許斐剛先生CDデビュー
オ、オールカラー描き下ろし漫画『海パンの王子様』だと……。真田が当然のようにふんどし着用な辺りが流石過ぎる……。でも、ふんどしは海パンじゃないんだぜ。
T.Y.Entertainment (2009-08-19)
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テニス
・堀尾「『百錬自得の極み』、あれは左手一本にパワーを集め、どんな打球をも倍返しにするぞぉ!!」
なんだ、このそこはかとなく漂うギャグマンガ日和臭は…………! ていうか、すごいな、この説明。読者のための親切な説明のつもりなんだろうが、何一つ説明になっていない上に、AだからBの論理が全く繋がっていない。左手一本にパワーを集めたからどんな打球も倍返しって何を言っているんだ……。いや、まあそれが論理能力ってやつなんだけど。オーラがギャラリーに見えている事も含めて、初読者は混乱が助長されるだけの説明台詞だと思いました。
・タンホイザーサーブ攻略
ど、どうやってるのか、全然分からねえ……。しかし、日吉が何らかのテニス能力を使ったのでないとすれば、これはギャラリーの「全く跳ねないイレギュラーバウンド」という表現がおかしいのではないだろうか。どう見てもちょっとだけ跳ねてるよなぁ……。テニス世界において「ちょっとだけ跳ねる」と「一切跳ねない」は雲泥の差があるので、ちょっとだけ跳ねるのだとすればタンホイザーサーブもそれ程恐ろしいものではなくなってくるような。まあ、「一切跳ねない」零式サーブでさえも皇帝真田は火と林と雷の合体魔法で攻略しちゃったわけですけど。そういえば、タンホイザーはフロントフットホップで攻略できるんだっけ? もう、普通のテニススキルであるはずのフロントフットホップが、才気に対する陰のような特殊対策スキルに思えてくるぜ……。
・下克上
以前に越前少年が「下克上って下の人間が使う言葉じゃないの?」ってつっこんでましたが、本当にそうだったのか……。しかし、回想シーンの跡部様、これ、二年生だよね。二年生までこれ程の童顔だったのが三年生になるや否や今のアレになったのか。この一年で一体何があったというのだろう。
・アウトボールを手塚ゾーン
これ、普通に考えると、「やっぱり手塚は竜巻で引き寄せてたんだよ!」「ボールの回転なんかじゃなかったんだよ!」ってなるところですが、しかし、新古典テニス学派(回転原理主義の古典テニス学派に対抗し、回転をより柔軟に捉える学派)である僕からしてもその結論は早計かと。なにせ手塚部長には才気煥発の極みもありますからね。海堂がアウトボールを打つことすらも予測済みと考えられます。
…………が、それはそれとして、アウトボールを中央まで引き寄せるってのは、手塚ファントム以上に肘に負担が掛かってると思うんだけどね。
・両部長が次期部長に伝えたかったもの
今回の主題はこれなのですが、海堂の方は分かりやすくても日吉の方が分かり辛い。海堂の方は簡単ですね。悪魔化です。あの時、乾により止められた海堂の悪魔化ですが、手塚部長は海堂に悪魔化をコントロールするように言いたかったのでしょう。乾先輩の立場がないような気がしますが、まあ、乾先輩は元々あまり立場ないですし構わないのでしょう。
一方、日吉の方が良く分からない。「接戦での粘り強さ」というだけなら話は簡単なのですが、問題は次の謎の氷帝コール。幻聴としか思えないこの怪現象ですが、跡部様の「お前の氷帝コールを見つけてみろ」という発言から、これは氷帝部長に代々伝わるテニス能力の一つと考えることができます。
そこで、これの意味するところを必死に考えてみたのですが、結論としては、これは一種の刷り込みによる幻聴ではないか、と。
まず、跡部様たちは日頃の大会などで人力により氷帝コールを巻き起こします。そして、実際のプレイでは跡部様は「美技」により相手を圧倒。これにより、相手の心中には「氷帝コール」と「跡部様の美技」がリンクされ、「跡部様の美技」を見ただけで「氷帝コール」が聞こえてくるような気がしてきます。また逆に、相手からすれば「氷帝コール」を聴くだけで「跡部様の美技」を想起して士気が下がる、という現象が起こるのではないでしょうか。これにより、氷帝メンバー全員の戦闘を有利にする。いわば四面楚歌の如き精神攻撃の類ではないかと思われます。無論、リーダー専用スキルです。
そう考えると、跡部様の「お前の氷帝コールを見つけてみろ」という意味合いも分かってきます。日吉は演舞テニスを極めることにより、相手の脳内に「演舞テニス」と「氷帝コール」のリンクを作り、「演舞テニス」を見せるだけで「氷帝コール」が聞こえてきて、「氷帝コール」を聞くだけで「演舞テニス」を想起して相手の戦意を挫くという、氷帝部長に絶対必要なリーダースキルを会得しろと跡部様は仰っているわけです。
手塚部長は海堂に悪魔化という強力なパワーアップ手段を伝え、跡部様は日吉に全軍士気高揚&精神攻撃スキルを伝えた、というのが今月の新テニスに対する僕の解釈です。
ギャグマンガ日和
感想が全く書けないけれど、レイン坊のラスト1Pあたりは笑いすぎておかしくなりそうだった。ギャグマンガ日和はいつもクスクス笑ってるけど、今回はメガヒットだったなー。