最初に宣伝です! 文庫版「よいこの君主論」が発売されました。凶悪な小学生たちの権力闘争の物語を通じて、帝王学の古典「君主論」がマスターできる画期的な名著入門書です。ライトノベル+古典解説って感じ? 僕は難しい話が嫌いだから、難しい本はできるだけ分かりやすくして伝えたいんだ。お手軽に教養ゲットしてマキャベリズムを知ったかぶりたい人は是非! 税抜き780円。最寄の書店で売ってます。売ってなかったら店員に言って取り寄せてもらえると嬉しいです。もちろんamazonでもオッケー(amazonはいま品切れだけど注文してくれれば早めに届くはず)。
公式サイト:http://yoiko.cagami.net/
公式サイトも作ったので、ブログやmixiからリンク張ってくれるとすごく喜びます! 無断リンクしてくれたら、勝手に調べて無断リンク張り返しますので、人助けと思って、どうぞよろしくお願いします!!
ワンピース
今週もワンピースがめちゃくちゃ面白いなー。自分の中で「とりあえずこれ1作あれば今週も幸せ」レベルにまで高まってきてます。ワンピースは今が絶頂期ではなかろうか。クロコダイルの葉巻やお服や指輪の謎がどうでもよくなるくらい面白いよ。ホントどこから手に入れたんだぜ? でも、どうでもいいよ。
・シリュウ「穴ァ開けて逃げねェ奴がどこにいるんだ、バカ野郎……」
それはまったくその通りなんだけど……!
でも、「逃げ道を作って実は逃げてない」は常套手段ッスよ。ゴンキルもやってたしね。あと、これ、シリュウさんは「力を貸してやる」ってすごい偉そうに当然のように言ってるけど、もしも、シリュウさんがルフィたちに味方していたら最悪ですよね。「あいつらはレベル5へ登っていった」「おれが力を貸してやる」って、実は寝返っていた場合、「ウソの情報を教えて撹乱」した上に「危険な敵が増える」わけですから、僕がマゼラン署長なら恐ろしくてとても信じらんねーなー。まあ、シリュウさんの性格的に犯罪者に手を貸すような人じゃないのかもしれんけど。
そう考えると、イワさんがレベル6に限っては解放する囚人を限定してたのも、いざとなった時に手に負えなくなる可能性があるからなのかなあ。
・「マゼラン署長任務中ですのでおそらく全責任が」
これ、言われて初めて気付いたよ! ホントだよ、全責任ハンニャバルさんにあるよ! まー、鬼の袖引きを放置してたことまで含めれば、マゼラン署長の責任追求も免れないんだろうけど、しかし、上司が公務で動けない時に、指揮を全権委任されてこの結果なんだから、明らかにハンニャバルさんの失態だよなあ。
そして、ルフィたちをレベル6に閉じ込めるというのも、今になって良く良く考えると確かに上策とは言えなかったかも。ルフィたちは外側にいてレベル6の囚人たちを解放できる立場にあったわけです。そして、解放されれば凶悪な力を持った奴らがわんさか出てくるわけで、中にはクロコダイルのように状況を一変できるヤツがいてもおかしくない。うん、そう考えると、この展開はある意味、必然だったとも言えます。失策…なのかなあ…。
とはいえ、ハンニャバルさんもただ閉じ込めたわけではなく、睡眠ガスを流し込むという最善手に近い一手を打ってたわけですけどね。それでも封じられちゃったんだから、じゃあ、他にどうするかって言われると、それも確かに考え辛いか。
・ニューカマーランドの皆さん
最初に思ったのは、今まであんなぬくぬくしてきた人たちが、いきなり命懸けで戦えるのか……ってことなんだけど……。まあ、それはいっか。根っからの海賊魂、反逆者魂を持つリアルパンクロッカーの集まりだったのだろう。
ところで、イワさんの脱出法(囚人を解放しまくってパニックに陥れて脱出)は、インペルダウン脱出という意味に限って言えば好手だと思いますが、これ、普通に考えてえらい迷惑ですよね。ここの囚人の大半は普通に極悪人なんだろうし(実際、バギーもMr.3も普通に極悪人ですし)、そして世界政府側も、ロクでもない人間もいるとはいえ、大抵のやつらは普通に正義感溢れてるんだと思えば、なんともアレな話です。「オレたち必死に治安維持に努めてるのに……!」って感じですよ。
まあ、ワンピースは元々そんな勧善懲悪って感じの漫画でもないので、それほど違和感もないっちゃないけど。いや、かといってピカレスクロマンでもないのだけどね。善悪の基準に関しては本当に微妙な、というか絶妙な?漫画だなあと思います。主人公側は悪いやつではないけど、あんまり気にしない、みたいな?? まあ、なんだかんだ言ってみんな海賊だしなー。
・クロコダイルさん
看守の人たちは監獄弾とか言ってるから、当然、海楼石成分を含んだ対能力者攻撃弾だと思ってたら、違うよ! ふつうに物理攻撃だよ! それはクロコダイルさんには効かねーよなー。元七武海うんぬん以前に末端に情報が行き届いてないなと思いました。
あと、水分を奪われた看守の人たちは、ここが焦熱地獄であることも加味するとホントにかわいそう。ワンピース住人だから死にはしないだろうけど、すごい辛いだろうな、これ。
・魚人空手
唐草瓦正拳の意味がぜんぜん分からなかったんで、必死にうんうん考えてみたところスト3のまこっちゃんの疾風だと結論したんですけど、それでいいんですかねー?
1、その場で正拳
2、その姿勢を維持したまま前方高速移動
3、あたったらしぬ
……あれ? これ、いま思ったけど、ひょっとしてただの遠当てじゃね?? ただの全方位衝撃波攻撃じゃね??? え、もしかして、みんなそう思ってた? 思ってた??
・バギー&Mr.3
期せずして陽動に……! レベル5での分離後、その存在に何の意味があるのか良く分からなかった二人だけど、ここでインペルダウン側の戦力分散に寄与する展開はちょっと嬉しいなあ。想定読者に子供だけを考えるなら、こういう陽動とか戦力分散とかの要素は要らないのに、ちゃんとこういうのをやってくれてるから今のワンピースを僕は楽しめてるのかもしれない。
・何か画期的な格好
そして、今週のワンピースが心底「面白かった」と思えるのは、このラストページがあったからかな。今週、ここのラストまでは理知的に面白い物語を綴ってきたのに、最後はガツンと感情に訴えに来たというか。Mr.1とかクロコダイルとかの懐かしの大物勢に加えて、変態的な格好のおっさんたち、そして巨大な顔面と、絵的な迫力で最後押し切ってくれたのがとても嬉しかったです。イワさんの顔面巨大化は、意味的にはおそらくデスウインクの威力アップのためなんだろうけど、それはそれとして「顔面がデカイ」という、その事実が素晴らしい。ラストシーンに奇妙な迫力を出そうと考えた時に、「そうだ、顔面をでかくしよう! イワさんはもう既にでかいけど、もっとでっかくしよう」とか、よくまあ思いついたもんだ。許斐剛の域に近い仕事だと思いました。
なんといいますか、話を面白くするだけなら、まあ誰にでもとは言わないけど、できなくもないですよね。でも、それをキッチリやった上で"迫力でも"押し切ってくれたという点で、今週のワンピースは特にラストシーンを評価したいです。
***
しかし、冷静に考えてみたら、イナズマさんなんて確かに「何か画期的」としか言い様のない格好だよねー。あしゅら男爵がサザエさんヘアーになってワイン飲みながらシザーハンドとか、本当に訳が分からない。どこの歪なキメラだよ。
ナルト
・「だが、オレは木ノ葉の忍を受け入れられなかった」
「生活のため、自衛のため、将来のため、忍術を教えて下さい(`・ω・´)」
「殺す? この子たち(´・ω・`)」
↑うん、こりゃあ受け入れられないよね……。大蛇丸さんクレイジーすぎだよね。「ゲェー、この人、全然会話にならねー!」って思うよ。とても大蛇丸さんを受け入れられないよ。自分たちより実力が上の人にお願いに行ったら、「可哀想だから」とかいう理由で問答無用で殺す気になられるとか、これ、自来也先生が止めなかったら人間不信になれるレベルだよ。
・ダンゾウさん
ダンゾウさんってこの頃から火影の座を狙ってたのか……。なんだかダンゾウさんがすごくダメ人間な気がしてきたぞう。この人、三代目に負けて、四代目にも負けて、もう一度三代目が就任する時も負けて、五代目でも負けたのか。それ、普通に実力がないんじゃ……。
・「両親が死んだ時と同じだ」
うん……。これは確かに両親が死んだ時と同じで、危ないところにノコノコ出て行ったり戦闘区域に残ってたりするのが悪いんじゃないかな……。答えうんぬんというより、単に警戒心の欠如が問題だったような……。今回のって要するに政治センスが足りなかったって話だと思うんだけど、今、ペインさんがマダラさんに利用されている(?)ことに、そこから繋がってたりするんですかね。「バカは本当に扱いやすいぜ」的な。
しかしなー。今回のでは全然ペインさんに共感できないんだけど、これは僕がスレた大人だからでしょうか。なんつーか、弥彦の死も、思想的な問題というよりは、単純に戦国時代を生き抜くに必要なスキルが足りなかっただけな気がするんですよね。頭の切れる軍師が一人いれば、回避なり保険を賭けるなり弥彦に忠告するなり何とでもできたような。もし、ペインさんが「君主論」を読んでいれば、この程度の姦計、簡単に見抜けただろうに……と、自著の宣伝で締めてみる。
いぬまるくん
最後の一拭き節約術…………!
やべえ。その発想はなかったぜ……。大石先生、おそろしい子……! 確かに最後の一回は無駄以外の何物でもないよなあ。僕も終盤は極力紙を薄くして(二枚重ねくらいで)確認してるだけだし、確かにあれを省けば一回分節約できる……。いや、そんなことは怖くてできないけど……。
ところで、僕はたぶんエンドレスうんこの呪いに掛かっていて、たまにいくら拭いてもうんこが付いてる時があるんですけど、あれはどうすればいいんですかね。最後の方はお尻が血まみれになって、トイレットペーパーに付着する茶色が赤に変わったくらいで諦めるんですが、あの時、お尻では一体何が起こってるんですかね? かと思えば一回で十分に拭き取れることもあったりするし、本当にうんこは不思議です。ウンコ・イズ・ワンダー。早くお金持ちになってウォッシュレットを買いたい。
べるぜバブ
いや、確かにビックリしたよ。まさか、あの子が東邦神姫だっただなんて。女キャラがいるとしたら姫だと思っていたから、ここでの女キャラ投入は意外だった。うん、確かにびっくりした。いや、ビックリしたけど、でもさ……。
でもさー、ビックリというか、むしろ石矢魔高校が共学だったことに「ハァ?」って気分なんですけど。なんだよー、そんな描写、今まで1ミリもなかったじゃないかー。学内で女キャラなんて見た覚えないっすよ。しかしまあ、そこは姑獲鳥の夏の関口レベルで僕の脳みそが女子高生を認識していなかったのだとしても、全裸の乳児を連れて登校する今話題の凶悪一年生を葵さんが知らないってのは納得いかねーなー。なんなんだぜ? この学校の女子は全員不登校なの???
***
ところで、男鹿vs国家権力が葵さんの正体オチで華麗にスルーされちゃったのは残念でした。不良相手ならともかく、主人公が国家権力に対してどう立ち向かうかってのは、個人的にすごく興味あるところなんですよね。だって、警察ってたくさんいる上に銃まで持ってるんですよ。おまけに一度交戦すると永続的に交戦状態が続いちゃう。そんな相手に微超人(ちょっとだけ超人)となった主人公がどう立ち回るのかは、思考実験としてはすごく面白いと思うんだけど、まあでもスルーか。しょうがないか。
ちなみに僕の答えは「勝てない」で、僕のやってるTRPGのダンゲロスでは魔人(超能力者みたいなもん)はよく警官に銃で撃たれて死んでます。超能力者なんて囲まれて銃で撃たれたら勝てないよー。でも、セガールなら勝てるから、セガールは超能力者より強いと思うんだ。
黒子
古武術バスケ……*・゜・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜・*
その単語だけでお腹一杯です。ごちそうさまでした。
***
やー、でも、しかし、今週の黒子を見ていると、本当にテニスは気が狂っていたな、と改めて思う次第です。これ、両者の要素を比較してみると良く分かるんですが、
【黒子】相手の体力損耗が少ないぞ!
【テニス】相手が瞬間移動したぞ!
まず、導入の時点から明らかに違います。
【黒子】古武術だ。ナンバ走りにより体力損耗を抑えてるんだ。
【テニス】古武術だ。一瞬で前方移動したように錯覚する技だ。
そして解説パート。ナンバ走りによる体力温存は「ねじらない」などで何となく納得できるものとなっていますが、テニスの方は解説されることで、むしろさらに疑問符が増える仕様。「一体、何を…言ってるんだ……???」。
【黒子】「けど消えたり、飛んだりするわけじゃないわ」
【テニス】(いや……どう見ても瞬間移動だろ……これは…………)
黒子が古武術という飛び道具を使いながらも、「やってるのは同じバスケットよ」と現実世界に引き戻したのに対し、テニスの方は古武術という「飛び道具で」「なんとか少しだけ現実に引き戻した」のに、それもあっという間に元の木阿弥、再び訳の分からない異次元テニス世界へと旅立っていきます。
【黒子】主将が選んだ驚くべき作戦
【テニス】顔面にぶつけて殺す/二人に分身/腕にオーラを集めて二倍返し
さらにこれに対する攻略法。本当にテニスの頭が悪すぎる……。いや、もちろん黒子の攻略法がテニスに匹敵する頭の悪さという可能性もありますが、しかし、真面目にも元の地平まで引き戻してきた黒子にここからテニス並の狂気を期待するのも酷な話だよな……。
***
そして、一番恐ろしいことは、漫画として考えると黒子の方がどう見ても正しいし、誠実だし、理に適っているというのに、僕が明らかな物足りなさを感じているということなんだ。古武術バスケは良かった。いろいろ置いといて、その単語だけで僕を幸せにできる力はあった。その点は認める。…………でも、テニスとの間には、まだまだ遥かな隔絶があるんだよな。どう考えてもちゃんとした漫画を描いているのは藤巻先生の方なのに、じゃあ面白いかと言われるとテニスの方がやっぱり遥かに面白いと思ってしまう現実。この理性と感性の矛盾を一体どう処理すれば良いのかね? 藤巻先生は何も悪くないのにどうしても物足りないよ。僕は藤巻先生にこれ以上、一体何を要求すれば良いのだろう。
めだかボックス
(`・ω・´)<カッ
先日の飲み会でヤマカムの山田さんから「TO LOVEるとめだかボックス大好きかがみさん!」と言われて、山田さんは一体何を言ってるのだろう……と思ったけど、ああ、なるほど、こういうことか……。
確かになぁ……。めだかさんはハルヒ系の狂女だから、僕が好きになっても確かに不思議ではないや。山田さんは僕のことをそんなに理解してくれてたのか……。いや、山田さんのことだから、単に酔っ払って適当言ってただけかもしれんが。その後、酔っ払って物とか壊してたもんな、あの人。
しかし、しかし、なぜか知らないけど、あんまりズキューンとは来ないのですね。何がいけないのですかね。一体。ひょっとすると西尾バイアスのせいかもしれないですね。僕個人としては西尾先生のことは好きでも嫌いでもないし、クビキリサイクルには学ぶところもあったと思ってるんだけど、周りの西尾アンチの空気に毒されているのかもしれないなー。だとしたら実に悲しいことですよ。もう真っさらな気持ちでは西尾作品を見れないのかね。
ただ、間違いなく問題と言えるのは、なんで剣道着なのに袴じゃなくて変なミニスカはいてるのかってことです。僕は巫女さんから剣道少女まで袴全般が好きなのに! なんでだよ! なんでこのシチュエーションで袴じゃねえんだよ! 暁月先生なんて死んじゃえばいいのに!
だが、しかし。これは周りの西尾アンチがよく言うところではあるが、西尾先生というのは真にリビドーの人であることよなあ。幼馴染が完璧超人で自分のことが大大大好きで、自分にも隠された邪気眼実力があるだなんて、なんという中学生の妄想するオレ。クビキリサイクルもまったくそんな感じだったし、これはいっそ清々しいのことよ。
***
内容は特に思うところはなかったです。不良の心理変化が良く分からなかったけど、会った人はみんなめだかさんに萌えてしまうということでいいんですかね、これは。
トレジャー新人漫画賞
・「まとめ:両さんと大原部長を見ても分かるように、二人の性格は正反対だ。この正反対の二人が絡むことで互いの性格が強調され、ギャグを生む契機になっている」
正、反対……??? 秋本先生やジャンプ編集部は、これ、どこまで本気で思ってるんだろう…………。この辺りから読者との齟齬が生まれてるんじゃねえかと思ったり。
リボーン
・獄寺「何かさえねー感じだな……、中を開いたらポンコツってことはねーだろーな」
獄寺くんが感じ悪すぎるwwwwww 共同作業の場において、チームメイトが10日間、ずっと頑張って作ってきたものを、まだ中身も見てないうちからディスりに掛かるとか……! 獄寺くん、リアルでいたら絶対みんなの嫌われ者だよ! その点、「できることはやったよ!」と穏やかに切り返した入江くんが人格者すぎる。しかし、こういう時、途中参加者は辛いよねー。まだ信用を確立しなきゃいけない時期だから堪えることしかできないよ。
・ツナ「(山本とヒバリさん、まだかな……)ヒバリさーん!! 山本ー!!」
この「大声で叫んだらヒバリさんはそこらへんの森の中から出てくるかもしれない」感に思わず爆笑。確かに! 確かにヒバリさんは大声で叫んだらそこらへんの茂みからいきなり出てきそうな人ではあるけれど……!
・白蘭顔面成長ホルモン
リボーンのこういうところが良く分からないんだけど、今の未来世界も別にサイレンみたく荒廃してるわけでもなんでもないんだよね? 普通に警察権力は存在してる中で、彼らはマフィア同士の抗争をやってるってだけだと思うんだけど、この未来世界においてボンゴレファミリーを多数殺害している犯罪結社のリーダーがこんな堂々と顔を出して、犯罪予告して、破壊活動してるのはどうなの??? この漫画の世界観、良く分かんないよー。
こち亀
あまりの「おとなのじじょう」に読んでて悲しみがこみ上げてきた。秋本先生、そこまで無理して三社祭に触れなくても…………! ここはスルーでよかったと思うよ、秋本先生……!
サイレン
・タツオ「空を見上げたら、頭の無い竜が飛ぼうとしていたから――」
ヒリューくんにだけ通じる世界があった……! エルモアキッズや雨宮さんから早々に見捨てられていたヒリューくんだったけど、オーラを出しながら落っこちてるだけで、「頭の無い竜が飛ぼうとしている」→「ミラクルドラゴン!」→「ヒリューさんだ!」と通じる人が世界に一人だけいたんだね! 本当に良かったね、ヒリューくん!
というか、オーラを出してるおっこちてるだけで、「頭のない竜が飛ぼうとしていた」なんて解釈してくれるのは世界広しといえどもタツオ以外にいるわけないので、本当にミラクルドラゴンってのは大したやつだ。
TO LOVEる
・表紙
ブラジャーとパンツを外した上でシャツを羽織ってスカートをはいてる籾岡さんの、誰に見せてるのかも分からんあまりの不自然な格好と、その下に題された「オンナノコノキモチ」のミスマッチに1分くらい笑ってました。何がどういう気持ちになると女の子がこんな格好になるんだよ……! 男の子で言うと、「よし、今日はパンツをはかずにジーパンだけはいてベットに転がってみよう」くらいの事態だよ! オトコノコはそんな変態的なキモチにそうそうならないよ!
本編の方はイマイチでした。
フープメン
「サトー君(仮)」、すごく良かったです。
いやー、いい漫画だなー。なんでこんな位置なんだろう。初心者の一番楽しい時期をちゃんと伝わるように書いてるし(テニスでいうところの「初めは誰でも天衣無縫」)、「3軍の試合でもなんでも」「バスケ楽しい」というのも適切な落としどころだと思いました。そーだよねー、この時期で主人公が言えることなんてこの一言だけだろうし、これ以上言うと実力が伴わない白々しい説教になっちゃうもんね。しかも、サトー君(仮)と名付けることで、ヤジ将軍にではなく、むしろ自分への自戒というか、物語中で語られている通り、過去の自分を乗り越えているニュアンスが出ていて、うん、ホント良かったと思います。でも、これ、もうすぐ打ち切りなんだろうなー。
ところで、アツムくんに麻央ちゃんのことで絡まれた時って、その麻央ちゃんはパイプ椅子にしてわずか3~7席程度離れただけのところにいたんだよね。そりゃユーホくんも焦るよな。
ブリーチ
日番谷隊長のなんという圧倒的信頼感……! ヘタレ、噛ませ犬、タコスケ、etc...のイメージが強固なだけに、前回、下乳さんに斬られた時も毫も疑っていなかったよ。「ああ、いつもどおりの光景だ」と思ってしまったし、水戸黄門的安心感すら感じていたよ。だから今週の「見誤るなよ、おれたちの力を」の台詞は、むしろ僕たち読者が言われたような気分になったね。しかし、これだけは勘違いしないで欲しい。見誤っていたのは死神全体に対してではなく、日番谷隊長個人だということを。
そういえば、日番谷隊長の変わり身の術がさっぱり分からんのだけど、あれは一体どういう理屈なんだろう? ただの鬼道??
・「エスパーダにはそれぞれが司る死の形がある」「それはエスパーダそれぞれの能力であり思想であり存在理由でもある」
スターク「孤独だから幼女連れてます(´・ω・`)」
いや、しかし、これは藍染様は大変だなあと思いました。エスパーダのやつら、ぜんぜん言うこと聞かねえし、すぐに内ゲバするし、ホントろくでもねえやつらだ、こいつら放置してても勝手に自滅するんじゃねえか、などと前々から思っていましたが、虚無だとか絶望だとか狂気だとか強欲だとかが存在理由のやつらを束ねてたのかと思うと、それも致し方なしって感じ。藍染様はどうしてこんなやつらを引き連れて集団戦を仕掛けようなんて思ったんだろう。ちょいと酔狂すぎやしないか?
ところで、死神に対して死の講釈をするというのも何とも奇妙な話だよね。まあ、この世界の死神って元々何だか良く分かんない存在だけど。
☆宣伝:よろしくお願いします。感想とか待ってまーす。感想は掲示板にヨロシク。
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