【4/8】2009年19号のジャンプ感想(まとめ)


「最終回の真実も明かされる!JCアスクレピオス2・3巻同時発売です!<融>…だそうです!必見ッス<浩二>」

 大石先生の巻末コメントはちょっとイイ人すぎるだろう。目立つ位置に来たときに人の宣伝ができるとか、ホント素敵。大石先生と友達になりたい。それと、内水先生が連載終了回まで大石先生とモンハントークしてたことを考えるとグッと来るものがあるね。最後のコメントを使ってまで攻略情報をくれた内水先生への恩返しなのかなぁ……。


ナルト

 カツユは実はナルトの敵ではなかろうか。


・カツユ「それは止めて下さい。かえってナルトくんの邪魔になります」

 これがすげー信じらんないんだよなー。ぜんぜん説得力ないぜ。感覚的にはガイ先生とカカシ先生がいれば天道ペイン一人のくらいは普通に倒せそうな感じなんだけどね。天道ペインは強力な範囲攻撃を持っているけど5秒のインターバルがあるわけで、これほど数に弱い相手もいないと思うんだ。まあ、ナルトなら影分身で数も補えるから、いらないっちゃいらないのかもしれないけどさ。

 しかし、それでもちょっと前のナルトはヒナタが乱入しなかったらやられてたわけで、それを考えると戦闘に参加するかどうかはともかく、もう少し近づいて様子は見るべきだと思うな。まあ、するといつも通りのATB(あいつら大した棒立ちだぜバトル)になっちゃうわけですが!


・ペイン「5秒に1回しか撃てないのに敵が無限に出てくるってなんなの……(´・ω・`)」

 これ、ホント相手が悪いよなぁ……。ナルトがおばかさんで中途半端な波状攻撃を仕掛けてくれるからまだ戦えてるけど、これ、たとえばガレキに化けてた影分身を二陣に分けて時間差付けて突っ込ませるだけでペインはアウトじゃね? ナルトとペインは相性悪すぎだよ。ペインは相手の遠距離即死攻撃と接近攻撃(しかも、いくらでもダミーが作れる)を、5秒に1回しか使えないボムで防がなきゃいけないんだから、これは薄氷プレイと言うしかない。一手間違えたらしぬ。これ、格ゲーのダイアグラムで言うなら、8:2から7:3くらいでナルト有利なんじゃないかなー?


ワンピース

・扉

 あの、これ、どう見ても、「ゾロが巨大ニワトリを脅すの図」ですよね……。右手に捕まえてる獣がどういう意味か分からないけど、

1、獣から助けてやったんだから、卵1個よこせ
2、卵1個よこせ、さもないとこの獣に襲わせるぞ
3、この獣でハンバーグ作るから、お前の卵をよこせ

 どう取っても明らかに卵を要求してるよなぁ……。シャツにも「I LIKE タマゴらしき絵」が描かれてるし、やっぱり卵を要求してるとしか思えないぜ。いや、別に人間がニワトリの卵を食べるのは普通っちゃ普通なんだけど、コミュニケーションの取れる相手に「きさまの子供を寄こせ、オレが食うから」ってのは、なんとも生々しい話だ……。


・最近の尾田先生はどうしちゃったのかと思うくらいスゴイ

 本当に最近の尾田先生はどうしちゃったんだぜ……。一時期のクソつまらなかったワンピースがウソみたいだ。先々週の出来も見事だったけれど、今週も同じくらい素晴らしい。ハンターとはベクトルが違ってこちらは純粋に少年漫画としてだけど、それでも完成度は同レベルくらいあるんじゃないかしら。

 特に嬉しいのは、ワンピースが生き死にの問題をここまでクローズアップしてくれたことで、「下手したら致死毒も肉で治るんじゃ……」という位に僕たち読者の信頼を失っていたワンピースが、「奇跡の人を見つける」「30時間以上の想像を絶する苦痛に耐え続ける」「それでも生き延びる可能性は2~3%」と、ここまで復活に厳しいハードルを設けてくれたんですよ。

 そう、これならキャラが死ななくたって何の問題もないんです。今までのワンピースはいくらダメージを喰らっても蓄積がなく、死にそうな様子さえ見せない。そんな緊張感のない「不死身さ」がネックだったけれど、こういう厳しい過程をちゃんと踏んで、その結果として、「キャラが不死身」であれば何も文句はないんです。これでルフィが一日未満で復活してもご都合主義とは思わないし、この後、肉食って体力回復しても問題ないんです。危機的状況を危機的状況としてちゃんと描いた後であれば、早期復活も肉による体力回復も「主人公のスゴさ」として純粋に受け止められるんですね。


 あと、ボンちゃんによる男塾名物大鐘音は普通に良かったです。遠目からプゲラと笑いながらも、わずか3時間後にはノリノリで加わっているニューカマーの皆さんには好感を抱かざるを得ない。


リボーン

 女子大生のAとBはふと気付いたら、どこかも分からぬ外国の土地にいた。仕方なくその場にいた顔見知りの男子学生数人と共同生活を送る彼女たち。AとBは炊事や洗濯などの家事を担当していたが、男子学生たちは何か隠し事をしているようで、自分たちが外国に飛ばされたことについても実は事情を知っているようなそぶりを見せる。そのうち、彼女たちは男子学生たちが過激派グループの一員であるという情報を掴む。さらに、他グループとの大規模な抗争に向け、目下軍事訓練を行っていることも知るのであった(これまで彼女たちにはスポーツ大会と説明されていた)。また、新しく連れて来られた少女も軍事訓練に参加させられているようである。彼女たちは男子学生に情報開示を求めたが、「もうすぐ何もかも終わって家に帰れる」「オレたちを信じて我慢しろ」とはぐらかされるばかりであった。彼女たちは共同生活のボイコットを決意する。

↑現在のハルと京子の心情を主観的に考えてリアルに置き換えてみたらこうなった。うん、これは怖いわ。なんだか、彼女たちがツナたちと一緒にいるのがストックホルム症候群に思えてきたぞう。


べるぜバブ

 んー???

 これは説明を求めたいな……。不意打ちだろうがなんだろうがヒルダさんが人間に捕まるのは想像しがたいぜ。ヒルダさんの仕掛けた罠ってんならともかく、ガチで捕まったのだとしたらガッカリもいいところだよ。

 そもそも姫川さんがヒルダさんを狙った時点で、「あーあー、無謀な」と思うのが読者の反応としては普通なわけで、確かにそんな感じじゃ主人公のライバルは務まらないんだけど、だからといってヒルダさんの格を落としてまで東邦神姫をライバル格に持ち上げるのは違和感あるなー。なんというか、読者のキャラに対する信頼感が裏切られたような感じ。神崎さんの四天王最弱化くらいは笑ってスルーできるけど、ヒルダさん弱体化はないわー。

 まあ、これも男鹿を陥れるためのヒルダさんの罠という可能性もあるので、まだ結論を出すのは早いだろうけど。でも、納得できる理由がなかったらガッカリだなー。


黒子

 シュートタッチを確かめたい?? シュートが落ちる…………??

 この言葉を単純に受け止めると、緑間くんの以下の能力予想はハズレですね……。

1、相手のシュートをブロックするとそのままシュートに(カウンター系)
2、相手のシュートがなぜか全てオウンゴールになる(催眠系)
3、緑間がボールを受け取った時点でシュートは省略され3点入る(論理能力系)

 一応、シュート自体はするみたいです……。後は可能性としては、思った以上に占いの話が出ているのでラッキーマンみたいな能力かもしれないですね。明らかにシュートはミスってるのに、どこからともなく飛来した鷹に当たって偶然点が入るとか。


いぬまる

 人物相関図すげーおもしれー。絶対、新妻先生が入ると思ったらやっぱりいたよ! それと、まさか脇くんがここまで出てくるなんて!

 本編はコウノトリの交尾が最高潮で、しり太郎に入ってからは微妙でした。


サイレン

 ドルキさん、かわいそうwwwwwwww


・ドルキ「どこのゴミだが知らんが、ソイツと俺の戦いを邪魔する奴は、糞をクソ程浴びて死ね」

 いやでも、今週はドルキさんに共感せざるを得ない。ドルキさんの漢っぷりが先々週で描かれただけに、今週の扱われ方は可哀想過ぎるよ。

 だって、考えてみて下さいよ。もし、主人公の仲間がですね、強敵を倒すため、己の寿命を縮めてまで無理なパワーアップをして敵に挑んだとしますよ。それ、大体、倒せるじゃないですか。命と引き換えにはなるでしょうけど。ヘタしたらご都合主義で命だって助かっちゃいますよ。なのに、ドルキさんはそれどころじゃない。突如乱入した援軍に邪魔されて、目的も果たせぬまま死亡。しかも、名前も覚えてもらえない。これは悲惨ですよ。可哀想ですよ。


 しかし、最近のサイレンはバトル描写が普通に面白いなー。現世で犬飼さんたちと戦ってた時は、「サイレンって能力バトルが驚くほどつまらねえな……」と愕然としましたが、今のレベルだとナルトやブリーチより遥かに上質な気がします。だって、ドルキさんが死んだことに心動かされるものがあったもん(カブトはそうでもなかったけど)。ナルトはヒナタが死に掛けよーが、カカシ先生が死のうが「どうでもいい」感じだったけど、なんつーか、ナルトには一人一人のキャラに対するドラマというか、そういうのが少ないんじゃないかなあと思いました。ドルキさんは彼の置かれた立場や、組織内での不遇な扱い、打倒アゲハに向けた愚直な情熱などが合わさって、すごく人間味のある良いキャラクターに育っていたと思います。だからこそ、彼が死んだ時には感じるものがあったのではないか、と。部下にバカにされて、上司からはさっさと死ねと言われ、地域警備とかいうクソみたいな役職に回されて、命を賭してライバルと戦おうとしたら乱入者に名を名乗るまでもなく殺されるとか、ドルキさんの一生は本当に不憫すぎる。いたたまれぬ。

 いやでも、ナルトも戦場のボーイズライフとかやってるし、ドラマが少ないはずはないんだけどね、ホントは。ここらへんは受け取り手の問題かもなぁ……。やっぱ社会人とかやってるとドルキさまの方に感情移入しちゃうもんなんだろうか。でも、客観的に見ても、カカシ先生じゃドルキさんのドラマには勝てないと思うな。唯一、キラービーさまなら対抗できるかもしれない。ばかやろうこのやろう。


スケット

 うん、まあ、ここまでは全て想定通りの、非常に退屈な展開ですね。来週の手紙でひっくり返してくれることを祈ります。


フープメン

 すごく感想書き辛いけど、普通に面白いです。恋愛うんぬんが巧く消化されたのもあって、いま最も安心感のある漫画かも。ケレン味ではもちろん黒子だけど、読んでて幸せな気持ちになれるという意味ではむしろこっち。黒子は早くテニスの域に達して欲しいお。


こち亀

 オチ以外は最近のこち亀とは思えぬ程の高水準。やればできるじゃん、秋本先生。なんか1~2ヶ月前もこんなこと書いた気がするけど……。

 今回はオリジナル企画のアイデアもいいし、切田ディレクターのキャラも良かったですね。切田さんには主張があるので彼の背後にドラマを見ることができます。それだけのことで今週の話はグッと深みが増してると思いました。その一方、上司の不正を「当然の行動だ」と言い張る大原部長は相変わらず腐ってる。今回は切田ディレクターがカッコ良かったから清々しく話が進んだけど、部長の老害はもはや避けられないのか。組織の不正を容認する老人とか害悪以外の何者でもない。

 ラストのオチは、真面目に言うと、両さんの行動が波紋を呼び、他の人たちも下克上できるようになったんだから、それを考えると、ラストのような上司の個人的制裁には平警官たちがみんなで上層部批判して両さんを救出すべきだよね。このままじゃ結局、「社会は変わったけど、警察は腐ったまま変わらない」って話になっちゃうから。秋本先生は下克上を良しとする気概を描きながら、どうして最後は硬直化した組織構造を容認しちゃったんだろう。ここらへん良く分からないなー。単に途中で疲れて安直なオチに走っただけなんだろうか。

 しかし、本当に部長は腐ってる……。ここ3週くらい常に腐っている。もう、いっそのこと「人間のクズキャラ」で認識し直すべきだろうか……。


TO LOVEる

・美柑「リ、リト! 昼間っから何してんのよっ」

 夜ならいいのかと言えば、夜なら良さそうな美柑ですが、そんなことよりも、やってること自体はそれほど誤解でもないという事実に爆笑しました。尻尾はララの性感帯ですからね。これ、言ってしまえば、「ララの股間から手が離せないんだよ!」みたいな話ですし。

 しかし、真面目な話、いや、ぜんぜん真面目じゃないけど、うん、今週は本気でエロかったと思います。尻尾がララの性感帯ということは、つまり、人間で言うならば、一日中女の子の股間をまさぐり続けているに等しいわけですから。想像してみて下さい。食事中、右手は女の子の股間をまさぐるのに忙しくて、左手じゃごはん食べ辛いなあ、と思っていたら、その股間をまさぐられてる女の子があーんしてくれるんですよ。自分もあーんなのに、あーんとか言ってくるんですよ! これはエロイ。普通にエロイ。TO LOVEるでこんなエロイ気分になったのは、古手川さんが空中で一回転しながらリトくんの顔面に股間を押し付けた時以来だぜ。

 あと、股間をまさぐりながら一緒に布団に入るとか性行為以外の何物でもないとか、「ずっとこのまま一生股間をまさぐられていたい」のララとか、「ずっと股間をまさぐられているお姉様うらやましい」のモモとか、今週のTO LOVEるは本気でエロかったと思います。長谷見先生、本気だな……。そんなにアンケ厳しいんだろうか……。


ブリーチ

 冒頭、ルドボーンさんを圧倒するルキア。「…貴様の能力が果実の様に兵士を生む能力なら、本体を斬り殺してしまえばいい」みたいな乱暴な話ですが、とにかくその言動がOSR高めなことは疑いようもありません。まあ、ルドボーンさんのザコ量産能力はOSRバトル的には不利としか言いようのないものでしたし、この結果も仕方ありませんね。

 今週のヤミーは可哀想なくらい存在が軽いので、放置して一護の方を見てみると、前回、確実にウルキオラの東部を狙ったはずの虚閃でしたが、なぜか内臓や脳などの再生不能な箇所だけ綺麗に外して攻撃していました。いや、これ、普通に回復可能なんじゃ……。現在の一護はアヨンのように理性を封じ、相手と会話を交わさないことにより敵のOSR上昇を無効化する戦術を取っているのですが、これは一体どういうことなのでしょうか。アヨン化したとはいえ、「敵に止めを刺さない」という重要事だけは、理性がまだ残って働きかけたのでしょうか。

 そして、さらに良く分からないのが石田の行動です。むろん、一護の行動がOSR的にまずいものであり、だからそれを止めようとしていることは分かります。しかし、ウルキオラは明らかにまだ死んでいないのです。石田は一体何を狙っているのでしょうか? どう考えてもウルキオラを救おうとしているようにしか見えません。

 ただ、もしかすると、石田は実際にウルキオラを助けようとしたのかもしれません。現状の一護は、見ての通り、石田の話も聞かないほどに理性を失していました。このままではまずい、次に狙われるのは自分だ、と石田は察したのかもしれません。そこでウルキオラを延命させ、両者の相打ちを狙ったのでは……?

 ……今週考えられるのはこの辺りまでですね。最近のブリーチは難しくって感想が書きづらいです。


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