【2/2】2009年10号のジャンプ感想(1)


トリコ

・カラー

 ゾンゲさまじゃなかった(´・ω・`)


・猛獣の皆さん大集合

 いや、しかし、不思議なのは、個体の力量でいえば決して他の野生生物に劣らない、いや、むしろ上回っているであろうトリコを、なぜ危険を冒してまで猛獣たちは狙っているのだろうか。猛獣の皆さん大集合ページは、「おいおい、こんだけいりゃ明らかにトリコより弱い猛獣いるだろ。先にそっちを襲えよ……」なんて思っちゃいましたが。……ん、あれ? もしかしてみんなリンを狙ってんじゃね?? そう考えると辻褄が合うな……。


・オブサウルス

 あー、そういえばいたね、猛獣に乗ってたGTロボ。ただの描き分けのための工夫かと思ってたけど、こういう設定だったのか。

 しかし、このオブサウルスの習性はどうなんだ。何が分からないって、どうやって命令を理解するのかが分からん。たとえば、人間と犬となら「お手」とか「おすわり」とか躾けることはできるし、ある程度命令を理解している気がするけど、かといって、犬が鳥や猫の命令を同様に理解できるとも思えないんだよなあ。犬が人間の命令を理解できるのは反復の賜物であって、オブサウルスはこれまでコミュニケーションを取ったことのない相手から、どうやって命令を受け取るんだろうか。また、オブサウルスに勝った猛獣の側からしても、オブサウルスの習性をどうやって理解するのだろうか。

 ……と、いろいろな疑問が湧いたけれど、まあどうでもいいことだよね。


ナルト

 おお、ATBバトル(あいつらたいした棒立ちだぜバトル)に説明が……! なるほど、回復要員ならそりゃあ後方待機ですね。そう考えると、自軍要塞内での戦いなのに仲間はATBで、かつ、口寄せした強大な戦力(親分など)もATBさせているナルト側はともかく、ペイン側は結構コンビプレイできてたんじゃないでしょうか。ナルトも「倒れたところを狙う」「不意を突く」と、ちゃんと当てる努力を始めましたし、うん、少年時代のナルトくらいにはバトルセンスが戻ってきたんじゃないかな。なんだかナルトにしてはとても高度な戦いをしている気がしてきたぞう。

 ところで、妙木山で待機中のナルトは2人だけど、どうせならもっとたくさん用意しとけばいいのにと思うんですが、なにか大量待機できない理由があるんでしょうか。

影分身1「そんなタイクツな仕事、まっぴらだってばよ!」
影分身2「そんなタイクツな仕事、まっぴらだってばよ!」
影分身3「そんなタイクツな仕事、まっぴらだってばよ!」
影分身4「そんなタイクツな仕事、まっぴらだってばよ!」
影分身5「そんなタイクツな仕事、まっぴらだってばよ!」
影分身6「そんなタイクツな仕事、まっぴらだってばよ!」
影分身7「そんなタイクツな仕事、まっぴらだってばよ!」
影分身8「そんなタイクツな仕事、まっぴらだってばよ!」
影分身9「オレがやってやるってばよ(´・ω・`)」
影分身10「オレがやってやるってばよ(´・ω・`)」

 ってことなんだろうか。いやいや、でも、影分身はみんな性格同じはずだしなー。


バクマン

 なんてこった、ここでまた新妻先生の好感度を上げてくるのか……。元々カリスマ性溢れる上にあっという間に弱点克服して、その上、反省だと……。なんだこの完璧超人は。

 好感度が上がったといえば、先輩を気遣ってハンバーガーを買いに行ったサイコーにもちょっぴり好感度がアップしました。いや、これはむしろそれまでのサイコー評価が低すぎたというべきか。サイコーにもその程度の社会性があったんだなあと意外なところで株価アップ。まるで「不良がたまに良いことをすると」みたいだ。あと、福田さんへの「一言多いんだよな」とかもビックリした。サイコーってこんなに物の分かる子だったっけ? いやいや、むしろ、サイコーはそんなにダメな子描写はなかった気がするなあ。ううん、なんで、こんなにサイコーの評価が自分の中で下がってたんだろう……。

 あと、先週の感想補足で書いたプロアシ方面での中井さんの持ち上げ(「アシとしての中井さんの技量スゲー」)が早速入ったのみならず、さらにその先、「でも、ずっとアシやってるってどうなの?」まで踏み込んだ辺りのスピード感は流石ですね。持ち上げるのは早くても2~3話後くらいだと思っていたので良い意味で期待を裏切られました。「読者が考えられるレベルでの最善の、さらに先を行く」ってのはテニスでは毎週のことだったけど他の漫画ではあんまりないですからね。こういうのがあるとすごく嬉しいです。


 ***

 ところで、ネームが嫌ってのはなんとなく分かる話。ここでバクマンが「ネームが嫌」を出して、それを否定してるってことは、実際に漫画を描く人もみんな「ネームやだなー(´・ω・`)」って感じなんでしょうか。面倒なのはまだいいとしても、テンションが下がるのはキツイですねー。というのも、テンションが下がると質が下がりますから。なんというか、「面倒だから」というよりも、実際は「面倒でテンションが下がって質が落ちるから」といった感じでしょうか。作品の質が下がるのが嫌なんですよね。ネームの時点で表現欲が満足してしまったら、ペン入れは清書するだけになって、となると単純作業だからテンションが下がる。テンションが下がったら絵の仕上がりもふにゃふにゃになる、ってのは漫画描きじゃないけどなんとなく想像できることです。でも、その清書の時点でテンションを落とさないってのも、またプロの仕事なんでしょうけど。となると、絵は発展途上で、まだまだ改善の余地があるくらいがテンションを保てて逆にいいのかもしれません。あえて難しい構図に挑戦してみるとか。

 これは僕だけかもしれませんが、バンドとかやってても、「あー、この曲、結構練習してるし、これライブでやったらテンション保てないかも」と思う時があるんですよ。そういう時は本番で勝手にギターのシールドを抜いたり、ベースにタックルして演奏を妨害し、ライブの失敗率を高めて緊張感を保ったりするんですが、何が言いたいかというと、単純作業になっちゃうとテンションが保てないんですよね。お客さんや周りのスタッフからすれば安定した仕事でいつもどおりの作品を届けて欲しいんだろうけど、安定してたらテンション下がって良い作品ができない(安定しない)っていうジレンマ。まー、でも、それができるのがプロなのかなー。いや、でも、年間に何十回もライブやってるアルフィーでも、たまに突然曲順を変えたりとか、そういうイタズラしないとテンション保てないみたいなこと言ってたので、やっぱり誰にとっても深刻な問題なんじゃないかなと思ったり。

 で、ついでにテニス厨の僕がこの機会にテニスを称揚すると、許斐先生はテンションの高め方が非常に巧い。そりゃあ跡部を坊主にすると決めたなら、その反響を予想するだけでテンションの下がりようがないですよ。こういう読者がビックリするような、ドッキリみたいなのは自分を奮い立たせるためにはいいですよね。だから、新妻先生も常に挑戦的態度で挑めばテンション下がらないんじゃないかなーと思ったりしました。秋本先生はもう「ドッキリ最終回」とか大昔にやっちゃってるし、「自分を奮い立たせるためのネタ」自体が既に品切れ気味なのかなと思うと、ちょっと気の毒ですね。

テニスの王子様 (35) (ジャンプ・コミックス)
テニスの王子様 (35) (ジャンプ・コミックス)許斐 剛

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