ノロイ プレミアム・エディション [DVD] 松本まりか, アンガールズ, 高樹マリア, ダンカン, 白石晃士 ジェネオン エンタテインメント 2006-01-25 売り上げランキング : 40626 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
知り合いがこわいこわい言うから見てみた。
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「いやはや、子供の頃ならともかく今の私はホラー映画もたくさん見てるし、今書いている著作でも非宗教的態度による不思議現象への対処を述べていることもあり、いくらなんでもこれで怖がれるとは思えなおおおおおなにこれこわい……!」
↑開始五分でこんな感じでした。
まあ、ホラー要素自体は、中盤で主人公が「かぐたまー?」→「長野県の奥地で行われていたという秘祭のことか!」みたいな、「おまえ、それ、すごい論理だな」って辺りで怖くなくなったんですが。キチガイが叫んだ「かぐたま」(と言っているように聞こえる)キーワードだけで、学者に片っ端から聞きまわって(この時点で費用対効果が低すぎる)、そのうちの一人が「長野県にそんな祭りがあったような……」で現地に飛んで(すごい行動力だよな)、そんな感じで話が展開していくのがあまりに非現実的だったのですよ。キチガイの戯れ言だけを頼りにそんな行動力発揮できる人間いねーっつーの。
なので、ここでリアリティがなくなって怖くはなくなったんだけど、それはそれとして、ドキュメンタリー面での工夫が見られたのは面白かったです。「ブレアウィッチ・プロジェクト」だとハンドカメラを持って森の中を駆け回ってるだけですが、こちらではテレビ番組のロケやトークショーの様子、別企画の番組の映像などがインサートされ、「それっぽさ」「ドキュメンタリーっぽさ」を多角的に醸そうとしているわけですよ。まあ、それが怖いかどうかはさておき、そこからは「こんな映像作ったらそれっぽいんじゃね?」「いいね、それ! ナイスアイデア!」「こんな台詞があるとリアルっぽくね? ウヒヒ」という、製作者の真面目な遊び心が感じられるのです。ある意味、一本丸々パロディ映画とも言えるかなー。作り手の気持ちになってみると、また別の角度から面白い作品だと思います。
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しかし、こういうのは「これ、ドキュメンタリーなんだよね……、本当にあったことなんだよね……」ってガチで信じられる中学生くらいの頃に見たかったなー。小学生にはちょっと早いかな? 僕は小学生の時に見てたら、夜トイレに行けなくなって漏らしてた自信がある。
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松本まりか, アンガールズ, 高樹マリア, ダンカン, 白石晃士 おすすめ平均 ただでさえドキュメンタリー風映画って嫌いなのに 「そこにいるじゃないか!」 ゴミです。 画面が激しく揺れる為、酔って、吐きそうになった。 実話だけど…! Amazonで詳しく見る by G-Tools |