いや、全然面白かった。世間の人たちはこれの何が気に食わないんだぜ?
この映画の特徴は、なんと言っても不可解な世界観です。アメリカンハイスクールのリアルな世界観とドラゴンボールのSF的世界観が微妙な感じで融合し、なんともツッコミ甲斐のある世界観を醸成しています。例えば、
・目の前で起こった超常現象に慌てもせず、「悟空、あなたが気を使ったのね!」と喜ぶ女子高生のチチ。
・学校の不良は全員カンフーの使い手
・チチ「家族には内緒だけど、実は私、戦士なの」
↑こんなことが、ごく普通のアメリカンハイスクールを舞台に唐突に繰り広げられます。いきなり出てくる「亀」の道着も不可解ですし、アメリカの成人女性に対して、「ブルマー! ブルマー!」言ってるだけですごく面白いし、物凄く不細工なヤムチャに対して、「あたし、悪人が好きかもしれない」という謎の論理でロマンスを始めるブルマや、映画が終わった後、「ごめんね! こんなのに誘ってごめんね!」と必死に謝っていた後ろの席のカップルなど、ドラゴンボール・エヴォリューションを楽しめる箇所はいっぱいありましたよ! 僕は前半は笑いっぱなしだった!
確かに本筋のストーリーやピッコロとのラストバトル、悟空の葛藤などは全くどうでもいいレベルでしたが、アメリカのリアルな高校生たちが、突如ドラゴンボール菌に脳味噌を冒され、現実世界をドラゴンボールと勘違いし始めて活劇し始める感じの、狂った世界観は一見の価値アリだと思います! だって、あなたのクラスメイトが、突然「イエーイ! オレ、かめはめ波撃てるんだぜー!」とか言い出して、鉄パイプを振り回しながら、「伸びろ、如意棒ー!」と叫び出したらとっても面白いですよね? ドラゴンボール・エヴォリューションは、つまりはそういう映画なんです。
★宣伝:このゲームはプレミアが付く。間違いない。
ドラゴンボール エヴォリューション | |
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