【8/19】ジャンプSQ9月号感想(補足/テニスのみ)


 サラさんのところに張られてたやつ。なんだこれ…………。床に落ちた肉を拾い食いする金太郎さんが一番良かったです。そうだよな、金太郎さんは落ちたものとか普通に食うよな。


 ***

>> ・跡部 VS 日吉
>> 跡部「俺様の美技に酔いな」
>> ↓
>> 見開きでうっとり顔の跡部様&氷帝コール
>>
>> 俺「?????」
>>
>> え、もう終わったの? 過程は? ページは--うん、読み飛ばしていない。……つまり、これはキングクリムゾン!!?
>>
>> などとうっかり勝ち名乗りだと思った見開きですが、実は試合の真っ最中。なおかつ氷帝コールはギャラリーにも聞こえる幻聴だったという結末。
>>
>> なんだか怖くて笑うことができなかった。混乱して読み返している最中、冷や汗をかきました。ぶっちゃけ五感剥奪や一人ダブルスより怖かったです。
>>
>> 恐怖が収まってからようやく「きっと跡部様はテニスにより荒廃した近未来に一人たたずみ、彼が指を鳴らすや否や氷帝コールが鳴り響き、同心円状に木々が生い茂り地球は再び緑に包まれるのだろう」と妄想して笑えた。
(掲示板より)

 たぶん、あなたは許斐剛に「畏れ」を感じたのだと思う。


>> 跡部の氷帝コールはなんかもうハンパねーなって感じでした
>> 今の跡部なら幸村に五感封じられても氷帝コールが聞こえてきて復活する気がする
(掲示板より)

 理屈はさっぱり分からないけど、その光景が容易に想像できる。


>> 跡部はともかく手塚は海堂いじめを楽しんでるだけにしか見えない。
>> 多分デビル化を自在に使えるようドス黒い意志力を身につけさせよう、
>> もしくはデビル化しやすいようにトラウマの一つも植えつけとこう、ってことなんだろうけど。
>> 1.まずいつでも勝てる状況を作り出しておく。
>> 2.次に海堂の体力を削る。
>> 3.体力が尽きたら次に精神力を削る。
>> 4-1.反抗の意志を見せたら試合を終了させ、敗北という現実を突きつけて絶望の淵に落とす。
>> 4-2.反抗の意志を見せなければ、見せるまで精神力を削り続ける。
>> 間違いなくこのプラン4-2はあったんだろうな。
>> で、その結果廃人になってもその時はその時、別にいいやって考えのはず。
>> 人間は絶望に落ちると笑うっていうけど、この海堂はすぐに反抗したからこそ笑える余裕があるわけで、立ち直れる目がある分まだ幸せなんだよね。
>> 今後もテニスを続けることが幸せなのかという事にはちょっと疑問が残るけど。
(掲示板より)

 ふと思ったんだけど、もしかしたら手塚は手塚で「幸村のテニス」を習得しようと考えていたんじゃなかろうか。


>> 今回は普通にスポーツ漫画としていい話でしたね.
>> 前回、比嘉中の部長にあんなことをさせておきながら、
>> しれっとこんなことをして揺り戻しをかけてくるところが本当に恐ろしい.
>>
>> とか考えてたんですが、ふと冷静に読み返してみると、
>> もしかして今回の話を普通にいい話だと受け止めるのってハードルって高いですかね?
>> 最初読んだあと、
>> 今月の話だけ見たらテニスをさわやかなスポーツ漫画だと勘違いする奴出てくるんじゃないのー
>> とか思ってたんですが明らかにそんなこと無さそうですね.
(掲示板より)

 むちゃくちゃ高くはないと思うけど、低くもないと思うな。それはひとえに許斐先生の描写の分かり辛さと、アウトボールさえ引き寄せる手塚ゾーンや、幻聴として聞こえる氷帝コールなどの怪奇現象によるものだと思うけど。「何かいいことを言っているような気がするが、それよりもまずつっこむべきところがある」というか。その「何かいいこと」がまた難しいんだよなー。


>> >海堂は粘ってるだけじゃなくてもっとガンガンいけよって事なんですかね
>>
>> 普通にストーリー(現実的というのかなw)で解釈するなら、
>> 海堂に試合内でのハングリー精神を持たせたかった、もしくは思い出させたかったんだと思います。
>> 今までの海堂(特に物語中盤以降)って、相手が明らかに格上の場合や自分が認めた相手の場合、
>> 何が何でも勝つ!という感じじゃなくて、
>> ダブルスを組んだ乾が活躍する場を整えるために自分は相手(の体力)を削るために犠牲になる、とか
>> 今回の手塚に対してのように、全力は出してみて相手から得られるものがあれば得るけど、勝ちに行っているのかどうか?
>> という感じでしたからね。
>> 「何が何でも勝つ」という精神が欠けてるような描写が続いてきたと思います。
>> 初期はマムシの通り名らしく、何にでも食いつく鋭い牙を持った感じだったのが、
>> 連載が続くにつれて丸くなったような気がしますし。
>>
>> だからこそ、今回の手塚は
>> 「相手が誰であろうと(例え尊敬する人だったり明らかな格上であっても)、
>> コートに立った以上は何が何でも勝ちに行け」
>> ということを伝えたかったんじゃないかなーと。
>> だから「手塚部長、胸を借ります」ではダメで
>> 「手塚、お前をぶっ倒す!部長だとかそんなのは一切関係ねえ!」という心意気で来いと。
>> 今までの海堂では、無意識のうちに遠慮して力が出せなくなる可能性がありますしね。
>> あくまでも現実ベースで考えた話ですけどね。
>>
>> テニヌ的に考えるなら、既出ですが「デビル化」を自在に行えるように引き出そうとしていた、
>> ってことだろうとは思いますw
(掲示板より)

 その「何かいいこと」をまっとうに考えるなら、たぶん↑が適切なんじゃないかと。僕は何も考えずに「あー、デビル化だなー」って思ってたけど! そして、許斐先生の恐ろしいのは本当に「デビル化の方が正解」って可能性が少なからずあるところだよな。「部長に学んだことを活かします、フシューッ」「あ、悪魔だーっ!?」くらいの展開は普通にありそうだもん。


 ***

 ところで、今月の屍鬼は「不死身能力者って相手に捕らえられて拘束されたら死ぬより辛いよな」っていう昔から思ってたことが実現したような話でした。

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