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出演:ぬらりひょん(ドクトルマガス)、おしち(ガンナー)、あかなめ(ソードマン)、べとべとさん(ダークハンター)、めりーさん(ブシドー)、バックベアド(ペット)
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ぬらりひょん「さて、あかなめくん。早速だが、キミはクビだ」
あかなめ「はぁ?」
めりーさん「キミの代わりに我々はペットを飼うことにしたのだよ。紹介しよう、パンダのバックベアドだ」
バックベアド「バフー!」
あかなめ「や、ちょ、ちょっと待ってください。いいですか、冷静に考えて下さい。いま私の攻撃力は現チームではめりーさんに次ぐ立場ですよ? また、防御力ならチーム内トップで、チームの壁としても私の存在は必要不可欠だと思うのですがね?」
べとべとさん「いや、それがだね、ソードマンくん。どうもペットというやつは体力と防御力に優れ、肉壁としてはキミなど比べ物にならないほど優秀らしいのだよ」
バックベアド「バフー!」
あかなめ「分かりました。私も元々は防御職ではありません。その点は認めましょう。しかし、複数攻撃に関してはどうですか? 私のトルネードがなければ我がチーム『ぬらりひょん』の制圧能力は半減以下となってしまうでしょう」
ぬらりひょん「その点も問題はない。ペットは複数攻撃が可能だと聞く。肉壁としてキミより優秀で、キミの受け持ちである複数攻撃も可能ならキミと代えない理由もないだろう」
おしち「あと、ボクが掃射を覚えたよ」
あかなめ「なん…だと…?」
べとべとさん「つまりだ。キミの時代は終わったということだよ」
めりーさん「それにキミよりパンダさんの方がかわいいのだ」
あかなめ「いっ、意義ありっ! 分かりました。ペットの導入は認めましょう。だが、なぜ私なのですか! それよりこいつ! べとべとさんの方が遥かに役に立っていないでしょうに! 私を切るより先にこいつを!」
ぬらりひょん「確かに。その点は私たちも考えないでもなかった。だが、べとべとさんのジ・エンドはLv10に達してからというもの、FOE対策の最終兵器として無類の力を発揮している。オールボンテージも優秀だ」
あかなめ「チ、チェイスはどうなのですか! ファイアチェイスにサンダーチェイス! みなさんもチェイスコンボをやってみたいと言っていたはずだ!」
おしち「気が変わったのだよ。そもそも、キミのチェイス。剣マスタリーだけでなく斧マスタリーまで必要だなどと話にならん。そんなスキルポイントをドブに捨てるような真似、バカらしくてやる気がせんのだよ」
めりーさん「それに今回の主力にはエクスタシーコンボとチェイスコンボを考えていたが、正直、主力は2つも必要ないのだ。今はエクスタシーのため皆で封じスキルを覚えることに必死でな。チェイス用の属性攻撃に割り振るスキルポイントなどないのだ」
あかなめ「ク、クソッ! い、いらないと言えばドクトルマグスだっていらないじゃないか! どう考えたって素直にメディックを入れた方が優秀なハズだ! なんで、なんでオレだけ……!」
ぬらりひょん「キミの言いたいことも分かる。だが、私は新職業なのだ。キミのような旧職業とは違うのだよ」
おしち「そうだ、そうだ! この旧職業め!」
めりーさん「フッ、まあ、安心するが良い。採掘が必要な時だけは呼んでやろう。フフッ……、だが、これではソードマンというより、もはや鉱夫だな」
バックベアド「バフー! バフー!」
あかなめ「わ、分かった……。私は、ギルドで、待機している……」
べとべとさん「おおっと! そのボアスピアソードは置いていってもらうぜ。ペットのレベルが上がるまで、ドクトルマグスが前線に立たなきゃいけないからな。……それに、今のお前さんに必要なのはソードよりもツルハシだろう?」
あかなめ「………………っ!」
おしち「ギャハハハハ!」
ぬらりひょん「アッハッハッハッ!!」
めりーさん「クッキャッキャッキャ!!!」
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こうして、ギルド『ぬらりひょん』から一人の勇者が去った。残された4人がペットの厚すぎる「忠義の心」に気付くのは、もう少し後の話である。
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