【8/10】2009年37、38合併号のジャンプ感想


リボーン

 パラレルワールド八兆しかないのかよ! ……んー、この時点で、僕たちのイメージする「パラレルワールド」とは何か違う代物だなあ。いくら多くても有限である時点で違う。リボーン世界のパラレルワールドは何によって無限性を制限されているのだろう。しかし、パラレルワールドが無限であれば、白蘭さんは「どうやっても世界征服できない世界」にぶち当たってしまうので、有限であったのは白蘭さんにとってむしろ幸運だったのかもしれない。

 それはそれとして、先週の感想でも書いた「この世界の白蘭さんに勝っても、他の世界の白蘭さんには勝てないからどうしょうもない」という問題は逆の視点から解決してきましたね。「この世界の白蘭さんに勝つ以外に他はない(他はもう既に負けている)」と。でも、そうなると、ツナたちのやっていることは「99.99999....%負けている世界で、0.00000....1%の勝利を掴んで、白蘭さんにイタチの最後っ屁をぶっかけよう」という話なんでしょうか。白蘭さんの目的が100%の勝利で、100%でなければ意味がないとか、もしくはこの世界での勝利が白蘭さんの能力への根本的な対策になるとかあるんですかね。そうでなければ、ツナたちの主観的には「やったー、この世界は救われたぞー!」ってなっても、白蘭さん的には「あっそう。まあ1つくらいいいや」で終わりなんだよね。

 あと、パラレルワールドが八兆しかないということは、白蘭さんの知識は莫大であっても無限ではないということか。しかし、白蘭さんもがんばってるよなー。パラレルワールドが無限ならば諦めもつくだろうけど、有限ってことは、

「よし、今日は3億6524万5230個の世界を滅亡に導いたぞ!」
「おっと、今の瞬間にも4つ追加だ。3億6524万5234個か。」
「さっきの3億6524万5232個目はちょっと危なかったなあ。ギリギリだったよ」
「はぁ、あと6兆程か……。10年くらいで終わるといいなぁ……」

 って感じで毎日を送っているわけですよ。最後の方は知識も集積してきて世界を滅亡に導くノウハウも集まってきただろうけど、序盤の方は特に大変だったんじゃないかなあ。

 白蘭さんの「悪いけど、そんな話、覚えてないなぁ」ってのは単純に白蘭さんが、「ここでそんな話を受けるかっつーの、アホ!」っていうだけかもしれませんが(入江くんは「白蘭さんはチョイスに関しては誠実だ」って言ってるけど、デイジーの不死身っぷりや大勢のリザーバーを抱えてる時点であんまり誠実な気はしないので)、しかし、もっと純粋に考えると、これは白蘭さんの能力の副作用によるものかと。8兆の世界の記憶を共有しているために、過去の記憶はどんどん消えていくとか。それだと、「全世界を滅亡させて情報を画一化し記憶を保持しよう」という目的にも通じますしね。そして、この辺りが白蘭さん攻略法の鍵になるんじゃないでしょうか。

 後は、"偶然"により開発されたボックス兵器が実は"必然"だとか、敵が自分たちのために開発した兵器が一般に普及して主人公側の武器にもなっているとかの辺りはすごく面白かったです。

 そういえば、チョイスで良く分からないのが、白蘭さんは当たり前のように「約束は守ってもらうよ」って言ってるけど、これ、別に約束守る必要ないよね。ツナたちは全力で抗えばいいんじゃないかな? どっちにしろ雲雀さんとかは絶対守らないだろうし。元々、チョイスを受ける必要自体なかったんだけど、「白蘭さんが総力戦を挑んでくるよりはこっちの方がまだ勝ち目があるから」という理由で受けた(本編に理由が書かれていないのでそう理解している)わけだから、負けた今となっては「マフィアがそんな約束を守るとでも思ったかー!」でいいんじゃないかしら。


ワンピース

 すげえええええ……。尾田先生が本気でやる気だ――!!!!!

 能力バトルの多人数戦ってアホほどに難しいんですよね。しかも、どちらも世界最高レベルの優秀さという設定で、人材もアホほどにいる。インペルダウンのMr.3しかりですが、個体の戦力としては役立たずでも、能力者が一人いるだけで、「このシーンはコイツが活躍できてしまう」っていうのが出てくるものです。役に立たない能力に設定しておいても、考えてみると、いつかは活躍の機会が出てきてしまうのが能力バトルの怖いところ。本当に「枕に頭をつけたらすぐに寝れる」とか、そういうのび太クラスの能力でないと多人数能力バトルって描けないんですが、尾田先生、これから逃げる気がさらさらねーよ! スゲエ。

 実際のところ、いくら尾田先生であっても、これだけの人数がいればたぶん今後「あそこでこいつが能力使えば勝てたのになんでしないの?」っていうのは沢山出てくると思います。ですが、ここはあえてそのリスクを無視した尾田先生の男気を称えて、今後、そういった問題は、積極的に勢いで騙されていこうと思っています。


 ***

 ところで、「おれ達の力を見せてやれ!」のシーンの下、右から二人目の彼がスクラッチメン・アプーに似てる気がするんですが、他人の空似ですかね?


ナルト

 なんだなんだ。突然ナルトが共感できるお話になってきたぞう。シカマルがまともなことを言っているし、何より霧隠れの護衛の人がプロっぽい働きを見せただけで、突然、物語が引き締まった気がしました。うちはシスイってのが誰なんだかはさっぱり思い出せねーけどな!(イタチを見張っていたら殺された人らしい)

 しかし、ダンゾウさんが本当にミフネさんを操作していたのだとしたら、これほどの操作能力を持ちながら、これまで火影になることすらできなかったってのは逆にすげーなあ。いや、上役連中はダンゾウさんの能力を知っていて、何らかの対抗手段を取っていたのだとすれば、それも分かるけれど。

大名「(オッ、なんだかダンゾウを火影するのがベストな気がしてきたぞ……。いやいや、でもダンゾウに操られてるのかもしれんなあ。危ない、危ない)よし、次の火影は綱手じゃ!」
ダンゾウ「……(´・ω・`)」

 ↑逆に警戒されすぎて、こんなことになってたら哀れだよね。


・ミフネ「土影殿は逆に歳を召しすぎて機動力に欠けるイメージがある」

 ちょwwwwwww これ、後半の「暁を利用しすぎで信頼に欠ける」ってトコだけでいいじゃん。我愛羅の若さについては客観的分析からダメ出ししてるのに、土影様は「イメージがある」って、それ、「ジジイだからダメだ」って言ってるだけじゃん、ヒデエよ、ミフネさん。土影様もここは怒ろうぜw


・サクラ「ナルトには私が…、話をする…」

 これを見た瞬間に、「うわあ、話がこじれそうだなあ……」と思ったのは僕だけではあるまい。なんというサクラの信頼度の低さよ。


ブリーチ

 爆風も老いの力で霧消できるんじゃね? 鬼道と爆風に関しては同じ理屈でいけると思うんだけどな。


・バラガン「じゃが、間に合わん」

→普通に間に合いました。


・砕蜂「明日から一月、浦原喜助を貴様の結界に閉じ込めると」

 これに一体何の意味があるのか良く分からないんですが、

1、ちょっとした嫌がらせをしたい
2、結界の中に食糧とか入れんなよ! 餓死させるんだからな!
3、一ヶ月あれば夜一姐さんを口説き落とすには十分だ……。

 2か3でしょうかねー。まあ、1だとしても、「本当は協力したいけど、素直になれないから、ちょっとした理由を付けて自分を誤魔化した」ってことでいけそうではあるけど。まったくどこのツンデレ娘だよ。


べるぜバブ

 ヒルダさんが男鹿に何を期待しているのか分からないよ……!

 ヒルダさんは最強の極悪人に坊ちゃまを育てさせようとしているんだから、赤子が死に掛けている時にも自分のことしか考えない男鹿なんかは、かなりイイ線いってると思うんですけどね。

 それにまあ、実際のところ、男鹿は魔界のやつらが関わってきて特に何か良いことがあったわけでもなく、むしろ、常住坐臥迷惑を掛けられているわけですから、男鹿でなくてもあれが普通の反応のような気がします。これ、相手が赤ちゃんだからアレですけど、たとえば「身体から15m以上離すと電撃を浴びせられる5キロの重り」だと考えると、「やった! 重りが壊れそうだ!」ってなるのは当然ですよね。これで坊ちゃまを心配しろというのは、ある程度以上の聖人君子にしか求められないことですよ。せめてヒルダが日常的に男鹿に感謝の意でも示してればまだ分かりますけど、そんな様子は微塵もないしなぁ。


いぬまる

 すごいなー。オチでこんなに爆笑したのは久しぶりかもしれない。まさか、これに繋がるとは思わなかったわ。中盤の流れがイマイチだっただけに、オチが引き立ったのかもしれない。


黒子

黒子「いつもボールを殴っていたから、火神君を殴るのもお手の物です」

 ……う、うん。新能力が殴りパスって微妙だな……。だって、殴ったって加速する気がしないんだもん…………。

 一方、ホークアイ攻略法は全く意味が分かりませんが、この全く意味の分からない感じも嫌いじゃなかったり。「お前らもう視野が広いとかそういうレベルで話してねーだろ」「実際に上空を鷹が飛んでて、それと視野共有してる前提で話してるだろ」っていう雰囲気がバカっぽくて好きですね。

 それから特殊能力の回数制限を決めるためにカントクのスカウター能力を使ったのにも爆笑。いや、これ、火神くんは確かに強がってたけど、強がりを抜きにして考えても何回跳べるかなんて普通の人間は計測できないですよ。そこに無理矢理、漫画的回数制限を求めた意味で、カントクのスカウターは便利に使われてるよなあ。

 ちなみに、カントクを敵に回してた場合は、「大丈夫、火神くんはもう跳べないわ。筋力値を計算するに既に限界に達してるはずよ」とか言って、緑間くんも遠慮なく3P打てたことを考えると、カントクは「敵に回さなくて良かった」という意味で重要なのかもしれません。ベンチに能力者が一人いるという意味で、誠凛はちょっとしたアドバンテージを持ってるよな。


サイレン

 XBOX360に興じているカイルたちの姿を見ていると、「ああ、天草の人たちは絶対に根と情報交換するべきじゃないなあ。彼らにここの状況が知れたら、あいつら絶対ここを奪いに襲ってくるよ」と思いました。「DAWN OF THE DEAD」の展開になりそうな気がする。到底敵わないWISEよりは、同じような境遇にありながらもぬくぬくしてる根のやつらへの怒りが湧いてきそうなもんだもん。根はなんだかんだいって恵まれてるもんな。これが格差社会ってやつか。

 笑いながら悪罵を繰り返すネメ子さんは一体何なのかと思っていましたが、これは彼女の発達過程に問題があったようです。そして、アマギミロクもまた同様の環境下で育ったという話。その結果、ミロクさんは、犬飼さんとの擬似DVSMプレイを繰り広げたり、世界を荒廃させようとする人格に育っちゃったわけですね。

 これ、つまりは、凄まじい力を持つ人材に常識的教育を施さなかったばかりに、後々になって社会が迷惑を掛けられまくるというお話なんでしょうか。そりゃ、まともに中二病を発散させる機会もなしに閉じ込められて育てば、いざ自由になったら世間の常識とか知らねーもんだから、「よーし、今まで考えてたこと(中二妄想)やっちゃうぞー」ってなるよね。ラストページの、とりあえず私服に角を付けてみたミロクさんの姿からも、いま彼が中二病を絶賛発散中であることが良く分かります。


トリコ

 美食會は悪の組織だから仕方ないとは思うけれど、「制裁による半殺し」は人的損失なしに活動可能というGTロボの最大の利点を無駄にしてるよね。

 そして、ストローさんはなんだか大物ぶっているけれど、これ、どう考えても「回収しに行ったけど強敵が二人も待ち構えてて無理だった。でも、このままじゃ帰れないからBBコーンでも持ってかなきゃダメ」っていう、普通にダメな人だよなぁ……。仮にリーガルマンモスはBBコーンで相殺できたとしても、ロボ回収の件はお前、「くれてやった」じゃ済まないだろうに……。「腹いせに他の動物を食べました」ってのも小者感に溢れてるだけなんですが……。

 所長、副会長と、味方側の実力者が、美食會の実力者と会敵したという状況自体はすごく心躍るもののはずなんですけど、いかんせん、いまワンピースがこれの何十倍もの規模で、しかも、ちゃんと正面から激突してるもんだから、どうしてもスケール感が違うよね。トリコが悪いというわけじゃなくて、今のワンピースのレベルが高すぎるんだ。


バクマン

 吉田さんの苦労が甚だしすぎる……。他の人たちはまだ義憤やら何やらで動いているのに対し、平丸さんは純粋に「休みたい」という欲望に大義名分が付与されただけなんだもんな。駄々をこねている子供と同じで、これはもう説得のしようがない。そして、万一、説得できたとしても、他の人たちが「描くだけ描いた上でボイコットしている」のと異なり、吉田さんはボイコットを説得した後に、今度は漫画を描かせるための説得(毎週やってる作業)が必要になるという二段構え。ホント大変だよな。

 先週までのバクマンは両陣営ともに感情移入し辛かったんですが、実際にボイコットが行われて世間の反響が出るようになると、これはパニック物のシミュレーションとして楽しめるようになってきた気がします。実際に5作品休載したらどうなるかっていうシミュレーションね。これ、たぶん2chではさー。

223 :名無しかわいいよ名無し[sage]
関係者から聞いた話によると、今回の件って、亜城木と編集長の確執が原因なんだって。
亜城木が四月まで休載になったことに福田や新妻が怒ってストライキしたらしい。

224 :名無しかわいいよ名無し[sage]
なんで福田や新妻が怒るんだよ、亜城木と何か関係あんの?

227 :名無しかわいいよ名無し[sage]
>>224
亜城木は新妻の弟子。福田も新妻の弟子。これで分かるか?

228 :名無しかわいいよ名無し[sage]
中井も新妻の弟子な。
今回ボイコットを率先したのも中井らしい。
人気は新妻がトップだけど中井はあの中で最年長だしな。

229 :名無しかわいいよ名無し[sage]
そういや、あいつら新妻組とか言ってるらしい。

230 :名無しかわいいよ名無し[sage]

新 妻 組wwwwwwww

テ ラ キ モ スwwwww

235 :名無しかわいいよ名無し[sage]
亜城木ってホントに新妻の弟子か?
中井と福田が新妻の弟子ってのは聞いたことあるけど、亜城木の話は聞いたことないぞ?

236 :名無しかわいいよ名無し[sage]
亜城木は弟子というか、新妻が個人的に気に入ってるらしい。
先輩特権で一日だけヘルプに呼んだとか。

240 :名無しかわいいよ名無し[sage]
新妻組とかよくわかんねえけど、ホントだとしたらマジいい迷惑だよな。
オレ、ハイドアの裸妖精しかジャンプ買う理由ねーんだけど。
ジャンプオワタ

241 :名無しかわいいよ名無し[sage]
どうしても納得いかないのが亜城木と平丸の関係。
あいつらなんか関係あんの?

243 :名無しかわいいよ名無し[sage]
>>241
平丸は単に休みたいだけの便乗組。
これは担当者から直接聞いたからガチ。
ウソだと思うならお前も編集部電話してみ?

244 :241[sage]
>>243
スゲー納得いった、ありがとう。
電話するまでもなく本当だと分かる。

 きっと、こんな感じになってるんだぜ。CROWファンとか小中学生多そうだから、TRAPに全ての憎悪が向かいそうな気もするな。


ノースアイランド

 標識を振り回すヒロインは、バス停を振り回す魍魎の武丸さんとお似合いのカップルになりそうだな、くらいしか思うことがありませんでした。


スケットダンス

 垣内くんの「夫婦か!!!!」のツッコミには「やっときた!」っていう感じ。2ページ超に渡り、読者も延々と同じことを感じさせられてきたんだからな!


 それはそうと、ラストのスイッチの分析はちょっと面白いと思いました。主人公の性格やら特性やらを作中人物が客観的に語って読者に示すなんて普通は下策なんですけど、ヒメコとの関係性によりボッスンのキャラ付けを深化するっていう手法が面白いな、と。ボッスン個人は1コマで表現できるキャラだとしても、他キャラとの関係性において、ボッスンの存在感を深めることはできるんだなーって。


めだかボックス

 制服の乱れを指摘されたからとりあえず水着姿になろうとする喜界島さんに、スタイルを誉められたからといって水着姿になって校内を練り歩いた天条院さまの面影を思い出して、少し幸せな気持ちになりました。この漫画、喜界島さんのキャラが面白いことは認めざるをえない。


こち亀

 中盤からの流れがすごく面白かっただけに、1ミリも悪いことをしていない両さんが一人だけ酷い目に遭っているオチが残念すぎました。秋本先生、そこで手を抜くなよー。


はごろもっあねどきっ

※当サイトでは、コウタ君の生き胆を狙って転がりこんだなつき(正体は羽衣狐)のお話と脳内補完して読んでいます。なつきに口を吸われたらコウタ君の負けです。

 本気を出した羽衣狐の一撃が桜井さんを襲う。帰り際の「なんか奏ちゃんの方にばっかボールが吸い込まれていっちゃうんだよね」も合わせて考えるに、これは明らかに羽衣狐からの警告と言えるでしょう。確かにコウタ君は童貞も童貞。桜井さんとくっ付いてしまえば、なつきとの口吸いには決して応じてくれなくなるでしょう。コウタ君の生き胆を狙うなつきとしては、桜井さんの存在はかなり危険なものでした。

 ですので、今回の一撃により「コウタに近付くな」と牽制した彼女ですが、無論、桜井さんの水着がほどけたことも偶然ではありません。公衆の面前で桜井さんを辱めて、コウタ君の関心を失わせようとしたのです。何せコウタ君はサイコー級の童貞ですから、「人前で胸を露出した女なんかイヤだ」などと言いかねないのです。さらには、浮き輪の使用を嫌がるコウタ君に対して、絶対に浮き輪を使わざるをえない状況を作ることで使用を強い、彼の自尊心を傷つける作戦に出ました(後で慰めつつ口を吸う)。また、これは桜井さんにも「浮き輪だなんて、カッコ悪い男」とコウタ君を軽蔑させる狙いがあったのでしょう。

 このように、二重三重に罠を仕掛けていた羽衣狐ですが、しかし、過ぎたるは及ばざるが如し。水着を失ったことにより、浮き輪には「胸を隠す」という別の意味合いが付加されてしまい、二人はなんとなく良い感じに終わって、羽衣狐の策略は裏目に出てしまったのでした。

 そんな彼女は宿題合宿へと路線をシフト。まさかコウタ君のみならず、彼の学友たちの生き胆をも狙っているのでしょうか? 中学生たちは生きてコウタ君の家から逃れることができるのか!? 待て、次回!!


TO LOVEる

 当然のように襲い掛かる校長。当然のようにぬるぬるな原始生物と、1ミリの予想も覆さぬ安心感溢れる展開に加えて、男の股間から出てくるモモ、ぶつかると何故かヒップを顔に押し付けるナナと、TO LOVEるならではのオリジナリティも加わり、実にTO LOVEるらしい一話だったと思います。誰かに「TO LOVEるってどんな漫画?」と聞かれれば、「黙ってこの一話を読め」で全てが解決するような、そんなお話だったかと。

 しかし、今回の「ナナとリト激突」→「大宇宙の意志が介入」→「リト君の顔がナナのお尻に、ナナの右手がリトの股間に」という流れは、往年の古手川さんの「廊下でぶつかったら股間に顔」のシーンを否応なく思い出させますね。あの時は赤松さんが一連の神秘的な流れに一応の説明を付けたのですが、今回働いた大宇宙の意志は一体どのような物理現象を引き起こしたのか。かつて以上に今回は難しい問題であると思われました。

 そこで、二番煎じではありますが、今回は僕なりに一連の神秘を考察してみることにしました。



1、リト君がヌップルから落下。全ての始まりである。



2、ナナは咄嗟にリト君の右腕と股間を掴む。



3、そのままボディスラムの要領でリト君を地面に叩きつけて……



4、ここで何を思ったか、リト君の股間を支えに空中回転。



5、最後はリト君の顔めがけてヒップを振り下ろし、完成。『ケダモノっ!!』


 うん、これだと、どう考えてもナナの方がケダモノかな…………。


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