだけでは非難ぶーぶーなところでしたが、そこまで緑間くんが読んでの黒子活躍だったのでキレイに決まりました。実際は緑間くんがフェイントをかけたのも火神くんの気合ジャンプのせいですから、そこが(読者に対しては)アンフェアだったり精神論だったりするんですけど、そこからワンクッション挟むだけで印象は段違いになりますね。こういう描き方なら精神論もアリなんだなーっていうお手本のような作劇。前回の「人事を尽くすからブザービーターは外さない」の辺りから今週の決着まで、藤巻先生はすごく考えて漫画を作ってることが分かって好感持てました。


ぬらりひょん

 前回はセーラー服、そして、今回は裸ベッド。新生羽衣狐さまの畏とは「生き胆を吸われたくなる」ではなかろうか。羽衣狐さまの栄養になりたいよう。


こち亀

 秋本先生が日頃言いたかったことを漫画にしてみたでござるの巻。そのうち「文句があるなら民主党に投票しろ!」とか言い出したり……は、しないよね…………。


・中川

 寝ている先輩の鼻に指を突っ込んで起こす中川を見て、先週から引き続き「中川は変わってしまったなぁ」と思う今日この頃。あと2年もすれば、中川は両さんの耳元で拳銃をブッ放して起こすようになると思うな。


・「これが地デジ放送だ!」「おお!!」「すごい!」「どこがどう違うんだ?」「さっぱりわからん?」

 ここらへんホント秋本先生は何考えてんだろうなー。何も考えず手癖で描いてるんだろうか? 「すごい!」→「さっぱりわからん?」とか、読者にはその流れこそが分かんねえよ。こいつら、なんでさっぱり分からないのに興奮してるんだ? 分からないのに何がすごいんだよ??

 これ、「おお!!」「映った!」「でも、どこが違うんだ?」「さっぱりわからん?」くらいにすれば解決するんだし、大したことじゃねえんだから担当もちょろっと言えばいいのになぁ。週刊連載はそのレベルでコミュニケーションが取れないもんなんだろうか。それとも秋本先生には何一つ意見できない雰囲気ができているのだろうか。はたまた、秋本先生、担当ともにうっかり見逃しただけなのだろうか。最後であって欲しい。


・「最も美しい映像はブラウン管だと言う専門家もいる」

 今回の秋本先生は言いたいことをただ言ってただけですが、しかし、この点に触れてくれたのはちょっと嬉しかった。二年ほど前に「パソコンを新調したい」という実家の要望に応えて僕がパソコンを見繕ったんだけど、ブラウン管モニターが届いた瞬間、家族が「えー(´・ω・`)」「なにこのでっかいのー(´・ω・`)」「かっこわるいー(´・ω・`)」とか言い出して説得に苦労したもんだぜ。置けるスペースさえあればブラウン管の方が安いし綺麗なんだけどな。なんでみんなが薄型やら液晶やらを持て囃しているのかは僕にも分からん。


・商店街紙幣

 これは純利の低い店が死ぬんじゃなかろうか……。特にコンビニが死にそうな気がします。


鍵人

 精神論かよ!\(^o^)/


ツバメ「負けねえよ!」
クロケット「だろうな。信じていたのだよ。たとえ限界を超えてもお前は鍵武威を復元すると」
チルダ「この場面でフェイク!? これが帝国の将軍……」

 まー、鍵人はまだ序盤ですから。ここでそこまで捻ると捻りすぎになっちゃいますし、「鍵=魂の力」の説明も兼ねて精神論でさらりと終わらせるのもアリっちゃアリなんですけどね。でも、「あと2回制約」もかぶっちゃったし、黒子と比較すると残念感は否めないなー。


TO LOVEる

 あー、なんか見事に僕の理想どおりの終わり方で、個人的にはすごく満足です。だよね。大家族エンドだよね、やっぱり。リトくんには猿山くんとも結婚して欲しいなー。


・春菜「皆すごいよね。あんな騒ぎがあったのにフツーに遊んでて」

 最終回と言うことで、TO LOVEるのエッセンスがたっぷりと詰まった今週でしたが、あえて1コマだけを選ぶというなら僕はこのコマをこそ挙げたい。先々週で明らかにアナルに挿入までされていた籾岡さんが、今週は何事も無かったかのように水遊びに興じているこの姿。エロと童心が渾然一体となったこの1コマこそ、TO LOVEるという漫画を語るに相応しいものではないかと僕は思うのです。あらゆるエロイベントが笑顔と幸福の中に消化されていく。それがTO LOVEるであり、大宇宙の意志なのです。


・「そんなこんなでリトのTO LOVEるな毎日は、まだ当分続きそうです」
 
 ここで唐突に挿入されるお尻とおっぱい。「リトのTO LOVEるな毎日」を具体的に想起させるのに十分なものですね。つまり、リトくんのこれからの毎日も、唐突なお尻とおっぱいに溢れているということです。リトくんの将来に幸あれ!


P8~9 ワンピース映画ページ

 ポニテ&メガネのロビンさんの可愛さが一線を超えてしまった! 下を穿いているのかいないのか、すぐパンツなんじゃないか、いや、むしろパンツも穿いてないのでは!? などと思わせるファッションもステキ★


ワンピース

 目元の凛々しいゆとりオーズさん(リトルオーズJr.)が七武海のかませになっちまっただ。

 いや、まあそれは前回から予測できたことではありますが、しかし、体がデカイってのも微妙なもんだなあ。突破力はあるけど防御力はないっていうか。砲撃なんかは爆竹くらったようなもんだろうけど、ワンピースの世界も論理能力者多いしなぁ。ただ、モリアさんにいまだに活躍の余地があったのはちょっと嬉しかったです。

 しかしこれ、この場で一番危険なのは蛇姫さまではなかろうか。マキャベリも「戦争が起こったら必ずどちらかに味方しましょう。中立はダメですよ」って言ってるけど、彼女は中立どころか両者に宣戦布告してるようなもんだもんな。けど、ルフィとの関係を考えるに、この辺りが彼女としても落としどころだろうし、こうするしかないのかなぁ。とりあえず僕だけでも彼女の美しさに免じて許してあげたい。


リボーン

 チョイスって、本当に一体なんだったんだろう……。

 ユニちゃんにゾッコンで煮ても焼かれても大喜びだけど、それでも何となく助かりそうな予感のブラックスペルの皆さんに比べて、白蘭さまにゾッコンで煮て焼かれて死んでいった幻騎士さんが憐れで仕方ない。


メタリカメタルカ

 ポンとドラゴンが出てくる世界観とか、金属を操る能力者とか(ちょっと便利すぎてドラえもん的ですが)、部分的にはアレコレ悪くないと思うんですが、大筋の流れがやっぱりテンプレすぎる気がしますね。駆けつけたカファールさんがドラゴン相手に主人公と共闘して、「A級ミネアってのも伊達じゃねえだろ?」とか言ってくれれば、そんだけでグッと熱くなる気がするんだけど。そのくらい捻ると子供たちには分からなくなるんだろうか?

 まあ、↑の場合は、あらかじめ主人公がドラゴンに苦戦してなきゃいけないから主人公の万能描写に支障が出てくるけど、でも、この子、眠ってるドラゴンの横で大声でターザンするとか、プロっぽくないところもあるからなぁ。ちょっと前にシノさんを「シィーッ!」ってたしなめてながら、大声で能力説明してる辺りもプロっぽくないよな。とはいえ、能力説明は小声じゃできないんだし、主人公も大変だよね。


わじマニア

 後半は弱かったけど序盤だけスゲエ面白かった! 惜しい! 俊郎が色紙を奪おうとするところと、ゲットできなくて駄々をこねるところはかなりのセンスを感じちゃったよ! 序盤の俊郎のキャラの作り方はばっちりです。ゲラゲラ笑っちまった。


トリコ

 ま、まさかのオブサウルス……! オブさん出てくるだけで緊張感がハネ上がったよ! トリコもテリーもある程度安心して見てられるけど、オブさんはホント明日をも知れない命だからな!

 しかし、しまぶー的にはこの引きはどういうつもりなんだろう? ただのギャグオチなのかな? 僕としては次号から「オブサウルス決死の大脱出」が繰り広げられるものとばかり思ってるんだけど(「次号、新・展・開!」はそういうことだと思ってた)。でも、冷静に考えたらただのギャグオチだよな。オブサウルス編なんてないよな……。オチを見た瞬間に次回からのオブさんの活躍を想像してすげえ胸がドキドキしたんだけど、きっとそういうつもりじゃないんだよね。いや、冷静に考えたら、絶対そんなことありえないよな……。うん……。


バクマン

 実際の作家の現場としては、アンケートは良く分からない理由で上がったり下がったりして、作者側も良く分からないままに右往左往しつつ、こうすればいいんじゃないか、ああすればいいんじゃないかと迷走するものなんだろうけど、そこをリアルに漫画でやられても全然面白くないんだな……。

 前回アンケが上向きになったのは「推理漫画が定着してきたから」で一応の理由付けがあったんだけど、今回はライバルの参入はあるにしてもグダグダっと順位が下がってきて、サイシューが右往左往し始めて、これでは読者は「うん、まあ、頑張って」くらいしか思うことがないよ。定着したんじゃなかったのー? 何が原因で下がってるのか良く分からないよ(ライバルとか休載とか書いてあるけど納得できないし、そんな外部要因は何をすれば回復できるのかも想像できない)。

 やっぱり現実と違ってフィクションってやつは、ある程度、論理的に事が運ばないと、つまり、問題点があってそれに気づいて解決して、って流れを踏んでいかないと、興味も関心も持てないんだよなあ。「良く分からない理由で苦境に陥る」「良く分からないけどあがいてみる」っていう状況はリアルではあるけれど……。僕たち読者には何をすることもできないし、共感することもできないというか。「大変なんだろうけど感情移入できないから他人事」って感じ。


サイレン

 世界を武力で実効支配し、その支配者側に回っても、支配者側の中ではニートも生まれるし、そのニートが逆恨みから組織を潰しに来ることもあるという、何ともリアルな話だったと思います。例えて言うなら、世界征服後のショッカーでクモ男が

「人間の管理とかマジだりぃー。政治とかだりぃー。昔みたいに家帰ってゴロゴロしたいぃぃ~。そっちの方が幸せだったー!」
「ゴロゴロしようにもアニメもゲームもないじゃん! ショッカーがアニメーターやゲームデザイナーを殺しすぎたせいだよ! バカ!」
「許せん、ショッカー! オレの命に代えてもブチ殺す!」

 こんな感じ? まー、色々いたら中にはこんな人だって出てくるよね。世界征服したい人は部下を全員洗脳しとくべきだと思いました。


AKABOSHI
 
 この漫画、本当につまんねえなwwwwww

「なんか出ました」→「生きてました」→「なんか出しました」

 ホントにこれ以外に何もない。一周回ってなんだかすごい気がしてきたぞう。


・「"龍"は…鳥篭なんかじゃ飼えねぇって事を教えてやるよ!」

 先週のめだかボックス登場に引き続き、今度は鍵人オチと丸被りっすか。なんか可哀想になってきた(´・ω・`)


めだかボックス

 面白いくらい意味が分からなくて何から突っ込めばいいのかも良く分からない。そして、突っ込む気はしない。これがバクマンでしばしば言われる「もうバトルしか手はないのか」状態なのだろうか。不知火さんの存在だけが救い。


はごろもっあねどきっ

「危ない!(生き胆的に)」

 コウタくんの生き胆を狙い、積極的な誘惑に出たなつき。まずは他の服を全て洗濯した上で自らの服を裂くのが第一手。続いてそうめんを被ることによりエロさを強調しつつ、「もう服が無い」ことをアピールします。

 そして、ここからの不自然な展開はおそらく彼女の神通力によるものでしょう。物干し竿を落として替えの衣服を全て台無しにして、ピチピチのTシャツを着ることで誘惑します。裸になってしまえばコウタくんは流石に自室に閉じこもってしまいますから、「見えない程度にエロい」格好をすることがベストとなつきは判断したのでしょう。

 さらにはハチ(召喚、もしくは幻術)により、「ハチが怖い」という意味の分からない理由でコウタくんを押し倒します。しかし、これはただの誘惑行為ではありませんでした。彼女の狙いはコウタくんの動きを封じることにあったのです。

 コウタくんの身動きが封じられる中、ハチは羽衣狐さまの命令どおりにコウタくんの口元を狙います。ハチに口元を刺させた上で「応急処置」の名目でコウタくんの唇を奪い、生き胆を吸う作戦です。ですが、ここでコウタくんが意外な動きにでました。羽衣狐を押しのけて彼女を庇ったのです。それにより、コウタくんは口元ではなく右腕を刺され、羽衣狐さまの計画は今回も失敗してしまいました。

「こーちゃんのくせに生意気」

 という彼女の台詞からも、「まさかこの作戦が破られようとはな」という戸惑いのようなものが感じられます。小童と思わせてなかなか容易ならざる生意気な男です、コウタくんめ。

 そして、最後に現れた、なつきを姉と呼ぶ少女。彼女もまた狐の眷属なのでしょうか? 彼女もまたコウタくんの生き胆を狙っているのでしょうか? 風雲急を告げる平成妖怪絵巻。次号を待て――!


巻末コメント

・「12月発売のDVD「ポニョはこうして生まれた」が早く観たい!!! このシリーズ映画より好き<栄一郎>」

 ポ、ポニョはこうして生まれた、だと……。やべえ、それはスゲエ見たいぞ…………。

「そこにあったものは、ただ無であった。無の中には闇があった。闇は水に包まれた。闇は海底にてへどろと化した。幾億の時が経ち、海底のへどろの中から、何かフツフツと沸き立つものが生まれた。そして、原初の生命が誕生した。たった一つの細胞からなるそれは、周りの細胞を取り込み、少しずつその形を整えていく。後に、ポニョと呼ばれることになるその生き物は、真っ暗な深海の中で、こうして産声を上げたのである」

 ヤッベエ……。ちょっと想像するだけで、メッチャドキドキする……!


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